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特殊相対性理論
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本項は特殊相対論の解説である。特殊相対論は電磁気学、相対論的量子論、場の量子論、一般相対論など広範な物理学の基礎となる理論である。
== 原理 ==
;光速度不変の原理 :真空中の光の速度はどの慣性系から見ても一定である。
;特殊相対性原理 :どの慣性系でも物理法則は同じ形式で表される。
光速度不変の原理のいう慣性系とは、ニュートン力学における慣性系である。光速度不変の原理を支持する実験的証拠は、マイケルソン・モーリーの実験にある。特殊相対性原理は、ガリレイの相対性原理の拡張である。
== 世界間隔 ==
世界点 <math>t_1, x_1, y_1, z_1</math> で発された光が、世界点 <math>t_2, x_2, y_2, z_2</math> に光が到達したする。このとき、世界間隔を
:<math>s_{12}^2 = c^2(t_2-t_1)^2 -(x_2-x_1)^2 - (y_2-y_1)^2 - (z_2-z_1)^2</math>
と定義すると、<math>c^2(t_2-t_1)^2</math> と <math>(x_2-x_1)^2 + (y_2-y_1)^2 + (z_2-z_1)^2</math> はどちらも光の移動距離の二乗であるから、 <math>s_{12}^2 =0</math> となる。また、この現象を別の慣性系で観測してみよう。<math>t_1, x_1, y_1, z_1</math> に対応する座標を <math>t'_1, x'_1, y'_1, z'_1</math> とし、<math>t_2, x_2, y_2, z_2</math> に対応する座標を <math>t'_2, x'_2, y'_2, z'_2</math> とする。このとき、この慣性系における世界間隔は、
:<math>{s'}_{12}^2 = c^2(t'_2-t'_1)^2 - (x'_2-x'_1)^2 - (y'_2-y'_1)^2 - (z'_2-z'_1)^2</math>
となり、やはり光速度不変の原理より、<math>{s'}_{12}^2 = 0 </math> となる。
すなわち、一般に <math>s_{12}^2 = c^2(t_2-t_1)^2 -(x_2-x_1)^2 - (y_2-y_1)^2 - (z_2-z_1)^2</math> という量はある慣性系で<math>s_{12}^2 =0</math>ならば、他の慣性系でも<math>{s'}_{12}^2 = 0 </math>となる。それでは、世界間隔が0でないとき他の慣性系での世界間隔はどうなるだろうか。無限小だけ離れた世界点 <math>t, x, y, z</math> と <math>t+dt, x+dx, y+dy, z+dz</math> の間の世界間隔
:<math>ds^2 = c^2dt^2 - dx^2 - dy^2 - dz^2</math>
は、もちろん <math>ds^2 = 0</math> なら他の慣性系でも <math>ds'^2 = 0</math> となる。さらにこれらは同次の微小量だから、これらは比例の関係
:<math>ds^2 = ads'^2</math>
にある。<math>a </math> は時間と空間の一様性により、時間と座標に依存することができない。また、空間の等方性より、2つの慣性系の相対速度の方向にも依存しない。よって、<math>a </math>は慣性系の相対速度の大きさのみに依存する。
慣性系 <math>K,K_1,K_2</math>において、系 <math>K </math> から見た系 <math>K_1, K_2 </math> の相対速度の大きさを <math>V_1,V_2 </math> とし、系 <math>K_1 </math> から見た系 <math>K_2 </math> の相対速度の大きさを <math>V_{12} </math> とすると、
:<math>ds^2 = a(V_1)ds_1^2</math>
:<math>ds^2 = a(V_2)ds_2^2</math>
:<math>ds_1^2 = a(V_{12})ds_2^2 </math>
ここで、第一式と第二式より、
:<math>ds_1^2 = \frac{a(V_2)}{a(V_1)}ds_2^2 </math>
であるから、
:<math>\frac{a(V_2)}{a(V_1)} = a(V_{12}) </math>
右辺の <math>V_{12} </math> は <math>V_1,V_2 </math> のなす角に依存するけれど、左辺は <math>V_1,V_2 </math> のみに依存してその角に依存しない。よって<math>a(V_{12}) </math> は <math>V_{12} </math> にはよらない定数である。それを <math>a </math> とすると、<math>a = 1 </math> である。よって、
:<math>ds^2 = ds'^2</math>
である。これを積分して
:<math>s^2 = s'^2 </math>
を得る。すなわち、世界間隔は慣性系によらない量である。
[[ファイル:World_line_(ja).svg|サムネイル|306x306ピクセル]]
ある点を選んで、これを原点 <math>O</math> とする。原点から時空のいろいろな点の間の世界間隔 <math>s^2</math> を考えることができる。
光円錐の内部にある点は<math>s^2 > 0</math> である。<math>l</math> を原点からのユークリッド距離とする。このとき、<math>s^2 = c^2t^2 -l^2 > 0</math>であるから、<math>t = 0</math> すなわち原点と同じ時刻にあるような慣性系は存在しない。よって、光円錐の内部は原点と時間的な隔離にあるということが出来る。未来光円錐の内部を絶対的未来、過去光円錐の内部を絶対的過去という。
光円錐の外部は <math>s^2 < 0</math> である。同じように、<math>s^2 = c^2t^2 -l^2< 0</math>であるから、<math>l^2 = 0</math> すなわち原点と同じ座標にある慣性系は存在しない。よって、光円錐の外部は原点と空間的な隔離にあり、因果を持つ事が出来ない。
== ローレンツ変換 ==
慣性系 <math>K</math> の座標を <math>ct,x</math>、 慣性系 <math>K'</math> の座標を <math>ct',x'</math> とする。<math>K'</math> は <math>K</math> に対して速度 <math>V</math> の一様な並進運動をしているとき、2つの慣性系の間の対応を求めよう。また、<math>t = 0</math> で2つの慣性系の原点は一致していて、<math>x,x'</math> 軸は同じ方向とする。
まず、<math>ct',x'</math> は <math>ct,x</math> に関する一次関数でなくてはならない。なぜなら、二次以上の項が含まれていると、世界間隔が任意の慣性系で不変であるという条件 <math>c^2dt'^2 - dx'^2 = c^2dt^2 - dx^2</math> が満たされないからである。さらに、<math>t = 0</math> で2つの慣性系の原点は一致するという条件から、定数項は0となる。結局、 <math>ct',x'</math> は <math>ct,x</math> の一次の同次式ということになる。
また、<math>K'</math> 系で静止している物体(<math>x'=\mathrm{const}.</math>)を <math>K</math> 系で観察すると、 <math>x = Vt + \mathrm{const.}</math> すなわち、<math>x'</math> は <math>x - Vt</math> に比例して、その比例係数を <math>\gamma</math> とすると、 <math>x' = \gamma(x-Vt)</math> と表される。<math>ct' = \gamma(act + bx)</math> と置くと、
:<math>cdt' = \gamma(acdt + bdx),\, dx' = \gamma(-Vdt + dx).</math>
世界間隔が慣性系で不変であるから、
:<math>\begin{align}
c^2dt'^2 - dx'^2 &= \gamma^2\{(acdt+bdx)^2 - (-Vdt + dx)^2\} \\
&= \gamma^2 \{(a^2c^2-V^2)dt^2 + (b^2-1)dx^2 + 2(abc+V)dtdx\} \\
&= c^2dt^2 - dx^2
\end{align}</math>
すなわち、
:<math>\begin{cases} \gamma^2 (a^2c^2-V^2) = c^2 \\ \gamma^2 (b^2-1) = -1 \\ abc+V=0 \end{cases}</math>
第三式を第二式に代入して、 <math>\gamma^2\left(a^2 - \frac{V^2}{c^2}\right) = a^2. </math> これを第一式と比較して <math>a=1.</math> 第三式より <math>b = -\frac V c .</math> 第二式より <math>\gamma = \frac{1}{\sqrt{1-\frac{V^2}{c^2}}}.</math>ここで、<math>\gamma,a</math> は正に選ばなくてはいけない。<math>\gamma</math> が負であるとすれば <math>x' = \gamma(x-Vt)</math> から <math>x</math> と <math>x'</math> が逆向きとなってしまう。それは慣性系 <math>K,K'</math> の設定と異なる。<math>a</math> も同じ理由である。
<math>\beta = \frac V c</math> とすると、ローレンツ変換は
:<math>\begin{pmatrix} ct' \\ x' \end{pmatrix} = \gamma \begin{pmatrix} 1 & -\beta \\ -\beta & 1 \end{pmatrix}\begin{pmatrix} ct \\ x \end{pmatrix}</math>
と書かれる。
[[ファイル:Lt_hyperbolic_functions_2.svg|サムネイル|313x313ピクセル|ローレンツ変換の図示]]
ローレンツ変換をまた別の方法で求めよう。ローレンツ変換を原点からの世界間隔 <math>s^2 = (ct)^2 -x^2</math> が変化しないミンコフスキー空間の回転として表してみる。<math>s^2</math> を正として <math>t>0</math> の部分は、 <math>ct = s \cosh \theta, \, x = s \sinh \theta</math> と表すことが出来る。この点を回転角 <math>-\psi</math> だけ回転させた点 <math>ct',x'</math> は、
:<math>\begin{align} ct' &= s \cosh(\theta - \psi ) \\ &= s \cosh \theta \cosh \psi - s \sinh \theta \sinh \psi \\ &= ct \cosh \psi - x \sinh \psi \end{align}</math>
:<math>\begin{align} x' &= s \sinh(\theta - \psi ) \\ &= s \sinh \theta \cosh \psi - s \cosh \theta \sinh \psi \\ &= x \cosh \psi - ct \sinh \psi \end{align}</math>
という変換になる。
行列で表すと、<math>\begin{pmatrix} ct' \\ x' \end{pmatrix} = \begin{pmatrix} \cosh \psi & -\sinh \psi \\ -\sinh \psi & \cosh \psi \end{pmatrix} \begin{pmatrix} ct \\ x \end{pmatrix}</math> である。前述の議論より、ローレンツ変換は線型変換だから、この変換が時空間全体に適用されると考えるべきである。実際に、<math>s^2</math> が正で <math>t<0</math> の部分については、<math>\theta \to \theta + \psi</math> として上の変換を得る。<math>s^2</math> が負で <math>x>0</math> の部分には、 <math>\theta \to \theta - \psi</math>、<math>x<0</math> の部分には、 <math>\theta \to \theta + \psi</math> と変換すれば良い。<math>K</math>系での原点 <math>x=0</math> は <math>K'</math> 系では、<math>ct' = ct \cosh \psi,\, x' = -ct \sinh \psi</math> である。二式を割って、<math>\tanh \psi =- \frac{x'}{ct'} = \frac V c.</math> ここで、<math>\frac{x'}{t'} </math> は <math>K'</math> での <math>K</math> の原点の速度に等しいから <math>-V</math> である。双曲線関数の公式 <math>1 - \tanh^2 \psi = \frac{1}{\cosh^2 \psi}</math>から、<math>\cosh \psi = \frac{1}{\sqrt{1-\frac{V^2}{c^2}}}, \, \sinh \psi = \tanh \psi \cosh \psi = \frac{\frac V c}{\sqrt{1-\frac{V^2}{c^2}}}</math> となる。 この結果は前述の結果と一致する。また、<math>\psi</math> はラピディティと呼ばれる。
=== 速度の合成則 ===
慣性系 <math>K</math> に対し、系 <math>K'</math> は速度 <math>V_1</math> の一様な並進運動を行っている。また、系 <math>K''</math> は <math>K'</math> に対して、速度 <math>V_2</math> の一様な並進運動を行っている。このとき、 <math>K''</math> は <math>K</math> から見てどのような運動を行っているだろうか?
<math>\tanh \theta_1 = \frac{V_1}{c},\, \tanh \theta_2 = \frac{V_2}{c}</math> としてラピディティを導入すると、
:<math>\begin{align}
\begin{pmatrix} ct'' \\ x'' \end{pmatrix} &=
\begin{pmatrix} \cosh \theta_2 & -\sinh \theta_2 \\ -\sinh \theta_2 & \cosh\theta_2 \end{pmatrix} \begin{pmatrix} ct' \\ x' \end{pmatrix} \\
&= \begin{pmatrix} \cosh \theta_2 & -\sinh \theta_2 \\ -\sinh \theta_2 & \cosh\theta_2 \end{pmatrix} \begin{pmatrix} \cosh \theta_1 & -\sinh \theta_1 \\ -\sinh \theta_1 & \cosh\theta_1 \end{pmatrix} \begin{pmatrix} ct \\ x \end{pmatrix} \\
&= \begin{pmatrix} \cosh (\theta_1 + \theta_2) & -\sinh (\theta_1 + \theta_2) \\ -\sinh (\theta_1 + \theta_2) & \cosh(\theta_1 + \theta_2) \end{pmatrix} \begin{pmatrix} ct \\ x \end{pmatrix}.
\end{align} </math>
すなわち、<math>K''</math> は <math>K</math> に対して、ラピディティ <math>\theta = \theta_1 + \theta_2</math> のローレンツ変換である。ニュートン力学では速度の合成は速度の和であったが、特殊相対論では速度の合成はラピディティの足し算であるということである。<math>K</math> から見た <math>K''</math> の速度 <math>\frac V c = \tanh \theta</math> を<math>V_1,V_2</math> で表すと、双曲線関数の加法定理 <math>\tanh (\theta_1 + \theta_2) = \frac{\tanh \theta_1 + \tanh \theta_2}{1 + \tanh \theta_1 \tanh \theta_2}</math> より、<math>\frac V c =\frac{\frac{V_1}{c} + \frac{V_2}{c}}{1 + \frac{V_1V_2}{c^2}}</math> である。この式は速度が光速度よりも十分小さいとする極限ではニュートン力学における通常の速度の合成に帰着する。実際、 <math>V = \frac{V_1 + V_2}{1 + \frac{V_1V_2}{c^2}}</math> から、<math>c \to \infty</math> とすると、<math>V = V_1 + V_2</math> を得る。ラピディティを経由せずに速度の合成則を求めることも可能である。詳しくは[[特殊相対論 速度の合成則|速度の合成則]]を参照すること。
== テンソル ==
<math>x^0 = ct, x^1 = x, x^2 = y, x^3 = z</math> とする。
ここでは、アインシュタインの規約を採用する。すなわち、項の中に上下に同じギリシャ文字の添字があるときは0から3までの和を取るものとする。例えば、
:<math>A^\mu A_\mu = A^0 A_0 + A^1 A_1 + A^2 A_2 + A^3 A_3</math>
あるいは、
:<math>\eta_{\mu\nu}dx^\mu dx^\nu = \eta_{00}dx^0 dx^0 + \eta_{01}dx^0 dx^1 + \eta_{02}dx^0 dx^2 + \cdots + \eta_{10}dx^1 dx^0 + \cdots + \eta_{20}dx^2 dx^0 + \cdots</math>
この式には、 <math>4 \times 4 = 16</math> 通りの項が現れる。
また、ラテン文字の添字のときは、 1から3までの和を取る。
=== ローレンツ変換 ===
微小世界間隔が
:<math> ds^2 = c^2dt^2 - dx^2 - dy^2 - dz^2 = \eta_{\mu\nu}dx^\mu dx^\nu</math>
となるように、 計量テンソル <math>\eta_{\mu\nu}</math> を定める。
すなわち、<math>\eta_{\mu\nu} = \begin{pmatrix} 1 & 0 & 0 & 0 \\ 0 & -1 & 0 & 0 \\ 0 & 0 & -1 & 0 \\ 0 & 0 & 0 & -1\end{pmatrix}= \operatorname{diag}(1,-1,-1,-1)</math> である。
また、 <math>\eta_{\mu\nu}</math> の逆行列を <math>\eta^{\mu\nu} = \operatorname{diag}(1,-1,-1,-1)</math> とする。
ローレンツ変換は線形変換であるから、行列 <math>\Lambda^\mu{}_\nu</math> を使って、
:<math>x'^\mu = \Lambda^\mu{}_ \nu x^\nu</math>
と書ける。この変換がローレンツ変換であるためには、世界間隔を不変に保つこと、すなわち、
:<math>ds'^2 = \eta_{\mu\nu}dx'^\mu dx'^\nu =ds^2 = \eta_{\mu\nu} dx^\mu dx^\nu</math>
でなくてはならない。
:<math>\eta_{\mu\nu}dx'^\mu dx'^\nu = \eta_{\mu\nu}\Lambda^\mu{}_\lambda dx^\lambda \Lambda^\mu{}_\sigma dx^\sigma</math>
であるから、
:<math>\eta_{\mu\nu}\Lambda^\mu{}_\lambda \Lambda^\mu{}_\sigma = \eta_{\lambda \sigma}</math>
がローレンツ変換である条件である。
行列 <math>\Lambda^\mu{}_\nu</math> の逆行列を <math>\Lambda_{\mu}{}^{\nu}</math> とすると、
:<math>\Lambda_{\mu}{}^{\nu} = \eta_{\mu\alpha}\Lambda^{\alpha}{}_{\beta}\eta^{\beta\nu}</math>
で与えられる。
=== 四元ベクトル ===
ローレンツ変換によって、座標の変換
:<math>x'^\mu = \Lambda^\mu{}_ \nu x^\nu</math>
と同じ変換をする四成分 <math>A^\mu</math> を反変ベクトルという。
すなわち反変ベクトルは
:<math>A'^\mu = \Lambda^\mu{}_ \nu A^\nu</math>
と変換する。
また、共変ベクトル <math>A_ \mu</math>を
:<math>A_0 = A^0,A_1 = -A^1,A_2 = -A^2,A_3 = -A^3</math>
あるいは、<math>A_ \mu = \eta_{\mu \nu} A^ \nu</math> によって定義する。
:<math>A^\mu A_\mu = (A^0)^2 - (A^1)^2- (A^2)^2- (A^3)^2</math>
によってベクトルの大きさの二乗を定義する。
共変ベクトルの変換は
:<math>A'_ \mu = \eta_{\mu\nu}A'^{\nu} = \eta_{\mu\nu}\Lambda^\nu{}_{\lambda} A^{\lambda} = \eta_{\mu\nu}\Lambda^\nu{}_{\lambda}\eta^{\lambda\sigma} A_{\sigma} = \Lambda_{\mu}{}^{\sigma}A_{\sigma}</math>
となる。
=== テンソル ===
ローレンツ変換によって、反変ベクトルあるいは共変ベクトルの <math>n</math> 個の積のように変換するものを<math>n</math> 階テンソルという。四元ベクトルは1階テンソルである。スカラーは0階テンソルである。例えば二階テンソル <math>T^{\mu}{}_\nu</math> は
:<math>T'^{\mu}{}_\nu = \Lambda^{\mu}{}_{\alpha}\Lambda_{\nu}{}^{\beta} T^{\alpha}{}_{\beta}</math>
と変換する。
:<math>\frac{\partial}{\partial x'^\mu} = \frac{\partial x^\nu}{\partial x'^\mu}\frac{\partial}{\partial x^\nu} = \Lambda_{\mu}{}^{\nu}\frac{\partial}{\partial x^\nu}</math>
である(ここで、<math>\frac{\partial}{\partial x^\mu}</math> は下付き添字として扱う)から、微分は共変ベクトルと同じように変換する。よって、ベクトル(あるいはテンソル)の微分
:<math>\frac{\partial A^\mu}{\partial x^\nu} = A^\mu{}_{,\nu}</math>
は二階テンソルになる。そこで、微分はカンマで表して、テンソル添字として扱うことにする。
=== 基底 ===
<math>D</math> を多様体の次元とする。<math>i,j,\mu,\nu</math> 等は<math>1,2,\cdots, D</math> を動くものとする。
ベクトル解析では基底は、<math>\boldsymbol e_i = \frac{\frac{\partial \boldsymbol r}{\partial x^i}} {\left|\frac{\partial \boldsymbol r}{\partial x^i}\right|}</math> と定義していた。ここで、<math>\left|\frac{\partial \boldsymbol r}{\partial x^i}\right|</math> で割っているのは、規格化のためで、必須ではない。そこで、基底として <math>\frac{\partial \boldsymbol r}{\partial x^i}</math> を取ることが出来るだろう。基底として重要なものは変換則である。<math>\frac{\partial \boldsymbol r}{\partial x^i}</math> と <math>\frac{\partial}{\partial x^i}</math> は同じ変換を受けるから、<math>\frac{\partial}{\partial x^i}</math> を基底として採用しても問題ない。これからは微分作用素のことをベクトルとして扱うことになる。これを、<math> \partial_i = \frac{\partial}{\partial x^i}</math> と略記する。
さて、基底<math> \partial_ \mu</math>によって張られる<math>A = A^\mu \partial_\mu</math> を反変ベクトルという。基底は<math>\partial_\mu = \frac{\partial x'^\nu}{\partial x^\mu}\partial'_\nu</math> と変換する。反変ベクトルを別の座標系で表すと、<math>A = A'^\mu \partial'_\mu</math>となる。2つの基底の間の成分の関係は、
:<math>A = A^\mu \partial_\mu = A^\mu \frac{\partial x'^\nu}{\partial x^\mu}\partial'_\nu = A'^\nu \partial'_\nu</math>
より、<math>A'^\mu = \frac{\partial x'^\mu}{\partial x^\nu}A^\nu</math> と変換することが分かる。これは前に述べた反変ベクトルの変換則である。実際、座標変換がローレンツ変換のときは、<math>A'^\mu = \Lambda^\mu{}_ \nu A^\nu</math>となる。
双対空間の基底として、<math> dx^i(\partial_j) = \delta^i{}_j</math> を定義すると、
:<math>dx^i(A) = A^i, dx'^i(A) = A'^i</math> となる。また、
:<math>dx'^i(A) = A'^i = \frac{\partial x'^i}{\partial x^j} A^j = \frac{\partial x'^i}{\partial x^j} dx^j(A)</math>
であるから、
:<math>dx'^i = \frac{\partial x'^i} {\partial x^j} dx^j</math>
との変換則を得る。
<math> dx^i</math> によって張られた、<math> B = B_i dx^i</math> を共変ベクトルという。共変ベクトルという名前は、 <math> B_i</math> が基底<math> \partial_ \mu</math>と同じように変換するから名付けられた。また、反変ベクトルという名前は基底<math> \partial_ \mu</math>と反対の変換をするからである。
<math> \partial_ \mu</math>と <math> dx^i</math>をいつくか組み合わせて、 <math>\partial_{\mu_1}\otimes \cdots \otimes \partial_{\mu_r}\otimes dx^{\nu_1} \otimes \cdots \otimes dx^{\nu_s} </math> という量を作って、これによって張られるものをテンソルという。すなわち、テンソルは <math>T = T^{\mu_1\cdots \mu_r}{}_{\nu_1\cdots \nu_s} \, \partial_{\mu_1}\otimes \cdots \otimes \partial_{\mu_r}\otimes dx^{\nu_1} \otimes \cdots \otimes dx^{\nu_s}</math> と書かれる。
== 自由粒子の作用 ==
特殊相対論的な自由粒子の作用 <math>S_{\mathrm{mat}}</math> を求めよう。特殊相対性原理より、それは慣性系の選択に依存しない量でなくてはいけない。すなわち、ローレンツ変換に対して不変でなくてはならない。世界間隔 <math>ds^2</math> はローレンツ変換に対して不変な量であるから、これを使って、
:<math>S_{\mathrm{mat}} = -mc \int_a^b ds</math>
のように書けるだろう。ここで、 <math>m</math> は粒子に固有の定数で、後にこれが質量であることを示す。
:<math>S_{\mathrm{mat}} = -mc^2 \int_{t_a}^{t_b} \sqrt{1-\frac{v^2}{c^2}}dt</math>
であるから、対応するラグランジアンは
:<math>L_{\mathrm{mat}} = -mc^2\sqrt{1-\frac{v^2}{c^2}}</math>
である。ところで、ニュートン力学は特殊相対論の <math>v \ll c</math> とした極限の場合と考えられるので、 <math>L_{\mathrm{mat}}</math> は <math>v \ll c</math> の条件でニュートン力学の自由粒子のラグランジアンに一致するべきである。実際、
:<math>L_{\mathrm{mat}} \approx -mc^2\left( 1 - \frac 1 2 \frac{v^2}{c^2} \right) = -mc^2 + \frac 1 2 mv^2</math>
となる。第一項の定数項は無視して、ニュートン力学のラグランジアンに一致することが確かめられた。ここにきて、定数 <math>m</math> が粒子の質量であることも確定する。
運動量 <math>\boldsymbol p</math> は<math>\frac{\partial L_{\mathrm{mat}}}{\partial \boldsymbol v}</math> であり、エネルギー <math>E</math> は <math>E = \boldsymbol p \cdot \boldsymbol v - L_{\mathrm{mat}}</math> と定義される。この式に従って計算すると、
:<math>\begin{align}\boldsymbol p &=
\frac{\partial L_{\mathrm{mat}}}{\partial \boldsymbol v} \\
&= -mc^2 \frac{\partial v^2}{\partial \boldsymbol v} \frac{d}{dv^2} \sqrt{1 - \frac{v^2}{c^2}} \\
&= -mc^2(2\boldsymbol v)\left( -\frac 1 2 \frac{1}{c^2} \frac{1}{\sqrt{1 - \frac{v^2}{c^2}}} \right) \\
&= \frac{m \boldsymbol v}{\sqrt{1 - \frac{v^2}{c^2}}}
\end{align} </math>
:<math>\begin{align} E &= \boldsymbol p \cdot \boldsymbol v - L_{\mathrm{mat}} \\
&= \frac{mv^2}{\sqrt{1 - \frac{v^2}{c^2}}} + mc^2 \sqrt{1 - \frac{v^2}{c^2}} \\
&= \frac{mc^2}{\sqrt{1 - \frac{v^2}{c^2}}}
\end{align} </math>
となる。エネルギー <math>E</math> は粒子の速度が0の場合でも0にならず、<math>E=mc^2</math> が残る。これを静止エネルギーという。
=== 4元運動量 ===
4元運動量 <math>p^\mu</math> を
:<math>p^\mu = m\frac{dx^{\mu}}{d\tau}</math>
として定義しよう。<math>d\tau = \sqrt{1 - \frac{v^2}{c^2}}dt</math> であることを考えると、 <math>p^\mu = \frac{m}{\sqrt{1 - \frac{v^2}{c^2}}} \frac{dx^\mu}{dt} </math> であるから、時間成分と空間成分を分けて書くと
:<math>p^\mu = \left(\frac{mc}{\sqrt{1 - \frac{v^2}{c^2}}} ,\frac{m\boldsymbol v}{\sqrt{1 - \frac{v^2}{c^2}}} \right) = \left(\frac E c ,\boldsymbol p\right).</math>
ここで、 <math>dx^\mu dx_\mu = c^2 d\tau^2</math> の両辺を <math>d\tau ^2 </math> で割って <math>m^2</math> を掛けると <math>p^\mu p_\mu = m^2 c^2</math>が得られる。この式に4元運動量の成分を代入すると
:<math>E^2 = m^2c^4 + \boldsymbol p^2 c^2</math>
を得る。
同じように、4元速度 <math>u^\mu </math> を定義することが出来る。
:<math>u^\mu = \frac{dx^{\mu}}{d\tau} = \left(\frac{c}{\sqrt{1 - \frac{v^2}{c^2}}} ,\frac{\boldsymbol v}{\sqrt{1 - \frac{v^2}{c^2}}} \right) . </math>
また、<math>u^\mu u_\mu = c^2. </math>
== 電磁気学 ==
粒子の作用はローレンツ不変な形式でなくてはならない。すなわち、作用は粒子の世界線に沿ったスカラー <math>P</math> の積分と4元ベクトル <math>Q_\mu</math> の線積分の和
:<math>S = \int_a^b P ds + \int_a^b Q_\mu dx^\mu</math>
の形に限られるだろう。自由粒子については <math>P = -mc,\, Q_\mu = 0</math> なのであった。
次に、世界線に沿った線積分の作用を考えてみよう。このような場と相互作用する粒子の作用 <math>S_{\mathrm{int}}</math> は、<math>P=0</math>、<math> Q_\mu = -qA_\mu</math> として
:<math>S_{\mathrm{int}} = -q \int_a^b A_\mu dx^\mu </math>
となる。4元ベクトル <math>A_\mu</math> は電磁場(あるいは4元ポテンシャル、電磁ポテンシャル)と呼ばれ、 <math>q</math> は電荷と呼ばれる量である。電磁場 <math>A^\mu</math> の成分は、<math>A^\mu = \left(\frac \phi c, \boldsymbol A \right)</math> であり、<math>\phi</math> はスカラーポテンシャル、<math>\boldsymbol A</math> はベクトルポテンシャルと呼ばれる。
作用の時間成分と空間成分を分けて書くと
:<math>S_{\mathrm{int}} = q \int_a^b (-\phi dt + \boldsymbol A \cdot \boldsymbol dr) = q \int_a^b (-\phi + \boldsymbol A \cdot \boldsymbol v) dt. </math>
自由粒子の作用と合わせると、
:<math>S_{\mathrm{mat}} + S_{\mathrm{int}} = \int_{t_a}^{t_b}\left(-mc^2 \sqrt{1 - \frac{v^2}{c^2}} - q\phi + q\boldsymbol A \cdot \boldsymbol v \right)dt</math>
となる。この被積分関数が電磁場中の粒子のラグランジアン <math>L</math> である。
電磁場中の運動方程式を求めるためには、オイラーラグランジュ方程式
:<math>\frac{d}{dt} \frac{\partial L}{\partial \boldsymbol v} = \frac{\partial L}{\partial \boldsymbol r}</math>
を求めれば良い。
:<math>\frac{\partial L}{\partial \boldsymbol v} = \frac{m\boldsymbol v}{\sqrt{1 - \frac{v^2}{c^2}}} + q \boldsymbol A = \boldsymbol p + q \boldsymbol A </math>
:<math>\frac{\partial L}{\partial \boldsymbol r} = q\nabla(\boldsymbol A \cdot \boldsymbol v) - q \nabla \phi = q(\boldsymbol v \cdot \nabla) \boldsymbol A + q \boldsymbol v \times (\nabla \times \boldsymbol A) - q \nabla \phi </math>
また、<math>\frac{d \boldsymbol A}{d t} = \frac{\partial \boldsymbol A}{\partial t} + \sum_{i=1,2,3} \frac{dx^i}{dt}\frac{\partial \boldsymbol A}{\partial x^i} = \frac{\partial \boldsymbol A}{\partial t} + (\boldsymbol v \cdot \nabla)\boldsymbol A </math> である。
最終的に、オイラーラグランジュ方程式は
:<math>\frac{d \boldsymbol p}{dt} = -q\nabla \phi -q\frac{\partial \boldsymbol A}{\partial t} + q\boldsymbol v \times (\nabla \times \boldsymbol A) </math>
となる。これが粒子の運動方程式である。第一項と第二項の電荷当たりにかかる力を電場 <math>\boldsymbol E</math> といい、第三項の速度に直交する部分を磁場 <math>\boldsymbol B </math> という。
:<math>\boldsymbol E = -\nabla \phi -\frac{\partial \boldsymbol A}{\partial t}</math>
:<math>\boldsymbol B = \nabla \times \boldsymbol A</math>
また、運動方程式は <math>\frac{d \boldsymbol p}{dt} = q(\boldsymbol E + \boldsymbol v \times \boldsymbol B) </math> となり右辺はローレンツ力と呼ばれる。
電場と磁場の定義より
:<math>\nabla \times \boldsymbol E = \nabla\times \nabla \phi - \frac{\partial}{\partial t} \nabla \times \boldsymbol A = -\frac{\partial \boldsymbol B}{\partial t}</math>
:<math>\nabla \cdot \boldsymbol B = \nabla \cdot \nabla \times \boldsymbol A = 0</math>
である。これでマクスウェルの方程式のうち二式を得る。
ここで、もう一度粒子の運動方程式を求めることにしよう。今度は4元形式を崩さない形で求める。
粒子の作用は
:<math>S_{\mathrm{mat}} = -mc\int_a^b ds</math>
:<math>S_{\mathrm{int}} = -q\int_a^b A_\mu dx^\mu = -q\int_a^b A_\mu \frac{dx^\mu}{d\tau} d\tau</math>
である。作用の変分は、
:<math>\begin{align} \delta S_{\mathrm{mat}} &= -mc \delta \int_a^b \sqrt{dx^\mu dx_\mu}\\
&= -mc\int_a^b \frac{\delta(dx^\mu) dx_\mu + dx^\mu \delta(dx_\mu)}{2\sqrt{dx^\mu dx_\mu}}\\
&= -mc\int_a^b \frac{2dx^\mu \delta(dx_\mu)}{2cd\tau}\\
&= -m\int_a^b \frac{dx^\mu}{d\tau} d(\delta x_\mu)\\
&= -m\int_a^b u^\mu \frac{d(\delta x_\mu)}{d\tau}d\tau \\
&= -mu^\mu\delta x_\mu |_a^b + m\int_a^b \frac{du^\mu}{d\tau}\delta x_\mu d\tau \\
&= m\int_a^b \frac{du^\mu}{d\tau}\delta x_\mu d\tau
\end{align} </math>
であり、
:<math>\begin{align}\delta S_{\mathrm{int}} &= -q \delta \int_a^b A_\mu \frac{dx^\mu}{d\tau} d\tau\\
&= -q\int_a^b A_{\mu,\nu}\delta x^\nu \frac{dx^\mu}{d\tau} d\tau - q\int_a^b A_\mu \frac{d\delta x^\mu}{d\tau} d\tau\\
&= -q\int_a^b A_{\mu,\nu}\delta x^\nu \frac{dx^\mu}{d\tau} d\tau - q A_\mu \delta x^\mu |_a^b + q\int_a^b \frac{dA_\nu}{d\tau} \delta x^\nu d\tau \\
&= -q\int_a^b (A_{\mu,\nu} - A_{\nu,\mu})u^\mu \delta x^\nu d\tau
\end{align} </math>
である。電磁場の強度 <math>F_{\mu\nu} </math> を <math>F_{\mu\nu} = A_{\nu,\mu} - A_{\mu,\nu} </math> と定義すると、
:<math>\delta S_{\mathrm{int}} = -q\int_a^b F^{\mu\nu}u_\nu \delta x_\mu d\tau </math>
となる。<math>\delta(S_{\mathrm{mat}} + S_{\mathrm{int}}) = 0 </math> より、運動方程式
:<math>m \frac{d u^\mu}{d\tau} = qF^{\mu\nu}u_\nu </math>
を得る。
:<math>F_{\mu\nu} </math>は反対称 <math>F_{\mu\nu} = -F_{\nu\mu
}</math> であるから、対角成分 <math>F_{\mu\mu}</math> は0。つまり電磁場テンソルの上半分の6成分を調べれば残りは分かる。
電磁場の強度 <math>F_{\mu\nu} </math> の成分は
:<math>F_{01} = -\frac 1 c \frac{\partial A_x}{\partial t} - \frac 1 c \frac{\partial \phi}{\partial x} = \frac{E_x}{c}</math>
:<math>F_{12} = -\frac{\partial A_y}{\partial x} + \frac{\partial A_x}{\partial y} = -B_z</math>
等により、
:<math>F_{\mu\nu} = \begin{pmatrix} 0 & \frac{E_x}{c} & \frac{E_y}{c} & \frac{E_z}{c} \\
-\frac{E_x}{c} & 0 & -B_z & B_y \\
- \frac{E_y}{c} & B_z & 0 & -B_x \\
- \frac{E_z}{c} & -B_y & B_x & 0 \end{pmatrix} </math>
:<math>F^{\mu\nu} = \begin{pmatrix} 0 & -\frac{E_x}{c} & -\frac{E_y}{c} & -\frac{E_z}{c} \\
\frac{E_x}{c} & 0 & -B_z & B_y \\
\frac{E_y}{c} & B_z & 0 & -B_x \\
\frac{E_z}{c} & -B_y & B_x & 0 \end{pmatrix}</math>
を得る。ちなみに、<math>F_{ij} = -\varepsilon_{ijk}B_k</math> である。実際、<math>-\varepsilon_{ijk}B_k = -\varepsilon_{ijk}(-\varepsilon_{klm}\partial_lA_m) = A_j{}_{,i} - A_i{}_{,j}.</math> ただし、<math>A_i</math> に負号がついていることに注意。
:<math>m \frac{d u^\mu}{d\tau} = qF^{\mu\nu}u_\nu </math>
の <math>\tau</math> を <math>t</math> に変換してローレンツ因子の分を除すると、
:<math>\frac{dp^\mu}{dt} = qF^{\mu\nu}\frac{dx_\nu}{dt}</math>
を得る。<math>\mu = 1,2,3</math> については、ローレンツ力の式 <math>\frac{d \boldsymbol p}{dt} = q(\boldsymbol E + \boldsymbol v \times \boldsymbol B)</math> となる。
<math>\mu = 0</math> について計算すると、[[ファイル:特殊相対論数式1.svg|110x110ピクセル]] を得る。ここで、[[ファイル:特殊相対論数式2.svg|フレームなし|17x17ピクセル]] は粒子の相対論的エネルギーである。これは電磁場が粒子に対してする仕事である。磁場は粒子に対して仕事をしないことがわかる。
=== 電磁場の作用 ===
電磁場の作用を求めるにあたって、まずは電磁場と相互作用する粒子の作用 <math>S_{\mathrm{int}}</math> に少しの変更を加えよう。これはある粒子の経路について変分をとるから、一つの粒子に対する作用であったが、電磁場の作用を求めるために、これを存在するすべての粒子に対する和に変更しなくてはいけない。作用は、
:<math>S_{\mathrm{int}} = -\sum_i q_i\int_a^b A_\mu dx^\mu</math>となる。ここで、<math>i</math> は存在する全ての粒子のラベルである。積分はそれぞれの粒子の世界線に沿った経路ものになる。電荷密度 <math>\rho</math> をディラックのデルタ関数を使って
:<math>\rho = \sum_i q_i\delta (\boldsymbol r - \boldsymbol r_i)</math>
と定義する。<math>\boldsymbol r_i</math> は <math>i</math> 番目の電荷の位置ベクトルである。さらに、4元電流密度 <math>j^\mu</math>を
:<math>j^\mu = \rho \frac{dx^\mu}{dt} = (c\rho, \rho \boldsymbol v) = (c\rho,\boldsymbol j)</math>
と定義する。ここで、4元電流密度は <math>\rho \frac{dx^\mu}{d\tau}</math> ではない。 <math>\rho</math> がスカラーではないからこの量が4元ベクトルとはならためである。電荷密度 <math>\rho</math> がスカラーではないことはローレンツ収縮が起こるためである。ある微小領域 <math>dV</math> に存在する電荷はローレンツ不変だが、微小領域の体積 <math>dV</math> はローレンツ収縮によって変化しうる。これに伴って電荷密度 <math>\rho</math> も変化するためローレンツ不変ではない。微小領域に存在する電荷は <math>dq = \rho dV</math> でこの量はローレンツ不変である。両辺に <math>dx^\mu</math> を掛けて、
:<math>dq dx^\mu = \rho dV dx^\mu = \rho dV dt \frac{dx^\mu}{dt}.</math>
ここで、<math>dVdt</math> はスカラーである。なぜなら、ローレンツ変換によって、<math>dV' = dV \sqrt{1 - \frac{V^2}{c^2}}</math> (ローレンツ収縮)、<math>dt' = \frac{dt}{\sqrt{1-\frac{V^2}{c^2}}}</math> との変換を受けるからである。あるいは、ローレンツ変換の行列の行列式が1である事からも分かる。<math>dqdx^\mu</math> は4元ベクトルだから、<math>\rho \frac{dx^\mu}{dt}</math> は4元ベクトルである。
4元電流密度を使うと、作用は、
:<math>S_{\mathrm{int}} = -\sum_i q_i\int_a^b A_\mu dx^\mu = -\int_a^b \sum_i q_i A_\mu \frac{dx^\mu}{dt}dt = -\int_a^b \int A_\mu j^\mu dVdt </math>
となる。
次に、電磁場自身の作用 <math>S_{\mathrm{em}}</math> をもとめよう。電磁場の作用はゲージ変換について不変であるべきだ。すなわち、作用はゲージ不変な <math>F_{\mu\nu}</math> によって作られなくてはいけない。もし <math>A_\mu</math> が顕に含まれているとゲージ不変ではなくなる。さらに、電磁場は経験的に重ね合わせの原理を満たすことが分かっている。すなわち、第一の粒子がある場をつくり、また第二の粒子が場をつくるならば、この2つの粒子によって作られる場は粒子の作る場の単純な足し合わせであるということである。この原理を満たすためには、変分によって導かれる運動方程式は <math>F_{\mu\nu}</math> の一次の式であればよい。変分によって得られる式の次数はラグランジアンの次数から1を引いたものであるから、ラグランジアンは <math>F_{\mu\nu}</math> に対する二次の式である。これらの条件を満たす量は <math>F_{\mu\nu}F^{\mu\nu}</math> のみである。比例定数を適当に選ぶと、電磁場の作用は、
:<math>S_{\mathrm{em}} = -\frac{1}{4\mu_0c} \int F_{\mu\nu}F^{\mu\nu} d^4 x </math>
となる。ここで、<math>d^4 x = cdt dxdydz</math> である。
その変分は、
:<math>\delta S_{\mathrm{em}} = -\frac{1}{4\mu_0c} \int ( \delta F_{\mu\nu}F^{\mu\nu} + F_{\mu\nu}\delta F^{\mu\nu}) d^4 x = -\frac{1}{2\mu_0c} \int F^{\mu\nu} \delta F_{\mu\nu} d^4 x </math>
ここで、<math>\delta F_{\mu\nu} = \delta A_{\nu,\mu} - \delta A_{\mu,\nu} </math> であり、 <math>F^{\mu\nu} \delta A_{\nu,\mu} = -F^{\nu\mu} \delta A_{\nu,\mu} = -F^{\mu\nu} \delta A_{\mu,\nu} </math> であるから、
:<math>\delta S_{\mathrm{em}} = \frac{1}{\mu_0c} \int F^{\mu\nu} \delta A_{\mu,\nu} d^4 x. </math>
さらに、<math>F^{\mu\nu}\delta A_{\mu,\nu} = (F^{\mu\nu}\delta A_{\mu})_{,\nu} - F^{\mu\nu}{}_{,\nu} \delta A_{\mu} </math> であるから、右辺第一項について四次元のガウスの定理を用いると、
:<math>\int (F^{\mu\nu}\delta A_{\mu})_{,\nu} d^4 x = \int F^{\mu\nu}\delta A_{\mu} dS_\nu </math>
である。無限遠では場は0となるから <math>F^{\mu\nu} = 0 </math> であり、時間の端点では <math>\delta A_\mu = 0 </math> であるから、この積分は0となる。
結局作用の変分は、
:<math>\delta S_{\mathrm{em}} = -\frac{1}{\mu_0c} \int F^{\mu\nu}{}_{,\nu} \delta A_{\mu} d^4 x. </math>
となる。
:<math> \delta S_{\mathrm{int}} = -\frac{1}{c} \int j^\mu \delta A_\mu d^4 x </math>
と合わせると、電磁場の運動方程式
:<math> F^{\mu\nu}{}_{,\nu} = - \mu_0 j^\mu </math>
を得る。
<math>\mu = 0</math> について計算すると、
:<math>\nabla \cdot \boldsymbol E = c^2\mu_0\rho</math>
を得る。
ここで、一つの静止した電荷 <math>q</math> が距離 <math>r</math> のところにつくる電場の大きさはガウスの法則より、
:<math>E(r) = \frac{c^2\mu_0}{4\pi} \frac{q}{r^2}</math>
これは、クーロンの法則であるから、<math>c^2 = \frac{1}{\varepsilon_0 \mu_0}</math> の関係を得る。
すなわち、
:<math>\nabla \cdot \boldsymbol E = \frac{\rho}{\varepsilon_0}.</math>
<math>\mu = 1,2,3</math> について計算すると、
:<math>\varepsilon_0\mu_0 \frac{\partial \boldsymbol E}{\partial t} - \nabla \times \boldsymbol B = -\mu_0 \boldsymbol j</math>
が得られる。これでマクスウェルの方程式の四本の式が得られた。
ここで、
:<math>j^\mu{}_{,\mu} = -\frac{1}{\mu_0}F^{\mu\nu}{}_{,\nu\mu} = 0</math>
ここで、最後の式は、電磁場テンソルが反対称であることから、アインシュタインの記法なしで
:<math>F^{\beta\alpha}{}_{,\alpha\beta} = -F^{\alpha\beta}{}_{,\alpha\beta}</math>
であり、微分の添字は対称であることから、<math>F^{\mu\nu}{}_{,\nu\mu} = 0</math> となる。
:<math>j^\mu{}_{,\mu} = 0</math>
は
:<math>\frac{\partial \rho}{\partial t} + \nabla \cdot \boldsymbol j = 0</math>
である。これは連続の式である。
ここでは、連続の式をマクスウェルの方程式から求めたが、これは電荷と電流の定義より、自明に成り立つ式である。一つの電子について証明すれば十分だから、そのときは、
:<math>\rho = q\delta(\boldsymbol r - \boldsymbol r_0),\, \boldsymbol j = q \boldsymbol v \delta(\boldsymbol r - \boldsymbol r_0) </math>
となる。
:<math>\frac{\partial \rho( \boldsymbol r - \boldsymbol r_0)}{\partial t} = -q\frac{\partial \boldsymbol r_0}{\partial t}\frac{\partial\delta( \boldsymbol r - \boldsymbol r_0)}{\partial \boldsymbol r_0} = -q\boldsymbol v \frac{\delta( \boldsymbol r - \boldsymbol r_0 )}{\partial \boldsymbol r} </math>
さらに、<math>\nabla \cdot \boldsymbol j = q \nabla \cdot (\boldsymbol v \delta(\boldsymbol r - \boldsymbol r_0)) = q \boldsymbol v \frac{\partial \boldsymbol \delta(\boldsymbol r - \boldsymbol r_0) }{\partial \boldsymbol r}. </math>
=== ゲージ変換 ===
任意の関数 <math>\chi</math> について、 <math>A'_\mu = A_\mu - \frac{\partial \chi}{\partial x^\mu}</math> と変換しても、 <math>\boldsymbol E,\boldsymbol B</math> は変化しない。この変換をゲージ変換という。ゲージ変換はスカラーポテンシャルとベクトルポテンシャルを分けて書くと <math>\phi' = \phi -\frac{\partial \chi}{\partial t},\, \boldsymbol A' = \boldsymbol A + \nabla \chi</math> である。このゲージ自由度のお陰で、我々は電磁ポテンシャルにゲージ条件を課して計算しやすいように変形することができる。例えば、ローレンツゲージ <math>A^{\mu}_{,\mu} = 0</math> や、クーロンゲージ <math>\nabla \cdot \boldsymbol A = 0</math> 。あるいは、<math>j^\mu = 0</math> の場合には、常に <math>\phi = 0</math> で、かつ <math>\nabla \cdot \boldsymbol A = 0</math> である放射ゲージを取ることができる。
任意の電磁ポテンシャル <math>A_\mu</math> からローレンツゲージを満たす電磁ポテンシャル <math>A'^{\mu}</math> へのゲージ変換を求めよう。条件は、 <math>A'^{\mu}{}_{,\mu} = 0 = A^{\mu}{}_{,\mu} - \chi^{,\mu}{}_{,\mu}</math> より、<math>\Box \chi = A^{\mu}{}_{,\mu}. </math>
クーロンゲージについては、<math>\nabla \cdot \boldsymbol A' = \nabla \cdot \boldsymbol A + \triangle \chi</math> より、<math>\triangle \chi = -\nabla \cdot \boldsymbol A. </math>
<math>\phi = 0</math> となるゲージのためには、<math>\boldsymbol E = -\nabla \phi - \frac{\partial \boldsymbol A}{\partial t} = -\frac{\partial}{\partial t}\left(\boldsymbol A + \int \nabla \phi dt\right) </math> だから、<math>\chi = \int \phi dt</math> とすればいい。さらに、<math>j^\mu = 0</math> の場合は、時間に依存しない関数の勾配をつけ加えることで、<math>\phi = 0</math> を保ったまま、<math>\nabla \cdot \boldsymbol A' = 0</math> とすることができる。その関数は<math>\triangle \chi' = -\nabla \cdot \boldsymbol A </math>であるが、右辺は <math>-\frac{\partial}{\partial t} \nabla \cdot \boldsymbol A = \nabla \cdot \boldsymbol E = 0</math> となるから時間に依存しない。すなわち、<math>\chi'</math> は時間に依存しないからこの関数の勾配を加えれば放射ゲージが得られる。
=== マクスウェルの方程式 ===
マクスウェルの方程式の第一の組
:<math>\nabla \times \boldsymbol E = -\frac{\partial \boldsymbol B}{\partial t}</math>(ファラデーの電磁誘導の法則)
:<math>\nabla \cdot \boldsymbol B = 0</math>(磁気単極子は存在しないこと)
と第二の組
:<math>\nabla \cdot \boldsymbol E = \frac{\rho}{\varepsilon_0}</math>(ガウスの法則)
:<math>\nabla \times \boldsymbol B = \mu_0 \boldsymbol j+ \varepsilon_0\mu_0 \frac{\partial \boldsymbol E}{\partial t}</math>(アンペール–マクスウェルの法則)
を合わせてマクスウェルの方程式という。
ガウスの法則をある体積で積分すると、
ガウスの定理より、
:<math>\int \nabla \cdot \boldsymbol E dV = \oint \boldsymbol E \cdot d\boldsymbol S </math>
であるから、
:<math>\oint \boldsymbol E \cdot d\boldsymbol S = \int \frac{\rho}{\varepsilon_0}dV.</math>
同様に、<math>\oint \boldsymbol B \cdot d\boldsymbol S = 0</math>
ストークスの定理より、
:<math>\int \boldsymbol B \cdot d\boldsymbol S = \oint \boldsymbol B \cdot d\boldsymbol l </math>
だから、アンペール–マクスウェルの式をある面で積分すると、
:<math>\oint \boldsymbol B \cdot d\boldsymbol l = \mu_0 \int(\boldsymbol j + \varepsilon_0 \boldsymbol E) d\boldsymbol S </math>
を得る。
ファラデーの電磁誘導の法則についても同様に
:<math>\oint \boldsymbol E \cdot d\boldsymbol l = -\frac{\partial}{\partial t}\int \boldsymbol B \cdot d\boldsymbol S = -\frac{d\Phi}{dt}. </math>
ここで、<math>\Phi = \int \boldsymbol B \cdot d\boldsymbol S </math> は磁束と呼ばれる。<math>\oint \boldsymbol E \cdot d\boldsymbol l </math> は閉曲線を一周したときの起電力 <math>V </math> である。
<math>N </math> 回巻きのコイルならば、そのコイルに生じる起電力 <math>V </math> は
:<math>V = -N\frac{d\Phi}{dt} </math>
となる。
第一の組は四元形式では、<math>F_{\mu\nu,\lambda} + F_{\nu\lambda,\mu} + F_{\lambda\mu,\nu} = 0</math> と書かれる。このことを示そう。まず、添字に同じ文字がある場合は <math>F_{\alpha\alpha,\beta}+F_{\alpha\beta,\alpha}+F_{\beta\alpha,\alpha}</math> となり自明に0となるから意味をなさない。すなわち、添字はすべて異なるものでなくてはならない。式 <math>F_{\alpha\beta,\gamma}+F_{\beta\gamma,\alpha}+F_{\gamma\alpha,\beta}</math> を <math>\{\alpha,\beta,\gamma\}</math> で略記する。添字は循環的だから、 <math>\{\alpha,\beta,\gamma\}</math> で <math>\alpha</math> が一番小さいとしていい。さらに、<math>\{\alpha,\beta,\gamma\}</math> と <math>\{\alpha,\gamma,\beta\}</math> は同値な式を与えるから、<math>\alpha < \beta < \gamma</math> としていい。結局この式で独立なものは <math>\{0,1,2\},\{0,1,3\},\{0,2,3\},\{1,2,3\}</math> の4つしかない。それぞれの場合について計算すると時間成分を含む3式は第一式、空間成分のみの式は第二式を与えることが分かる。
第一の組は電磁ポテンシャルの存在から自明に成り立つ式であるから、これは電場と磁場に対する拘束条件と言える。
第二の組は、電荷と電流によってつくられる電磁場を与えている。
ところで、<math> F^{\mu\nu}{}_{,\nu} = - \mu_0 j^\mu </math> を電磁ポテンシャルを使って書くと、<math>A^{\nu,\mu}{}_{,\nu} - A^{\mu,\nu}{}_{,\nu} = -\mu_0 j^\mu</math> となる。ここで、電磁ポテンシャルにはある関数の勾配を足しても良い自由度があるから、この自由度を利用して <math>A^\nu{}_{,\nu} = 0</math> となるポテンシャルを選ぶことができる。さらに、ダランベルシアン <math>\Box = \partial^\nu \partial_\nu = \frac{1}{c^2} \frac{\partial^2}{\partial t^2} - \triangle</math> を導入すると、マクスウェルの方程式は、<math>\Box A^\mu = \mu_0 j^\mu</math> となる。
この方程式の解は
:<math>A^\mu(\boldsymbol x,t) = \frac{\mu_0}{4\pi}\int\frac{j^\mu(\boldsymbol x',t-R/c)}{R}d^3x' + A^\mu_0</math>
これがマクスウェルの方程式の一般解である。ただし、 <math>R = |\boldsymbol x - \boldsymbol x'|</math> , <math>A^\mu_0</math> は <math>\Box A^\mu_0 = 0</math> の解であって境界条件に合うように定める。
時間変化が無いときには、
:<math>\varphi = \frac{1}{4\pi \varepsilon_0} \int \frac{\rho}{R}dV </math>
:<math>\boldsymbol A = \frac{\mu_0}{4\pi}\int\frac{\boldsymbol j}{R}dV </math>
となる。この式から直ちに、ビオ・サバールの法則
:<math>\boldsymbol B = \frac{\mu_0}{4\pi}\int\nabla\frac{1}{R}\times \boldsymbol jdV = \frac{\mu_0}{4\pi}\int\frac{\boldsymbol j \times\boldsymbol R}{R^3}dV </math>
が求まる。
ところで、<math>\nabla \times \boldsymbol E = -\frac{\partial \boldsymbol B}{\partial t}</math> という式は磁場が時間変化すると電場の回転が発生すると解釈することが出来る。ところが、電磁ポテンシャルを基本的な量として考えるとまた違った解釈が可能だ。すなわち、電場や磁場はすべて電磁ポテンシャルから発生するという立場のもとでは、磁場が時間変化するということは、そこに時間変化するベクトル・ポテンシャルの回転が存在するだろう。そして、時間変化するベクトル・ポテンシャルの回転によって電場の回転が生ずる。すなわち、ベクトル・ポテンシャルによって磁場の時間変化と電場の回転が同時に生じるということである。
電流を0とした式 <math>\nabla \times \boldsymbol B = \varepsilon_0\mu_0 \frac{\partial \boldsymbol E}{\partial t}</math> もこれと同様に考えることが出来る。<math>\varepsilon_0\frac{\partial \boldsymbol E}{\partial t} </math> は変位電流と呼ばれる。それは <math>\nabla \times \boldsymbol B = \mu_0 \left(\boldsymbol j+ \varepsilon_0 \frac{\partial \boldsymbol E}{\partial t}\right)</math> として、変位電流は電流 <math>\boldsymbol j</math> と一緒に磁場の回転を作るように見えるからである。これも電磁ポテンシャルを基本的な量として考えると分かりやすい。<math>\nabla \times \boldsymbol B - \varepsilon_0\mu_0 \frac{\partial \boldsymbol E}{\partial t}= \mu_0 \boldsymbol j </math> と変形してから左辺に電磁ポテンシャルを代入して、ゲージ条件としてローレンツ条件を採用すると、<math>\Box \boldsymbol A = \mu_0\boldsymbol j</math> となる。この式は、電流密度 <math>\boldsymbol j</math> がベクトル・ポテンシャルを生成する式として見ることが出来る。すなわち、電流と変位電流が磁場の回転を起こすというよりも、電流が <math>\Box \boldsymbol A</math> すなわち <math>\nabla \times \boldsymbol B - \varepsilon_0\mu_0 \frac{\partial \boldsymbol E}{\partial t} </math> に影響を与えるのだと考えるほうが良いだろう。その観点では、アンペール–マクスウェルの式は <math>\nabla \times \boldsymbol B - \varepsilon_0\mu_0 \frac{\partial \boldsymbol E}{\partial t}= \mu_0 \boldsymbol j </math> とする方が物理的な意味に合っているのかもしれない。
'''場の平均化'''
電荷や電流はデルタ関数の足し合わせで定義していたが、このままでは電子の数が多い場合では計算しきれない。そこで、このような場合は位置によって平均化したものを使う。こうすることで、<math>\rho,\boldsymbol j </math> は有限の値を取ることになる。
== エネルギー運動量テンソル ==
電磁場のエネルギー運動量テンソル
:<math>T^{\mu\nu} = \frac{1}{\mu_0}(-F^{\mu\rho}F^{\nu}{}_\rho + \frac 1 4 \eta^{\mu\nu}F^{\alpha\beta}F_{\alpha\beta})</math>
の各成分を調べよう。
:<math>F^{\mu\nu} = \begin{pmatrix} 0 & -\frac{E_x}{c} & -\frac{E_y}{c} & -\frac{E_z}{c} \\
\frac{E_x}{c} & 0 & -B_z & B_y \\
\frac{E_y}{c} & B_z & 0 & -B_x \\
\frac{E_z}{c} & -B_y & B_x & 0 \end{pmatrix}</math>
であったから、
:<math>F^{\mu}{}_{\nu} = \begin{pmatrix} 0 & -\frac{E_x}{c} & -\frac{E_y}{c} & -\frac{E_z}{c} \\
-\frac{E_x}{c} & 0 & B_z & -B_y \\
-\frac{E_y}{c} & -B_z & 0 & B_x \\
-\frac{E_z}{c} & B_y & -B_x & 0 \end{pmatrix} </math>
である。
:<math>T^{00} = \frac{1}{\mu_0}(-F^{0\rho}F^{0}{}_\rho + \frac 1 4 F^{\alpha\beta}F_{\alpha\beta}) = \frac{1}{\mu_0}\left(\frac{E^2}{c^2} + \frac 1 2 \left(-\frac{E^2}{c^2} + B^2\right) \right)= \frac{\varepsilon_0}{2}E^2 + \frac{1}{2\mu_0}B^2 </math>
:<math>T^{i0} = \frac{1}{\mu_0}(-F^{i\rho}F^{0}{}_{\rho}) = \frac{1}{\mu_0}(-F^{ij}F^{0}{}_{j}) =\frac{1}{\mu_0}(\varepsilon_{ijk} B_k \frac{E_j}{c}) </math>
:<math>T^{ii} = \frac{1}{\mu_0}\left(-\frac{E_i^2}{c^2} + B_{a_1}^2 + B_{a_2}^2 - \frac 1 2 \left(-\frac{E^2}{c^2} + B^2\right)\right) = \frac{1}{\mu_0}\left(-\frac{E_i^2}{c^2} - B_i^2 + \frac 1 2 \left(\frac{E^2}{c^2} + B^2\right)\right) </math>
ここで、<math>a_1,a_2</math> は1,2,3のうち、<math>i</math> ではないもののそれぞれである。
<math>i \neq j</math> のときは、
:<math>T^{ij} = \frac{1}{\mu_0}\left(-\frac{E_iE_j}{c^2} - B_iB_j\right) </math>
ここで、電磁場のエネルギー密度を
:<math>W = \frac{\varepsilon_0}{2}E^2 + \frac{1}{2\mu_0}B^2 </math>
で定義する。さらに、ポインティング・ベクトルを
:<math>\boldsymbol S = \frac{1}{\mu_0} {\boldsymbol E \times \boldsymbol B} </math>
で、マクスウェルの応力テンソルを
:<math>\sigma_{ij} = -\varepsilon_0 E_iE_j - \frac{1}{\mu_0} B_iB_j + \frac 1 2 \delta_{ij} \left( \varepsilon E^2 + \frac{1}{\mu_0}B^2 \right) </math>
で定義すると、エネルギー運動量テンソルは
:<math>T^{\mu\nu} = \begin{pmatrix} W & \frac{S_x}{c} & \frac{S_y}{c} & \frac{S_z}{c} \\
\frac{S_x}{c} & \sigma_{xx} & \sigma_{xy} & \sigma_{xz} \\
\frac{S_y}{c} & \sigma_{yx} & \sigma_{yy} & \sigma_{yz} \\
\frac{S_z}{c} & \sigma_{zx} & \sigma_{zy} & \sigma_{zz} \end{pmatrix}</math>
と書かれる。
== ディラック方程式 ==
特殊相対論的な量子力学の方程式を導こう。
:<math>E^2 = m^2c^4 + \boldsymbol p^2 c^2</math>
に対して、量子力学でやったように
:<math>E \rightarrow i \hbar \frac{\partial}{\partial t},\, \boldsymbol p \rightarrow -i\hbar \nabla</math>
という置き換えをすると、
:<math>-\hbar^2 \frac{\partial^2 \psi}{\partial t^2} = c^4m^2\psi - \hbar^2c^2 \triangle \psi </math>
整理して、
:<math>\left(\Box + \frac{m^2c^2}{\hbar^2}\right)\psi = 0 </math>
が得られる。この方程式はクライン・ゴルドン方程式と呼ばれる。しかし、これには確率解釈が出来ないという問題がある。そこで、時間に対する一階微分方程式
:<math>i\gamma^\mu \partial_\mu \psi = \frac{mc}{\hbar}\psi </math>
を仮定して、これがクライン・ゴルドン方程式に帰着するように係数 <math>\gamma^\mu</math> を求めてみよう。
:<math>\frac{m^2c^2}{\hbar^2}\psi = (i\gamma^\nu\partial_\nu)(i\gamma^\mu\partial_\mu)\psi = - \gamma^\mu \gamma^\nu \partial_\mu \partial_\nu \psi</math>
これが、<math>- \Box\psi </math> に等しくてはならないから、
:<math>(\gamma^0)^2 = 1,(\gamma^1)^2 = -1, (\gamma^2)^2 = -1,(\gamma^3)^2 = -1 </math>
かつ、<math>\alpha \neq \beta </math> のとき、<math>\gamma^\alpha \gamma^\beta = 0 </math> とならなければいけないが、このような実数 <math>\gamma^\mu </math> は存在しない。 そこで、改めて <math>\gamma^\mu </math> を行列として探してみる。
:<math>\gamma^\mu \gamma^\nu = \frac 1 2 (\gamma^\mu\gamma^\nu + \gamma^\nu\gamma^\mu) + \frac 1 2 (\gamma^\mu\gamma^\nu - \gamma^\nu\gamma^\mu)</math>
と変形できる。 <math>\partial_\mu\partial_\nu(\gamma^\mu\gamma^\nu - \gamma^\nu\gamma^\mu) = 0 </math> であるから
:<math>- \gamma^\mu \gamma^\nu \partial_\mu \partial_\nu \psi = - \frac 1 2(\gamma^\mu\gamma^\nu + \gamma^\nu\gamma^\mu)\partial_\mu\partial_\nu\psi</math>
と変形できる。これが、
:<math>- \Box\psi = -\eta^{\mu\nu}\partial_\mu\partial_\nu \psi </math>
に等しいという条件から、
:<math>\gamma^\mu\gamma^\nu + \gamma^\nu\gamma^\mu = 2\eta^{\mu\nu} </math>
でなくてはならない。このような <math>\gamma^\mu </math> として、
:<math>\gamma^0 = \begin{pmatrix}0 & 1 \\ 1 & 0\end{pmatrix} </math> , <math>\gamma^i = \begin{pmatrix} 0 & \sigma_i \\ -\sigma_i & 0 \end{pmatrix} </math>
を取ることが出来る。ここで、
:<math>\sigma_1 = \begin{pmatrix}0 &1 \\1 &0\end{pmatrix}\mbox{, } \quad
\sigma_2 = \begin{pmatrix}0 &-i \\i &0\end{pmatrix} \mbox{, } \quad
\sigma_3 =\begin{pmatrix}1 &0 \\0 &-1\end{pmatrix} </math>
はパウリ行列である。
よって、ディラック方程式
:<math>\left(i\gamma^\mu \partial_\mu - \frac{mc}{\hbar}\right) \psi = 0 </math>
を得る。
さらに、 <math>c = \hbar = 1 </math> となる自然単位系を使うと、
:<math>(i\gamma^\mu \partial_\mu - m)\psi = 0</math>
となる。
ディラック共役を
:<math>\bar \psi = \psi^\dagger \gamma^0 </math>
で定義する。
== ゲージ理論入門 ==
=== U(1)ゲージ理論 ===
ここでは、<math>c=\hbar = \mu_0 = 1</math> となる自然単位系を採用する。
ディラック方程式
:<math>(i\gamma^\mu \partial_\mu - m)\psi = 0</math>
を導くラグランジアンは
:<math>\mathcal{L} = \bar \psi (i\gamma^\mu \partial_\mu - m) \psi</math>
である。このラグランジアンは波動関数を偏角 <math>\alpha</math> だけ変える大域的な変換 <math>\psi' = e^{i\alpha}\psi</math> によって不変である。しかし、全空間で一斉に等しい位相の変換を受けるというのは一般的ではない気がする。そこで、もっと一般に各時空点でそれぞれ異なった位相の変換を受けるという、局所的な位相変換でもラグランジアンが不変になるようにしたい。つまり、局所的な位相変換
:<math>\psi' = e^{-ie\chi}\psi</math>
でもラグランジアンを不変にしたい。そのために、微分 <math>\partial_\mu</math> の代わりに共変微分 <math>D_\mu</math> を
:<math>D_\mu = \partial_\mu - ieA_\mu</math>
のように導入して、ラグランジアン <math>\mathcal{L} = \bar \psi (i\gamma^\mu D_\mu - m) \psi</math> を不変にするための <math>A_\mu </math> の変換則を求める。
そのためには、
:<math>D'_\mu \psi' = (D_\mu\psi)e^{-ie\chi}</math>
であればいい。
:<math>D'_\mu \psi' = (\partial_\mu - ieA'_\mu) e^{-ie\chi}\psi = [(\partial_\mu - ieA'_\mu - ie\partial_\mu\chi) \psi] e^{-ie\chi} </math>
であるから、<math>D_\mu \psi = (\partial_\mu - ieA_\mu)\psi</math> と比較して、変換則
:<math>A'_\mu = A_\mu - \partial_\mu \chi</math>
を得る。
結局ラグランジアンは、
:<math>\mathcal{L} = \bar \psi [i\gamma^\mu (\partial_\mu - ieA_\mu) - m] \psi = \bar \psi (i\gamma^\mu \partial_\mu - m) \psi - e \bar \psi \gamma^\mu \psi A_\mu </math>
ここで、四元電流密度を
:<math>j^\mu = -e\bar \psi \gamma^\mu \psi</math>
と定義して、ラグランジアンに電磁場のラグランジアンを追加すると、
:<math>\mathcal L = \bar \psi (i\gamma^\mu \partial_\mu - m) \psi - j^\mu A_\mu - \frac 1 4 F^{\mu\nu}F_{\mu\nu}. </math>
<math>A_\mu </math> というのは電磁場である。
=== クリストッフェル記号 ===
特殊相対論はローレンツ変換に対して不変な理論であって、それはテンソル式で表されている。これを拡張して、任意の座標変換に対して不変になるようにしよう。
テンソルの微分
:<math>\partial_\mu A^\nu</math>
において、 <math>\mu</math> はローレンツ変換では、テンソル添字になるが、一般座標変換ではテンソル添字にならない。そこで、代わりに、共変微分を
:<math>D_\mu A^\nu = \partial_\mu A^\nu + \Gamma^\nu_{\mu \alpha}A^\alpha </math>
として導入して、これがテンソルとなるようにしたい。そのためには、
:<math>D'_\mu A'^\nu = \frac{\partial x^\alpha}{\partial x'^\mu}\frac{\partial x'^\nu}{\partial x^\beta} D_\alpha A^\beta</math>
とならなければいけない。
:<math>D'_\mu A'^\nu = \partial'_\mu\left(\frac{\partial x'^\nu}{\partial x^\beta} A^\beta\right) + {\Gamma'^\nu}_{\mu\gamma}\frac{\partial x'^\gamma}{\partial x^\beta} A^\beta</math>
ここで、
:<math>\partial'_\mu\left(\frac{\partial x'^\nu}{\partial x^\beta} A^\beta\right) = \frac{\partial x'^\alpha}{\partial x'^\mu}\partial_\alpha\left(\frac{\partial x'^\nu}{\partial x^\beta} A^\beta\right) = \frac{\partial x'^\alpha}{\partial x'^\mu} \frac{\partial^2 x'^\nu}{\partial x^\alpha \partial x^\beta} A^\beta +\frac{\partial x'^\alpha}{\partial x'^\mu}\frac{\partial x'^\nu}{\partial x^\beta} \frac{\partial A^\beta}{\partial x^\alpha} </math>
である。
さらに、
:<math>\frac{\partial x^\alpha}{\partial x'^\mu}\frac{\partial x'^\nu}{\partial x^\beta} D_\alpha A^\beta = \frac{\partial x^\alpha}{\partial x'^\mu}\frac{\partial x'^\nu}{\partial x^\beta} \frac{\partial A^\beta}{\partial x^\alpha} + \frac{\partial x^\alpha}{\partial x'^\mu}\frac{\partial x'^\nu}{\partial x^\beta} \Gamma^\beta_{\alpha\gamma}A^\gamma</math>
であるから、ここから、
:<math>{\Gamma'^\nu}_{\mu\gamma}\frac{\partial x'^\gamma}{\partial x^\beta} + \frac{\partial x'^\alpha}{\partial x'^\mu} \frac{\partial^2 x'^\nu}{\partial x^\alpha \partial x^\beta} = \frac{\partial x^\alpha}{\partial x'^\mu}\frac{\partial x'^\nu}{\partial x^\gamma} \Gamma^\gamma_{\alpha\beta} </math>
さらに、<math>\frac{\partial x'^\gamma}{\partial x^\beta} </math> の逆行列は <math>\frac{\partial x^\beta}{\partial x'^\gamma} </math> であるから、これを両辺にかけると、
:<math>{\Gamma'^\nu}_{\mu\gamma} =\frac{\partial x^\beta}{\partial x'^\gamma}\frac{\partial x^\alpha}{\partial x'^\mu}\frac{\partial x'^\nu}{\partial x^\delta} \Gamma^\delta _{\alpha\beta} - \frac{\partial x^\beta}{\partial x'^\gamma} \frac{\partial x'^\alpha}{\partial x'^\mu} \frac{\partial^2 x'^\nu}{\partial x^\alpha \partial x^\beta}</math>
ここで、
:<math>- \frac{\partial x^\beta}{\partial x'^\gamma} \frac{\partial x'^\alpha}{\partial x'^\mu} \frac{\partial^2 x'^\nu}{\partial x^\alpha \partial x^\beta} = -\frac{\partial}{\partial x^\beta}\left( \frac{\partial x^\beta}{\partial x'^\gamma} \frac{\partial x'^\alpha}{\partial x'^\mu} \frac{\partial x'^\nu}{\partial x^\alpha} \right) + \frac{\partial x'^\nu}{\partial x^\alpha}\frac{\partial^2 x^\beta}{\partial x^\beta \partial x'^\gamma}\frac{\partial x^\alpha}{\partial x'^\mu} + \frac{\partial x'^\nu}{\partial x^\alpha}\frac{\partial^2 x^\alpha}{\partial x^\beta \partial x'^\mu}\frac{\partial x^\beta}{\partial x'^\gamma} = \frac{\partial x'^\nu}{\partial x^\alpha}\frac{\partial^2 x^\alpha}{\partial x'^\gamma \partial x'^\mu}</math>
となるから、結局
:<math>\Gamma'^{\lambda }{}_{\mu \nu} = \frac{\partial x'^\lambda}{\partial x^\alpha}\frac{\partial x^\beta}{\partial x'^\mu}\frac{\partial x^\gamma}{\partial x' ^\nu} \Gamma^\alpha_{\beta\gamma} + \frac{\partial x'^\lambda}{\partial x^\alpha}\frac{\partial^2 x^\alpha}{\partial x'^\mu \partial x'^\nu} </math>
を得る。この式の第一項はテンソルの変換のようだが、第二項が存在するために、クリストッフェル記号はテンソルではない。そもそも、クリストッフェル記号がテンソルではないことはその定義からもすぐにわかることだ。クリストッフェル記号がテンソルであったとすると、ベクトルの微分がテンソルでないのだから、その和である共変微分をテンソルにすることが出来なくなってしまう。
== 付録 ==
ポアソン方程式
<math>\triangle \varphi(\boldsymbol x) = -f(\boldsymbol x)</math>
の特殊解を求める。ポアソン方程式は線型だから、全空間を無限小の体積 <math>dV</math> を持つ空間に分割し、点 <math>\boldsymbol x'</math> の位置にある <math>f(\boldsymbol x')</math> が存在して、その他では <math>f = 0</math> となる場合に作る <math>\varphi</math> の足し合わせが特殊解となる。
<math>\nabla \cdot \nabla \varphi = -f(\boldsymbol x) </math>
を <math>\boldsymbol x'</math> を中心する球座標を採用し、原点を中心とする半径 <math>r</math> の球で積分して、ガウスの定理を使うと、
<math>\int_V \nabla \cdot \nabla \varphi(\boldsymbol x) = \oint_S \nabla \varphi(\boldsymbol x) \cdot d\boldsymbol S = -\int_V f(\boldsymbol x) dV = -f(\boldsymbol x')dV </math>
となる。ここで、<math>\nabla \varphi</math> は対称性より、<math>r</math> のみの関数で、動径方向のベクトルであるから、
<math>\oint_S \nabla \varphi(\boldsymbol x) \cdot d\boldsymbol S = 4\pi r^2 \nabla \varphi(r) \cdot \boldsymbol e_r </math>
となる。
<math>\nabla \varphi(r) = -\frac{f(\boldsymbol x')dV}{4\pi r^2} \boldsymbol e_r </math>
と、
<math>\nabla \varphi = \frac{d\varphi(r)}{dr} \boldsymbol e_r </math>
より、
<math>\varphi(r) = \frac{f(\boldsymbol x')dV}{4\pi r} </math>
を得る。
これを足し合わせた関数
<math>\varphi(\boldsymbol x) = \frac{1}{4\pi}\int\frac{f(\boldsymbol x')}{r}dV </math>
がポアソン方程式の特殊解となる。
次に、偏微分方程式 <math>\Box \varphi(\boldsymbol x, t) = f(\boldsymbol x, t)</math> の特殊解を求める。これは線型だから、ポアソン方程式に対してやったように、無限小の空間に分割して、その足し合わせとして解を求める。点 <math>\boldsymbol x'</math> を中心に球座標を取れば、<math>\varphi</math> は球対称だから、<math>\varphi</math> は <math>r</math> のみの関数である。<math>r>0</math> の点では、
<math>\frac{1}{c^2} \frac{\partial^2 \varphi}{\partial t^2} - \frac{1}{r^2}\frac{\partial}{\partial r}\left(r^2\frac{\partial \varphi}{\partial r}\right) = 0</math>
が成り立つ。ここで、
<math>\varphi = \frac{\chi}{r}</math>
と置くと、
<math>\frac{1}{c^2} \frac{\partial^2 \chi}{\partial t^2} - \frac{\partial^2 \chi}{\partial r^2} = 0</math>
となる。これは波動方程式だから、解は <math>g_1,g_2</math> を適当な関数として、
<math>\chi = g_1\left(t - \frac{r}{c}\right) + g_2\left(t + \frac{r}{c}\right)</math>
となる。<math>g_1\left(t - \frac{r}{c}\right)</math> は時間経過によって波面が広がっていく解である。しかし、<math>g_2\left(t + \frac{r}{c}\right)</math> は、それとは逆の時間経過によって波面が <math>\boldsymbol x'</math> に収束していく解となる。このような解は物理的に意味を持たないから、<math>g_1\left(t - \frac{r}{c}\right)</math> のみを採用する:
<math>\varphi = \frac{g_1\left(t - \frac{r}{c}\right)}{r}</math>
次に、<math>g_1</math> の具体的な形を求めたい。<math>r</math> が十分小さい領域では、
<math>\left|\frac{\partial \varphi}{\partial t}\right| \ll |\triangle \varphi|</math>
となるから、<math>\Box \varphi \approx - \triangle \varphi </math> と近似される。これはポアソン方程式と同じ式となるから、
<math>\varphi = \frac{f\left(\boldsymbol x', t - \frac{r}{c}\right)dV}{4\pi r}</math>
となる。これを <math>\boldsymbol x'</math> について足し合わせれば、特殊解
<math>\varphi(\boldsymbol x, t) = \frac{1}{4\pi}\int\frac{f\left(\boldsymbol x', t - \frac{r}{c}\right)}{r}dV</math>
を得る。ただし、<math>r = |\boldsymbol x - \boldsymbol x' |</math> である。
=== 自然単位系 ===
一般に、我々が何かを測るというとき、それは何かを何かと比較するということを意味する。例えば、我々が、奈良の大仏の高さは15メートルだというとき、これは奈良の大仏の高さは地球の子午線の北極から赤道までの長さの1000万分の15であるということを言っている。この場合は奈良の大仏の高さを地球の子午線の長さと比較することによって測っている。このように、ものを測る際の基準を単位というが、単位は全く任意に設定することができる。
すなわち、換算方法さえ定めていれば、どの量をどんな単位で測ってもいいということである。例えば、時間間隔をメートルで測ってもいい。具体的には、時間をその間に光が真空中で移動する距離で表すなどの方法が考えられる。
<math>c,\, \hbar</math> などの物理定数を基準に作った単位を自然単位系という。相対論的量子力学では、<math>c = \hbar = 1</math> とした自然単位系が使われることが多い。このような単位系を使うと式に登場する物理定数を書く必要がなくなるため簡単になる。
例えば、<math>c=1</math> とするとき、この右辺は無次元量の1である。すなわち、左辺の光速度も無次元量となる。最高の速度である光速度が1ということは、すべての速度は0から1までの実数値で表せることになる。実用には向かないが、宇宙全体を俯瞰する理論物理の視点で考えてみれば、扱いやすいだろう。
<math>c=1</math> に国際単位系での光速度を代入すると、<math>1=299~792~458 \, \rm{m/s}</math> あるいは、<math>1 \, \rm{s} = 299~792~458 \, \rm{m}</math> となる。これは、時間をメートルによって計るということを意味する。あるいは、長さを秒によって計るとしてもいいが、メートルの方がより基本的な単位だろうから、時間をメートルで測るということにしておこう。
次に、<math>\hbar = 1</math> としよう。これは、<math>\hbar = 1.054~571~817 \, \rm{J\, s}</math> だから、<math>1 = 1.054~571~817 \times 10^{-34} \, \rm{J\, s}</math> ということを意味する。ここで、<math>\rm{J\, s} = \rm{kg\, m^2\, s^{-1}}</math> だから、<math>1\, \rm{kg} = \frac{1}{1.054~571~817 \times 10^{-34}} \, \rm{m^{-2}\, s} = \frac{299~792~458}{1.054~571~817 \times 10^{-34}} \, \rm{m^{-1}}</math> となる。これで、質量をメートルで測ることができる。
これで、秒とキログラムのメートルとの関係が分かった。それらの組み立てで <math>{\rm kg}^a \, {\rm m}^b\, {\rm s}^c</math> と表される単位は自然単位系では <math>{\rm m}^{-a+b+c}</math> となることが分かる。実際に自然単位系を使う場合は <math>\rm m</math> よりも <math>\rm GeV</math> を使うことが多い。その場合は、<math>{\rm kg}^a \, {\rm m}^b\, {\rm s}^c \to {\rm GeV}^{a-b-c}</math> となる。
素粒子物理学では、さらに <math>\mu_0 = 1</math> とした単位系が使われる。この単位系では、電磁的な単位もGeVの冪で表される。
さらに自然単位系を発展させて、重力定数 <math>G</math> とボルツマン定数 <math>k</math> を1とすると、すべての物理量が無次元量となる。これは自然単位系の極北と言えるだろう。
== 参考文献 ==
* エリ・デ・ランダウ、イェ・エム・リフシッツ著、恒藤敏彦他訳『場の古典論(原著第6版)』東京図書(1978)
== 旧版 ==
{{進捗状況}}
{{蔵書一覧}}
* [[特殊相対論 はじめに|はじめに]]
* [[特殊相対論 歴史的導入|歴史的導入]]
* [[特殊相対論 テンソル|テンソル]]
* 計算例
** [[特殊相対論 時間の遅れ|時間の遅れ]]
** [[特殊相対論 ローレンツ収縮|ローレンツ収縮]]
** [[特殊相対論 速度の合成則|速度の合成則]]
* [[特殊相対論 4元運動量|4元運動量]]
<!-- E = mc^2 !!! -->
* [[特殊相対論 運動方程式|運動方程式]]
* [[特殊相対論 電磁気学への導入|電磁気学への導入]]
{{DEFAULTSORT:とくしゆそうたいろん}}
[[Category:特殊相対論|*]]
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wikitext
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{{Pathnav|メインページ|ゲーム|frame=1}}
ここでは、カードゲームの一種としての[[w:トランプ|トランプ]]およびトランプゲームについて解説します。なお、ここで掲載しているルールは一例にすぎず、様々なルールがあります。一部のゲームを除き「公式ルール」は存在しないので、自由にオリジナルルールなどを作ってもよいでしょう。
== トランプに関する基本知識 ==
* [[トランプ/基本知識|トランプの基本知識]]
* [[トランプ/マナー・エチケット|トランプのマナー・エチケット]]
* [[トランプ/トランプ教科書|トランプ教科書]]
* [[トランプゲームの分類]]
== トランプゲーム ==
[[File:Hand_of_traditional_British_playing_cards.jpg|thumb|right|トランプ]]
[[File:Card magic.jpg|thumb|right|トランプでマジックをする様子]]
* 1人用
** [[トランプ/クロンダイク|クロンダイク]]
** [[トランプ/スパイダーソリティア|スパイダーソリティア]]([[w:スパイダー (トランプゲーム)|ウィキペディア]])
** [[トランプ/フリーセル|フリーセル]]([[w:フリーセル|ウィキペディア]])
** [[トランプ/トランプタワー]]([[w:トランプタワー|ウィキペディア]])
** [[クロック]]
* 2人用
** [[トランプ/スピード|スピード]]
** [[トランプ/ジンラミー|ジンラミー]]
** [[トランプ/15点|15点]]
** [[トランプ/クリスプ|クリスプ]]
** [[トランプ/ジャーマンホイスト|ジャーマンホイスト]]
** [[トランプ/スコパ|スコパ]]
* 3人以上
** [[トランプ/ババ抜き|ババ抜き]]
** [[トランプ/七並べ|七並べ]]
** [[トランプ/神経衰弱|神経衰弱]]
** [[トランプ/戦争|戦争]]
** [[トランプ/ページワン|ページワン]]
** [[トランプ/うすのろ|うすのろ]]
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** ([[トランプ/アップ・アンド・ダウン・ザ・リバー|アップ・アンド・ダウン・ザ・リバー]])※地域によってはオー・ヘルの別名
** [[トランプ/チェイス・ザ・エース|チェイス・ザ・エース]]
** [[トランプ/マフィア|マフィア]]
** [[トランプ/クレイジーエイト|クレイジーエイト]]
** [[トランプ/シェリフ|シェリフ]]
** [[トランプ/芋ほり|芋掘り]]
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** [[トランプ/プレジレント|プレジレント]]
== 関連項目 ==
* [[w:トランプ|Wikipedia:トランプ]]
* [[花札]]
* [[麻雀]]
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[[Category:ゲーム]]
[[Category:カードゲーム]]
[[Category:トランプ|*]]
[[Category:書庫]]
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{{Pathnav|メインページ|ゲーム|frame=1}}
ここでは、カードゲームの一種としての[[w:トランプ|トランプ]]およびトランプゲームについて解説します。なお、ここで掲載しているルールは一例にすぎず、様々なルールがあります。一部のゲームを除き「公式ルール」は存在しないので、自由にオリジナルルールなどを作ってもよいでしょう。
== トランプに関する基本知識 ==
* [[トランプ/基本知識|トランプの基本知識]]
* [[トランプ/マナー・エチケット|トランプのマナー・エチケット]]
* [[トランプ/トランプ教科書|トランプ教科書]]
* [[トランプゲームの分類]]
== トランプゲーム ==
[[File:Hand_of_traditional_British_playing_cards.jpg|thumb|right|トランプ]]
[[File:Card magic.jpg|thumb|right|トランプでマジックをする様子]]
* 1人用
** [[トランプ/クロンダイク|クロンダイク]]
** [[トランプ/スパイダーソリティア|スパイダーソリティア]]([[w:スパイダー (トランプゲーム)|ウィキペディア]])
** [[トランプ/フリーセル|フリーセル]]([[w:フリーセル|ウィキペディア]])
** [[トランプ/トランプタワー]]([[w:トランプタワー|ウィキペディア]])
** [[クロック]]
* 2人用
** [[トランプ/スピード|スピード]]
** [[トランプ/ジンラミー|ジンラミー]]
** [[トランプ/15点|15点]]
** [[トランプ/クリスプ|クリスプ]]
** [[トランプ/ジャーマンホイスト|ジャーマンホイスト]]
** [[トランプ/スコパ|スコパ]]
* 3人以上
** [[トランプ/ババ抜き|ババ抜き]]
** [[トランプ/ジジ抜き|ジジ抜き]]
** [[トランプ/オールドメイド]]
** [[トランプ/七並べ|七並べ]]
** [[トランプ/神経衰弱|神経衰弱]]
** [[トランプ/戦争|戦争]]
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== 関連項目 ==
* [[w:トランプ|Wikipedia:トランプ]]
* [[花札]]
* [[麻雀]]
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[[Category:ゲーム]]
[[Category:カードゲーム]]
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{{Pathnav|メインページ|ゲーム|frame=1}}
ここでは、カードゲームの一種としての[[w:トランプ|トランプ]]およびトランプゲームについて解説します。なお、ここで掲載しているルールは一例にすぎず、様々なルールがあります。一部のゲームを除き「公式ルール」は存在しないので、自由にオリジナルルールなどを作ってもよいでしょう。
== トランプに関する基本知識 ==
* [[トランプ/基本知識|トランプの基本知識]]
* [[トランプ/マナー・エチケット|トランプのマナー・エチケット]]
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* [[トランプゲームの分類]]
== トランプゲーム ==
[[File:Hand_of_traditional_British_playing_cards.jpg|thumb|right|トランプ]]
[[File:Card magic.jpg|thumb|right|トランプでマジックをする様子]]
* 1人用
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* 2人用
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* 3人以上
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** [[トランプ/チェイス・ザ・エース|チェイス・ザ・エース]]
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== 関連項目 ==
* [[w:トランプ|Wikipedia:トランプ]]
* [[花札]]
* [[麻雀]]
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[[Category:ゲーム]]
[[Category:カードゲーム]]
[[Category:トランプ|*]]
[[Category:書庫]]
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民法第399条
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Tomzo
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wikitext
text/x-wiki
[[法学]]>[[民事法]]>[[コンメンタール民法]]>[[第3編 債権 (コンメンタール民法)]]>[[民法第399条]]
==条文==
([[w:債権|債権]]の目的)<br>
;第399条
: 債権は、金銭に見積もることができないものであっても、その目的とすることができる。
==解説==
債権の目的の有効要件について、一般的な取引行為以外の約束についてこれを含めるものとした。
===債権の目的===
債権の目的というタイトルのついた条文は本条だけであるが、債権の目的の一般的要件としてはむしろ通常は以下の三つ(正確には四つ)が挙げられる。
*適法性([[民法第91条]])・社会的妥当性([[民法第90条]]類推)
*実現可能性(契約時に目的物が存在する等、物理的ないし常識的に履行可能であること。条文無し)
*確定可能性(内容がある程度具体的に特定できること。条文無し)
債権の発生により<ref>債権の発生前においても'''契約締結段階の過失'''があれば債務者は債権者が契約は有効であると信じたために支出した費用(信頼利益)を払わなければならないという理論は、判例においても採用されてきている。もっとも、'''債権債務は有効に存在していない'''ため法的構成としては[[信義誠実の原則|信義則]]([[民法第1条]])か不法行為([[民法第709条]])による</ref>'''国家による法的な拘束力'''が付加される<ref>[[民法第414条]]・[[民法第415条]]・[[民法第417条]]・[[民法第703条]]・[[民法第704条]]・[[民法第709条]]・[[民法第710条]]・[[民事執行法]]等参照。但し[[自然債務]]については履行された時に無理に取り戻そうとする行為に対してしか国家が強制力をもって関与する([[民法第709条]]、または[[物権的請求権]])ことしかできない。</ref>ものであることの論理的帰結であるとされる。すなわち、'''不可能なことは義務付けられない'''という法原則<ref>ドイツ法における通説に由来する。Impossibilium nulla obligatioという。</ref>による。しかし、たとえ本来の債務そのものが元々履行不可能なものであったとしてもこれを有効であると信じて費やした'''信頼利益'''については債務不履行''によって生じた損害''として賠償の対象になりうる([[民法第415条]])ためその限りでは債権の有効性とその効力は認められるし、医療行為などは患者の状態によってその履行内容は臨機応変に変わりうる。したがってこれらの根拠条文の無いこれら二つの原則は必ずしも厳密なものではない。
以上の三つはいずれも債権に固有のものというわけではなく、民法総則における[[法律行為]]の部分で論じられる問題(法律行為の有効要件ー客観的要件)と同一である。本条はその有効要件として'''債権特有のものを追加'''したものということである。
====「金銭に見積もることができないもの」とは====
一般的に金銭に換算することのできない債権をいう。一般社会において取引の対象とならないような、当事者個人にとってのみ特別な価値を持つものであっても債権の対象となる。
*Aは、葬儀業者Bに対し、親Cの肉体を火葬する前に遺髪の一部を保管し引き渡すよう依頼しBは了承した。
*Aは、親Bの尊敬する僧侶Cに法事で読経をするよう依頼しCは了承したが、実際に来たのは同じ寺に所属する別の僧侶Dであった。
もっとも現代の日本民法においては個人的な精神的苦痛([[民法第710条]])でさえも慰謝料によって金銭に換算することができる([[民法第417条]])。したがって、金銭に評価できない債権は事実上存在しないと考えることもでき、その意味で本条は確認的な規定であるとも言われる。
====「その目的とすることができる」とは====
債権の法的な拘束力を認め、不履行時には究極的には国家による[[強制執行]]による債務履行の実現をも可能とする。
====保険法における例外規定====
[[保険法第3条]]は、[[損害保険]]の対象については一般的に金銭的に評価しないものをその対象としないとしており、本条の例外規定と言える。
===債権・債務の分類===
;債務の性質によるもの
:債務が守られなかった場合の強制履行の形が変わる。
:*与える債務(≒給付債務)
:*:直接強制が可能
:*行為債務
:**なす債務
:**:間接強制、債務の性質によっては代替執行が可能
:**なさざる債務
:**:間接強制によらざるを得ない。
;「結果」実現をポイントとする分類
:債務の履行において、特定の「結果」実現を約束するか否かをメルクマールとする分類。債務不履行に判定に差異がある。
:*結果債務 -「結果」が実現されなければ債務不履行となる。
:*:例:売買の引渡し、建築等の請負
:*手段債務 -「結果」が実現されない場合でも、注意義務を尽くしていれば債務不履行とならない。
:*:例:委任契約(医師の治療、弁護士の訴訟)、雇用契約
==参照条文==
*[[民法第90条]](公序良俗)
*[[民法第91条]](任意規定と異なる意思表示)
*[[保険法第3条]](損害保険契約の目的)
==脚注==
<references/>
----
{{前後
|[[コンメンタール民法|民法]]
|[[第3編 債権 (コンメンタール民法)|第3編 債権]]<br>
[[第3編 債権 (コンメンタール民法)#1|第1章 総則]]<br>
[[第3編 債権 (コンメンタール民法)#1|第1節 債権の目的]]
|[[民法第398条の22]]<br>(根抵当権の消滅請求)
|[[民法第400条]]<br>(特定物の引渡しの場合の注意義務)
}}
{{stub|law}}
[[category:民法|399]]
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高校化学 化学平衡
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Nermer314
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wikitext
text/x-wiki
{{pathnav|高等学校の学習|高等学校理科|高等学校 化学|pagename=化学平衡|frame=1|small=1}}
== 化学平衡 ==
可逆反応において、順方向の反応と逆方向との反応速度がつりあって反応物と生成物の組成比が巨視的に変化しなくなる状態を扱う分野である。
== 可逆反応 ==
水素とヨウ素の混合気体を容器に入れ、一定温度に保っておくと、一部が反応してヨウ化水素を生じ、水素・ヨウ素・ヨウ化水素の混合気体になる。また、この容器にヨウ化水素だけを入れて同じ温度に保っておくと、一部が分解して水素とヨウ素が生じ、やはり水素・ヨウ素・ヨウ化水素の混合気体になる。
このように、水素とヨウ素の化合、ヨウ化水素の分解のように、ある反応に対してその逆の反応も起こるとき、一方を正反応、他方を逆反応といい、このどちらも進むような反応を'''可逆反応'''とよぶ。また、一方向にしか進まない反応を'''不可逆反応'''という。
== 平衡移動 ==
=== ルシャトリエの原理 ===
可逆反応が平衡状態にあるとき、温度や圧力の条件を変化させると、正反応または逆反応のどちらかが進んで、新たな平衡状態になる。この現象を'''平衡移動'''という。
可逆反応が平衡状態にあるとき、濃度・温度・圧力といった条件を変化させると、条件の変化を和らげる向きに反応が進んで、平衡が移動する。これは、'''ルシャトリエの原理'''(平衡移動の原理)とよばれる。
条件変化を和らげる向きとは、条件変化の効果を打ち消す向きに反応が進むことを示している。つまり、圧力を上げれば、総気体分子数が少なくなる圧力が下がる向きに反応が進み、温度を上げれば吸熱する向きに反応が進むことになる。
例えば、<chem>N2 + 3H2 <=> 2NH3</chem> <math>\quad \Delta H = -92.2\,\mathrm{kJ}</math> について考える。
ここで、窒素 <chem>N2</chem> の濃度を増加させると、<chem>N2</chem> の増加をやわらげる方向、<chem>N2</chem> が減少する右へ平衡が移動する。<chem>N2</chem> の濃度を減少させると、<chem>N2</chem> の減少をやわらげる方向、<chem>N2</chem> が増加する左へ平衡が移動する。
圧力を大きくすると、圧力の増大をやわらげる、つまり、気体分子の数が減少する右に平衡が移動する。圧力を小さくすると、圧力の減少をやわらげる、つまり、気体分子の数が増加する左に平衡が移動する<ref>反応式を見てみると、左辺の気体分子は合計で4、右辺は2である。つまり、右の反応が進むと気体分子数が減り、左の反応が進むと気体分子数が増える。</ref>。
ほか、反応に関係のない気体が加わっても、平衡は変化しない。同様に、触媒を加えても、平衡は変化しない。
温度を上げると、温度の増加をやわらげる方向、つまり、吸熱反応の左に平衡が移動する。温度を下げると(冷却すると)、温度の減少をやわらげる方向、つまり、発熱反応の右に平衡が移動する。
ほか、温度・圧力など一定のままでアンモニア <chem>NH3</chem> の濃度を上げても、加えたアンモニアの一部はルシャトリエの原理により、<chem>N2</chem> や <chem>H2</chem> の生成で消費され、つまり上記の化学式で左方向の反応が一時的に強まり、やがて、また平衡に達する。
ルシャトリエの原理は、熱化学方程式にも、有効である。
<math> \mathrm{N_2} + \mathrm{3H_2} = \mathrm{2NH_3} + 92.2 kJ </math>
たとえば <chem>N2</chem> , <chem>H2</chem>, <chem>NH3</chem> の混合気体で、もし圧力一定のまま温度を上げた場合は、ルシャトリエの原理および上の式から、左側に進む反応( <chem>N2</chem>および<chem>H2</chem> のほうが生成される)が起き、言い換えれば(熱化学方程式ではなく化学反応式だが)平衡が左に移動する。
* 他の物質の例
<chem>2NO2 <=> N2O4 </chem>
<math> \mathrm{2NO_2} = \mathrm{N_2O_4} + 57.2 kJ </math>
上記の <chem>NO2</chem> , <chem>N2O4</chem> の混合気体を冷却すると、冷却とは温度の減少だから、ルシャトリエの原理により温度減少を打ち消すように温度上昇の反応が起きるはずなので、よって発熱反応である右方向の反応が進み、結果として <chem>N2O4</chem> の濃度が増える。
なお、<chem>NO2</chem> , <chem>N2O4</chem> の混合気体の(冷却ではなく)温度を上げると、左向きの反応が進む。
=== 平衡定数 ===
:<chem>\it{a} \, \rm{A} \, {+} \, \it{b} \, \rm{B} <=> \it{x} \, \rm{C} \, {+} \, \it{y} \, \rm{D}</chem>
のような可逆反応が起こるとき、この反応系が化学平衡に達すると、化学平衡のときの各物質の濃度の間には、Kを定数として、次の関係が成り立つ。
:<math>
\frac{[\mathrm C]^x [\mathrm D]^y}{[\mathrm A]^a [\mathrm B]^b} = K
</math>
この関係を'''化学平衡の法則'''といい、そのときの定数Kを'''平衡定数'''という。1つの反応系では、温度が決まれば平衡定数は一定値をとる。あるいは、上で定義された平衡定数の定義が、濃度の平衡によることから'''濃度平衡定数'''ともいい、その意味で表す際には、記号K<sub>c</sub>を用いる。
化学平衡の法則の証明は簡単である。右向きの化学反応 <chem>\it{a} \, \rm{A} \, {+} \, \it{b} \, \rm{B} -> \it{x} \, \rm{C} \, {+} \, \it{y} \, \rm{D}</chem> は <math>a</math> 個の分子 <chem>A</chem> と <math>b</math> 個の分子 <chem>B</chem> の衝突によって起こる。この衝突が起きる確率は、 <math>[\mathrm{A}]^a[\mathrm{B}]^b</math> に比例する。たとえば、反応系の中に微小な区画を考えて、その微小区画の中に分子が存在するとき分子は衝突すると考えることにすると、1個の分子 <chem>A</chem> が微小区画に存在する確率は、 <math>[\mathrm A]</math> に比例する。また、2個の分子 <chem>A</chem> が微小区画に存在する確率(つまり、2個の分子 <chem>A</chem> が微小区画において衝突する確率)は、 <math>[\mathrm A]^2</math> に比例する。このように考えていくと、微小区画に <math>a</math> 個の分子 <chem>A</chem> と <math>b</math> 個の分子 <chem>B</chem> が存在する確率は、<math>[\mathrm{A}]^a[\mathrm{B}]^b</math> に比例することがわかる。これは、ある微小区画において、分子が衝突する確率だが、微小区画がどこにあっても、そこで衝突が発生する確率は変わらないから、これが、反応系において衝突が発生する確率であることは明らかだろう。
次に、左向きの化学反応 <chem>\it{a} \, \rm{A} \, {+} \, \it{b} \, \rm{B} <- \it{x} \, \rm{C} \, {+} \, \it{y} \, \rm{D}</chem> が起きる確率も、同様に <math>[\mathrm C]^x [\mathrm D]^y</math> に比例する。平衡状態では、右向きの反応と左向きの反応が起きる確率は等しい。その反応の頻度は、それぞれ <math>[\mathrm{A}]^a[\mathrm{B}]^b</math>、<math>[\mathrm C]^x [\mathrm D]^y</math> に比例するのだから、この2つの量は比例する:
<math>
[\mathrm C]^x [\mathrm D]^y = K [\mathrm A]^a [\mathrm B]^b
</math>
これは、化学平衡の法則に他ならない。
=== 圧平衡定数 ===
上で定義された濃度平衡定数とは異なる平衡定数として、各々の反応物・生成物の分圧 <math>p</math> をもとに定義する平衡定数がある。平衡時の分圧を考えると、次のように'''圧平衡定数''' <math>K_p</math> が定義される。
濃度平衡定数と圧平衡定数には、反応式が
<chem>\it{a} \, \rm{A} \, {+} \, \it{b} \, \rm{B} <=> \it{x} \, \rm{C} \, {+} \, \it{y} \, \rm{D}</chem>
で表わされる場合に、分圧がモル濃度と比例することから、次の関係式がある。
:<math>
K_p=\frac{p_C^x p_D^y}{p_A^ap_B^b}=K_c(RT)^{(x+y)-(a+b)}
</math>
この関係式を導出する。理想気体の状態方程式の
:<math>pV=nRT</math>
は、圧力Vを右辺に移動すれば、
:<math>p=\left(\frac{n}{V}\right)RT=cRT </math>
と、圧力 <math>p</math> とモル濃度 <math>c</math> の関係式となり、圧力と温度とが比例する。この <math>p = cRT</math> を状態方程式を、圧平衡定数の式に代入すれば、
:<math>
K_p=\frac{p_C^x p_D^y}{p_A^a p_B^b}=\frac{([C]RT)^x ([D]RT)^y}{([A]RT)^a ([B]RT)^b}=\frac{[C]^x [D]^y}{[A]^a [B]^b} \frac{(RT)^x (RT)^y}{(RT)^a (RT)^b}=K_c(RT)^{(x+y)-(a+b)}
</math>
以上の計算例は、2個の反応物から2個の生成物が生じる反応式の場合だったが、他の反応式でも同様に、圧平衡定数と濃度平衡定数の関係式がある。
== 電離平衡 ==
酢酸を水に溶かすと、次のように電離し平衡状態になる<ref>より正確には、<chem>CH3COOH + H2O<=> CH3COO- + H3O+</chem>であるが、このように略す。</ref>。
<chem>CH3COOH <=> CH3COO- + H+</chem>
このような化学平衡を'''電離平衡'''という。
酢酸の電離平衡についても、化学平衡の法則を当てはめると、
<math>\frac{[\mathrm{CH_3COO^-}][\mathrm{H^+}]}{[\mathrm{CH_3COOH}]} = K_a</math>
となる。この平衡係数を'''電離定数'''という。
弱塩基についても同様に考えることができる。アンモニアの電離では、
<chem>NH3 + H2O <=> NH4+ + OH-</chem>
より、
<math>\frac{[\mathrm{{NH_4}^+}][\mathrm{OH^-}]}{[\mathrm{NH_3}][\mathrm{H_2O}]} = K</math>
となる。ここで、<math>[\mathrm{H_2O}]</math> は非常に大きいため一定と近似していい。電離定数 <math>K_b</math> を <math>K_b = K[\mathrm{H_2O}]</math> として、
<math>\frac{[\mathrm{{NH_4}^+}][\mathrm{OH^-}]}{[\mathrm{NH_3}]} = K_b</math>
となる。
=== 弱酸・弱塩基の電離 ===
モル濃度 <math>c</math> の弱酸 <chem>HA</chem> の水溶液では、電離度を <math>\alpha</math> とすると、<chem>[H+]</chem> と <chem>[A-]</chem> は <math>c\alpha</math> に等しくなる。従って、電離定数 <math>K_a</math> は、次のように表される。
{| class="wikitable"
|+
!
!<chem>HA</chem>
!<chem><=></chem>
!<chem>A-</chem>
!<chem>H+</chem>
|-
|電離前
|<math>c</math>
|
|<math>0</math>
|<math>0</math>
|-
|電離
|<math>-c\alpha</math>
|
|<chem>c\alpha</chem>
|<chem>c\alpha</chem>
|-
|平衡
|<math>c(1-\alpha)</math>
|
|<chem>c\alpha</chem>
|<chem>c\alpha</chem>
|}
:<math>
K_a=\mathrm{\frac{[H^+][A^-]}{[HA]}}=\frac{c\alpha \cdot c\alpha}{(c-c\alpha)}=\frac{c\alpha^2}{1-\alpha}
</math>
ここで、電離度 <math>\alpha</math> が1より十分に小さい場合、 <math>\frac{1}{1-\alpha} \approx 1</math> と近似して、<math>
K_a=\frac{c\alpha^2}{1-\alpha} \approx c\alpha^2
</math> である。これより、<math>\alpha = \sqrt{\frac{K_a}{c}}</math>を得る。
(無限等比級数を知っている場合、この近似は次のように理解することが出来る。<math>0 \le \alpha < 1</math> のとき、無限等比級数の和より、<math>1 + \alpha + \alpha^2 + \alpha^3 + \cdots = \frac{1}{1-\alpha}</math> である。つまり、<math>
\frac{c\alpha^2}{1-\alpha} = c\alpha^2(1 + \alpha + \alpha^2 + \cdots) = c\alpha^2 + c\alpha^3 + c\alpha^4 + \cdots \approx c\alpha^2.
</math>)
この水溶液の水素イオン濃度は <math>[\mathrm{H^+}] = c\alpha = \sqrt{cK_a}</math> である。
次に、電離度 <math>\alpha</math> が1より十分に小さくない場合は、 <math>1-\alpha \approx 1</math> と近似することはできない。
<math>
K_a=\frac{c\alpha^2}{1-\alpha}
</math> より、 二次方程式 <math>c\alpha^2 + K_a\alpha -K_a = 0</math> を <math>\alpha</math> について解いて、 <math>\alpha = \frac{-K_a + \sqrt{K_a^2 + 4cK_a}}{2c}</math> である。
水素イオン濃度は <math>[\mathrm{H^+}] = c\alpha = \frac{-K_a + \sqrt{K_a^2 + 4cK_a}}{2}</math> である。
この場合も濃度が電離定数よりも十分大きい場合 <math> c \gg K_a </math> と近似すると、
<math>[\mathrm{H^+}] = \sqrt{cK_a}</math>
となる。
電離度がだいたい <math>\alpha < 0.05</math> の場合、<math>\frac{1}{1-\alpha} \approx 1</math> の近似を行うことが出来るが。<math>\alpha \ge 0.05</math> のときは近似は行わない。
=== 水の電離 ===
水はわずかに電離して、'''電離平衡'''の状態になっている。
:<chem> H_2 O <=> H^+ + OH^- </chem>
:化学平衡の法則より、水の平衡定数 <math>K</math> は次のようになる。
:<math>
K=\mathrm{\frac{[H^+][OH^-]}{[H_2O]}}
</math>
水はわずかにしか電離しないので、濃度 <chem>[H2O]</chem> の値はほぼ一定とみなせる。そこで、<math>
K_{\mathrm w}=K\mathrm{[H_2O]}
</math> とすると、
<math>
K_{\mathrm w}=K\mathrm{[H_2O]=[H^+][OH^-]}
</math>
これより、<chem>[H+]</chem> と <chem>[OH- ]</chem> の積の値も温度一定のときに一定値となる。この <math>K_{\mathrm w}</math> を'''水のイオン積'''という。
25 ℃ における <math>K_{\rm w}</math>の値は
:<math>
K_{\mathrm w} = [\mathrm{H^+}][\mathrm{OH^-}] = 1.0 \times 10^{-14} \, \mathrm{mol^2/L^2}
</math><br />
このイオン積の値は酸や塩基中など常に成り立つ。
また、温度がかわると水のイオン積の値は変化する。
水のイオン積と常温付近の温度の関係は、下記のとおり。
{| class="wikitable"
|-
! 温度/℃ !! K<sub>w</sub>/(mol<sup>2</sup>/L<sup>2</sup>)
|-
| 20 || 0.29×10<sup>-14</sup>
|-
| 25 || 1.01×10<sup>-14</sup>
|-
| 30 || 1.47×10-<sup>14</sup>
|-
|}
:
また、水の電離は吸熱反応であり(※ 上の表と関連づけて覚えよう。)、熱化学方程式は
:<chem> H^+ + OH^- <=> H_2O </chem><math>\quad \Delta H = -56\,\mathrm{kJ}</math>
である。
=== pOH ===
水素イオン指数 <math>\rm pH</math> は <math>\mathrm{pH} = -\log_{10} [\mathrm{H^+}]</math> で定義されるものであった。
水酸化イオンについても、 <math>\mathrm{pOH} = -\log_{10} [\mathrm{OH^-}]</math> を定義する。<math>\rm pH</math> と <math>\rm pOH</math> について、イオン積から次の公式が成り立つ。
<math>
[\mathrm{H^+}][\mathrm{OH^-}] = 1.0 \times 10^{-14}
</math>
より両辺の対数をとって、
<math>
\log_{10}[\mathrm{H^+}]+\log_{10}[\mathrm{OH^-}] = -14
</math>
から
<math>\mathrm{pH} + \mathrm{pOH} = 14</math>
あるいは
:<math>\mathrm{pH} = 14 - \mathrm{pOH}</math>
を得る。
=== 加水分解 ===
弱酸と強塩基の塩、または弱塩基と強酸の塩は水に溶けると、ほとんど完全に電離し次のように加水分解する。
弱酸と強塩基の塩(酢酸ナトリウムの場合)
<chem>CH3COONa -> CH3COO^- + Na^+</chem>
<chem>CH3COO^- + H2O <=> CH3COOH + OH^-</chem>
弱塩基と強酸の塩(塩化アンモニウムの場合)
<chem>NH4Cl -> NH4^+ + Cl^-</chem>
<chem>NH4^+ + H2O <=> NH3 + H3O^+</chem>
ここで、酢酸イオンの加水分解の平衡定数 <math>K</math> は
<math>K = \frac{\mathrm{[CH_3COOH]}\mathrm{[OH^-]}}{\mathrm{[CH_3COO^-]}\mathrm{[H_2O]}}</math>
である。 <chem>\mathrm{[H_2O]}</chem> は一定と考え、<math>K_{\mathrm h} = K\mathrm{[H_2O]}</math> と置くと
<math>K_{\mathrm h} = \frac{\mathrm{[CH_3COOH]}\mathrm{[OH^-]}}{\mathrm{[CH_3COO^-]}}</math>
が成り立つ。この <math>K_{\mathrm h}</math> を加水分解定数という。
アンモニウムイオンについても同様に考える。平衡定数 <math>K</math> は
<math>K = \frac{\mathrm{[NH_3]}\mathrm{[H_3O^+]}}{\mathrm{[NH_4^+]}\mathrm{[H_2O]}}</math>
加水分解定数 <math>K_{\mathrm h} = K \mathrm{[H_2O]}</math> を定義すると
<math>K_{\mathrm h} = \frac{\mathrm{[NH_3]}\mathrm{[H_3O^+]}}{\mathrm{[NH_4^+]}} = \frac{\mathrm{[NH_3]}\mathrm{[H^+]}}{\mathrm{[NH_4^+]}}</math>
加水分解定数 <chem>K_{\mathrm h}</chem> と、弱酸または弱塩基の電離定数 <math>K_{\mathrm a}</math> または <math>K_{\mathrm b}</math> について
<math>K_{\mathrm w} = K_{\mathrm a}K_{\mathrm h}</math>
<math>K_{\mathrm w} = K_{\mathrm b}K_{\mathrm h}</math>
が成り立つ。
実際、酢酸ナトリウムの場合、
<math>K_{\mathrm a} = \frac{[\mathrm{CH_3COO^-}][\mathrm{H^+}]}{[\mathrm{CH_3COOH}]},\quad K_{\mathrm h} = \frac{\mathrm{[CH_3COOH]}\mathrm{[OH^-]}}{\mathrm{[CH_3COO^-]}}</math>
より
<math>K_{\mathrm a}K_{\mathrm h} = \mathrm{[H^+]}\mathrm{[OH^-]} = K_{\mathrm w}</math>
また、塩化アンモニウムの場合、
<math>K_{\mathrm b} = \frac{[\mathrm{{NH_4}^+}][\mathrm{OH^-}]}{[\mathrm{NH_3}]},\quad K_{\mathrm h} = \frac{\mathrm{[NH_3]}\mathrm{[H^+]}}{\mathrm{[NH_4^+]}}</math>
より
<math>K_{\mathrm b}K_{\mathrm h} = \mathrm{[H^+]}\mathrm{[OH^-]} = K_{\mathrm w} </math>
である。
=== 塩のpH ===
弱酸と強塩基の塩を水に溶かすと、塩は完全に電離し、一部が加水分解し水酸化物イオンが生じるため液性は塩基性を示す。
弱酸と強塩基の塩(酢酸ナトリウムの場合)
<chem>CH3COONa -> CH3COO^- + Na^+</chem>
<chem>CH3COO^- + H2O <=> CH3COOH + OH^-</chem>
同様に、弱塩基と強酸の塩の水溶液は酸性を示す。
弱塩基と強酸の塩(塩化アンモニウムの場合)
<chem>NH4Cl -> NH4^+ + Cl^-</chem>
<chem>NH4^+ + H2O <=> NH3 + H3O^+</chem>
ここで、弱塩基と強酸の塩であるモル濃度 <math>c</math> の塩化アンモニウム水溶液の水素イオン濃度を求める。
塩化アンモニウムは完全に電離するため、電離後のアンモニウムイオンのモル濃度は <math>c </math> である。
<chem>NH4Cl -> NH4^+ + Cl^-</chem>
電離したアンモニウムイオンの内、加水分解するアンモニウムイオンの物質量の割合 <math>\beta =</math> 加水分解した<chem>NH4^+</chem>/電離した<chem>NH4^+</chem> を定義し、<math>\beta</math> を加水分解度と呼ぶ。
アンモニウムイオンの加水分解の量的関係は次の表のとおりである。
{| class="wikitable"
|+
!
!<chem>NH4^+</chem>
!<chem>H2O</chem>
!<chem><=></chem>
!<chem>NH3</chem>
!<chem>H3O^+</chem>
|-
|電離後
|<math>c</math>
|
|
|<math>0</math>
|<math>0</math>
|-
|加水分解
|<math>-c\beta</math>
|
|
|<chem>c\beta</chem>
|<chem>c\beta</chem>
|-
|平衡
|<math>c(1-\beta)</math>
|
|
|<chem>c\beta</chem>
|<chem>c\beta</chem>
|}
加水分解度 <math>\beta</math> が1より十分に小さい場合
:<math>
K_{\mathrm h}=\mathrm{\frac{[NH_3][H^+]}{[NH_4^+]}}=\frac{c\beta \cdot c\beta}{(c-c\beta)}=\frac{c\beta^2}{1-\beta} \approx c\beta^2
</math><ref><chem>H^+ = H3O^+</chem> に注意</ref>
より、 <math>\beta = \sqrt{\frac{K_{\mathrm h}}{c}}</math> である。
水素イオン濃度は <math>\mathrm{[H^+]} = c \beta = \sqrt{cK_{\mathrm h}} = \sqrt{c\frac{K_{\mathrm w}}{K_{\mathrm b}}}</math> である。(<math>K_{\mathrm b}</math> はアンモニアの電離定数、<math>K_{\mathrm w}</math> は水のイオン積)
演習問題
モル濃度が <math>c</math> の酢酸ナトリウム水溶液のpHを、酢酸の電離定数 <math>K_{\mathrm a}</math>と水のイオン積 <math>K_{\mathrm w}</math> で表せ。
=== 緩衝液 ===
少量の酸や塩基を加えたり、薄めたりしてもpHがほとんど変化しない溶液を、'''{{Ruby|緩衝|かんしょう}}液'''あるいは'''緩衝溶液'''という。弱酸とその塩、または弱塩基とその塩の混合水溶液などが緩衝液として使われる。また、このようにpHを一定に保つような作用を'''緩衝作用'''という。
代表的な緩衝液として、酢酸 CH<sub>3</sub>COOH と酢酸ナトリウム CH<sub>3</sub>COONa との混合水溶液がある。この溶液中の酢酸ナトリウムは、電離してCH<sub>3</sub>COO<sup>-</sup>とNa<sup>+</sup>とを生じる。一方、酢酸も電離するが、酢酸ナトリウムの電離により生じるCH<sub>3</sub>COO<sup>-</sup>の影響で、ルシャトリエの原理により、電離平衡は大きく酢酸の側に偏る。従って、実際には酢酸はほとんど電離せず、酢酸分子として水中に存在している。このとき、[[高等学校化学基礎/酸と塩基の反応#ブレンステッド・ローリーによる酸・塩基の定義|ブレンステッド・ローリーの定義]]によると、酢酸はブレンステッド酸、酢酸イオンはブレンステッド塩基である。
まず、この混合溶液に酸を加えると、生じたH<sup>+</sup>は酢酸イオンと反応して、酢酸を生じる。これにより、[H<sup>+</sup>] はほとんど増加しない。また、この混合溶液に塩基を加えると、生じたOH<sup>-</sup>は酢酸分子と反応して中和される。従って、[OH<sup>-</sup>] もほとんど増加しない。
この溶液において緩衝作用が最大になるのは、酢酸と酢酸イオンのモル濃度が等しいときである。
生物は体内のpHの変化に弱いため、緩衝液を体液として持っている。詳しくは[[高等学校生物]]を参照。
== 溶解平衡 ==
例えば、塩化ナトリウムを水に加えていくと、やがて溶けきれなくなり、飽和溶液になる。このような状態を'''溶解平衡'''といい、<chem>NaCl ->Na+ +Cl-</chem> の電離平衡が成立する。ここで、この飽和溶液に濃塩酸を加えると、新たに塩化ナトリウムが沈殿してくる。これは、濃塩酸を加えることにより <chem>[Cl-]</chem> が増加し、ルシャトリエの原理により上式の平衡が左に移動するからである。濃塩酸の代わりに塩化水素ガスを吹き込んでも同様の結果が得られる。
このように、ある電解質の飽和溶液に、その電解質を構成するイオンと同じ種類のイオン(共通イオン)を生じる別の電解質を加えることで、もとの電解質の溶解度が減少して沈殿を生じる現象を、'''共通イオン効果'''という。
=== 溶解度積 ===
塩化銀AgClのような難溶性の塩でも、水に加えれば、わずかながら電離をする。
:<chem>AgCl -> Ag+ + Cl-</chem>
この難溶性の塩の場合も、以下のように平衡定数が定義できる。
:<math>
\frac{[\mathrm {Ag^+}] [\mathrm {Cl^-}]}{[\mathrm {AgCl}]}=K
</math>
[AgCl]の濃度の値は、一定値と見なせるから、これを右辺に移項して、
:<math>
[\mathrm {Ag^+}] [\mathrm {Cl^-}] = K[\mathrm {AgCl}] = K_{\rm SP}
</math>
として、式が得られる。この式の、
:<math>
[\mathrm {Ag^+}] [\mathrm {Cl^-}] = K_{\rm SP}
</math>
を塩化銀の'''溶解度積'''(solubility product)といい、記号 <math>K_{\rm SP}</math> で表す。
平衡定数Kが温度のみの関数であり、<chem>[AgCl]</chem> は一定と見なせることから、溶解度積 <math>K_{\rm SP}</math> もまた温度のみの関数で濃度に無関係である。
塩化銀以外の他の難溶性の塩に対しても、同様に溶解度積が定義できる。一般の塩 <chem>A_{\it m}B_{\it n}</chem> に対しては、溶解度積の定義 <math>K_{\rm SP}</math> は、反応式が次の式の場合、
<math>\mathrm{A}_m\mathrm{B}_n \rightleftharpoons m\mathrm{A^{{\it n}+}} + n\mathrm{B^{{\it m}-}}</math>
化学平衡の法則より <math>\frac{[\mathrm{A^{{\it n}+}}]^m[\mathrm{B^{{\it m}-}}]^n}{[\mathrm{A}_m\mathrm{B}_n]} = K</math>
溶解度積 <math>K_{\rm SP}</math> は、
:<math>
[\mathrm {A^{{\it n}+}}]^m [\mathrm {B^{{\it m}-}}]^n = K_{\mathrm{SP}}
</math>
で定義される。
塩化銀の水溶液に、塩化ナトリウムNaClを加えると、塩化ナトリウムは容易に電離することから、溶液中の塩素イオン濃度 [Cl]<sup>-</sup> が増える。すると、平衡定数を一定に保つには、 銀イオン濃度 <chem>[Ag+]</chem> を減らさなければならなくなる。従って、塩化銀の電離が減少し、塩化銀銀の沈殿が生じる。これは共通イオン効果の一種である。
塩化ナトリウムの代わりに、塩酸HClや塩化カリウムKClなどを加えても塩化銀の沈殿現象は起こる。
この場合、銀イオンと塩素イオンのイオン積[Ag]<sup>+</sup> [Cl]<sup>-</sup>が溶解度積 K<sub>SP</sub> よりも大きくなると沈殿を生じる。
:[Ag]<sup>+</sup> [Cl]<sup>-</sup> > K<sub>SP</sub> ・・・沈殿を生じて、 [Ag]<sup>+</sup> [Cl]<sup>-</sup> = K<sub>SP</sub> となる。
:[Ag]<sup>+</sup> [Cl]<sup>-</sup> ≦ K<sub>SP</sub> ・・・沈殿を生じない。
[[カテゴリ:高等学校化学|かかくへいこう]]
[[Category:高等学校教育]]
[[Category:化学]]
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民事執行法第43条
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Tomzo
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wikitext
text/x-wiki
[[法学]]>[[民事法]]>[[民事手続法]]>[[民事執行法]]
==条文==
(不動産執行の方法)
;第43条
#不動産(登記することができない土地の定着物を除く。以下この節において同じ。)に対する強制執行(以下「'''不動産執行'''」という。)は、[[強制競売]]又は[[強制管理]]の方法により行う。これらの方法は、併用することができる。
#金銭の支払を目的とする債権についての強制執行については、不動産の共有持分、登記された地上権及び永小作権並びにこれらの権利の共有持分は、不動産とみなす。
==解説==
;不動産
*原則 - 土地及びその定着物([[民法第86条]])
*動産とみなすもの
**[[不動産執行]]ではなく[[動産執行]]の対象
***登記することができない土地の定着物
***土地から分離する前の天然果実で1月以内に収穫することが確実であるもの
==参照条文==
*[[民事執行法第180条]](不動産担保権の実行の方法)
==判例==
----
{{前後
|[[コンメンタール民事執行法|民事執行法]]
|[[コンメンタール民事執行法#2|第2章 強制執行]]<br>
[[コンメンタール民事執行法#2-1|第2節 金銭の支払を目的とする債権についての強制執行]]<br>
[[コンメンタール民事執行法#2-2-1|第1款 不動産に対する強制執行]]<br>
[[コンメンタール民事執行法#2-2-1-1|第1目 通則]]<br>
|[[民事執行法第42条]]<br>(執行費用の負担)
|[[民事執行法第44条]]<br>(執行裁判所)
}}
{{stub|law}}
[[category:民事執行法|043]]
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2026-05-02T00:48:36Z
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/* 解説 */
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text/x-wiki
[[法学]]>[[民事法]]>[[民事手続法]]>[[民事執行法]]
==条文==
(不動産執行の方法)
;第43条
#不動産(登記することができない土地の定着物を除く。以下この節において同じ。)に対する強制執行(以下「'''不動産執行'''」という。)は、[[強制競売]]又は[[強制管理]]の方法により行う。これらの方法は、併用することができる。
#金銭の支払を目的とする債権についての強制執行については、不動産の共有持分、登記された地上権及び永小作権並びにこれらの権利の共有持分は、不動産とみなす。
==解説==
;不動産
*原則 - 土地及びその定着物([[民法第86条]])
*動産とみなすものを除く。
**[[不動産執行]]ではなく[[動産執行]]の対象
***登記することができない土地の定着物
***土地から分離する前の天然果実で1月以内に収穫することが確実であるもの
==参照条文==
*[[民事執行法第180条]](不動産担保権の実行の方法)
==判例==
----
{{前後
|[[コンメンタール民事執行法|民事執行法]]
|[[コンメンタール民事執行法#2|第2章 強制執行]]<br>
[[コンメンタール民事執行法#2-1|第2節 金銭の支払を目的とする債権についての強制執行]]<br>
[[コンメンタール民事執行法#2-2-1|第1款 不動産に対する強制執行]]<br>
[[コンメンタール民事執行法#2-2-1-1|第1目 通則]]<br>
|[[民事執行法第42条]]<br>(執行費用の負担)
|[[民事執行法第44条]]<br>(執行裁判所)
}}
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[[category:民事執行法|043]]
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[[法学]]>[[民事法]]>[[民事手続法]]>[[民事執行法]]
==条文==
(不動産執行の方法)
;第43条
#不動産(登記することができない土地の定着物を除く。以下この節において同じ。)に対する強制執行(以下「'''不動産執行'''」という。)は、[[強制競売]]又は[[強制管理]]の方法により行う。これらの方法は、併用することができる。
#金銭の支払を目的とする債権についての強制執行については、不動産の共有持分、登記された地上権及び永小作権並びにこれらの権利の共有持分は、不動産とみなす。
==解説==
;不動産
*原則 - 土地及びその定着物([[民法第86条]])
*動産とみなすものを除く。
**[[不動産執行]]ではなく[[動産執行]]の対象
***登記することができない土地の定着物
***土地から分離する前の天然果実で1月以内に収穫することが確実であるもの
*不動産の共有持分、登記された地上権及び永小作権並びにこれらの権利の共有持分は、物権であるが不動産とみなす。
==参照条文==
*[[民事執行法第180条]](不動産担保権の実行の方法)
==判例==
----
{{前後
|[[コンメンタール民事執行法|民事執行法]]
|[[コンメンタール民事執行法#2|第2章 強制執行]]<br>
[[コンメンタール民事執行法#2-1|第2節 金銭の支払を目的とする債権についての強制執行]]<br>
[[コンメンタール民事執行法#2-2-1|第1款 不動産に対する強制執行]]<br>
[[コンメンタール民事執行法#2-2-1-1|第1目 通則]]<br>
|[[民事執行法第42条]]<br>(執行費用の負担)
|[[民事執行法第44条]]<br>(執行裁判所)
}}
{{stub|law}}
[[category:民事執行法|043]]
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民事執行法第122条
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2026-05-01T17:17:35Z
Tomzo
248
298994
wikitext
text/x-wiki
[[法学]]>[[民事法]]>[[コンメンタール民事執行法]]
==条文==
(動産執行の開始等)
;第122条
# 動産(登記することができない土地の定着物、土地から分離する前の天然果実で1月以内に収穫することが確実であるもの及び裏書の禁止されている有価証券以外の有価証券を含む。以下この節、[[民事執行法#3|次章]]及び[[民事執行法#4|第4章]]において同じ。)に対する強制執行(以下「'''動産執行'''」という。)は、執行官の目的物に対する差押えにより開始する。
# 動産執行においては、執行官は、差押債権者のためにその債権及び執行費用の弁済を受領することができる。
==解説==
;動産
*原則 - 不動産(土地及びその定着物)以外の物([[民法第86条]])
*動産とみなすもの
**[[不動産執行]]ではなく動産執行の対象
***登記することができない土地の定着物
***土地から分離する前の天然果実で1月以内に収穫することが確実であるもの
**[[債権執行]]ではなく動産執行の対象
***有価証券(裏書の禁止されている有価証券を除く)
==参照条文==
----
{{前後
|[[コンメンタール民事執行法|民事執行法]]
|[[コンメンタール民事執行法#2|第2章 強制執行]]<br>
[[コンメンタール民事執行法#2-2|第2節 金銭の支払を目的とする債権についての強制執行]]<br>
[[コンメンタール民事執行法#2-2-3|第3款 動産に対する強制執行]]
|[[民事執行法第121条]]<br>(不動産に対する強制競売の規定の準用)
|[[民事執行法第123条]]<br>(債務者の占有する動産の差押え)
}}
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[[category:民事執行法|122]]
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民事執行法第143条
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Tomzo
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wikitext
text/x-wiki
[[法学]]>[[民事法]]>[[コンメンタール民事執行法]]
==条文==
(債権執行の開始)
;第143条
: 金銭の支払又は船舶若しくは動産の引渡しを目的とする債権{{Font color||lavender|([[動産執行]]の目的となる有価証券が発行されている債権を除く。以下この節において「債権」という。)}}に対する強制執行{{Font color||lavender|([[民事執行法第167条の2|第167条の2]]第2項に規定する[[少額訴訟債権執行]]を除く。以下この節において「'''債権執行'''」という。)}}は、執行裁判所の[[差押命令]]により開始する。
==解説==
;民事執行における債権
:債権のうち、いわゆる「与える債務(給付債務)」に対する債権を対象とする。
==参照条文==
----
{{前後
|[[コンメンタール民事執行法|民事執行法]]
|[[コンメンタール民事執行法#2|第2章 強制執行]]<br>
[[コンメンタール民事執行法#2-2|第2節 金銭の支払を目的とする債権についての強制執行]]<br>
[[コンメンタール民事執行法#2-2-4|第4款 債権及びその他の財産権に対する強制執行]]<br>
[[コンメンタール民事執行法#2-2-4-1|第1目 債権執行等]]
|[[民事執行法第142条]]<br>(執行裁判所による配当等の実施)
|[[民事執行法第144条]]<br>(執行裁判所)
}}
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[[category:民事執行法|143]]
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高校化学 非金属元素
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wikitext
text/x-wiki
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== 水素と貴ガス ==
=== 水素 ===
[[ファイル:周期表-H.png|right]]
[[File:H,1.jpg|150px|right]]
'''水素'''は、単体として宇宙で最も多く存在する元素である。地球上では水 H<sub>2</sub>O として最も多く存在する。単体 H<sub>2</sub> は常温常圧で無色無臭の気体である。
;製法
工業的には、石油や天然ガスを高温水蒸気と反応させて、得られる。他には、純粋な水素を作る場合は、水を電気分解する。
実験室では、塩酸や希硫酸などの強酸に、亜鉛などの金属を加える。水素は水に溶けにくいため、水上置換で捕集する。
;主な性質・反応
* 空気中で容易に燃焼し、水になる。酸素との混合気体は爆発的に燃焼する。
*: <chem>2H2 + O2 -> H2O</chem>
* 高温では還元性をもち、高温で金属などの酸化物を還元する。
*: <chem>CuO + H2 ->[\Delta] Cu + H2O</chem>
* 殆どの元素と化合して水素化合物を作る。
*: <chem>2 F2 + 2 H2O -> 4HF + O2</chem>
※化学反応式の矢印の上にΔをつけると、加熱が必要な反応であることを示す。
水素化合物は、水素結合により化合しているため、極性分子である。また、化合する元素が周期表の右側にいるほど酸性、左側にいるほど塩基性が強くなる。
水素は、アンモニア、塩化水素、メタノールなどの原料である。
水素は燃焼における生成物が水だけなので、環境に負荷をかけにくい新しいエネルギー源として注目されており、燃料電池自動車(FCV)や水素式燃料電池駆動電車(FV)の開発が進められている。
=== 貴ガス ===
[[File:周期表-希ガス.png|right]]
'''貴ガス'''(noble gas)<ref>希ガス(稀ガス、rare gas)とも</ref>は、18族元素のヘリウム He, ネオン Ne, アルゴン Ar, クリプトン Kr, キセノン Xe, ラドン Rn の総称である<ref>18族元素にはオガネソン Og もあるがこの元素の性質はあまり解明されていない。</ref>。
18族元素は価電子をもたないため、他の原子と結合したり、イオンになることがほとんどない。したがって、化学反応を起こして化合物となることがほとんどない。また、単体の気体として、原子1個で1つの分子を形成している。このような分子を'''単原子分子'''と呼ぶ。
==== 単体 ====
貴ガスには次のような物質がある。これらはいずれも無色無臭で、常温常圧で気体である。また、いずれも融点および沸点が低い。
* '''ヘリウム''' (He): 風船や飛行船を浮かせるために用いられる。また、すべての物質の中で、融点がもっとも低い(-269℃、4K)ので、超伝導など極低温の実験の際の冷媒に液体ヘリウムが用いられる。
* '''ネオン''' (Ne): ネオンサインなどに用いられる。
* '''アルゴン''' (Ar): 溶接するときの酸化防止ガスに用いられる。空気中に0.93%存在する。
* '''クリプトン''' (Kr): 電球などに用いられる。
* '''キセノン'''(Xe): カメラのストロボなどに用いられる。
* ラドン (Rn): 放射能があり、放射線治療などに用いられる。
{|align="center" style="border:solid #aaffaa 1px;"
|[[File:He,2.jpg|100px]]||[[File:Ne,10.jpg|100px]]||[[File:Ar,18.jpg|100px]]||[[File:Kr,36.jpg|100px]]||[[File:Xe,54.jpg|100px]]
|-
|style="text-align:center"|ヘリウム
|style="text-align:center"|ネオン
|style="text-align:center"|アルゴン
|style="text-align:center"|クリプトン
|style="text-align:center"|キセノン
|}
貴ガスは原子単体で安定なため、普通は化合物にならない。ガラス管に内圧が低くなるよう貴ガスを封入し電圧をかけることで、それぞれ異なった色の光を放つ([[高等学校物理/原子物理#陰極線|真空放電]]という)。そのため、電球やネオンサインとして用いられるものが多い。
{|align="center" style="border:solid #aaffaa 1px;"
|[[File:HeTube.jpg|100px]]||[[File:NeTube.jpg|100px]]||[[File:ArTube.jpg|100px]]||[[File:KrTube.jpg|100px]]||[[File:XeTube.jpg|100px]]
|-
|style="text-align:center"|ヘリウム
|style="text-align:center"|ネオン
|style="text-align:center"|アルゴン
|style="text-align:center"|クリプトン
|style="text-align:center"|キセノン
|}
==== エキシマ(発展) ====
アルゴン気体とフッ素気体をつめた放電管に放電をすると、不安定なアルゴンフッ素 ArF (エキシマ)が一時的に生成し、それが分解する際に波長197 nmの紫外線を放出する。
この光は、[[高校物理 電磁気学#半導体|半導体]]製造の際の光化学反応の光源に使われている。また、キセノンでもハロゲンとのエキシマによってレーザー光が放出されることが知られている。
==== 化合物 ====
貴ガスは、反応性が低く化合物を作らないと考えられていたが、1960年代に、<chem>XePtF6</chem> や <chem>XeF4</chem> などキセノンの化合物の合成に成功した。その後も貴ガスの化合物は合成されたが、ネオンの化合物は未だ合成に成功していない。
キセノンとフッ素ガスを混合した気体に放電または熱を加えてできた、二フッ化キセノン XeF<sub>2</sub> や四フッ化キセノン XeF<sub>4</sub> や六フッ化キセノン XeF<sub>6</sub> の固体は無色である。
== ハロゲン ==
[[ファイル:周期表-ハロゲン.png|右]]
周期表の17族に属する、フッ素 F、塩素 Cl、臭素 Br、ヨウ素 I、アスタチン At を'''ハロゲン'''という<ref>17族元素にはテネシン Ts もあるがこの元素の性質はあまり解明されていない。</ref>。
ハロゲンの原子は最外殻に価電子を7つ持っており、1価の陰イオンになりやすく、化合物をつくりやすい。そのため、天然では、ハロゲンは鉱物(ホタル石 CaF<sub>2</sub> 、岩塩 NaCl etc.)として存在している場合が多い。または、海水中に陰イオンとしてハロゲンが存在している場合も多い。
=== 単体 ===
ハロゲンの単体はいずれも'''二原子分子'''で有色、有毒である。
沸点(bp)・融点(mp)は、原子番号の大きいものほど高い。
ハロゲンの単体は酸化力が強い。酸化力の強さは原子番号が小さいほど大きくなる。つまり酸化力の強さは、
:<chem>F2 > Cl2 > Br2 > I2</chem>
である。
たとえば、ヨウ化カリウム水溶液に塩素を加えると、ヨウ素は酸化されて単体となる。
:<chem>2KI + Cl2 -> 2KCl + I2 </chem>
逆に、塩化カリウム水溶液にヨウ素を加えても、ヨウ素よりも塩素のほうが酸化力が強いため、反応は起こらない。
また、ハロゲンの各元素ごとの酸化力の違いは、水や水素との反応にも関わる。
最も酸化力のつよいフッ素は、水と激しく反応し、酸素を発生する。
:<chem>2 F2 + 2 H2O -> 4 HF + O2</chem>
{|border=1 cellspacing=0 align=center text-align=center style="text-align:center"
|- style="background:silver"
! !! フッ素 F<sub>2</sub> !! 塩素 Cl<sub>2</sub> !! 臭素 Br<sub>2</sub> !! ヨウ素 I<sub>2</sub>
|-
| rowspan="2" | 色・状態
| [[File:F,9.jpg|180px]] || [[File:Cl,17.jpg|180px]] || [[File:Br,35.jpg|180px]] || [[File:I,53.jpg|170px]]
|-
|| 淡黄色・気体 || 黄緑色・気体 || 赤褐色・液体 || 黒紫色・固体
|-
| 融点 (℃) || -220 || -101 || -7 || 114
|-
| 沸点 (℃) || -138 || -34 || 59 || 184
|-
| 酸化力
| colspan="4" | 大 ←――――――――――――――――――――――――――――――――――→ 小
|-
| rowspan="2" | 水との反応 || 激しく反応して<br>酸素 O<sub>2</sub> が発生 || 一部が反応<br>HCl などを生じる || rowspan="2"| 塩素より反応は弱いが、<br>似た反応をする || rowspan="2" | 水に反応しにくく、<br>水に溶けにくい
|-
|| 2H<sub>2</sub>O + 2F<sub>2</sub><br />→ 4HF + O<sub>2</sub> || 2H<sub>2</sub>O + Cl<sub>2</sub> <br />⇄ HCl + HClO
|-
| rowspan="2" | 水素との反応 || 低温・暗所でも<br />爆発的に反応 || 光を当てることで<br />爆発的に反応 || 高温にすると反応 || 高温にすると一部が反応
|}
==== フッ素 ====
常温常圧下では淡黄緑色の気体である。
酸化力が非常に強く、様々な物質と激しく反応する。ガラスでさえフッ素を吹き付けると燃えるように反応するため扱いが難しい。
水や水素との反応物であるフッ化水素(HF)が水に溶けたフッ化水素酸(HFaq)はガラスを侵すため、ポリエチレン容器に入れ保管する。
==== 塩素 ====
塩素 Cl<sub>2</sub> は常温常圧で黄緑色の有毒な気体である。
塩素は歴史的に衣類の漂白剤として用いられていたが、第一次世界大戦で毒ガス兵器として用いられ、約3000人を殺害した。
===== 製法 =====
工業的:塩化ナトリウム水溶液の電気分解を用いたイオン交換膜法で生成する。
実験室的:
①酸化マンガン(IV)に濃塩酸を加え、加熱する。
: <chem>MnO2 + 4HCl ->[\Delta] MnCl2 + 2H2O + Cl2 ^</chem>
:なお、この反応では塩素と同時に水も生成する。さらに、濃塩酸には[[#ハロゲンの化合物|次節]]に見るように揮発性がある。したがって、この反応により得られる気体は純粋な塩素ではなく、水や塩化水素を少量含んでいる。それらを取り除くため、この気体を水と濃硫酸に順番に通す。まず水に通すことで、揮発した塩化水素が吸収される。次いで濃硫酸に通すことで、濃硫酸の吸湿作用により気体中の水が吸収され、純粋な塩素を得ることができる。なお、この水・濃硫酸に通す順番を逆にしてはならない。先に濃硫酸に通した後水に通しても、得られる気体の中には最後に通した水から蒸発した水蒸気が含まれているためである。塩素は空気よりも重いため、濃硫酸を通したあとの塩素を、下方置換で集める。
②塩化ナトリウム、酸化マンガン(IV)に濃硫酸を加えて加熱する。
:<chem>2NaCl + 3H2SO4 + MnO2 ->[\Delta] MnSO4 + 2NaHSO4 + 2H2O + Cl2 ^</chem>
③さらし粉に塩酸を加える。
:<chem>CaCl(ClO).H2O + 2HCl -> CaCl2 + 2H2O + Cl2 ^</chem>
④高度さらし粉に稀塩酸を加える。
:<chem>Ca(ClO)2.2H2O + 4HCl -> CaCl2 + 4H2O + 2Cl2 ^</chem>
※化学反応式の右辺の↑は、矢印のすぐ左の生成物が気体であることを示している。
===== 性質 =====
塩素 Cl<sub>2</sub> の水溶液を'''塩素水'''(chlorine water)という。塩素は、水に少し溶けて、その一部が'''次亜塩素酸''' <chem>HClO</chem> になる。
:<chem>Cl2 + H2O -> HCl + HClO</chem>
次亜塩素酸は弱酸性で、強い酸化作用がある。これは、普通の塩素イオンの酸化数が-1なのに対し、次亜塩素酸イオン中の塩素原子の酸化数が+1なので還元されやすいためである。
塩素水および次亜塩素酸は、漂白剤や殺菌剤として水道やプールの水の殺菌などに広く用いられている。
: <chem>HClO + H^+ + 2e^- -> H2O + Cl^-</chem>
* さらし粉
水酸化カルシウムと塩素を反応させると、さらし粉(主成分:<chem>CaCl(ClO) * {H2O} </chem>)ができる。
また、<chem>Ca(ClO)2.2H2O</chem>を高度さらし粉(次亜塩素酸カルシウム)という。
高度さらし粉は、漂白剤や殺菌剤として利用される。いわゆるカルキとは、さらし粉のこと。ドイツ語のクロールカルキを略してカルキと読んでいる。
* その他
塩素はさまざまな金属と反応して塩化物となる。たとえば、単体の塩素の中に加熱した銅線を入れると、煙状の塩化銅(II) CuCl<sub>2</sub> を生成する。
: <chem>Cu + Cl2 ->[\Delta] CuCl2</chem>
==== 臭素 ====
臭素(Br<sub>2</sub>)は常温常圧で赤褐色の'''液体'''である。この性質は非金属元素の単体では唯一であり、全元素で見ても他には水銀のみである。水に少し溶け、赤褐色の溶液(臭素水)となる。また、有機溶媒のヘキサンやエタノールに可溶である
==== ヨウ素 ====
ヨウ素(I<sub>2</sub>)は常温常圧で黒紫色の固体である。'''昇華性'''があり、加熱すると固体から液体にならず直接気体となる。これを利用して、固体のヨウ素の純度を上げることができる。1リットルビーカーに不純物を含むヨウ素の固体を入れ、ガスバーナーで加熱する。ビーカーの上部には冷水を入れた丸底フラスコを置いておく。加熱によりヨウ素のみが気体となり、上昇してフラスコの底部付近で冷やされて固体に戻る。そのため、フラスコ底部に純度の高いヨウ素の針状結晶が析出する。
ヨウ素は水に溶けにくいが、エーテルなどの有機溶媒にはよく溶ける。また、ヨウ化カリウム水溶液にもよく溶けて褐色の溶液となる。
デンプン水溶液にヨウ素を溶かしたヨウ化カリウム水溶液を加えると、青紫色を呈する。このようにデンプンにヨウ素を作用させて青紫色となる反応を'''ヨウ素デンプン反応'''と呼ぶ。これにより、ヨウ素やデンプンの検出ができる。なお、ヨウ素デンプン反応が起こっている容器を加熱すると透明になるが、冷却するとまた青紫色に戻る。
ヨウ素デンプン反応を用いた試薬に、ヨウ化カリウムデンプン紙がある。これは、ろ紙にデンプンとヨウ化カリウムを含ませたものであり、酸化力の強い物質の検出に用いられる。酸化力の強い物質がある場合、ヨウ化カリウムは酸化されてヨウ素の単体となる。
: <chem>2I- -> I2 + e^-</chem>
このヨウ素がデンプンに作用して紫色から青紫色に変化する。
=== 化合物 ===
==== ハロゲン化水素 ====
ハロゲンは水素と化合して'''ハロゲン化水素'''となる。いずれも無色刺激臭の気体である。
また、ハロゲン化水素の水溶液は酸性を示す。
{|border=1 cellspacing=0 align=center text-align=center style="text-align:center"
|- style="background:silver"
! colspan="2" | 名称 !! フッ化水素 !! 塩化水素 !! 臭化水素 !! ヨウ化水素
|-
| colspan="2" | 組成式 || HF || HCl || HBr || HI
|-
| colspan="2" | 沸点(℃) || 20 || -85 || -67 || -35
|-
| rowspan="4" | 水溶液 || 名称 || フッ化水素酸 || 塩酸 || 臭化水素酸 || ヨウ化水素酸
|-
| 酸の強さ || '''弱酸''' || colspan="3" | 強酸
|-
| +AgNO<sub>3</sub>aq || AgF(水に可溶) || AgCl↓(白) || AgBr↓(淡黄) || AgI↓(黄)
|-
| 更に+NH<sub>3</sub>aq || - || 沈澱が再溶解 || 沈澱が少し溶ける || 沈澱は溶けない
|}
ハロゲン水溶液の酸性は、フッ化水素酸だけが弱酸である。それ以外は強酸である。
※化学式横の↓は、沈澱が生じたことを表す。
===== フッ化水素 =====
フッ化水素(HF)は、ホタル石(主成分 CaF<sub>2</sub>)に濃硫酸を加えて加熱することで、得られる。
: <chem>CaF2 + H2SO4 ->[\Delta] 2HF + CaSO4</chem>
フッ化水素は水によく溶け、弱酸の'''フッ化水素酸'''(hydrofluoric acid)となる。
フッ化水素酸は、ガラスの主成分である二酸化ケイ素(SiO<sub>2</sub>)を溶かすため、保存するときはポリエチレン容器に保存する。
: <chem>SiO2 + 6HF -> H2SiF6 + 2H2O</chem>
生成物は水とヘキサフルオロケイ酸である。
工業の用途として、ガラスの表面処理や、くもりガラスの製造に、フッ化水素酸が用いられる。
フッ化水素だけ沸点が他のハロゲン化水素よりも高いが、これは、フッ化水素では水素結合が生じるからである。フッ化水素酸だけ弱酸である理由も、同様に水素結合によって電離度が低くなっているためである。
===== 塩化水素 =====
水素と塩素の混合物に光を当てると、激しく反応して塩化水素(HCl)を生じる。
塩化水素は、実験室では塩化ナトリウムに濃硫酸を加え加熱することで得られる。(不揮発性酸による揮発性酸の遊離反応)
: <chem>NaCl + H2SO4 ->[\Delta] NaHSO4 + HCl ^</chem>
[[File:Hydrochloric acid ammonia.jpg|right|200px|thumb|塩化水素とアンモニアの反応 <br> 白煙( NH<sub>4</sub>Cl )を生じる]]
塩化水素は水によく溶け、その水溶液は'''塩酸'''(hydrochloric acid)である。濃度の濃いものは濃塩酸、薄いものは希塩酸と呼ばれる。塩酸は強酸性を示し、多くの金属と反応して水素を発生する。
:<chem>2HCl + Zn -> ZnCl2 + H2 ^</chem>
また、強酸性であることから、弱酸の塩と反応して塩を生じ、弱酸を遊離させる。
: <chem>HCl + NaHCO3 -> NaCl + H2O + CO2</chem>
塩酸には揮発性があり、常温で一部が気体となる。そのため、アンモニアのついたガラス棒を近づけると、塩酸の気体とアンモニアとが触れて反応し、塩化アンモニウム NH<sub>4</sub>Clの固体が生じ、白煙が見える。この反応は、塩化水素やアンモニアの検出に用いられる。
: <chem>HCl + NH3 -> NH4Cl</chem>
==== ハロゲン化銀・ハロゲン化鉛 ====
ハロゲン化銀は、フッ化銀を除いて、一般に水に溶けにくい。このため、ハロゲンの化合物の水溶液に、硝酸銀をくわえると、塩化銀、臭化銀、ヨウ化銀などのハロゲン化銀が沈殿する。
{|border=1 cellspacing=0 align=center text-align=center style="text-align:center"
|- style="background:silver"
! 名称 !! フッ化銀 !! 塩化銀 !! 臭化銀 !! ヨウ化銀 !! !! フッ化鉛(II) !! 塩化鉛(II) !! 臭化鉛(II) !! ヨウ化鉛(II)
|-
| 組成式 || AgF || AgCl || AgBr || AgI || || PbF<sub>2</sub> || PbCl<sub>2</sub> || PbBr<sub>2</sub> || PbI<sub>2</sub>
|-
| 色 || 黄色 || 白色 || 淡黄色 || 黄色 || || 白色 || 白色 || 白色 || 黄色
|-
| 水への溶けやすさ || 溶けやすい || 溶けにくい || 溶けにくい || 溶けにくい || || 溶けにくい || 溶けにくい || 溶けにくい || 溶けにくい
|-
| 熱水への溶けやすさ || 溶けやすい || 溶けにくい || 溶けにくい || 溶けにくい || || || 溶ける || 溶ける || 溶ける
|}塩化水素(HCl)
塩化銀、臭化銀、ヨウ化銀には感光性があり、生じた沈澱に光を当てると銀が遊離する。また、これらはいずれもチオ硫酸ナトリウム水溶液によく溶ける。アンモニア水への溶けやすさは異なり、塩化銀はよく溶け、臭化銀も一部溶けるが、ヨウ化銀は溶けない。
==== 塩素のオキソ酸 ====
分子中に酸素を含む酸を'''オキソ酸'''という。
塩素のオキソ酸には、酸化数の異なる次の4つがある。
{|border=1 cellspacing=0 align=center text-align=center style="text-align:center"
|- style="background:silver"
! 名称 !! width=100px | 次亜塩素酸 !! width=100px | 亜塩素酸 !! width=100px | 塩素酸 !! width=100px|過塩素酸
|-
| 化学式 || HClO || HClO<sub>2</sub> || HClO<sub>3</sub> || HClO<sub>4</sub>
|-
| 性質 || 殺菌・漂白作用 || 殺菌・漂白作用 || 強力な酸化剤 || 塩は爆発性
|}
右にいくほど強酸性である。
;さらし粉
さらし粉・高度さらし粉(化学式: CaCl(ClO)・H<sub>2</sub>O、Ca(ClO)<sub>2</sub>)は、次亜塩素酸イオンを含むため、その酸化作用により漂白剤や殺菌剤として広く用いられている。水酸化カルシウムと塩素を反応させることで得られる。
: <chem>Ca(OH)2 + Cl2 -> CaCl(ClO) * {H2O} </chem>
;塩素酸 および 塩素酸塩
::(※ 検定教科書では「酸素」の単元で習う場合が多い。)
塩素酸HClO<sub>3</sub>は不安定な物質だが、カリウムやナトリウムの塩は安定で、強い酸化剤である。塩素酸カリウムKClO<sub>3</sub>は酸化マンガン(IV)を触媒として用いて加熱すると酸素を発生するため、花火やマッチの火薬中に燃焼を助けるため含まれる。
: <chem>2KClO3 ->[\Delta] 2KCl + 3O2 ^</chem>
==== ハロゲン化物と日用品 ====
ハロゲンの化合物のなかには、日用品の中に広く用いられている物もある。たとえば、フッ素化合物の一つ、ポリテトラフルオロエチレン(テフロン)はフライパンの表面に薄く塗られ、焦げ付きを防ぐ役割を果たしている。また、臭化銀はその感光性を利用して、写真のフィルムに用いられている。塩素は多くのビニル・プラスチック製品に含まれている。また、ヨウ素は消毒剤や うがい薬 に用いられている。
==== まぜるな危険 ====
洗剤の「まぜるな危険」の化学反応(執筆中)
== 16族元素 ==
[[ファイル:周期表-OS.png|右]]
16族に属する'''酸素'''(O)、'''硫黄'''(S)はともに価電子を6つ持ち、2価の陰イオンになる。ともに単体は同素体を持つ。
=== 酸素 ===
酸素の単体には、原子2個で1つの分子を作っている'''酸素'''(O<sub>2</sub>)と、原子3個で1つの分子を作っている'''オゾン'''(O<sub>3</sub>)がある。いずれも常温では気体であるが、大きく異なった性質を示す。
酸素は空気中で約21%ふくまれる。また、酸素は地殻を構成する主な元素でもあり、地殻のおよそ半分は酸素でできている。地殻中ではSO<sub>2</sub>
==== 単体 ====
[[ファイル:Dioxygen-3D-vdW.png|右|サムネイル|100x100ピクセル|酸素 O<sub>2</sub> 分子]]
'''酸素'''(O<sub>2</sub>)は常温で無色無臭の気体である。
工業的な製法は、液体空気の分留または水の電気分解によって酸素を得る。
実験室で酸素を得るには、過酸化水素水に酸化マンガン(IV)を加えればよい。この反応で酸化マンガン(IV)は触媒として働き、過酸化水素が分解して酸素を発生する。
: <chem>2H2O2 ->[(MnO2)] 2H2O + O2 ^</chem>
※化学反応式の矢印の上に括弧で物質を書くと、その物質がその反応における触媒であることを示す。
また、塩素酸カリウムと酸化マンガン(IV)を混合して加熱してもよい(熱分解反応)。この反応でもやはり酸化マンガン(IV)は触媒として働く。
:<chem>2KClO3 ->[\Delta \, (MnO2)] 2KCl + 3O2 ^</chem>
酸素は水に溶けにくいので、水上置換により捕集する。
液体酸素は磁性を持ち、磁石にくっつく。
==== オゾン ====
[[ファイル:Ozone-3D-vdW.png|右|サムネイル|100x100ピクセル|オゾン O<sub>3</sub> 分子]]
'''オゾン'''(O<sub>3</sub>)は、酸素中で無声放電(音の小さい放電)を行うか、強い紫外線を当てることで生成する。
:<chem>3O2 <=> 2O3</chem>
オゾン O<sub>3</sub> は分解しやすく、分解の際に強い酸化作用を示す。オゾンは淡青色・特異臭の気体で、人体には有害である。漂白作用も持つ。
また、オゾンは酸化作用によりヨウ化カリウムデンプン紙を青変する。
:<chem>2KI + O3 + H2O -> 2KOH + O2 + I2</chem>
このためオゾンは水で湿らせたヨウ化カリウムデンプン紙により検出できる。
大気中には上空25 kmほど(成層圏)にオゾンが豊富に含まれる層があり、オゾン層と呼ばれる。オゾン層は人体に有害な紫外線を吸収する働きがあるが、冷蔵庫などに用いられていたフロンガスがオゾンを分解し、このオゾン層が南極付近で局所的に薄くなる現象(オゾンホール)が発生し、環境問題として取り上げられた。現在ではフロンガスの規制などの対策により回復過程にあり、遅くとも21世紀中には全快する見込みである。([[高等学校 地学]]も参照。)
==== 化合物 ====
酸素の化合物は一般に'''酸化物'''と呼ばれる。酸素はあらゆる物質と化合することができ、一般に金属元素とはイオン結合、非金属元素とは共有結合による酸化物を作る。
酸化物は、酸や塩基との反応の仕方から3通りに分類される。
{| class="wikitable" style="float: right;"
|+酸化物の分類
!酸性酸化物
|CO<sub>2</sub> , NO<sub>2</sub> , SiO<sub>2</sub> , SO<sub>2</sub> , SO<sub>3</sub> , Cl<sub>2</sub>O<sub>7</sub> など
|-
!塩基性酸化物
|Na<sub>2</sub>O , MgO , CaO , Fe<sub>2</sub>O<sub>3</sub> , CuO , BaO など
|-
!両性酸化物
|Al<sub>2</sub>O<sub>3</sub> , ZnO
|-
|}
* '''酸性酸化物''' : 水に溶けて酸性を示したり、塩基と反応して塩を生じる酸化物を、'''酸性酸化物'''という。
* '''塩基性酸化物''' : 水に溶けて塩基性を示したり、酸と反応して塩を生じる酸化物を、'''塩基性酸化物'''という。
* '''両性酸化物''': 酸・塩基のどちらとも反応して塩を生じる酸化物を、'''両性酸化物'''という。
一般に、非金属元素の酸化物は酸性酸化物であり、金属元素の酸化物は塩基性酸化物である。
; 酸性酸化物の例
{| class="wikitable" style="float: right;"
!酸性酸化物
|CO<sub>2</sub> , NO<sub>2</sub> , SiO<sub>2</sub> , SO<sub>2</sub> , SO<sub>3</sub> , Cl<sub>2</sub>O<sub>7</sub> など
|-
|}
二酸化炭素や二酸化硫黄など、非金属元素の酸化物の多くは、酸性酸化物である。
酸性酸化物の定義により、酸性酸化物は水に溶けると、酸性を示す。
: <chem>SO3 + H2O -> H2SO4</chem>
:: ※ H<sub>2</sub>SO<sub>4</sub>は酸。
また、酸性酸化物は塩基と反応すると、塩をつくる。
: <chem>SO2 + 2NaOH -> Na2SO3 + H2O</chem>
:: ※ Na<sub>2</sub>SO<sub>3</sub>は塩。
二酸化炭素(CO<sub>2</sub>)は塩基と反応して塩を生じる。
:<chem>CO2 + Ca(OH)2 -> CaCO3 + H2O</chem>
:: ※ CaCO<sub>3</sub>は塩。
二酸化窒素(NO<sub>2</sub>)は水に溶けて硝酸(HNO<sub>3</sub>)となる。
: <chem>3NO2 + H2O -> 2HNO3 + NO</chem>
一般に、酸性酸化物が水と反応するとオキソ酸が生じる。
; 塩基性酸化物の例
{| class="wikitable" style="float: right;"
!塩基性酸化物
|Na<sub>2</sub>O , MgO , CaO , Fe<sub>2</sub>O<sub>3</sub> , CuO , BaO など
|-
|}
水に溶けて塩基性を示したり、酸と反応して塩を生じる酸化物を、'''塩基性酸化物'''という。
:<chem>Na2O + H2O -> 2NaOH</chem>
:: ※ NaOHは塩基。
'''金属元素の酸化物の多くは、塩基性酸化物である'''。酸化カルシウムや酸化ナトリウムなどが、塩基性酸化物である。
酸化カルシウム(CaO)は水に溶けて水酸化カルシウム(Ca(OH)<sub>2</sub>)となる。
:<chem>CaO + H2O -> Ca(OH)2</chem>
また、これは酸と反応して塩を生じる。
: <chem>CaO + 2HCl -> CaCl2 + H2O</chem>
; 両性酸化物の例
{| class="wikitable" style="float: right;"
!両性酸化物
|Al<sub>2</sub>O<sub>3</sub> , ZnO
|-
|}
酸・塩基のどちらとも反応して塩を生じる酸化物を、両性酸化物という。
酸化アルミニウム(Al<sub>2</sub>O<sub>3</sub>)や酸化亜鉛(ZnO)は、酸とも塩基とも反応して塩を生じる。
: <chem>Al2O3 + 6HCl -> 2AlCl3 + 3H2O</chem>
:<chem>Al2O3 + 2NaOH + 3H2O -> 2Na[Al(OH)4]</chem>
下の式の生成物は、テトラヒドロキシドアルミン酸ナトリウムである。
==== オキソ酸 ====
塩素の酸性酸化物を水に溶かすと、水と反応して酸を生じる。
塩素の酸化物には、いくつかの種類があるが、一例として酸を生じる反応として、下記の化学反応がある。
:<chem>Cl2O7 + H2O -> 2HClO4</chem>
リンの酸性酸化物も、水と反応し、酸を生じる。
:<chem>P4O10 + 6H2O -> 4H3PO4</chem>
また、このように酸性酸化物を水と反応させて得られた酸は、分子中に酸素原子と水素原子を含む場合が多い。 塩素の場合は、過塩素酸 HClO<sub>4</sub> などが得られるし、窒素の場合は、亜硝酸(HNO<sub>2</sub>)と硝酸(HNO<sub>3</sub>)などが得られるし、分子式を見ればわかるように酸素原子と原子が分子中に含まれてる。
{| class="wikitable" style="float: right;"
! style="text-align: center;" |化学式
!名称
!酸の強さ
!Clの酸化数
|-
|HClO<sub>4</sub>
|過塩素酸
|つよい側
|+7
|-
|HClO<sub>3</sub>
|塩素酸
|
|+5
|-
|HClO<sub>2</sub>
|亜鉛素酸
|
|+3
|-
|HClO
|次亜鉛素酸
|よわい側
|+1
|-
|}
一般に、分子中に酸素分子のある構造の酸のことを'''オキソ酸'''という。オキソ酸の分子構造について、塩素原子や窒素原子など、由来となった酸性酸化物の元素を中心原子と設定する。
中心元素が同じであれば、結合している酸素の数が多いほど、オキソ酸の酸性は強くなる。
たとえば窒素のオキソ酸として亜硝酸(HNO<sub>2</sub>)と硝酸(HNO<sub>3</sub>)があるが、硝酸の方が強い酸である。
また、中心元素が第3周期のリン、硫黄、塩素であるようなオキソ酸は、この順に酸性が強くなる。リン酸(H<sub>3</sub>PO<sub>4</sub>)は弱酸であるが、硫酸(H<sub>2</sub>SO<sub>4</sub>)は強酸であり、過塩素酸(HClO<sub>4</sub>)はさらに強い酸性を示す。
塩素のオキソ酸の酸性の順は、
: (つよい側) HClO<sub>4</sub> > HClO<sub>3</sub> > HClO<sub>2</sub> > HClO (よわい側)
名称は
: HClO<sub>4</sub> 過塩素酸。 HClO<sub>3</sub> 塩素酸。 HClO<sub>2</sub> 亜鉛素酸。HClO 次亜鉛素酸。
である。
=== 硫黄 ===
==== 単体 ====
'''硫黄'''(S)の単体には、斜方硫黄、単斜硫黄、ゴム状硫黄などの同素体がある。単体は火山地帯から多く産出され、また重油の精製過程のひとつである'''脱硫'''の工程において多く得られる。日本では、この脱硫で得られた硫黄により国内需要を全て賄っている。
; 斜方硫黄(S<sub>8</sub>)
[[ファイル:Sulfur.jpg|100x100ピクセル]] 斜方硫黄は常温で安定な黄色・塊状の結晶である。硫黄原子が8つ環状に結合して1つの分子を形成している。融点は113℃。
; 単斜硫黄(S<sub>8</sub>)
[[ファイル:Cyclooctasulfur-above-3D-balls.png|100x100ピクセル]] 単斜硫黄は高温(95.5℃以上)で安定な黄色・針状の結晶である。硫黄原子が8つ環状に結合して1つの分子を形成している。斜方硫黄を加熱することで得られる。
; ゴム状硫黄(S<sub>x</sub>)
ゴム状硫黄は黒褐色の無定形固体である。ただし、純粋なものは黄色を示すものがある。数十万の硫黄原子がジグザグに結合しているため、引っ張ると結合角が変わり弾力性がある。
斜方硫黄を加熱すると琥珀色の液体となる。これを加熱し続けると次第に暗褐色となり、粘性が増してくる。さらに加熱すると濃青色の液体となり、これを水中に入れ急冷するとゴム状硫黄となる。
* 反応性
硫黄は、高温で反応性が高い。
[[ファイル:Sulfur-burning-at-night.png|右|サムネイル|150x150ピクセル|硫黄の燃焼]]
硫黄は高温では多くの元素と化合して硫化物となる。たとえば鉄粉と硫黄の粉末を混合して加熱すると、硫化鉄(II) FeS が生じる。
: <chem>Fe + S ->[\Delta] FeS</chem>
また、空気中で青白い炎をあげて燃焼し、二酸化硫黄となる。
: <chem>S + O2 ->[\Delta] SO2</chem>
==== 化合物 ====
===== 硫化水素 =====
'''硫化水素'''(H{{sub|2}}S)は無色腐卵臭の気体である。火山ガスや温泉に豊富に含まれる。よく言われる「硫黄の臭い」は硫黄ではなくこれである(硫黄の単体は無臭)。人体に有毒であるため、使用時には十分な換気に注意しなければならない。硫化水素は水に溶け、弱酸性を示す。
: <chem>H2S <=> HS^- + H^+ <=> S^{2-} {+} 2H^+</chem>
実験室では硫化鉄(II)に強酸を加えることで得られる。
: <chem>FeS + 2HCl -> FeCl2 + H2S ^</chem>
: <chem>FeS + H2SO4 -> FeSO4 + H2S ^</chem>
硫化水素は多くの場合に還元剤として働き、二酸化硫黄を還元して硫黄の単体を生じる。
: <chem>2H2S + SO2 -> 2H2O + 3S v</chem>
多くの金属イオンと反応して硫化物の沈殿を作るため、金属イオンの分離や検出に多く用いられる。
: <chem>Fe^{2+} {+} H2S -> 2H^{+} {+} FeS v</chem>
{| class="wikitable"
|+ 主な硫化物沈澱とその色
|-
| style="background-color:#BBB; text-align:center" | '''硫化物沈澱''' || Ag<sub>2</sub>S || PbS || CuS || FeS※ || NiS※ || CdS || MnS※ || ZnS※
|-
| style="background-color:#BBB; text-align:center" | '''色''' || colspan="5" style="text-align:center" | 黒 || style="text-align:center" | 黄 || style="text-align:center" | 淡黄 || style="text-align:center" | 白
|}
※酸性条件下では沈澱しない。
ちなみに、温泉卵の黒は硫化鉄の色である。
===== 二酸化硫黄 =====
'''二酸化硫黄'''('''亜硫酸ガス'''、SO<sub>2</sub>)は刺激臭をもつ無色の有毒な気体で、火山ガスや温泉などに含まれる。
酸性酸化物であり、水に溶けて'''亜硫酸'''(H<sub>2</sub>SO<sub>3</sub>)を生じ、弱酸性を示す。
: <chem>SO2 + H2O <=> HSO3- + H^+</chem>
実験室では、銅を濃硫酸に加えて加熱するか、亜硫酸塩を希硫酸と反応させることにより得られ、下方置換で捕集する。
: <chem>Cu + 2H2SO4 ->[\Delta] CuSO4 + 2H2O + SO2 ^</chem>
: <chem>NaHSO3 + H2SO4 -> NaHSO4 + H2O + SO2 ^</chem>
: <chem>Na2SO3 + H2SO4 -> Na2SO4 + H2O + SO2 ^</chem>
工業的には、硫黄の燃焼により製造される。
: <chem>S + O2 ->[\Delta] SO2</chem>
二酸化硫黄は還元性があり、漂白作用がある。ただし、硫化水素のような強い還元剤がある場合は、酸化剤として作用する。
硫黄を含む物質は燃焼により二酸化硫黄を生じる。二酸化硫黄の水溶液は、弱い酸性を示す。
硫黄は石油や石炭に多く含まれているため、このような化石燃料を大量に燃焼させると、大気中に多量の二酸化硫黄が放出され、雨水に溶け込み、酸性雨の原因となる。
===== 三酸化硫黄 =====
'''三酸化硫黄'''('''無水硫酸'''、SO<sub>3</sub>)は、有毒の結晶である。
水と激しく反応して硫酸を生成する。
:<chem>SO3 + H2O -> H2SO4</chem>
工業的には、二酸化硫黄を空気中の酸素で酸化して得る。このとき用いる触媒が、'''酸化バナジウム(Ⅴ)'''(V<sub>2</sub>O<sub>5</sub>)である。
:<chem>2SO2 + O2 ->[(V2O5)] 2SO3</chem>
===== 硫酸 =====
'''硫酸'''(H{{sub|2}}SO{{sub|4}})は工業的に'''接触法'''(接触式硫酸製造法、contact process)により、酸化バナジウム(Ⅴ)を主成分とする触媒をもちいて、次のような工程で製造されている。
# 硫黄 S を燃焼させ、二酸化硫黄 SO<sub>2</sub> を作る。
#: <chem>S + O2 ->[\Delta] SO2</chem>
# 二酸化硫黄と酸素との混合気体を乾燥させ、酸化バナジウム(Ⅴ)を触媒として反応させて三酸化硫黄 SO<sub>3</sub> を作る。
#: <chem>2SO2 + O2 ->[(V2O5)] 2SO3</chem>
# 三酸化硫黄を濃硫酸に吸収させ、濃硫酸中の水と反応させて'''発煙硫酸'''<sup>※</sup>とする。
#: <chem>SO3 + H2O -> H2SO4</chem>
# 集めた発煙硫酸を水また稀硫酸で稀釈し、濃硫酸とする。
※ 発煙硫酸は硫酸が炭化している訳ではなく、空気中で煙のように目視できることが名前の由来。
硫酸は、硫黄のオキソ酸である。通常はH{{sub|2}}SO{{sub|4}}の水溶液を硫酸と呼ぶ。硫酸は無色透明で粘性があり、密度の大きい重い液体である。濃度により性質が異なり、濃度90%以上程度の濃いものを'''濃硫酸'''(concentrated sulfuric acid)といい、薄いものを'''稀硫酸'''(diluted sulfuric acid)と呼ぶ。
濃硫酸を水で稀釈することで稀硫酸が得られる。稀釈する際は水を入れたビーカーを水を張った水槽中に入れ、冷却しながら濃硫酸を静かに加えるようにする。これは、硫酸の水への溶解エンタルピーの絶対値が非常に大きいためである。もし、逆に濃硫酸に水を加えるようにすると、放出された熱によって水が激しく蒸発して濃硫酸が跳ねることがあり、非常に危険である。
[[ファイル:Sulfuric_acid_burning_tissue_paper.jpg|右|サムネイル|200x200ピクセル]]
濃硫酸には次のような性質がある。
* '''脱水作用'''(dehydration): 有機化合物の分子内に含まれている酸素原子や水素原子を、水分子H{{sub|2}}Oとして奪う。たとえば紙([[高校化学 天然高分子化合物#セルロース|セルロース]])に濃硫酸を垂らすと、その部分から酸素と水素が奪われ、炭化する。このとき、硫酸自身は還元されて二酸化硫黄となる。
* 吸湿作用: 強い吸湿作用があり、中性・酸性気体の乾燥剤として用いられる。
* 不揮発性: 沸点が高く不揮発性なので、'''揮発性の酸の塩と反応して揮発性の酸を遊離する'''。
*: <chem>NaCl + H2SO4 -> NaHSO4 + HCl ^</chem>
* 酸化作用: 金属を加え加熱すると、銅・銀・水銀などのイオン化傾向の小さい金属を酸化するようになる。加熱した濃硫酸を'''熱濃硫酸'''と呼ぶこともある。
*: <chem>Cu + 2H2SO4 ->[\Delta] CuSO4 + 2H2O + SO2 ^</chem>
稀硫酸は強酸であり、多くの金属と反応して水素を発生する。なお、濃硫酸は水を余り含まないため電離度が小さく、殆ど酸性を示さない。
硫酸イオン(SO{{sub|4}}{{sup|2-}})はBa{{sup|2+}}やCa{{sup|2+}}と反応して白色沈澱を生じる。そのため、これらのイオンの検出・分離に用いられる。また日常生活においても、硫酸はカーバッテリーや非常用電源などとして使われる[[高校化学 電池と電気分解#鉛蓄電池|鉛蓄電池]]の電解液として用いられている。
また、肥料や薬品の製造にも用いられる。
== 15族元素 ==
[[ファイル:周期表-NP.png|右]]
'''窒素'''(N)、'''リン'''('''燐'''、P)はともに15族に属する非金属元素である。価電子を5つ持つ。
=== 窒素 ===
==== 単体 ====
'''窒素'''(N{{sub|2}})は常温常圧で無色無臭の気体である。窒素原子2つが三重結合して1つの分子を作っている、二原子分子の気体である。空気中に体積比でおよそ78%含まれており、工業的には液体空気の分留により生産される。
実験室では、亜硝酸アンモニウムの熱分解で得る。
:<chem>NH4NO2 ->[\Delta] N2 + 2H2O</chem>
液体の窒素('''液体窒素'''、-196℃、7K)は物質の冷却にしばしば用いられている。窒素は水上置換で捕集する。
==== 化合物 ====
===== アンモニア =====
'''アンモニア'''(NH{{sub|3}})は無色刺激臭の気体である。水に非常に溶けやすく、水溶液はアンモニア水と呼ばれ、弱塩基性を示す。
: <chem>NH3 + H2O -> NH4+ + OH^-</chem>
沸点は-33.4℃である。
アンモニアは、工業的には、高温高圧下で四酸化三鉄 <chem>Fe3O4</chem> などの触媒を用いて窒素と水素を直接反応させる'''ハーバー・ボッシュ法'''により製造される。
: <chem>N2 + 3 H2 ->[\Delta \, (Fe3O4)] 2 NH3</chem>
実験室では、塩化アンモニウムと水酸化カルシウムの粉末を混合して加熱することにより得られる。水に非常に溶けやすく空気より軽いため、'''上方置換'''で捕集する。
: <chem>2NH4Cl + Ca(OH)2 -> CaCl2 + 2H2O + 2NH3 ^</chem>(弱塩基遊離反応)
アンモニアが生成したことを確かめるには、[[高校化学 水素と貴ガス#ハロゲン化水素|濃塩酸]]を近づければよい。アンモニアと濃塩酸が反応して塩化アンモニウムの白煙を生じる。
: <chem>NH3 + HCl -> NH4Cl</chem>
水溶液中のアンモニウムイオン(NH{{sub|4}}{{sup|+}})を検出する際には、ネスラー試薬が用いられる。アンモニウムイオンがあれば黄色~褐色の沈殿を生じる。
アンモニアは、硝酸の原料、あるいは尿素((NH<sub>2</sub>)<sub>2</sub>CO)などの窒素肥料の原料などとしても利用される。
:<chem>CO2 + 2NH3 -> (NH2)2CO + H2O</chem>
===== 窒素酸化物 =====
窒素の酸化物は数種類あり、それらの総称を'''窒素酸化物'''と呼ぶ。主なものに'''一酸化窒素'''(NO)と'''二酸化窒素'''(NO{{sub|2}})がある。一般に、窒素酸化物NO<sub>x</sub>を'''ノックス'''と呼ぶ。
; 一酸化窒素 (NO)
常温で無色の気体。水に溶けにくい。'''希硝酸に銅'''を加えることで発生する。空気中で酸化されやすいため、'''水上置換'''で捕集する。
: <chem>3Cu + 8HNO3 -> 3Cu(NO3)2 + 4H2O + 2NO ^</chem>
空気中での酸化の反応式は、
: <chem>2NO + O2 -> 2NO2</chem>
である。
; 二酸化窒素 (NO{{sub|2}})
[[ファイル:CopperReaction.JPG|右|300x300ピクセル]]
常温で赤褐色の刺激臭を持つ気体。水に溶けやすく、反応して硝酸 <chem>HNO3</chem> となる。
: <chem>3NO2 + H2O -> 2HNO3 + NO</chem>
実験室では'''濃硝酸に銅'''を加えることで発生する。水に溶けやすいので'''下方置換'''で捕集する。
: <chem>Cu + 4HNO3 -> Cu(NO3)2 + 2H2O + 2NO2 ^</chem>
空気中では一部で2分子が結合して'''四酸化二窒素''' <chem>N2O4</chem> となる。
: <chem>2NO2 <=> N2O4</chem>
窒素は常温では燃焼しない。すなわち酸素と反応して酸化物にならない。しかし、高温下では窒素と酸素が直接反応して窒素酸化物を生じる。また化石燃料の燃焼によっても窒素酸化物が生成する。そのため車のエンジンなどから窒素酸化物が発生し、大気中に放出されたものが雨水に吸収され、[[高校化学 水素と貴ガス#二酸化硫黄|硫黄酸化物]]と同様に酸性雨の原因となる。
===== 硝酸 =====
'''硝酸''' <chem>HNO3</chem> は窒素のオキソ酸であり、有名な強酸である。通常は<chem>HNO3</chem>の水溶液を硝酸と呼ぶ。濃度によりやや異なる性質を示し、濃度の濃いものを'''濃硝酸'''、薄いものを'''希硝酸'''と呼ぶ。硝酸は揮発性の酸であるため、実験室では硝酸塩に濃硫酸を加えることにより得られる。(不揮発性酸による揮発性酸の遊離反応)
: <chem>NaNO3 + H2SO4 -> NaHSO4 + HNO3</chem>
硝酸の製法は、工業的には、'''オストワルト法'''(Ostwald process)により製造される。次のような工程を経て硝酸が得られる。
# アンモニアと空気の混合気体を、触媒の白金 Pt に触れさせ、800℃〜900℃でアンモニアを酸化させて一酸化窒素とする。
#: <chem>4NH3 + 5O2 ->[\Delta \, (Pt)] 4NO + 6H2O</chem>
# 一酸化窒素を空気中でさらに酸化して、二酸化窒素とする。
#: <chem>2NO + O2 -> 2NO2</chem>
# 二酸化窒素を水に吸収させ、硝酸とする。ここで発生する一酸化窒素は回収し、2に戻って再び酸化する。
#: <chem>3NO2 + H2O -> 2HNO3 + NO</chem>
硝酸は無色の水溶液であるが、光や熱により分解して二酸化窒素と酸素を生じる。そのため、保管の際には、褐色瓶に入れ冷暗所で保存するようにする。
: <chem>4HNO3 -> 4NO2 + 2H2O + O2</chem>
市販の硝酸(濃度約60%)は発煙性を示す。
稀硝酸・濃硝酸ともに強い酸化作用を持っており、金・白金以外の金属を酸化して溶かす。イオン化傾向の大きい金属と反応するとき窒素酸化物を生じる。希硝酸からは一酸化窒素が、濃硝酸からは二酸化窒素がそれぞれ発生する。
:(希硝酸)<chem>3Cu + 8HNO3 -> 3Cu(NO3)2 + 4H2O + 2NO ^</chem>
:(濃硝酸)<chem>Cu + 4HNO3 -> Cu(NO3)2 + 2H2O + 2NO2 ^</chem>
また硝酸は強酸であり、イオン化傾向の大きい金属と反応して水素を発生する。
: <chem>2Al + 6HNO3 -> 2Al(NO3)3 + 3H2 ^</chem>
* 不動態
ただし、鉄 Fe やアルミニウム Al やニッケル Ni は、硝酸とは反応して水素を発生するが、濃硝酸に加えても溶けない。これは、金属の表面が酸化され、水に溶けにくい緻密な酸化被膜を生成して、内部が保護され、反応が内部まで進行しなくなるためである。このような状態を'''不動態'''(passive state)という。
* その他
硝酸塩はほとんど水に溶ける。そのため、ガラス器具にこびりついた金属類を洗浄する際に用いられることも多い。
また、硝酸は火薬、染料、医薬品の製造に用いられる。
{{コラム|硝石|硝酸塩の一つである硝酸カリウムは、天然には硝石として存在する。この硝石は、原始的な方法で製造することができる。硝石のおおもとの原料は、糞尿である。尿などにふくまれるアンモニアが、土壌中でさまざまな物質と反応して、硝酸イオンを多く含む物質になる。この硝酸イオンを原料に、カリウムをふくむ{{ruby|灰汁|あく}}とともに煮ると化学反応をして硝酸カリウムになる。中世や近世では、この硝石を中間材料として、火薬などを作っていた。}}
==== 窒素の応用 ====
たとえば、ポテトチップスなどのような油で揚げたスナック菓子の酸化防止のため、袋の中に窒素が詰められる。酸素があると、油が酸化してしまうが、代わりに何らかの気体を詰める必要があるので、窒素を袋の中につめているのである。
=== リン ===
==== 単体 ====
'''リン'''('''燐'''、P)は5種類の同素体を持つ。代表的なものは'''白リン'''(黄リン、P{{sub|4}})と'''赤リン''' (P{{sub|x}})の2つである。
'''白リン'''(黄リン、P{{sub|4}})は淡黄色の蠟状固体であり、人体にきわめて有毒である。空気中で自然発火するため、水中に保存する。二硫化炭素(CS{{sub|2}})に溶ける。
[[ファイル:Red_phosphorus_in_a_tube_-_P_15_.jpg|右|150x150ピクセル]]
'''赤リン'''(P{{sub|x}})は暗赤色の粉末状固体であり、弱い毒性を持つ。二硫化炭素(CS{{sub|2}})に溶けない。赤リンはマッチの箱の擦り薬として用いられている。{{コラム|マッチの発明の歴史|1669年に発火温度の低い燐が発見されてから最初のマッチ(燐寸)が発明されるまでには200年ほどを要した。最初期のマッチは火つきは悪く、火がつくと飛び散り、二酸化硫黄の腐卵臭がすると欠点だらけであった。これらの欠点は1931年に黄燐マッチが開発されることで改善し、火つきの非常に良いマッチが誕生した。しかし、こちらも黄燐の猛毒性、僅かな摩擦・衝撃での発火、温度上昇による自然発火などの別の問題点があった。同じ燐でも自然発火温度が高く、毒性も弱い赤燐が1845年に発見されると、その10年後には赤燐を用いた安全マッチが開発された。このマッチは現在のものと殆ど相違ない。日本では、1875年に最初のマッチが作られたとされる。なお、西部劇などに見られるマッチは硫化燐マッチであり、黄燐マッチではない。}}
単体のリンは燐酸カルシウム(Ca<sub>3</sub>(PO<sub>4</sub>)<sub>2</sub>)を主成分とする鉱石に珪砂([[高校化学 非金属元素#二酸化ケイ素|二酸化珪素]]を主成分とする砂)を混ぜて電気炉中で強熱して作られる。このとき得られるのは黄燐である。黄燐は窒素中で長時間加熱(250℃付近)することで赤燐となる。
==== 酸化物 ====
リンを空気中で燃焼させると、'''十酸化四リン'''(五酸化二燐、<chem>P4O10</chem>)の白煙を生じる。
: <chem>4P + 5O2 ->[\Delta] P4O10</chem>
十酸化四リンは白色の粉末状固体であり、強い吸湿性を示し、乾燥剤として用いられる。この吸湿性から、空気中に放置すると空気中の水蒸気を吸収して自分自身がその水に溶ける。この現象を'''潮解'''という。十酸化四リンは'''潮解性'''(deliquescence)のある物質である。 十酸化四リンは水と反応して'''リン酸''' <chem>H3PO4</chem> となる。
: <chem>P4O10 + 6H2O -> 4H3PO4</chem>
リン酸は酢酸のような弱酸よりは強いが、塩酸のような強酸よりは弱い、中程度の強さの酸である。 リンは生物にとって必要不可欠な元素である。生物は、[[高校化学 天然高分子化合物#核酸|アデノシン]](アデニン+リボース)にリンが高エネルギーリン酸結合により3つ化合した化合物である[[高等学校理科 生物基礎/細胞とエネルギー#代謝とATP|ATP]](アデノシン三リン酸)にエネルギーを保存し、利用する。農業においても必要な元素で、リン酸肥料として用いられる。主なものとして、リン鉱石と硫酸と水との反応から得られるリン酸二水素カルシウム <chem>Ca(H2PO4)2</chem> と、硫酸カルシウム <chem>CaSO4</chem> との混合物である'''過リン酸石灰'''がある。 この過リン酸石灰が、リン肥料の主成分である。 リン酸カルシウム <chem>Ca3(PO4)2</chem> およびヒドロキシアパタイト <chem>Ca5(PO4)3(OH)</chem> は、動物の骨や歯の主成分である。
植物の成長に必要な必須元素のうち、窒素・燐・カリウムは'''肥料の三要素'''と呼ばれる。
== 14族元素 ==
[[ファイル:周期表-CSi.png|右]]
'''炭素''' C 、'''ケイ素''' Si はともに14族に属する元素である。価電子を4個持つ。
=== 炭素 ===
'''炭素''' (C) は生物を構成する重要な元素であり、多くの化学製品にも含まれている。炭素を含む物質は一般に'''有機物'''と呼ばれる。有機化合物については別の章で詳しく学ぶ。この節では、炭素の単体、一酸化炭素、二酸化炭素について説明する。
==== 単体 ====
炭素の単体は共有結合の結晶であり、結合の仕方によっていくつかの同素体が存在する。
; ダイヤモンド (C)
[[ファイル:Apollo_synthetic_diamond.jpg|左|サムネイル|150x150ピクセル|ダイヤモンド]]
[[ファイル:DiamantEbene01.png|右|サムネイル|150x150ピクセル|ダイヤモンドの構造]]
'''ダイヤモンド'''は無色の固体で、1つの炭素原子が4つの炭素原子と正四面体の頂点方向に共有結合し、それが多数連結して結晶を形成している。共有結合の結晶であるため、非常に融点・沸点が高く、地球上で最も硬い物質として知られている。電気は通さないが、熱はよく伝える。宝石としての利用のほか、工業的には研磨剤としても使われる。光の屈折率が大きい。
{{-}}
; 黒鉛 (C)
[[ファイル:GraphiteUSGOV.jpg|左|サムネイル|150x150ピクセル|黒鉛]]
[[ファイル:Graphit_gitter.png|右|サムネイル|187x187ピクセル|グラフェン黒鉛(グラファイト)の一層をグラフェンと呼ぶ。上図ではグラフェンが4層描かれている。]]
'''黒鉛'''は金属光沢のある黒色の固体で、炭素原子が正六角形の層状構造を持っている。各層は3つの共有結合によって形成され、残りの価電子は'''自由電子'''として層間を移動する。この自由電子の存在により、黒鉛は電気をよく通し、熱伝導性も高い。層と層の結合は弱いため、黒鉛は柔らかく、鉛筆の芯や電気分解用の電極として使用される。
{{-}}
; フラーレン(C60、C70など)
[[ファイル:C60a.png|右|サムネイル|140x140ピクセル|フラーレン]]
'''フラーレン'''は茶褐色の固体で、多数の炭素原子が球状に結合している。右図はC60フラーレンのモデルで、炭素原子が60個、サッカーボール状に結合している。20世紀後半に発見された物質で、現在も研究が進んでいる。純粋なフラーレンは電気を通さないが、アルカリ金属を添加すると超伝導性を示すことがある。有機溶媒に溶ける性質を持つ。
{{-}}
; グラフェン
'''グラフェン'''は炭素原子が六角形に配列した一層のシート状の物質で、非常に強く柔軟であり、電気や熱を効率よく伝える。
{{-}}
; カーボンナノチューブ
'''カーボンナノチューブ'''(Carbon Nanotube、CNT)は、炭素原子が六角形に結びついたグラフェンシートを丸めて筒状にしたナノ材料。日本人が開発した。非常に高い強度と優れた電気・熱伝導性を持ち、宇宙エレベーターのケーブルとして検討されている。
{{-}}
; 無定形炭素
[[ファイル:Binchotan_(charcoal).jpg|サムネイル|180x180ピクセル|活性炭]]
炭素の同素体とは異なり、黒鉛や[[高校化学 脂肪族炭化水素|炭化水素]]が不規則に結合し、結晶構造を明確に持たない([[高校化学 結晶#アモルファス|アモルファス]]状態の)固体がある。これを'''無定形炭素'''(amorphous carbon)と呼ぶ。木炭やコークスが代表的で、この中でも'''活性炭'''は多孔質であり、さまざまな物質を吸着する性質があるため、消臭剤などに用いられている。
{{-}}
==== 酸化物 ====
炭素が空気中で燃焼すると、酸化物が生成される。
; 一酸化炭素 (CO)
炭素や有機化合物が空気中で不完全燃焼すると、'''一酸化炭素''' (CO) が生じる。一酸化炭素は無色無臭の気体で、非常に有毒である。吸入すると血液中のヘモグロビンと結合し、酸素の運搬を阻害する。水には溶けにくい。
二酸化炭素と炭素の単体を高温接触させることでも得られる。
: <chem>CO2 + C ->[\Delta] 2CO</chem>(酸化還元反応)
実験室では、[[高校化学 酸素を含む脂肪族化合物#ギ酸|蟻酸]]に濃硫酸を加えることで一酸化炭素を生成できる。
: <chem>HCOOH -> H2O + CO ^</chem>(脱水反応)
工業的には、水蒸気を高温のコークスに作用させることで得られる。
: <chem>C + H2O ->[\Delta] H2 + CO</chem>(酸化還元反応)
::※水素と一酸化炭素の混合ガスを'''水性ガス'''という。[[高校化学 酸素を含む脂肪族化合物#メタノール|メタノール]]の原料となる。
空気中では青白い炎を上げて燃焼し、二酸化炭素を生じる。
: <chem>2CO + O2 ->[\Delta] 2CO2</chem>
一酸化炭素は還元性を持ち、金属酸化物を還元して単体にする性質がある。
: <chem>CuO + CO -> Cu + CO2</chem>
; 二酸化炭素 (CO2)
炭素や有機化合物が空気中で完全燃焼すると、'''二酸化炭素''' (CO2) が生じる。実験室では炭酸カルシウムに塩酸を加えて発生させることができる。
: <chem>CaCO3 + 2HCl ->[\Delta] CaCl2 + H2O + CO2 ^</chem>
工業的には、[[高校化学 典型金属#カルシウム|石灰石]]の熱分解によって二酸化炭素が得られる。
二酸化炭素は無色無臭の気体で、毒性はない。酸性酸化物であり、水に溶けると炭酸水素イオン <chem>HCO3^-</chem> を生成し、弱酸性を示す。
: <chem>CO2 + H2O <=> HCO3^- + H^+</chem>
また、塩基と反応して塩を作る。
: <chem>CO2 + 2NaOH -> Na2CO3 + H2O</chem>
二酸化炭素を'''石灰水'''(水酸化カルシウム水溶液)に通すと、炭酸カルシウムが生成され白濁する。この反応は二酸化炭素の検出に用いられる。
: <chem>Ca(OH)2 + CO2 -> H2O + CaCO3 v</chem>
[[ファイル:Dry_Ice_Pellets_Subliming.jpg|右|サムネイル|150x150ピクセル|ドライアイス]]
二酸化炭素の固体は分子結晶で、'''ドライアイス'''として知られ、冷却剤として使用される。常圧下で'''昇華性'''を持ち、液体にならずに直接気体となる。
二酸化炭素は生物の活動によって放出・吸収される。呼吸では、酸素を吸収して糖類と反応し、エネルギーを取り出す過程で二酸化炭素が生成される。
: <chem>C6H12O6 + 6O2 -> 6H2O + 6CO2</chem>
※この反応で合成される[[高等学校理科 生物基礎/細胞とエネルギー|ATP]]は38分子
逆に、植物は光のエネルギーを用いて二酸化炭素を吸収し、糖類を合成する。この過程を'''光合成'''という。
: <chem>6CO2 + 6H2O -> C6H12O6 + 6O2</chem>
※反応エンタルピーは2803 kJ
また、微生物の中には[[高校化学 天然高分子化合物#糖類|糖類]]を醱酵させ、エネルギーを得るものがあり、その過程で二酸化炭素が生じる。
: <chem>C6H12O6 -> 2C2H5OH + 2CO2</chem>
※この反応で合成されるATPは2分子
=== ケイ素 ===
'''ケイ素'''('''珪素'''、Si)は酸素の次に多く地殻中に含まれている元素である。水晶などの鉱物にも含まれている。半導体の主な原料であり、工業的に重要な元素となっている。ケイ素は'''シリコン'''ともいう。
※地殻の元素含有量は、O<sub>2</sub> > Si > Al > Feの順である。
==== 単体 ====
[[ファイル:SiliconCroda.jpg|右|サムネイル|200x200ピクセル|ケイ素]]
'''ケイ素'''(Si)は金属光沢をもつ銀灰色の固体である。ケイ素は金属光沢をもつが、しかし金属ではない。
光や紫外線、赤外線などは電磁波であるが、ケイ素は電磁波の反射率が可視光(波長:780nm〜380nm)のあたりだけ、反射率が高いため、人間の目で見た場合に、ケイ素は金属光沢があるように見える。
[[ファイル:Monokristalines_Silizium_für_die_Waferherstellung.jpg|左|サムネイル|294x294ピクセル|ケイ素の単結晶電子部品の製造などに用いられる。これを薄く切断してシリコンウェハーにする。]]
ケイ素は天然には単体として存在せず、酸化物を還元することにより製造される。単体は共有結合の結晶であり、ダイヤモンドと同様の構造でケイ素原子が結合する。そのためダイヤモンド同様融点・沸点は高く、固い結晶を作る。導体と不導体の中間程度の電気抵抗を持つ[[高校物理 電磁気学#半導体|半導体]]で、太陽電池やコンピュータ部品に用いられる。
シリコンの結晶に、わずかにリンやホウ素を加えたものは、電気をよく通すものになる。これらは半導体である。
* その他
[[ファイル:Silicon-unit-cell-3D-balls.png|サムネイル|80x80ピクセル|ケイ素の単体の結晶構造]]
ケイ素の結晶構造は、ダイヤモンドの結晶構造と同じ。
{{-}}{{コラム|シリセン|シリセンは、ケイ素(シリコン)原子が六角形に配列し、グラフェンに似た二次元シート構造を持つ新しい物質である。シリコンは通常、三次元のダイヤモンド構造を取るが、シリセンではケイ素原子が平面状に並び、蜂の巣状の構造を作り出す。このため、シリセンは「シリコン版グラフェン」とも呼ばれることがある。
シリセンは、グラフェンと同様に優れた電子的特性を持ち、次世代のエレクトロニクス材料として注目されている。特に、シリコンベースの既存の半導体技術との互換性が期待されており、ナノテクノロジーやトランジスタ、センサーなどの分野での応用が研究されている。
ただし、シリセンはグラフェンよりも安定性が低く、空気中では速やかに酸化されるため、特定の条件下でしか安定した形で存在できない。一般的には金属基板の上に成長させることで安定させる技術が使われている。
シリセンはその特性を利用して、エレクトロニクスやスピントロニクス、さらにはエネルギー材料などの広い分野で革新的な技術を生み出す可能性があるが、まだ研究段階にあるため、今後の発展が期待される。}}{{-}}
==== 二酸化ケイ素 ====
[[ファイル:Quartz_(USA).jpg|右|サムネイル|180x180ピクセル|水晶]]
'''二酸化ケイ素'''('''シリカ'''、二酸化珪素、<chem>SiO2</chem>)は自然界で石英として存在する。透明な石英の結晶は水晶と呼ばれ、宝石として用いられる。また、砂状のものは{{ruby|珪砂|けいしゃ}}と呼ばれ、{{ruby|硝子|ガラス}}の原料となる。
ガラスは身近な様々な場面で用いられている。科学においては耐熱器具や光ファイバーに用いられている。
二酸化ケイ素は常温では共有結合結晶である。ケイ素原子と酸素原子との結合は非常に強く、固く安定な結晶を作る。また、強い結合のためか、融点も高く(1550℃)、塩酸にも溶けない。しかし、フッ化水素酸とは反応して溶ける。
: <chem>SiO2 + 6HF -> H2SiF6 + 2H2O</chem>
[[ファイル:Silica_gel.jpg|右|150x150ピクセル]]
また、二酸化ケイ素は酸性酸化物であり、塩基と反応して珪酸塩を生じる。たとえば水酸化ナトリウムと反応して、ケイ酸ナトリウム <chem>Na2SiO3</chem> を生じる。
: <chem>SiO2 + 2NaOH -> Na2SiO3 + H2O</chem>
そして、上述で得られたケイ酸ナトウリムに水を加えて加熱すると、粘性の大きい透明の'''水ガラス'''(water glass、<chem>Na2O.nSiO2</chem>)と言う物質が得られる。水ガラスは、その粘性や透明性から、よく水飴に例えられる。
水ガラスに塩酸を加えると、白色ゲル状のケイ酸 <chem>H2SiO3</chem>が得られる。
: <chem>Na2SiO3 + 2HCl -> H2SiO3 + 2NaCl</chem>
※ 実際は組成が安定せず、できるのが <chem>H2SiO3</chem> のみとは限らない
※ <chem>H2SiO3</chem>は水にほぼ不溶だが(なので、教材によっては「白色ゲル状の沈殿」のように沈殿として説明される場合もよくあるが)、慣習的に「ケイ酸」と言う。炭酸 <chem>H2CO3</chem> との類推で考えると覚えやすいだろう。
このとき塩化ナトリウムが副生成物としてできるので、塩化ナトリウムを水洗して除き、のこったケイ酸を加熱乾燥すると'''シリカゲル'''(silica gel)が得られる。シリカゲルは多孔質であり、また空気中では水分を吸着するため、乾燥剤や吸着剤として用いられる。(シリカゲルは多孔質なので表面積が大きく、そのため効率的に水分を吸着できる。)
* 発展: 水晶振動子
電子工業における水晶の応用として、'''水晶振動子'''としての利用がある。
水晶に電圧を掛けると、一定の周期で振動することから、クオーツ時計などの発振器として利用されている。
----
{{コラム||
SiO<sub>2</sub>が酸性酸化物であることと、上記のケイ酸ナトリウムの合成式
: <chem>SiO2 + 2NaOH -> Na2SiO3 + H2O</chem>
はバラバラに覚えるのではなく、下記のように関連付けて覚えよう。
教科書では二酸化ケイ素は「酸性酸化物なので」上記の反応が起きる、的な事が書いてあるだろうが、それよりも炭素との類推で考えるほうが覚えやすい。二酸化炭素も水酸化ナトリウムと反応して炭酸ナトリウムを生じる性質がある。そもそも二酸化炭素もニ酸化ケイ素も上記のような類似性があるので、同じ「酸性酸化物」というグループに入れられている。二酸化ケイ素も二酸化炭素も、ともに酸性酸化物である。
このように、酸性酸化物をあたかも酸であるかのように考えると、塩基との反応を中和反応のように理解できるので暗記の負担が減る。
※ただし、酸化物に限定した概念であるので一般の酸・塩基の拡張にはならない(一般の酸・塩基は必ずしも酸化物とは限らない)。例えば、塩酸 HCl は酸化物ではない。
同様に、塩基性酸化物は必要に応じて塩基という概念の拡張のように解釈することもできる。なお、塩基性酸化物である酸化カルシウム CaO は所謂「石灰」のことであり、実際に塩基性の物質である。
纏めると、酸性酸化物は厳密には酸ではない場合もあるが(炭酸のように、酸性酸物が酸である場合もある)、塩基と反応させた際に酸と塩基の中和反応のような生成物が得られる場合が多い。同様、塩基性酸化物も酸と反応させた際に酸と塩基の中和反応のような生成物が得られる事が多い。
長々と説明したが、要するに反応式
: <chem>SiO2 + 2NaOH -> Na2SiO3 + H2O</chem>
をそのまま暗記しようとするのではなく、炭酸の中和反応と似たメカニズムとして覚えるのが効率的だという話である。
なお、炭酸ナトリウムの工業的な製法は上述の式とは異なり、[[高校化学_典型金属#アンモニアソーダ法(ソルベー法)|アンモニアソーダ法(ソルベー法)]]を用いる。
}}
[[Category:高等学校化学|ひきんそくけんそ]]
nl5iwv2cbzo052sjn1g2tbufnek7m9n
倫理学
0
11038
298987
298928
2026-05-01T12:19:36Z
椎楽
32225
/* 倫理学上の諸問題 */
298987
wikitext
text/x-wiki
== 倫理学は何をする学問か ==
「よいこと」とは何だろうか。たとえば、ボランティアで街の清掃をすることや災害のときに炊き出しなどの救援活動をすることは、ほぼすべての人が「よいこと」だと言うだろう。他にも困っている人のために寄付をする、様々な無償の奉仕活動をする、もっと身近には公共交通機関で高齢者や障碍者に席をゆずる、ベビーカーを押している母親の手伝いをするなども「よいこと」とする人がほとんどだろう。
だが、この「よいこと」が強制されたものだったらどうだろう。例えば無償の奉仕活動が国によって参加を義務付けられたもの(拒否したらペナルティもある)であったら、それを「よいこと」として肯定する人はかなり減少するだろう。現代の先進諸国では、寄付も政治家に対して見返りを求めて行ったのであれば「よいこと」どころか収賄という立派な犯罪行為になりうる。
また、優れたアスリートは、えてして「多くの人々に勇気を与えた」として表彰される。芸術家が多くの人に感動と感銘を与えることもある。こうしたこともまた、「よいこと」とみなされる可能性が高い。一方、私たちの日々の暮らしを支える様々な営み――農業をして食糧を作る、工場でものを作る、トラックや列車などで人やものを運ぶ、様々なインフラを支える、警察や消防などなどを、わざわざ「よいこと」という人はいないかもしれない。
だが、極論すればアスリートや芸術家はいなくても私たちの暮らしに直接の影響はほとんどない。だが、日々の営みを支える人がいなくなれば、途端に私たちの暮らしは行き詰まる。その観点からするとアスリートや芸術家の活動よりも、一見地味な仕事の方が「よいこと」のようにも思われる。
さらに「よいこと」は時代や場所による違いが起きる場合もある。例として、『[[w:忠臣蔵|忠臣蔵]]』を見てみよう。長く『忠臣蔵』は日本におけるエンターテイメントの中心だった。芝居はもちろん、雑誌や小説、ラジオ、映画、テレビといった時代時代のメディアでは必ず取り上げられ、ヒット作となった。だが、2026年現在、『忠臣蔵』は歌舞伎以外では滅多に見なくなった。その背景として指摘されるのは「価値観の変化」である。
曰く「『主君への忠義』や『主君の敵討ち』という価値が理解されなくなった」という。つまり、「忠義」「敵討ち」というかつての「よいこと」が「よいこと」として理解されない――場合によっては、非難されたり嘲笑されたりすることすらある。
こうしてみると私たちが素朴に考える「よいこと」が随分とあやふやなものであることがわかる。だが、それをもって「『よいこと』が曖昧であるならば『よいこと』を考えることそのものが無意味である」と考えるかもしれない。現に、私たちの周りではいわゆる[[w:相対主義|価値相対主義]]とよばれる「絶対的な正義、必ず正しいと言えるものはない」という価値観も珍しいものではない。
だが、「よいこと」は本当に曖昧なものだろうか。「よいこと」を判断する基準はないのか。そもそも何をもって「よい」と言えるのか……。
こうした問いに対する答えを体系的に理論立てていく営みが倫理学である。
=== 倫理と道徳 ===
倫理と道徳は重なり合うところが多い。実際、日常では倫理と道徳をそれほど区別せずに使うことも珍しくはないかもしれない。しかし、現代の倫理学はこの両者を区別するのが普通である。
結論を先に言えば、道徳moralityは社会や共同体といった人間集団の中で他者と生きていくうえで、守るべきものとして相互に承認されている行為規範の体系である。この中には'''集団を維持するために守るべきとされるもの'''と'''集団生活をより有意義にするためのもの'''に分けられる<ref>『倫理学入門』p.2(品川哲彦著, 中央公論新社, 2020年)</ref>。「集団を維持するために守るべきとされるもの」は、例えば「他人のものを盗んではならない」「人を傷つけてはならない」などがある。「集団生活をより有意義にするためのもの」の場合には、「他人に親切にしよう」「困ったときには助け合おう」などが挙げられよう。
一方、倫理ethicは「個人がどのように生きていくのか」ということと関わりが深い。例えば「自分の能力を高めていこう」「自分の人生を大切にしなければならない」「有意義な人生を送るべきだ」といったことが倫理的な行為として挙げられる。
こうした違いはmoralityとethicの語源の違いに由来する。
morality(道徳)はラテン語で「慣習」を意味するmosに由来する。一方、ethic(倫理)の方は古代ギリシャ語で「慣習」を意味するethos({{ruby|ἦθος|エートス}})に由来する。どちらも「慣習」の意味だが、ethosには「人柄」や「高貴さ」といった意味を含む。そのため、伝統的な西洋の倫理学においては人間個人や魂のあり方に関する問題を扱うことが多い。
=== 倫理学と哲学 ===
=== 相対主義との対決 ===
== 倫理学の基礎 ==
=== 記述倫理学 ===
=== 規範倫理学 ===
=== メタ倫理学 ===
== 倫理理論 ==
=== 徳倫理学 ===
=== 義務論/義務倫理学 ===
=== 功利主義 ===
=== プラグマティズム ===
=== ケアの倫理 ===
== 応用倫理学 ==
{{進捗状況}}
応用倫理学は現実の、より具体的な諸問題に対する倫理学的考察と行為の在り方を探究する分野である。以下は代表的な応用倫理学の分野である。
* [[メディア倫理]]{{進捗|00%|2009-07-18}}
* [[生命倫理学]]
*[[環境倫理学]]
*[[情報倫理学]]
*[[動物倫理学]]
== 基本的な術語 ==
=== 倫理学全般 ===
* 公正
* 功利主義
* 自然主義的誤謬
* 自己決定
* 正義
=== 生命倫理 ===
=== 環境倫理 ===
* 自然の生存権
* 持続可能な開発
* 世代間倫理
== 倫理学上の諸問題 ==
倫理学では具体的な問題の解決、ないしはより良い判断を下せるようにすることも求められる。そのため、いくつかの思考実験や問いが出されることがある。また、具体的な問題に直面するとジレンマに陥ることもある。ここでは、代表的な倫理学的な問いやジレンマを見ていきたい。
なお、現在ここは加藤尚武『現代倫理学入門』に多くを依っている。読者や参加者の皆さんからのご指摘などの追加をお願いします。ただし、「トロッコ問題」はいりませんのであしからず。
=== 倫理学の諸原理 ===
* 人を助けるために嘘をつくことは許されるか
* 他人に迷惑をかけなければ何をしても良いか
* 貧しい人を助けるのは豊かな人の義務か
* 正義は時代によって変わるか
=== 生命倫理 ===
* 生命に差はあるのか
* 10人の命を助けるために1人を犠牲にすることは許されるか
* 10人の重病患者に特効薬が1つしかなければどうするか
=== 環境倫理 ===
* 動物や植物にも権利があるのか
* 今を生きる我々は将来世代に対して責任があるのか
* 人間の暮らしを犠牲にしてでも自然環境は守るべきか
=== 他の諸問題 ===
* 正しい戦争は存在しうるか
* 科学に限界を定めることは出来るか
== 参考文献 ==
* 『現代倫理学入門』(加藤尚武著, 講談社, 1997年)
* 『倫理学入門』(品川哲彦著, 中央公論新社, 2020年)
== 脚注 ==
<references/>
<!--
=== トロッコ問題 ===
倫理学の用語に、「トロッコ問題」という思考実験がある。詳しくはwikipediaの『[[w:トロッコ問題]]』という記事を調べてもらえればよいが、基本的な知識を知らないと検索の仕方自体が分からなくなるので、wikibooksの本ページで大まかに「トロッコ問題」とは概ね(おおむね)どういう問題かを解説する。
[[File:Trolley problem.png|600px|centre]]
トロッコ問題とは、図のように、制御不能になったトロッコ(現代的に例えるなら電車でもイイだろう)の先が二股に分かれており、それぞれに人がいる場合、どうするのが道徳的だろうか? または、線路を切り替えた場合に罪悪感が生じる人がいるがなぜか? というような、倫理や道徳について考察するための思考実験のひとつである。
より正確には、もし線路を切り替えないと、多くの人が死ぬ(図の場合では5人が死ぬ)。
線路を切り替えると、被害の人数自体は少なくなる(図の場合では1人が死ぬ)。
この場合、切り替え制御地点にいる自分は、どうすべきか?
このトロッコ問題は、倫理について考察するための思考実験なので、前提として、どちらかを見殺しにしない限り、他の方法では助けられらないとする。(決して鉄道工学などの現実的・客観的な制御を考えるための問題ではない。道徳・倫理に関する問題である。)
線路を切り替えたら、被害の人数自体は少なくなるが、しかし自分が1人を殺すために積極的に行動した事になり、考えようによっては罪悪感にさいなまされる。
一方、線路を切り替えなければ、より多くの人が死ぬ。
・・・というような問題である。
=== 関連する問題 ===
* カルネアデスの板
「カルネアデスの板」という思考実験がある。
これはたとえば、出航している船で、船が難破して壊れて、船に乗ることができず、複数の乗客が海に放り出されたとする。そして場合など、1人ぶんを浮かすことの出来る板(たとえば壊れた船の切れ端)を、2人の元・乗客が奪い合った場合の倫理問題である。
自分1人が助かるために、相手を突き飛ばして水死させることの是非を問う問題である。(より詳しい状況設定についてはウィキペディア『[[w:カルネアデスの板]]』を参照。)
カルネアデスの板は、哲学・倫理学以外にも、よく刑法の理論などで紹介される事がある。
よく、刑法の『緊急避難』という外延の規定について、カルネアデスの板が取り上げられる。刑法では、程度の差はあるが、他に自分の助かる手段の無い場合に、他者を犠牲にすることが法的にも許される場合があり、このような場合を『緊急避難』という。
これ以上の刑法学についての「カルネアデスの板」については、刑法学の専門書を読んでもらうとして、本wikibooks『倫理学』ページでは刑法学についての深入りを省略するとしよう。
さて、歴史学的には、「カルネアデス」とは古代ギリシアの哲学者の名前であるが、その古代ギリシア人の名前を冠している事からも分かるように、古代から取り上げられている古い、典型的な倫理学の問題のひとつでもある。
なお、哲学思想のひとつの「功利主義」という考え方では、もし道徳にとらわれて相手を水死させなかった場合、浮き板は1人ぶんの浮力しかないので、2人とも死んでしまうので、1人でも多くの人を助かるために、相手を水死させるのは、比較的・相対的には良いとする(のが「功利主義」的な考え方である)。
誤解なきように言うが、哲学・倫理学は決して功利主義を信用するわけではない。単に、そういう考え方もある、と紹介しているだけである。
なお、功利主義は、哲学者ベンサムが体系化した。「最大多数の最大幸福」などの格言でも有名な哲学者が、ベンサムである。
「最大多数」というように、より多くの人がカルネアデスの板で助かるのだったら、そちらが合理的であろう、というのが功利主義的な考え方だと、哲学の一般的には考えられている、とされている
=== この節を作ったわけ ===
「トロッコ問題」はよく倫理問題を考える際に使われる用語であるが、しかし日本では意外とそれを書籍で体系的に扱った文献は少ない。
『思考実験』などを題材としたと銘打ってる書籍を読んでも、物理学の『シュレーディンガーの猫』のような倫理と関係のない話題を、上述のトロッコ問題などと同列に扱っている書籍も多く、あまり倫理問題を中心に思考実験を扱った書籍は、少なくとも入門書レベルでは探すのが困難である。
「哲学入門」のような本を読んでも、そこに書いてあるのは高校『倫理』の教科書のような、どこの哲学者が○○論を主張したというような哲学史が細かく書いてあるくらいな入門書が多い。そういう歴史を扱う書籍も必要だが、しかし、歴史ではなく実際の考え方を練習したい場合には哲学史の書籍は不適切であろう。
少なくとも、近年の入門書の出版傾向は、残念ながら、そういう傾向であり、つまり「トロッコ問題」などの学術的な書籍を探すのが、なかなか難しい。(運がよければ、トロッコ問題などを紹介している書籍もあるかもしれない。だが、紹介の記述量はあまり多くないだろう(哲学史的な記述に幅を取られている書籍が多いので)。)
また、(リンリではなくロンリの)『論理学』などの書籍を読んでも、たとえば『文科系の論理学』などのような題名を銘打っている書籍を読んですら、内容はほとんどが、数学の一分野である記号論理学の内容のアレンジであり、若干、たとえばゲーデルの不完全性定理などの有名な論理数学の話題が紹介されていたり、あるいは「証明論」など数学基礎論のいくつかが紹介されていたりなどする。よって、とてもでないが『トロッコ問題』などのような倫理的な問題を考えるには適さないのが、『論理学』の教科書である。
社会学や心理学などで『トロッコ問題』などの用語が語彙として使われる場合があるが、しかし社会学や心理学の入門書などを読んでも、少なくとも入門書では「トロッコ問題」などを体系的に紹介しているとは言えないような出版状況である。それらの入門書によっては「トロッコ問題」は紹介すらされて無い場合も多く、たとえば社会学の入門書の索引などのタ行の項目を見ても、「トロッコ問題」という語句自体が無いレベルである場合も多い。
なお、話題は若干脱線するが、たとえば「悪魔の証明」や「わら人形論法」などの論法や証明法あるいは詭弁に関する話題は、残念ながら「文科系の論理学」的な題名の書籍には、記述されていない場合が多い。具体的には、「悪魔の証明」、「循環論」、「わら人形論法」、「道徳主義の誤謬(ごびゅう)」、「自然主義の誤謬」、「前後即因果の誤謬」、・・・さまざまな論法や詭弁や誤謬の例が文科系の論理学では知られているが、しかしそれらを扱った入門書は乏しく、入門レベルの教科書には、記述が全く見当たらないのが(少なくとも入門書レベルでは)のが、残念ながら現状である。
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[[Category:人文科学|りんりかく]]
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/* 基本的な術語 */
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wikitext
text/x-wiki
== 倫理学は何をする学問か ==
「よいこと」とは何だろうか。たとえば、ボランティアで街の清掃をすることや災害のときに炊き出しなどの救援活動をすることは、ほぼすべての人が「よいこと」だと言うだろう。他にも困っている人のために寄付をする、様々な無償の奉仕活動をする、もっと身近には公共交通機関で高齢者や障碍者に席をゆずる、ベビーカーを押している母親の手伝いをするなども「よいこと」とする人がほとんどだろう。
だが、この「よいこと」が強制されたものだったらどうだろう。例えば無償の奉仕活動が国によって参加を義務付けられたもの(拒否したらペナルティもある)であったら、それを「よいこと」として肯定する人はかなり減少するだろう。現代の先進諸国では、寄付も政治家に対して見返りを求めて行ったのであれば「よいこと」どころか収賄という立派な犯罪行為になりうる。
また、優れたアスリートは、えてして「多くの人々に勇気を与えた」として表彰される。芸術家が多くの人に感動と感銘を与えることもある。こうしたこともまた、「よいこと」とみなされる可能性が高い。一方、私たちの日々の暮らしを支える様々な営み――農業をして食糧を作る、工場でものを作る、トラックや列車などで人やものを運ぶ、様々なインフラを支える、警察や消防などなどを、わざわざ「よいこと」という人はいないかもしれない。
だが、極論すればアスリートや芸術家はいなくても私たちの暮らしに直接の影響はほとんどない。だが、日々の営みを支える人がいなくなれば、途端に私たちの暮らしは行き詰まる。その観点からするとアスリートや芸術家の活動よりも、一見地味な仕事の方が「よいこと」のようにも思われる。
さらに「よいこと」は時代や場所による違いが起きる場合もある。例として、『[[w:忠臣蔵|忠臣蔵]]』を見てみよう。長く『忠臣蔵』は日本におけるエンターテイメントの中心だった。芝居はもちろん、雑誌や小説、ラジオ、映画、テレビといった時代時代のメディアでは必ず取り上げられ、ヒット作となった。だが、2026年現在、『忠臣蔵』は歌舞伎以外では滅多に見なくなった。その背景として指摘されるのは「価値観の変化」である。
曰く「『主君への忠義』や『主君の敵討ち』という価値が理解されなくなった」という。つまり、「忠義」「敵討ち」というかつての「よいこと」が「よいこと」として理解されない――場合によっては、非難されたり嘲笑されたりすることすらある。
こうしてみると私たちが素朴に考える「よいこと」が随分とあやふやなものであることがわかる。だが、それをもって「『よいこと』が曖昧であるならば『よいこと』を考えることそのものが無意味である」と考えるかもしれない。現に、私たちの周りではいわゆる[[w:相対主義|価値相対主義]]とよばれる「絶対的な正義、必ず正しいと言えるものはない」という価値観も珍しいものではない。
だが、「よいこと」は本当に曖昧なものだろうか。「よいこと」を判断する基準はないのか。そもそも何をもって「よい」と言えるのか……。
こうした問いに対する答えを体系的に理論立てていく営みが倫理学である。
=== 倫理と道徳 ===
倫理と道徳は重なり合うところが多い。実際、日常では倫理と道徳をそれほど区別せずに使うことも珍しくはないかもしれない。しかし、現代の倫理学はこの両者を区別するのが普通である。
結論を先に言えば、道徳moralityは社会や共同体といった人間集団の中で他者と生きていくうえで、守るべきものとして相互に承認されている行為規範の体系である。この中には'''集団を維持するために守るべきとされるもの'''と'''集団生活をより有意義にするためのもの'''に分けられる<ref>『倫理学入門』p.2(品川哲彦著, 中央公論新社, 2020年)</ref>。「集団を維持するために守るべきとされるもの」は、例えば「他人のものを盗んではならない」「人を傷つけてはならない」などがある。「集団生活をより有意義にするためのもの」の場合には、「他人に親切にしよう」「困ったときには助け合おう」などが挙げられよう。
一方、倫理ethicは「個人がどのように生きていくのか」ということと関わりが深い。例えば「自分の能力を高めていこう」「自分の人生を大切にしなければならない」「有意義な人生を送るべきだ」といったことが倫理的な行為として挙げられる。
こうした違いはmoralityとethicの語源の違いに由来する。
morality(道徳)はラテン語で「慣習」を意味するmosに由来する。一方、ethic(倫理)の方は古代ギリシャ語で「慣習」を意味するethos({{ruby|ἦθος|エートス}})に由来する。どちらも「慣習」の意味だが、ethosには「人柄」や「高貴さ」といった意味を含む。そのため、伝統的な西洋の倫理学においては人間個人や魂のあり方に関する問題を扱うことが多い。
=== 倫理学と哲学 ===
=== 相対主義との対決 ===
== 倫理学の基礎 ==
=== 記述倫理学 ===
=== 規範倫理学 ===
=== メタ倫理学 ===
== 倫理理論 ==
=== 徳倫理学 ===
=== 義務論/義務倫理学 ===
=== 功利主義 ===
=== プラグマティズム ===
=== ケアの倫理 ===
== 応用倫理学 ==
{{進捗状況}}
応用倫理学は現実の、より具体的な諸問題に対する倫理学的考察と行為の在り方を探究する分野である。以下は代表的な応用倫理学の分野である。
* [[メディア倫理]]{{進捗|00%|2009-07-18}}
* [[生命倫理学]]
*[[環境倫理学]]
*[[情報倫理学]]
*[[動物倫理学]]
== 基本的な術語 ==
=== 倫理学全般 ===
* 公正
* 自然主義的誤謬
* 自己決定
* 正義
=== 生命倫理 ===
* 安楽死
* 尊厳死
* 生命の質(QOL)
* 優生学
=== 環境倫理 ===
* 自然の生存権
* 持続可能な開発
* 世代間倫理
== 倫理学上の諸問題 ==
倫理学では具体的な問題の解決、ないしはより良い判断を下せるようにすることも求められる。そのため、いくつかの思考実験や問いが出されることがある。また、具体的な問題に直面するとジレンマに陥ることもある。ここでは、代表的な倫理学的な問いやジレンマを見ていきたい。
なお、現在ここは加藤尚武『現代倫理学入門』に多くを依っている。読者や参加者の皆さんからのご指摘などの追加をお願いします。ただし、「トロッコ問題」はいりませんのであしからず。
=== 倫理学の諸原理 ===
* 人を助けるために嘘をつくことは許されるか
* 他人に迷惑をかけなければ何をしても良いか
* 貧しい人を助けるのは豊かな人の義務か
* 正義は時代によって変わるか
=== 生命倫理 ===
* 生命に差はあるのか
* 10人の命を助けるために1人を犠牲にすることは許されるか
* 10人の重病患者に特効薬が1つしかなければどうするか
=== 環境倫理 ===
* 動物や植物にも権利があるのか
* 今を生きる我々は将来世代に対して責任があるのか
* 人間の暮らしを犠牲にしてでも自然環境は守るべきか
=== 他の諸問題 ===
* 正しい戦争は存在しうるか
* 科学に限界を定めることは出来るか
== 参考文献 ==
* 『現代倫理学入門』(加藤尚武著, 講談社, 1997年)
* 『倫理学入門』(品川哲彦著, 中央公論新社, 2020年)
== 脚注 ==
<references/>
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=== トロッコ問題 ===
倫理学の用語に、「トロッコ問題」という思考実験がある。詳しくはwikipediaの『[[w:トロッコ問題]]』という記事を調べてもらえればよいが、基本的な知識を知らないと検索の仕方自体が分からなくなるので、wikibooksの本ページで大まかに「トロッコ問題」とは概ね(おおむね)どういう問題かを解説する。
[[File:Trolley problem.png|600px|centre]]
トロッコ問題とは、図のように、制御不能になったトロッコ(現代的に例えるなら電車でもイイだろう)の先が二股に分かれており、それぞれに人がいる場合、どうするのが道徳的だろうか? または、線路を切り替えた場合に罪悪感が生じる人がいるがなぜか? というような、倫理や道徳について考察するための思考実験のひとつである。
より正確には、もし線路を切り替えないと、多くの人が死ぬ(図の場合では5人が死ぬ)。
線路を切り替えると、被害の人数自体は少なくなる(図の場合では1人が死ぬ)。
この場合、切り替え制御地点にいる自分は、どうすべきか?
このトロッコ問題は、倫理について考察するための思考実験なので、前提として、どちらかを見殺しにしない限り、他の方法では助けられらないとする。(決して鉄道工学などの現実的・客観的な制御を考えるための問題ではない。道徳・倫理に関する問題である。)
線路を切り替えたら、被害の人数自体は少なくなるが、しかし自分が1人を殺すために積極的に行動した事になり、考えようによっては罪悪感にさいなまされる。
一方、線路を切り替えなければ、より多くの人が死ぬ。
・・・というような問題である。
=== 関連する問題 ===
* カルネアデスの板
「カルネアデスの板」という思考実験がある。
これはたとえば、出航している船で、船が難破して壊れて、船に乗ることができず、複数の乗客が海に放り出されたとする。そして場合など、1人ぶんを浮かすことの出来る板(たとえば壊れた船の切れ端)を、2人の元・乗客が奪い合った場合の倫理問題である。
自分1人が助かるために、相手を突き飛ばして水死させることの是非を問う問題である。(より詳しい状況設定についてはウィキペディア『[[w:カルネアデスの板]]』を参照。)
カルネアデスの板は、哲学・倫理学以外にも、よく刑法の理論などで紹介される事がある。
よく、刑法の『緊急避難』という外延の規定について、カルネアデスの板が取り上げられる。刑法では、程度の差はあるが、他に自分の助かる手段の無い場合に、他者を犠牲にすることが法的にも許される場合があり、このような場合を『緊急避難』という。
これ以上の刑法学についての「カルネアデスの板」については、刑法学の専門書を読んでもらうとして、本wikibooks『倫理学』ページでは刑法学についての深入りを省略するとしよう。
さて、歴史学的には、「カルネアデス」とは古代ギリシアの哲学者の名前であるが、その古代ギリシア人の名前を冠している事からも分かるように、古代から取り上げられている古い、典型的な倫理学の問題のひとつでもある。
なお、哲学思想のひとつの「功利主義」という考え方では、もし道徳にとらわれて相手を水死させなかった場合、浮き板は1人ぶんの浮力しかないので、2人とも死んでしまうので、1人でも多くの人を助かるために、相手を水死させるのは、比較的・相対的には良いとする(のが「功利主義」的な考え方である)。
誤解なきように言うが、哲学・倫理学は決して功利主義を信用するわけではない。単に、そういう考え方もある、と紹介しているだけである。
なお、功利主義は、哲学者ベンサムが体系化した。「最大多数の最大幸福」などの格言でも有名な哲学者が、ベンサムである。
「最大多数」というように、より多くの人がカルネアデスの板で助かるのだったら、そちらが合理的であろう、というのが功利主義的な考え方だと、哲学の一般的には考えられている、とされている
=== この節を作ったわけ ===
「トロッコ問題」はよく倫理問題を考える際に使われる用語であるが、しかし日本では意外とそれを書籍で体系的に扱った文献は少ない。
『思考実験』などを題材としたと銘打ってる書籍を読んでも、物理学の『シュレーディンガーの猫』のような倫理と関係のない話題を、上述のトロッコ問題などと同列に扱っている書籍も多く、あまり倫理問題を中心に思考実験を扱った書籍は、少なくとも入門書レベルでは探すのが困難である。
「哲学入門」のような本を読んでも、そこに書いてあるのは高校『倫理』の教科書のような、どこの哲学者が○○論を主張したというような哲学史が細かく書いてあるくらいな入門書が多い。そういう歴史を扱う書籍も必要だが、しかし、歴史ではなく実際の考え方を練習したい場合には哲学史の書籍は不適切であろう。
少なくとも、近年の入門書の出版傾向は、残念ながら、そういう傾向であり、つまり「トロッコ問題」などの学術的な書籍を探すのが、なかなか難しい。(運がよければ、トロッコ問題などを紹介している書籍もあるかもしれない。だが、紹介の記述量はあまり多くないだろう(哲学史的な記述に幅を取られている書籍が多いので)。)
また、(リンリではなくロンリの)『論理学』などの書籍を読んでも、たとえば『文科系の論理学』などのような題名を銘打っている書籍を読んですら、内容はほとんどが、数学の一分野である記号論理学の内容のアレンジであり、若干、たとえばゲーデルの不完全性定理などの有名な論理数学の話題が紹介されていたり、あるいは「証明論」など数学基礎論のいくつかが紹介されていたりなどする。よって、とてもでないが『トロッコ問題』などのような倫理的な問題を考えるには適さないのが、『論理学』の教科書である。
社会学や心理学などで『トロッコ問題』などの用語が語彙として使われる場合があるが、しかし社会学や心理学の入門書などを読んでも、少なくとも入門書では「トロッコ問題」などを体系的に紹介しているとは言えないような出版状況である。それらの入門書によっては「トロッコ問題」は紹介すらされて無い場合も多く、たとえば社会学の入門書の索引などのタ行の項目を見ても、「トロッコ問題」という語句自体が無いレベルである場合も多い。
なお、話題は若干脱線するが、たとえば「悪魔の証明」や「わら人形論法」などの論法や証明法あるいは詭弁に関する話題は、残念ながら「文科系の論理学」的な題名の書籍には、記述されていない場合が多い。具体的には、「悪魔の証明」、「循環論」、「わら人形論法」、「道徳主義の誤謬(ごびゅう)」、「自然主義の誤謬」、「前後即因果の誤謬」、・・・さまざまな論法や詭弁や誤謬の例が文科系の論理学では知られているが、しかしそれらを扱った入門書は乏しく、入門レベルの教科書には、記述が全く見当たらないのが(少なくとも入門書レベルでは)のが、残念ながら現状である。
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[[Category:人文科学|りんりかく]]
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椎楽
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/* 倫理学全般 */
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wikitext
text/x-wiki
== 倫理学は何をする学問か ==
「よいこと」とは何だろうか。たとえば、ボランティアで街の清掃をすることや災害のときに炊き出しなどの救援活動をすることは、ほぼすべての人が「よいこと」だと言うだろう。他にも困っている人のために寄付をする、様々な無償の奉仕活動をする、もっと身近には公共交通機関で高齢者や障碍者に席をゆずる、ベビーカーを押している母親の手伝いをするなども「よいこと」とする人がほとんどだろう。
だが、この「よいこと」が強制されたものだったらどうだろう。例えば無償の奉仕活動が国によって参加を義務付けられたもの(拒否したらペナルティもある)であったら、それを「よいこと」として肯定する人はかなり減少するだろう。現代の先進諸国では、寄付も政治家に対して見返りを求めて行ったのであれば「よいこと」どころか収賄という立派な犯罪行為になりうる。
また、優れたアスリートは、えてして「多くの人々に勇気を与えた」として表彰される。芸術家が多くの人に感動と感銘を与えることもある。こうしたこともまた、「よいこと」とみなされる可能性が高い。一方、私たちの日々の暮らしを支える様々な営み――農業をして食糧を作る、工場でものを作る、トラックや列車などで人やものを運ぶ、様々なインフラを支える、警察や消防などなどを、わざわざ「よいこと」という人はいないかもしれない。
だが、極論すればアスリートや芸術家はいなくても私たちの暮らしに直接の影響はほとんどない。だが、日々の営みを支える人がいなくなれば、途端に私たちの暮らしは行き詰まる。その観点からするとアスリートや芸術家の活動よりも、一見地味な仕事の方が「よいこと」のようにも思われる。
さらに「よいこと」は時代や場所による違いが起きる場合もある。例として、『[[w:忠臣蔵|忠臣蔵]]』を見てみよう。長く『忠臣蔵』は日本におけるエンターテイメントの中心だった。芝居はもちろん、雑誌や小説、ラジオ、映画、テレビといった時代時代のメディアでは必ず取り上げられ、ヒット作となった。だが、2026年現在、『忠臣蔵』は歌舞伎以外では滅多に見なくなった。その背景として指摘されるのは「価値観の変化」である。
曰く「『主君への忠義』や『主君の敵討ち』という価値が理解されなくなった」という。つまり、「忠義」「敵討ち」というかつての「よいこと」が「よいこと」として理解されない――場合によっては、非難されたり嘲笑されたりすることすらある。
こうしてみると私たちが素朴に考える「よいこと」が随分とあやふやなものであることがわかる。だが、それをもって「『よいこと』が曖昧であるならば『よいこと』を考えることそのものが無意味である」と考えるかもしれない。現に、私たちの周りではいわゆる[[w:相対主義|価値相対主義]]とよばれる「絶対的な正義、必ず正しいと言えるものはない」という価値観も珍しいものではない。
だが、「よいこと」は本当に曖昧なものだろうか。「よいこと」を判断する基準はないのか。そもそも何をもって「よい」と言えるのか……。
こうした問いに対する答えを体系的に理論立てていく営みが倫理学である。
=== 倫理と道徳 ===
倫理と道徳は重なり合うところが多い。実際、日常では倫理と道徳をそれほど区別せずに使うことも珍しくはないかもしれない。しかし、現代の倫理学はこの両者を区別するのが普通である。
結論を先に言えば、道徳moralityは社会や共同体といった人間集団の中で他者と生きていくうえで、守るべきものとして相互に承認されている行為規範の体系である。この中には'''集団を維持するために守るべきとされるもの'''と'''集団生活をより有意義にするためのもの'''に分けられる<ref>『倫理学入門』p.2(品川哲彦著, 中央公論新社, 2020年)</ref>。「集団を維持するために守るべきとされるもの」は、例えば「他人のものを盗んではならない」「人を傷つけてはならない」などがある。「集団生活をより有意義にするためのもの」の場合には、「他人に親切にしよう」「困ったときには助け合おう」などが挙げられよう。
一方、倫理ethicは「個人がどのように生きていくのか」ということと関わりが深い。例えば「自分の能力を高めていこう」「自分の人生を大切にしなければならない」「有意義な人生を送るべきだ」といったことが倫理的な行為として挙げられる。
こうした違いはmoralityとethicの語源の違いに由来する。
morality(道徳)はラテン語で「慣習」を意味するmosに由来する。一方、ethic(倫理)の方は古代ギリシャ語で「慣習」を意味するethos({{ruby|ἦθος|エートス}})に由来する。どちらも「慣習」の意味だが、ethosには「人柄」や「高貴さ」といった意味を含む。そのため、伝統的な西洋の倫理学においては人間個人や魂のあり方に関する問題を扱うことが多い。
=== 倫理学と哲学 ===
=== 相対主義との対決 ===
== 倫理学の基礎 ==
=== 記述倫理学 ===
=== 規範倫理学 ===
=== メタ倫理学 ===
== 倫理理論 ==
=== 徳倫理学 ===
=== 義務論/義務倫理学 ===
=== 功利主義 ===
=== プラグマティズム ===
=== ケアの倫理 ===
== 応用倫理学 ==
{{進捗状況}}
応用倫理学は現実の、より具体的な諸問題に対する倫理学的考察と行為の在り方を探究する分野である。以下は代表的な応用倫理学の分野である。
* [[メディア倫理]]{{進捗|00%|2009-07-18}}
* [[生命倫理学]]
*[[環境倫理学]]
*[[情報倫理学]]
*[[動物倫理学]]
== 基本的な術語 ==
=== 倫理学全般 ===
* 公正
* 自然主義的誤謬
:事実判断(存在命題)のみから、価値判断(当為命題)を導出する推論。あるいは「……である」ことから「……すべきである」を導く論法のこと。
:例えば「Aさんはカレーが好きだ」という事実から「Aさんにはカレーを食事に出すべき」という判断を導くことは自然主義的誤謬である。
:現代倫理学では「『……である』から『……すべきである』を導いてはならない」というのが基本的なドグマとなっている<ref>加藤 p.100</ref>。
* 自己決定
* 滑りやすい坂論法
:「事態Aが起こると必然的に事態Bが起こる。事態Bが起こると事態Cが続けて起きる。さらに事態Cが起きると事態Dが起きる……」といったように「ある行為や事態を認めると、なし崩し的に事態が進んでいく」という論法。一般的には推論上の誤りとされる<ref>例えば『論理的思考 最高の教科書』(福沢一吉著, SBクリエイティブ, 2017年)p.139-140</ref>。
:特に、事態と続いて起きるという事態との関連に必然的な関連が見いだせず、恣意的であれば誤謬ないし詭弁として退けられる。
:倫理学、特に生命倫理(学)においては安楽死や尊厳死、遺伝子操作の問題を取り扱う際に問題となる。例えば「終末期医療患者の安楽死は認めるべきではない。なぜなら、厳しい条件をつけても、なし崩し的に条件が緩和されて障がい者やまだ治る見込みのある重病患者にまで安楽死が拡大されるからだ」というのは「滑りやすい坂論法」による安楽死反対論である。
:しかし、先ほどの例として挙げた安楽死においては、現実に安楽死を認めた国々でその領域が拡大していること<ref>例えば『安楽死が合法の国で起こっていること』 (児玉真美著, 筑摩書房, 2023年)参照。</ref>が現実に起こっていることもある。事態同士の関連の社会科学的な視野を欠いた「滑りやすい坂論法」は確かに詭弁の一種ではあるが、裏を返せば社会科学的な観察と分析によっては「滑りやすい坂」を単なる詭弁として排撃できないのも事実である。
* 正義
=== 生命倫理 ===
* 安楽死
* 尊厳死
* 生命の質(QOL)
* 優生学
=== 環境倫理 ===
* 自然の生存権
* 持続可能な開発
* 世代間倫理
== 倫理学上の諸問題 ==
倫理学では具体的な問題の解決、ないしはより良い判断を下せるようにすることも求められる。そのため、いくつかの思考実験や問いが出されることがある。また、具体的な問題に直面するとジレンマに陥ることもある。ここでは、代表的な倫理学的な問いやジレンマを見ていきたい。
なお、現在ここは加藤尚武『現代倫理学入門』に多くを依っている。読者や参加者の皆さんからのご指摘などの追加をお願いします。ただし、「トロッコ問題」はいりませんのであしからず。
=== 倫理学の諸原理 ===
* 人を助けるために嘘をつくことは許されるか
* 他人に迷惑をかけなければ何をしても良いか
* 貧しい人を助けるのは豊かな人の義務か
* 正義は時代によって変わるか
=== 生命倫理 ===
* 生命に差はあるのか
* 10人の命を助けるために1人を犠牲にすることは許されるか
* 10人の重病患者に特効薬が1つしかなければどうするか
=== 環境倫理 ===
* 動物や植物にも権利があるのか
* 今を生きる我々は将来世代に対して責任があるのか
* 人間の暮らしを犠牲にしてでも自然環境は守るべきか
=== 他の諸問題 ===
* 正しい戦争は存在しうるか
* 科学に限界を定めることは出来るか
== 参考文献 ==
* 『現代倫理学入門』(加藤尚武著, 講談社, 1997年)
* 『倫理学入門』(品川哲彦著, 中央公論新社, 2020年)
== 脚注 ==
<references/>
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=== トロッコ問題 ===
倫理学の用語に、「トロッコ問題」という思考実験がある。詳しくはwikipediaの『[[w:トロッコ問題]]』という記事を調べてもらえればよいが、基本的な知識を知らないと検索の仕方自体が分からなくなるので、wikibooksの本ページで大まかに「トロッコ問題」とは概ね(おおむね)どういう問題かを解説する。
[[File:Trolley problem.png|600px|centre]]
トロッコ問題とは、図のように、制御不能になったトロッコ(現代的に例えるなら電車でもイイだろう)の先が二股に分かれており、それぞれに人がいる場合、どうするのが道徳的だろうか? または、線路を切り替えた場合に罪悪感が生じる人がいるがなぜか? というような、倫理や道徳について考察するための思考実験のひとつである。
より正確には、もし線路を切り替えないと、多くの人が死ぬ(図の場合では5人が死ぬ)。
線路を切り替えると、被害の人数自体は少なくなる(図の場合では1人が死ぬ)。
この場合、切り替え制御地点にいる自分は、どうすべきか?
このトロッコ問題は、倫理について考察するための思考実験なので、前提として、どちらかを見殺しにしない限り、他の方法では助けられらないとする。(決して鉄道工学などの現実的・客観的な制御を考えるための問題ではない。道徳・倫理に関する問題である。)
線路を切り替えたら、被害の人数自体は少なくなるが、しかし自分が1人を殺すために積極的に行動した事になり、考えようによっては罪悪感にさいなまされる。
一方、線路を切り替えなければ、より多くの人が死ぬ。
・・・というような問題である。
=== 関連する問題 ===
* カルネアデスの板
「カルネアデスの板」という思考実験がある。
これはたとえば、出航している船で、船が難破して壊れて、船に乗ることができず、複数の乗客が海に放り出されたとする。そして場合など、1人ぶんを浮かすことの出来る板(たとえば壊れた船の切れ端)を、2人の元・乗客が奪い合った場合の倫理問題である。
自分1人が助かるために、相手を突き飛ばして水死させることの是非を問う問題である。(より詳しい状況設定についてはウィキペディア『[[w:カルネアデスの板]]』を参照。)
カルネアデスの板は、哲学・倫理学以外にも、よく刑法の理論などで紹介される事がある。
よく、刑法の『緊急避難』という外延の規定について、カルネアデスの板が取り上げられる。刑法では、程度の差はあるが、他に自分の助かる手段の無い場合に、他者を犠牲にすることが法的にも許される場合があり、このような場合を『緊急避難』という。
これ以上の刑法学についての「カルネアデスの板」については、刑法学の専門書を読んでもらうとして、本wikibooks『倫理学』ページでは刑法学についての深入りを省略するとしよう。
さて、歴史学的には、「カルネアデス」とは古代ギリシアの哲学者の名前であるが、その古代ギリシア人の名前を冠している事からも分かるように、古代から取り上げられている古い、典型的な倫理学の問題のひとつでもある。
なお、哲学思想のひとつの「功利主義」という考え方では、もし道徳にとらわれて相手を水死させなかった場合、浮き板は1人ぶんの浮力しかないので、2人とも死んでしまうので、1人でも多くの人を助かるために、相手を水死させるのは、比較的・相対的には良いとする(のが「功利主義」的な考え方である)。
誤解なきように言うが、哲学・倫理学は決して功利主義を信用するわけではない。単に、そういう考え方もある、と紹介しているだけである。
なお、功利主義は、哲学者ベンサムが体系化した。「最大多数の最大幸福」などの格言でも有名な哲学者が、ベンサムである。
「最大多数」というように、より多くの人がカルネアデスの板で助かるのだったら、そちらが合理的であろう、というのが功利主義的な考え方だと、哲学の一般的には考えられている、とされている
=== この節を作ったわけ ===
「トロッコ問題」はよく倫理問題を考える際に使われる用語であるが、しかし日本では意外とそれを書籍で体系的に扱った文献は少ない。
『思考実験』などを題材としたと銘打ってる書籍を読んでも、物理学の『シュレーディンガーの猫』のような倫理と関係のない話題を、上述のトロッコ問題などと同列に扱っている書籍も多く、あまり倫理問題を中心に思考実験を扱った書籍は、少なくとも入門書レベルでは探すのが困難である。
「哲学入門」のような本を読んでも、そこに書いてあるのは高校『倫理』の教科書のような、どこの哲学者が○○論を主張したというような哲学史が細かく書いてあるくらいな入門書が多い。そういう歴史を扱う書籍も必要だが、しかし、歴史ではなく実際の考え方を練習したい場合には哲学史の書籍は不適切であろう。
少なくとも、近年の入門書の出版傾向は、残念ながら、そういう傾向であり、つまり「トロッコ問題」などの学術的な書籍を探すのが、なかなか難しい。(運がよければ、トロッコ問題などを紹介している書籍もあるかもしれない。だが、紹介の記述量はあまり多くないだろう(哲学史的な記述に幅を取られている書籍が多いので)。)
また、(リンリではなくロンリの)『論理学』などの書籍を読んでも、たとえば『文科系の論理学』などのような題名を銘打っている書籍を読んですら、内容はほとんどが、数学の一分野である記号論理学の内容のアレンジであり、若干、たとえばゲーデルの不完全性定理などの有名な論理数学の話題が紹介されていたり、あるいは「証明論」など数学基礎論のいくつかが紹介されていたりなどする。よって、とてもでないが『トロッコ問題』などのような倫理的な問題を考えるには適さないのが、『論理学』の教科書である。
社会学や心理学などで『トロッコ問題』などの用語が語彙として使われる場合があるが、しかし社会学や心理学の入門書などを読んでも、少なくとも入門書では「トロッコ問題」などを体系的に紹介しているとは言えないような出版状況である。それらの入門書によっては「トロッコ問題」は紹介すらされて無い場合も多く、たとえば社会学の入門書の索引などのタ行の項目を見ても、「トロッコ問題」という語句自体が無いレベルである場合も多い。
なお、話題は若干脱線するが、たとえば「悪魔の証明」や「わら人形論法」などの論法や証明法あるいは詭弁に関する話題は、残念ながら「文科系の論理学」的な題名の書籍には、記述されていない場合が多い。具体的には、「悪魔の証明」、「循環論」、「わら人形論法」、「道徳主義の誤謬(ごびゅう)」、「自然主義の誤謬」、「前後即因果の誤謬」、・・・さまざまな論法や詭弁や誤謬の例が文科系の論理学では知られているが、しかしそれらを扱った入門書は乏しく、入門レベルの教科書には、記述が全く見当たらないのが(少なくとも入門書レベルでは)のが、残念ながら現状である。
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[[Category:人文科学|りんりかく]]
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トランプ/ババ抜き
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text/x-wiki
{{Pathnav|Main Page|ゲーム|トランプ|frame=1}}
[[{{PAGENAME}}]]とは、[[トランプ]][[ゲーム]]の1つで、カードを1枚ずつ隣の人から引き、反対側の隣にいる人に引かせて、最後にジョーカーを手元に残した人を負けとするゲームである。
なお、この本では派生ゲームの「[[ジジ抜き]]、[[トランプ/ババ抜き#7抜き|7抜き]]」についても解説する。
== 遊び方 ==
3人以上で遊ぶゲームで、52枚の数札とジョーカー1枚を、各プレイヤーに均等に配り、各自で同じ数字のペアがあれば場に捨て、プレイ順を決める。稀にこの時点で手札が無くなる(つまり、すべてのカードがペアになる)事があり、その場合はその人が1位になる。
プレイ順が1番になった人は2番の人の手札から何か1枚を適当に引く。引いたカードと自分の手札でペアを作る事が出来れば、それを場に出す。ペアがなければ、引いたカードを自分の手札に加える。
次に、2番の人は、3番の人の手札から同様に1枚引き、ペアがあれば出す。これを繰り返し、手札がなくなった順に1位・2位…としていく。するとペアがないジョーカーが必然的に最後まで残る。そのジョーカーを最後に持っていた人が最下位となる。
== 派生ゲーム ==
=== オールドメイド ===
52枚のカードからQを1枚除いた51枚のカードを用意し、残った51枚のカードを均等に人数分配る。これ以降はババ抜きと同じ遊び方であり、最後に1枚のQを残した持っていた人が最下位となる。なお、「オールドメイド」は未婚女性を意味する言葉であり、この3枚目のQが「オールドメイド」である。
=== ジジ抜き ===
ルールは、52枚のカードを用意し、まずこの中から無作為に1枚抜き取り、このカード(これがジジである)が何なのか誰にも分からないようにしておき、残った51枚のカードを均等に人数分配る。これ以降はババ抜きと同じ遊び方であり、ジジを最後に持っていた人が最下位となる。
しかしペアにならないカードが最後まで分からない(ただし、2人でプレイしている場合、相手から引いたカードと自分の手札でペアを作れない場合、ゲーム途中でそのカードがジジであると分かってしまう)ことがババ抜きとの違いである。
=== 7抜き ===
7抜き<ref>[簡単に]
ジジ抜きのジジが7になったバージョン</ref>ではまず、ジョーカーを使わず52枚だけを用意する<ref>ジョーカーを使うローカルルールが存在する</ref>(シャッフルする前に7のカードを取り出しておく)。次に4枚ある7のカードだけを取り出し、その中から1枚だけを抜き出す(残りの7は他の数字と同じように扱われる)最後まで手札が残ったプレイヤーが負けとなり、その人が持っていた7<ref>ゲームで使用する7は3枚。
ゲーム中に2枚の7がペアになるため、
1枚7が余ることとなる</ref>こそが、“ババ”だったと明らかになる。
== 関連項目 ==
* [[トランプ]]
* [[w:ババ抜き|ババ抜き Wikipedia]]
{{DEFAULTSORT:ははぬき}}
[[category:ゲーム]]
[[category:テーブルゲーム]]
[[category:カードゲーム]]
[[category:トランプ]]
<references />
[[カテゴリ:ボードゲーム]]
[[カテゴリ:パーティー系]]
[[カテゴリ:3人以上で遊べるトランプゲーム]]
[[カテゴリ:子供向けゲーム]]
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トランプ/ページワン
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AkiR27User
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カテゴリー追加
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text/x-wiki
{{Pathnav|メインページ|ゲーム|トランプ|frame=1}}
'''[[w:ページワン|ページワン]]'''はトランプゲームの1つです。比較的簡単で、遊びやすいです{{要出典}}。
== 基本的なルール ==
プレイ人数:2~6人ほど(おすすめは4人ほど)
使用カード:52枚のカード+ジョーカー2枚もしくは2枚のデッキ104枚のカード+ジョーカー4枚
カードの強さ:ジョーカー > A > K > Q > J > 10 > 9 … 2
# 最初にプレイヤーは山札の一番上のカードを各自、一斉に裏向きのままカードを1枚引きます。プレイヤーは手札を見てはいけません。場に最も強い数字を引いたプレイヤーが親になります。
#親は人数に応じて1人4〜7枚ずつカードを配り、残りのカードは山札とします。
#親は場に1枚カードを出します(これを「台札」といいます)。
#次の人は、そのカードと同じマークのカードまたはジョーカーを出します。ない場合はそのマークのカードが出るまで山札からカードを引きます。引いたカードはすべて自分の手札となります。ただし、必要以上にカードを引いてはいけません。プレイヤーが他のプレイヤーが持っているカード等を口出しをした場合やプレイヤーが間違ったカードを出した場合は、ペナルティとして山札からカードを5枚引かなければならず、場に出した間違ったカードは手札に戻ります。
#全員がカードを出し終わったとき、カードを流し、場に出たカードの中で最も強いカードを出した人が次に最初にカードを出せます。
#これを繰り返し、残りの手札が1枚になったときは、「ページワン」と宣言します。この宣言を忘れてしまった場合、ペナルティとして山札から5枚のカードを引かなければなりません。
#こうして、最も早くカードがなくなった人が上がりです。
※山札がなくなった場合、流された札をよく混ぜて山札の代わりとします。
{{デフォルトソート:へえしわん}}
[[カテゴリ:ゲーム]]
[[カテゴリ:3人以上で遊べるトランプゲーム]]
[[カテゴリ:パーティー系]]
[[カテゴリ:シェディング系]]
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高等学校卒業程度認定試験
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H.Takechi
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情報更新
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text/x-wiki
{{Pathnav|試験|資格試験|frame=1}}
{{Wikipedia}}
== 概要 ==
平成16年(2004年)以前は大学入学資格検定(大検)という名称でしたが、平成17年(2005年)以降、高等学校卒業程度認定試験(以下、高認)と名称が変わり、それに伴って、旧大検から制度も変更となりました。
高認は「様々な理由で高等学校を卒業できなかった方等の学習成果を適切に評価し、高等学校を卒業した者と同等以上の学力があるかどうかを認定するための試験」と文部科学省は説明しています。高認に合格すると、大学・短大・専門学校の受験資格が与えられるだけでなく、高等学校卒業者と同等以上の学力がある者として認定され、就職、資格試験等に活用することができます。
このページでは高卒認定試験に出願するところから学習方法までを解説します。
なお、正確を期すため、[https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shiken/index.htm 文部科学省の公式サイト]も併せて読んでください。
=== 試験について ===
'''高認の試験は年2回'''行われます。'''1回目は8月初旬'''、'''2回目は11月初旬'''です。
*2025年度試験日程
**第1回:2026年8月6~7日
**第2回:2026年11月7~8日
=== 受験資格 ===
受験資格は年齢と学歴だけです。国籍などは全く関係ありません。
* 受験する年度内(受験する年の翌年3月31日)に「満16歳以上」になる人。
: 要するに中学校を卒業する年齢を過ぎていれば受験資格は与えられるということです。
* 大学入学資格がない人。
: 簡単に言えば高校を卒業していない人です。高校などを卒業していたり、旧大検に合格していたりして「高卒(同等)」と認定されていれば受験不可です(まぁ当たり前なのですが……)。裏を返せば、高校を卒業していないならば、'''高校に在学しても高認の受験ができる'''わけです<ref>実はこれが旧大検との最大の違いです。旧大検は高校在学性の受験が認められていませんでした。</ref>。ただし、あとで述べますが現役高校生が受験する場合には制約を受けることがあります。
もっと大雑把に言えば、高校に行っていない・高校を卒業していない人ならば全員が受験資格者です。
=== 合格基準 ===
後で紹介しますが、国語・数学・英語・地理歴史・公民(公共)・理科(2~3科目。後述)・情報の9~10科目すべてで合格すると高卒と同等の学力と認定され、高卒認定試験合格となります。ただし、高校で単位を取っている場合や文科省が認める資格試験に合格している場合には、一部科目が免除されるため、合格に必要な科目はもう少し減ります。
そして、一教科ごとの合格基準は40点ほどと言われています<ref>https://www.koninguide.com/kounin/nanido.html</ref>。とはいえ、合格を確実にしたいのならば50点は目指しておきたいところです。
ただし、'''合格者が18歳未満の場合は、満18歳の誕生日から合格者となります'''。また、大学などを受験するとき、受験日より後に誕生日を迎える場合(例:試験日が2月25日で、誕生日が3月1日の場合)には高認合格見込みの証明書を発行してもらえます。
=== 合格のメリット ===
高認合格者は高校卒業生と同等の学力を持っているとみなされ、高卒としての扱いを受けます。履歴書にも高認合格と書くことができます。ただし、'''学歴としてはその後に進学しなければ中卒'''です。
==== 与えられる受験資格 ====
旧試験が「大学入学資格検定」という名称であったことからも分かるように、高認合格者は大学(大学校)・短期大学・専門学校への受験資格を得られます。
それ以外にも「高校卒業」が受験資格となっている各種国家試験の受験資格も得られます。その一部を紹介します。
* 幼稚園教員資格認定試験
* 小学校教員資格認定試験
* 保育士試験
* 職業訓練指導員試験
詳細は[https://www.mext.go.jp/content/20220314-mxt_syogai02-mext_01319_1ippan.pdf 文科省のパンフレット]を読んでください。
==== 高校の単位繰り込み ====
高校に申請すれば、高認の合格科目を高校の単位に繰り込むことができる場合があります。特に、定時制高校や通信制高校に在籍している場合、高認に合格した場合は単位として認められると思ってかまいません。ただし、'''扱いは学校によって異なるので、必ず高校の先生に確認してください'''。通常の全日制高校の場合には受験そのものが認められない可能性もあります。単位制高校の場合は校長の判断によることがあるようです。
==== 就職 ====
高認の合格者は就職面でも高卒と同等とみなされ、高卒者として扱われます。ただし、前に述べたように学歴的には専門学校などに進学しなければ中卒です。企業によっては明確に「高校卒業以上」としている場合もありますが、このときには高認合格も認められるのかを確認した方が良いでしょう。もちろん、高認合格後に専門学校などへ進学していれば問題ありません。
== 出願 ==
まず、出願書類を手に入れる必要があります。出願書類は以下の方法で入手できます。
#パソコン・スマートフォンから[https://telemail.jp/shingaku/pc/gakkou/kousotsu/index.php テレメール]のサイトに行き、資料請求する。
#電話でテレメールに請求する。
#文部科学省や各都道府県教育委員会などで直接受け取る。
=== 出願時期 ===
#1回目の出願は4月上旬から5月のゴールデンウイーク後まで。
#2回目の出願は7月20日ごろから9月半ばまで。
必要書類をそろえるのに準備がかかる可能性もあります(特に初めての受験のとき)ので、余裕を持ったスケジュールで提出しましょう。
=== 受験料 ===
受験料は一回の試験で受験する科目によって決まります。
* 8500円(7科目以上受験)
* 6500円(4~6科目受験)
* 4500円(3科目以下受験)
受験料は郵便局などで収入印紙を購入するという形で支払います。そして、購入した収入印紙を願書に貼り付けてください。
=== 必要書類 ===
必要な書類は個人差がありますので、必ず出願書類で確認してください。ここでは、大体の方の必要書類のみを挙げます。
* 初めての受験時
** 願書と履歴書
** 収入印紙(受験料にあわせて印紙が異なる)
** 写真2枚(4cm×3cm)
** 住民票又は戸籍抄本(本籍地記載のあるもの)
** 「単位修得証明書」など試験科目の免除に必要な書類(必要な人のみ・厳封)
* 二度目以降
** 願書と履歴書
** 収入印紙
** 写真2枚(4cm×3cm)
** 科目合格通知書('''コピー不可''')
これに、結婚などで名字が変わった場合や二度目の受験以降に引っ越しなどをした場合にはそれを証明する書類が必要となります。
なお、二度目以降の受験では科目合格通知書を提出しなければなりません。コピーは不可ですので、無くさないようにしましょう。無くした場合には文科省に連絡して再発行してもらうことになります。
== 受験科目 ==
※ '''2022年度から高校にて新学習指導要領が施行されました。これに伴い、2024年(令和6年)度から試験科目が変更となります。受験を考えている皆さんは文科省の公式発表を必ず確認してください。'''
また、'''2026(令和8)年度から「情報」が追加されました'''。そのため、高卒認定のための科目数は9~10科目となりました。
=== 受験科目 ===
2026年度現在、受験科目は下記の通りです。'''9~10科目合格すると高卒認定を受けます'''。
{| class="wikitable"
|+ 受験科目(文科省発表)
|-
! 教科 !! 試験科目 !! 合格要件
|-
| 国語 || 国語 || 必修
|-
| 数学 || 数学 || 必修
|-
| 英語 || 英語 || 必修
|-
| rowspan="2" |地理歴史
| 地理
| rowspan="2" |必修
|-
| 歴史
|-
| 公民 || 公共 || 必修
|-
| rowspan="5"|理科 || 科学と人間生活 || rowspan="5"|「科学と人間生活」1科目<br>+<br>「物理基礎」「化学基礎」「生物基礎」「地学基礎」から1科目選択の<br>合計2科目<br>または<br>「物理基礎」「化学基礎」「生物基礎」「地学基礎」から<br>3科目選択
|-
| 物理基礎
|-
| 化学基礎
|-
| 生物基礎
|-
| 地学基礎
|-
| 情報 || 情報 || 必修
|}
令和6年度から試験科目が変更され、選択科目は理科のみとなりました。また、社会系の科目が3つにまとめられました。
* 地理(地理A・地理B)
* 歴史(世界史A・世界史B・日本史A・日本史B)
* 公共(現代社会・倫理・政治経済)
=== 免除科目 ===
高校ですでに決まった数の単位を取得している場合、受験が免除されます。かりに単位を取っていても'''基準となる単位に満たなければ免除にならない'''ので気を付けてください。
{| class="wikitable"
|+ 2012年以降の高校入学者の免除科目
|-
! 免除される科目 !! 高校の科目 !! 単位
|-
| 国語 || 国語総合 || 4
|-
| 数学 || 数学I || 3
|-
| 英語 || コミュニケーション英語I || 3
|-
| 世界史A || 世界史A || rowspan="3"|2
|-
| 日本史A || 日本史A
|-
| 地理A || 地理A
|-
| 世界史B || 世界史B || rowspan="3"|4
|-
| 日本史B || 日本史B
|-
| 地理B || 地理B
|-
| 現代社会 || 現代社会 || rowspan="3"|2
|-
| 倫理 || 倫理
|-
| 政治・経済 || 政治・経済
|-
| 科学と人間生活<br>(旧「理科総合」) || 科学と人間生活 || rowspan="5"|2
|-
| 物理基礎<br>(旧「物理I」) || 物理基礎
|-
| 化学基礎<br>(旧「化学I」) || 化学基礎
|-
| 生物基礎<br>(旧「生物I」) || 生物基礎
|-
| 地学基礎<br>(旧「地学I」) || 地学基礎
|}
なお、2012年(平成24年)より前に高校入学した場合には、受験資料もしくは文科省のホームページを参照してください。
また、以下の資格・検定に合格している場合にも一部科目が免除されます。
{| class="wikitable"
|+ 免除科目と資格
|-
! 免除される科目 !! 名称 !! 免除に必要な級
|-
| 世界史B || [[w:歴史能力検定|歴史能力検定]] || 世界史1級・2級
|-
| 日本史B || 歴史能力検定 || 日本史1級・2級
|-
| 数学 || [[w:実用数学技能検定|実用数学技能検定(数検)]] || 1級・準1級・2級
|-
| rowspan="3"|英語 || [[w:実用英語技能検定|実用英語技能検定(英検)]] || 1級・準1級・2級・準2級
|-
| [[w:全国商業高等学校協会|英語検定試験]] || 1級・2級
|-
| [[w:国際連合公用語英語検定試験|国際連合公用語英語検定試験(国連英検)]] || 特A級・A級・B級・C級
|}
なお、旧大検の合格科目も申請すれば免除されます。
== 受験科目の選び方 ==
とりあえず高卒資格が欲しいならば最短ルートを目指すといいでしょう。次の科目選択(2026年現在。計9科目)ならば最低限度かつ比較的易しめです。
* 国語・数学・英語・歴史・地理・公共・情報
* 科学と人間生活
* 地学基礎or化学基礎
2024年度以降、選択科目は理科のみとなりました。理科は1つは「科学と人間生活」が楽です。仮に理系志望であってもその方が精神衛生上良いです。「科学と人間生活」はその気になれば1か月程度の学習(過去問演習まで含めれば1か月半から2か月)で何とかなるからです。
その他は地学基礎か化学基礎が良いでしょう。理系志望であれば、化学基礎がよいでしょう。とくに化学基礎は教科書と過去問演習を繰り返せば2か月ほどで形になります。文系志望ならば地学基礎もおすすめです。地学基礎は中学校内容の復習、過去問と『シマリスの親方式』の学習で十分合格ラインに達します。ただ、暗記量が多いので、小学校~中1レベルの計算が苦手でないならば文系志望でも化学基礎でよいかもしれません。
== 学習方法 ==
Wikibooksには、各教科の学習方法などがあるため、本来ならば改めて学習方法など書く必要ありません。しかし、目下、'''ある特定利用者の独善・独断・偏見が著しく、全く役に立たない'''のが現状です。
そのため、改めてここで各科目の学習方法を書くことといたします。
=== 概説 ===
出題内容はごく基本的な内容が中心です。おそらく進学校(大体偏差値60を超すレベル)を1年で中退した受験生ならば、全教科で簡単に合格ラインに達することでしょう。
しかし、不登校や病気などでブランクがあったりすると中々そうはいかないです。そういう場合、まずは中学校内容を確認しましょう。特に数学と英語は積み重ねが大切ですので、中学内容ができているかどうかを確認しましょう。市販の問題集やドリルに設定されている目標点をクリアしているならば問題はありません。
英数ができているならば、すぐに高校内容を学習しましょう。基本は高校1年レベルの内容をマスターし、過去問に取り組むことです。
地歴(世界史含む)・公民・理科は中学内容を復習する必要はありません。すぐに高校内容に取り掛かりましょう。
=== 教科書・問題集 ===
==== 教科書 ====
教科書は通信制高校で利用されているものを利用するといいでしょう。高認対策としてはそれで充分です。以下は2025年度までの教科書です。各都道府県にある販売会社で購入してください。また、可能ならば学習書という教科書ガイドもNHK出版から発行されています。あわせて購入すると基礎学習に最適です。高校中退であれば、元いた高校の教科書でかまいません。
ただし、国語と英語に関しては高校の教科書を利用するメリットは薄いです。学力に応じた市販教材と過去問を活用しましょう。
{| class="wikitable"
|+ 主な通信制教科書一覧
|-
! 教科 !! 教科書名 !! 出版社
|-
| 数学I || 新数学 I || rowspan="2"| 東京書籍
|-
| 公共 || 公共
|-
| 歴史総合 || 私たちの歴史総合 ||清水書院
|-
| 地理総合 || 新地理総合 || 帝国書院
|-
|科学と人間生活
|科学と人間生活
|rowspan="5"|東京書籍
|-
| 物理基礎 || 改訂 新編物理基礎
|-
| 化学基礎 || 新編化学基礎
|-
| 生物基礎 || 改訂 新編生物基礎
|-
| 地学基礎 || 改訂地学基礎
|}
==== 市販問題集 ====
高校には行かなかった場合やすでに教科書を紛失・すててしまった場合には市販の問題集を活用しましょう。定番教材としては以下のものが挙げられます。(なお、過去問は買うのが前提ですので、除外しています。)
*『高卒認定ワークブック』([https://www.j-publish.net/contents/book01.html J-出版])
:高卒認定試験の科目内容の基礎から学べる。それだけでなく、その後の入学試験・就職試験にもつなげられる内容のため、時間があればこれをしっかりと取り組みたい。
*『しまりすの親方式 高認学習室』(都司嘉宣(しまりすの親方)著 [https://manabilink.co.jp/publication/detail_38.html 学びリンク])
:良くも悪くも簡潔かつ最低限の点数を確保することが目的のテキスト。そのため、問題の解説よりも解法の説明が多い。これ一冊だけで学習するのは少々キツイ(少なくとも中学レベルの復習は必須)が、試験2か月前の直前対策にはもってこい。
=== 過去問の利用 ===
高認も資格試験の一種であるため、過去問を利用していきましょう。基本的に出題傾向は例年同じです。特に'''数学は、学習指導要領の改訂がない限り、過去問で出たものは必ず出る、過去問にないものは出ないといっていいくらい'''です。
過去問自体は文部科学省の公式ページに掲載されており、無料で利用できます。しかし、解説が全くありません。また、一部の図表や写真がなぜか省かれています(特に地理や現代社会)。そのため、市販の過去問集を買った方が良いです<ref>これまたなぜか市販のものでは図表がちゃんと載っている。</ref>。
過去問は[https://www.j-publish.net/ J-出版]と[https://www.koenokyoikusha.co.jp/books/book_top 声の教育社]の2社から出版されています。
*J-出版
**6回分(3年×2回)を収録。
**1教科1冊。全教科の問題集が発行されている。
**解説には問題の重要度が記載されている。
**1冊2000円前後(税込)であり、声の教育社に比べて高めの値段。
**過去問演習・解説に特化しているため、過去問演習ならばこちらがおすすめ。
*声の教育社
**4回分(4年×1回)を収録。
**複数教科セット(国数英、公共・地理。歴史、科学と人間生活・化学基礎・生物基礎)。物理基礎・地学基礎の問題はない。
**マークシートに沿った解答ではないため、やや採点しにくい。
**1冊1980円(税込)のため、J-出版より相当安い。
**高認合格者の進路や合格率など、過去問以外の情報も豊富。過去問以外の情報が欲しい人向け。
=== その他 ===
高卒認定試験は全てマークシート方式です。高卒認定試験で初めてマークシート試験を受ける人もいると思いますので、いくつか注意点を説明します。
'''マークシート式の場合、かならず鉛筆で回答してください'''。シャープペンシルの場合、万が一金属部分でひっかいてしまうと二度と直せない場合があるためです。
注意したいのは、「科学と人間生活」と「数学」です。「科学と人間生活」は大問そのものを選択しなければなりません。もし、'''回答した大問番号にマークをつけなければ、全問正解しても0点になってしまいます'''。
=== 各科目 ===
* [[高等学校卒業程度認定試験/国語]]
* [[高等学校卒業程度認定試験/数学]]
* [[高等学校卒業程度認定試験/英語]]
* [[高等学校卒業程度認定試験/地理]]
* [[高等学校卒業程度認定試験/歴史]]
* [[高等学校卒業程度認定試験/公共]]
* [[高等学校卒業程度認定試験/理科]]
* [[高等学校卒業程度認定試験/情報]]
== 合格したら ==
=== 全科目合格していない場合 ===
=== 全科目合格した場合 ===
== 外部リンク ==
* [https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shiken/index.htm 高等学校卒業程度認定試験(旧大学入学資格検定)] - 文部科学省
== 脚注・出典 ==
<references/>
{{stub|高}}
{{DEFAULTSORT:こうとうかつこうそつきようていとにんていしけん}}
[[Category:資格試験]]
[[Category:高等学校教育]]
eu1t9atp03zgmxp225ak9mctawijjoz
Wikibooks:GUS2Wiki
4
35248
298990
298763
2026-05-01T12:25:10Z
Alexis Jazz
56315
Updating gadget usage statistics from [[Special:GadgetUsage]] ([[phab:T121049]])
298990
wikitext
text/x-wiki
{{#ifexist:Project:GUS2Wiki/top|{{/top}}|This page provides a historical record of [[Special:GadgetUsage]] through its page history. To get the data in CSV format, see wikitext. To customize this message or add categories, create [[/top]].}}
以下のデータは 2026-05-01T07:41:35Z に最終更新されたキャッシュです。
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* [[m:Meta:GUS2Wiki/Script|GUS2Wiki]]
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滞納処分と強制執行等との手続の調整に関する法律第2条
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Tomzo
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wikitext
text/x-wiki
[[法学]]>[[行政法]]>[[行政作用法]]>[[租税法]]>[[滞納処分と強制執行等との手続の調整に関する法律]]
==条文==
(定義)
;第2条
#この法律において「滞納処分」とは、[[国税徴収法|国税徴収法(昭和34年法律第147号)]]による滞納処分及びその例による滞納処分をいう。
#この法律において「徴収職員等」とは、徴収職員、徴税吏員その他滞納処分を執行する権限を有する者をいう。
#この法律において
#:「動産」とは[[民事執行法第122条|民事執行法(昭和54年法律第4号)第122条第1項]]に規定する動産をいい、
#:「不動産」とは[[民事執行法第43条|同法第43条第1項]]に規定する不動産([[民事執行法第43条|同条第2項の規定]]により不動産とみなされるものを含む。)をいい、
#:「船舶」とは[[民事執行法第112条|同法第112条]]に規定する船舶をいい、
#:「航空機」とは[[航空法第5条|航空法(昭和27年法律第231号)第5条]]に規定する新規登録がされた飛行機及び回転翼航空機をいい、
#:「自動車」とは[[道路運送車両法第13条|道路運送車両法(昭和26年法律第185号)第13条第1項]]に規定する登録自動車([[自動車抵当法第2条|自動車抵当法(昭和26年法律第187号)第2条ただし書]]に規定する大型特殊自動車を除く。)をいい、
#:「建設機械」とは[[建設機械抵当法第3条|建設機械抵当法(昭和29年法律第97号)第3条第1項]]の登記がされた建設機械をいい、
#:「小型船舶」とは[[小型船舶の登録等に関する法律第9条|小型船舶の登録等に関する法律(平成13年法律第102号)第9条第1項]]に規定する登録小型船舶をいい、
#:「債権」とは[[民事執行法第143条]]に規定する債権をいい、
#:「その他の財産権」とは動産、不動産、船舶、航空機、自動車、建設機械、小型船舶及び債権以外の財産権をいう。
==解説==
#動産
#:[[民事執行法第122条]]第1項
#:*原則 - 不動産(土地及びその定着物)以外の物([[民法第86条]])
#:*動産とみなすもの
#:**登記することができない土地の定着物
#:**土地から分離する前の天然果実で1月以内に収穫することが確実であるもの
#:**有価証券(裏書の禁止されている有価証券を除く)
#不動産
#:[[民事執行法第43条]]第1項
#*原則 - 土地及びその定着物([[民法第86条]])
#*上記「動産」とみなすものを除く。
#債権
#:債権のうち、いわゆる「与える債務(給付債務)」に対する債権
==参照条文==
==判例==
----
{{前後
|[[滞納処分と強制執行等との手続の調整に関する法律]]
|[[滞納処分と強制執行等との手続の調整に関する法律#s1|第1章 総則]]<br>
|[[滞納処分と強制執行等との手続の調整に関する法律第1条]]<br>(趣旨)
|[[滞納処分と強制執行等との手続の調整に関する法律第3条]]<br>(強制執行による差押え)
}}
{{stub|law}}
[[category:滞納処分と強制執行等との手続の調整に関する法律|02]]
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沖縄語
0
46295
299020
298976
2026-05-02T07:57:39Z
さきじょーぐー
89135
/* 初級 */ 初級26を100%に
299020
wikitext
text/x-wiki
{{琉球語/navi}}
'''沖縄語'''は沖縄諸島中南部で話されている言語です。[[琉球諸語]]に属します。沖縄語でも地域によって方言の差があり、このテキストでは、琉球王国時代の標準語であった首里方言を勉強します。このテキストは年内完成予定です。
[[ファイル:Naha Okinawa Japan Shuri-Castle-01.jpg|300px|中央]]
==はじめに==
はいたい!沖縄語の世界へようこそ!沖縄語はユネスコによって「消滅の危機にある言語」と認定されている言語です。方言札などによる弾圧や内地への同化、ウチナーヤマトグチ化等によって年々話せる人は減っており、これから盛り上げていかないとわかる人はいなくなってしまいます。このテキストを読んで、一人でも多くの人が沖縄語に触れてくれると嬉しいです。
勉強していて何か分からないことや、このテキストに関する要望がありましたら[[沖縄語/質問・要望]]にお寄せください。寄せられた質問・要望はテキストをより良いものにするために活用させていただきます。
== 音韻 ==
===母音===
沖縄語には、日本語と同じように/a/、/i/、/u/、/e/、/o/の5つの母音があります。ただし、日本語で/e/と発音する単語は沖縄語では/i/の発音になりますし、日本語で/o/と発音する単語は沖縄語では/u/の発音になりますので注意しておいてください。二重母音では日本語の/ai/と/ae/が/ee/、/au/と/ao/が/oo/にそれぞれ変化します。
===声門破裂音===
子音では、沖縄語には「声門破裂音」/ʔ/と呼ばれる、喉の奥で小さく「ん」を発音するような独特の子音があります。感覚としては「っあ」「っい」「っう」「っえ」「っお」に近いです。これらの音は日本語の「あいうえお」に近いため、『しまくとぅば辞典』に準拠し「あ」「い」「う」「え」「お」と表記します。声門破裂音のつかない「あいうえお」は『しまくとぅば辞典』に準拠し、「あぁ」「いぃ」「うぅ」「えぇ」「おぉ」と表記します。
また、声門破裂音/ʔ/はや行やわ行、「ん」につくことがあります。『しまくとぅば辞典』に準拠し、声門破裂音のつく「ん」を「<sup>っ</sup>ん」、つかない「ん」を「ん」と表記します。
声門破裂音のつくヤ行とワ行は日本語の発音とは異なって聞こえます。これらの音を「<sup>っ</sup>や」「<sup>っ</sup>ゆ」「<sup>っ</sup>よ」、「<sup>っ</sup>わ」「<sup>っ</sup>ゐ」、「<sup>っ</sup>ゑ」「<sup>っ</sup>を」と表記します。
===タ行===
また、日本語でいうタ行は「タ、ティ、トゥ、テ、ト」と「チャ、チ、チュ、チェ、チョ」という2つの行に分かれています。これ以外の子音には日本語と大きな違いはありません。
==音の表記==
沖縄県は[https://www.pref.okinawa.lg.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/009/625/02_shimakutubahyouki.pdf 沖縄県におけるしまくとぅばの表記について]で公式の仮名文字表を出していますが、この表記は全くと言っていいほど使われていません。また、県民から平仮名漢字交じりにするよう署名が提出されるなど、支持も得られていません。
沖縄語は歴史的には平仮名と漢字の混じった文で表記されてきましたが、伝統的な表記法では音と文字が一致していませんでした。
このテキストでは、沖縄県公式のしまくとぅば辞典の表記に準じた平仮名表記を用い、漢字と平仮名交じりで表記していきます。それがおそらく最も音と発音が一致しており、また、広く読みやすい表記であると考えているからです。
==付録==
*[[/活用表]]
*[[/登場人物]]
*[[/質問・要望]]
*[[/単語帳(沖縄語引き)]]
*[[/モーラ表]] - 五十音表です
*[[/接尾辞・接頭辞一覧]]
*[[/接尾辞・接頭辞一覧#助数詞|助数詞一覧]]
==初級==
{{進捗状況}}
沖縄語の文法を勉強し、簡単な作文ができるようになります。
#[[/名詞文]]{{進捗|100%|2025-09-17}}
##主格「や」
##名詞文「やん/やいびーん」
##助詞「ぬ」
#[[/名詞文の疑問文]]{{進捗|100%|2025-09-19}}
##名詞文の疑問文
##助詞「ん」
##終助詞「やー」
##数
#[[/名詞文の否定文]]{{進捗|100%|2025-09-17}}
##名詞文の否定文
##終助詞「どー」
#[[/指示語]]{{進捗|100%|2025-09-22}}
##指示語
##彼/彼女にあたる表現
#[[/名詞文の否定疑問文]]{{進捗|100%|2025-09-23}}
##名詞文の否定の肯否疑問文
##名詞文の否定の疑問詞疑問文
##否定の肯否疑問文に対する答え方
#[[/動詞文]]{{進捗|100%|2025-09-22}}
##主格「ぬ」「が」
##動詞文
##助詞「んかい」
##助詞「っし」「さーに」
#[[/動詞文の疑問文]]{{進捗|100%|2025-09-17}}
##動詞文の疑問文
##終助詞「なー」
##目的格
#[[/形容詞文]]{{進捗|100%|2025-09-22}}
##形容詞の終止形
##助詞「とぅ」
##助詞「んでぃ」
##並列表現
##終助詞「さ」
#[[/形容詞文の疑問文]]{{進捗|100%|2025-09-22}}
##形容詞文の疑問文
#[[/形容詞文の否定文]]{{進捗|100%|2025-09-22}}
##形容詞文の否定文
#[[/形容詞の否定疑問文]]{{進捗|100%|2025-09-18}}
##形容詞の否定疑問文
#[[/連体形]]{{進捗|100%|2025-09-17}}
##連体形
##逆接「しが」
#[[/連用形]]{{進捗|100%|2025-09-17}}
##連用形
##原因・理由「くとぅ」
#[[/動詞文の否定文]]{{進捗|100%|2025-09-22}}
##動詞の否定形
##「ぐとぅ」
##起点を表す助詞「から」
#[[/動詞の否定疑問文]]{{進捗|100%|2025-09-22}}
##否定形の肯否疑問文
##否定形の疑問詞疑問文
##「何か」「誰か」「どこか」
#[[/動詞のティ形]]{{進捗|100%|2025-09-22}}
##ティ形
#[[/形容詞のティ形]]{{進捗|100%|2025-09-18}}
##形容詞のティ形
##助詞「までぃ」
#[[/アーニ形]]{{進捗|100%|2025-09-26}}
##アーニ形
##終助詞「がやー」
##移動手段を表す助詞「から」
##場所を表す助詞「うぅてぃ」「うぅとーてぃ」
#[[/依頼表現]]{{進捗|100%|2025-09-26}}
##依頼表現
##終助詞「よー」
##助詞「に」
#[[/オーン形]]{{進捗|100%|2025-09-27}}
##オーン形
##指小辞「ぐゎー」
##終助詞「っさー」
#[[/志向形]]{{進捗|100%|2025-09-28}}
##志向形
##週・曜日の表し方
#[[/否定疑問文の勧誘・命令]]{{進捗|100%|2025-09-28}}
##否定肯否疑問文の勧誘・命令
##目的「〜が」
##確認を表す終助詞「〜どーやー」
#[[/禁止]]{{進捗|100%|2025-09-30}}
##禁止
##欲望「ぶさん」
##名詞述語のティ形
#[[/命令形]]{{進捗|100%|2025-10-12}}
##命令形
##「くぃーん」と「いぃーん」
#[[/比較]]{{進捗|100%|2026-05-01}}
##比較「どちら」
##「〜しようかな」
#[[/準備・放置「-oocuN」]]{{進捗|100%|2026-05-02}}
##準備・放置「-oocuN」
##意志未来「でぃち」
#[[/名詞述語の過去形]]{{進捗|50%|2025-10-10}}
#[[/名詞述語の過去形の疑問文]]{{進捗|50%|2025-10-10}}
#[[/名詞述語の過去形の否定文]]{{進捗|00%|2025-10-10}}
#[[/名詞述語の過去形の否定疑問文]]{{進捗|00%|2025-10-10}}
#[[/形容詞の過去形]]
#[[/形容詞の過去形の疑問文]]
#[[/形容詞の過去形の否定文]]
#[[/形容詞の過去形の否定疑問文]]
#[[/動詞の過去形]]
#[[/動詞の過去形の疑問文]]
#[[/動詞の過去形の否定文]]
#[[/動詞の過去形の否定疑問文]]
#[[/動詞の過去形の連体形]]
#[[/シヨッタ形]]
#[[/シヨッタ形の疑問文]]
#[[/テーン形]]
#[[/テーン形の疑問文]]
#[[/ネー条件形]]
#[[/エー条件形]]
#[[/ラー条件形]]
#[[/使役形]]
#[[/リーン形(条件可能・受身形)]]
#[[/リーン形のティ形]]
#[[/形式名詞]]
#[[/形容詞の名詞形]]
#[[/タイ形]]
#[[/係り結び]]
#[[/間接疑問文]]
==中級==
さらに発展した文法を学び、沖縄語で自分の言いたいことを言えるようになります。
*[[/能力可能「ゆーすん」]]
*[[/意志「でぃち」]]
*[[/意志「やーんでぃ うむとーん」]]
*[[/推量・当然「はじ」]]
*[[/比喩・推量「ぐとーん」]]
*[[/推量「ねー すん」]]
*[[/欲求「ふさん」]]
*[[/義務「だれー」]]
*[[/義務「びちー」]]
*[[/許可「しむん」「ゆたさん」]]
*[[/不許可「ならん」]]
*[[/完了・後悔「ねーらん」]]
*[[/経験「くとぅ」]]
*[[/知覚動詞]]
*[[/変化「ないん」]]
*[[/様態「ぎさん」]]
*[[/同時進行「がちー」]]
*[[/継続「ちるがいん」]]
*[[/易「やっさん」]]
*[[/難「ぐりさん」]]
*[[/過度「しじーん」]]
*[[/過度「かんずん」]]
*[[/喪失「はんすん」]]
*[[/失敗「やんずん」]]
*[[/応酬「けーすん」]]
*[[/しやがる「くゎいん」「みしーん」]]
*[[/尊敬語]]
*[[/謙譲語]]
==上級==
生活の中の様々な場面で使用する沖縄語を勉強し、表現力を培います。
#[[/自己紹介]]
#[[/朝起きたとき]]
#[[/ごはんを食べるとき]]
#[[/出かけるとき]]
#[[/帰るとき]]
#[[/帰ったとき]]
#[[/寝るとき]]
#[[/初めて会ったとき]]
#[[/知人に会ったとき]]
#[[/久しぶりに会ったとき]]
#[[/謝るとき]]
#[[/来客を迎えるとき]]
#[[/買い物をするとき]]
#[[/病院を受診するとき]]
#[[/健康診断]]
#[[/道案内]]
#[[/タクシーに乗るとき]]
#[[/電話対応]]
#[[/観光案内]]
#[[/観光案内2]]
#[[/正月]]
#[[/十六日祭]]
#[[/清明祭]]
#[[/七夕]]
#[[/うんけー]]
#[[/うーくい]]
#[[/屋敷拝み]]
#[[/まぶいぐみ]]
#[[/祝いの言葉]]
#[[/合格祝い]]
#[[/出産祝い]]
#[[/お悔やみ]]
==沖縄語を覚えたら==
沖縄語を覚えたらできること、覚えた沖縄語を生かせることを以下に記します。
===しまくとぅば検定を取る===
沖縄県公式のしまくとぅば普及センターが主催している琉球諸語の資格「しまくとぅば検定」の「中南部言葉編」を受験して、あなたの沖縄語の力を試すことができます。
「しまくとぅば検定」は以前は級が導入されていましたが、現在では総得点によってA、B、Cの3段階に分けられる方式となっています。しまくとぅば検定はTOEICなどのように履歴書に書くことができ、沖縄諸島中南部で医療従事者として働くなど沖縄語を使う機会がある職場の採用試験では役に立つかもしれません。また、書いておくことで面接時の話題としても使えます。
受験を考えている方は[https://shimakutuba.jp/news/post5686/ 受験案内]をご覧ください。
===沖縄語版ウィキペディアの執筆に貢献する===
まだ正式リリース前ですが[https://incubator.m.wikimedia.org/wiki/Wp/ryu/%E3%83%A1%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%82%B8 沖縄語版wikipedia]があります。すでにある記事に加筆したり、新しい記事を作ったりして、沖縄語版wikipediaの執筆に協力するのはいかがですか。
==参考文献==
*花薗悟『初級沖縄語』
*『沖縄語辞典』
*『しまくとぅばハンドブック』
*『しまくとぅば読本 小学生』
*『しまくとぅば読本 中学生』
*『語ろう 使おう しまくとぅば(那覇言葉)』
==関連項目==
{{琉球語/一覧}}
==外部リンク==
*[https://incubator.wikimedia.org/wiki/Wt/ryu/%E3%83%A1%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%82%B8 ヰクショナリー] - ウィキペディアの姉妹プロジェクトである「ウィクショナリー」の沖縄語版です
*[https://mmsrv.ninjal.ac.jp/okinawago/ 沖縄語辞典] - 那覇方言を中心に収録されています。
*[https://hougen.ajima.jp/ 沖縄方言辞典] - 沖縄県各地の言葉を検索できます。
{{デフォルトソート:おきなわこ}}
[[カテゴリ:日本語の方言]]
[[カテゴリ:沖縄県]]
[[カテゴリ:琉球語]]
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/* 中級 */
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wikitext
text/x-wiki
{{琉球語/navi}}
'''沖縄語'''は沖縄諸島中南部で話されている言語です。[[琉球諸語]]に属します。沖縄語でも地域によって方言の差があり、このテキストでは、琉球王国時代の標準語であった首里方言を勉強します。このテキストは年内完成予定です。
[[ファイル:Naha Okinawa Japan Shuri-Castle-01.jpg|300px|中央]]
==はじめに==
はいたい!沖縄語の世界へようこそ!沖縄語はユネスコによって「消滅の危機にある言語」と認定されている言語です。方言札などによる弾圧や内地への同化、ウチナーヤマトグチ化等によって年々話せる人は減っており、これから盛り上げていかないとわかる人はいなくなってしまいます。このテキストを読んで、一人でも多くの人が沖縄語に触れてくれると嬉しいです。
勉強していて何か分からないことや、このテキストに関する要望がありましたら[[沖縄語/質問・要望]]にお寄せください。寄せられた質問・要望はテキストをより良いものにするために活用させていただきます。
== 音韻 ==
===母音===
沖縄語には、日本語と同じように/a/、/i/、/u/、/e/、/o/の5つの母音があります。ただし、日本語で/e/と発音する単語は沖縄語では/i/の発音になりますし、日本語で/o/と発音する単語は沖縄語では/u/の発音になりますので注意しておいてください。二重母音では日本語の/ai/と/ae/が/ee/、/au/と/ao/が/oo/にそれぞれ変化します。
===声門破裂音===
子音では、沖縄語には「声門破裂音」/ʔ/と呼ばれる、喉の奥で小さく「ん」を発音するような独特の子音があります。感覚としては「っあ」「っい」「っう」「っえ」「っお」に近いです。これらの音は日本語の「あいうえお」に近いため、『しまくとぅば辞典』に準拠し「あ」「い」「う」「え」「お」と表記します。声門破裂音のつかない「あいうえお」は『しまくとぅば辞典』に準拠し、「あぁ」「いぃ」「うぅ」「えぇ」「おぉ」と表記します。
また、声門破裂音/ʔ/はや行やわ行、「ん」につくことがあります。『しまくとぅば辞典』に準拠し、声門破裂音のつく「ん」を「<sup>っ</sup>ん」、つかない「ん」を「ん」と表記します。
声門破裂音のつくヤ行とワ行は日本語の発音とは異なって聞こえます。これらの音を「<sup>っ</sup>や」「<sup>っ</sup>ゆ」「<sup>っ</sup>よ」、「<sup>っ</sup>わ」「<sup>っ</sup>ゐ」、「<sup>っ</sup>ゑ」「<sup>っ</sup>を」と表記します。
===タ行===
また、日本語でいうタ行は「タ、ティ、トゥ、テ、ト」と「チャ、チ、チュ、チェ、チョ」という2つの行に分かれています。これ以外の子音には日本語と大きな違いはありません。
==音の表記==
沖縄県は[https://www.pref.okinawa.lg.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/009/625/02_shimakutubahyouki.pdf 沖縄県におけるしまくとぅばの表記について]で公式の仮名文字表を出していますが、この表記は全くと言っていいほど使われていません。また、県民から平仮名漢字交じりにするよう署名が提出されるなど、支持も得られていません。
沖縄語は歴史的には平仮名と漢字の混じった文で表記されてきましたが、伝統的な表記法では音と文字が一致していませんでした。
このテキストでは、沖縄県公式のしまくとぅば辞典の表記に準じた平仮名表記を用い、漢字と平仮名交じりで表記していきます。それがおそらく最も音と発音が一致しており、また、広く読みやすい表記であると考えているからです。
==付録==
*[[/活用表]]
*[[/登場人物]]
*[[/質問・要望]]
*[[/単語帳(沖縄語引き)]]
*[[/モーラ表]] - 五十音表です
*[[/接尾辞・接頭辞一覧]]
*[[/接尾辞・接頭辞一覧#助数詞|助数詞一覧]]
==初級==
{{進捗状況}}
沖縄語の文法を勉強し、簡単な作文ができるようになります。
#[[/名詞文]]{{進捗|100%|2025-09-17}}
##主格「や」
##名詞文「やん/やいびーん」
##助詞「ぬ」
#[[/名詞文の疑問文]]{{進捗|100%|2025-09-19}}
##名詞文の疑問文
##助詞「ん」
##終助詞「やー」
##数
#[[/名詞文の否定文]]{{進捗|100%|2025-09-17}}
##名詞文の否定文
##終助詞「どー」
#[[/指示語]]{{進捗|100%|2025-09-22}}
##指示語
##彼/彼女にあたる表現
#[[/名詞文の否定疑問文]]{{進捗|100%|2025-09-23}}
##名詞文の否定の肯否疑問文
##名詞文の否定の疑問詞疑問文
##否定の肯否疑問文に対する答え方
#[[/動詞文]]{{進捗|100%|2025-09-22}}
##主格「ぬ」「が」
##動詞文
##助詞「んかい」
##助詞「っし」「さーに」
#[[/動詞文の疑問文]]{{進捗|100%|2025-09-17}}
##動詞文の疑問文
##終助詞「なー」
##目的格
#[[/形容詞文]]{{進捗|100%|2025-09-22}}
##形容詞の終止形
##助詞「とぅ」
##助詞「んでぃ」
##並列表現
##終助詞「さ」
#[[/形容詞文の疑問文]]{{進捗|100%|2025-09-22}}
##形容詞文の疑問文
#[[/形容詞文の否定文]]{{進捗|100%|2025-09-22}}
##形容詞文の否定文
#[[/形容詞の否定疑問文]]{{進捗|100%|2025-09-18}}
##形容詞の否定疑問文
#[[/連体形]]{{進捗|100%|2025-09-17}}
##連体形
##逆接「しが」
#[[/連用形]]{{進捗|100%|2025-09-17}}
##連用形
##原因・理由「くとぅ」
#[[/動詞文の否定文]]{{進捗|100%|2025-09-22}}
##動詞の否定形
##「ぐとぅ」
##起点を表す助詞「から」
#[[/動詞の否定疑問文]]{{進捗|100%|2025-09-22}}
##否定形の肯否疑問文
##否定形の疑問詞疑問文
##「何か」「誰か」「どこか」
#[[/動詞のティ形]]{{進捗|100%|2025-09-22}}
##ティ形
#[[/形容詞のティ形]]{{進捗|100%|2025-09-18}}
##形容詞のティ形
##助詞「までぃ」
#[[/アーニ形]]{{進捗|100%|2025-09-26}}
##アーニ形
##終助詞「がやー」
##移動手段を表す助詞「から」
##場所を表す助詞「うぅてぃ」「うぅとーてぃ」
#[[/依頼表現]]{{進捗|100%|2025-09-26}}
##依頼表現
##終助詞「よー」
##助詞「に」
#[[/オーン形]]{{進捗|100%|2025-09-27}}
##オーン形
##指小辞「ぐゎー」
##終助詞「っさー」
#[[/志向形]]{{進捗|100%|2025-09-28}}
##志向形
##週・曜日の表し方
#[[/否定疑問文の勧誘・命令]]{{進捗|100%|2025-09-28}}
##否定肯否疑問文の勧誘・命令
##目的「〜が」
##確認を表す終助詞「〜どーやー」
#[[/禁止]]{{進捗|100%|2025-09-30}}
##禁止
##欲望「ぶさん」
##名詞述語のティ形
#[[/命令形]]{{進捗|100%|2025-10-12}}
##命令形
##「くぃーん」と「いぃーん」
#[[/比較]]{{進捗|100%|2026-05-01}}
##比較「どちら」
##「〜しようかな」
#[[/準備・放置「-oocuN」]]{{進捗|100%|2026-05-02}}
##準備・放置「-oocuN」
##意志未来「でぃち」
#[[/名詞述語の過去形]]{{進捗|50%|2025-10-10}}
#[[/名詞述語の過去形の疑問文]]{{進捗|50%|2025-10-10}}
#[[/名詞述語の過去形の否定文]]{{進捗|00%|2025-10-10}}
#[[/名詞述語の過去形の否定疑問文]]{{進捗|00%|2025-10-10}}
#[[/形容詞の過去形]]
#[[/形容詞の過去形の疑問文]]
#[[/形容詞の過去形の否定文]]
#[[/形容詞の過去形の否定疑問文]]
#[[/動詞の過去形]]
#[[/動詞の過去形の疑問文]]
#[[/動詞の過去形の否定文]]
#[[/動詞の過去形の否定疑問文]]
#[[/動詞の過去形の連体形]]
#[[/シヨッタ形]]
#[[/シヨッタ形の疑問文]]
#[[/テーン形]]
#[[/テーン形の疑問文]]
#[[/ネー条件形]]
#[[/エー条件形]]
#[[/ラー条件形]]
#[[/使役形]]
#[[/リーン形(条件可能・受身形)]]
#[[/リーン形のティ形]]
#[[/形式名詞]]
#[[/形容詞の名詞形]]
#[[/タイ形]]
#[[/係り結び]]
#[[/間接疑問文]]
==中級==
さらに発展した文法を学び、沖縄語で自分の言いたいことを言えるようになります。
*[[/能力可能「ゆーすん」]]
*[[/意志「やーんでぃ うむとーん」]]
*[[/推量・当然「はじ」]]
*[[/比喩・推量「ぐとーん」]]
*[[/推量「ねー すん」]]
*[[/欲求「ふさん」]]
*[[/義務「だれー」]]
*[[/義務「びちー」]]
*[[/許可「しむん」「ゆたさん」]]
*[[/不許可「ならん」]]
*[[/完了・後悔「ねーらん」]]
*[[/経験「くとぅ」]]
*[[/知覚動詞]]
*[[/変化「ないん」]]
*[[/様態「ぎさん」]]
*[[/同時進行「がちー」]]
*[[/継続「ちるがいん」]]
*[[/易「やっさん」]]
*[[/難「ぐりさん」]]
*[[/過度「しじーん」]]
*[[/過度「かんずん」]]
*[[/喪失「はんすん」]]
*[[/失敗「やんずん」]]
*[[/応酬「けーすん」]]
*[[/しやがる「くゎいん」「みしーん」]]
*[[/尊敬語]]
*[[/謙譲語]]
==上級==
生活の中の様々な場面で使用する沖縄語を勉強し、表現力を培います。
#[[/自己紹介]]
#[[/朝起きたとき]]
#[[/ごはんを食べるとき]]
#[[/出かけるとき]]
#[[/帰るとき]]
#[[/帰ったとき]]
#[[/寝るとき]]
#[[/初めて会ったとき]]
#[[/知人に会ったとき]]
#[[/久しぶりに会ったとき]]
#[[/謝るとき]]
#[[/来客を迎えるとき]]
#[[/買い物をするとき]]
#[[/病院を受診するとき]]
#[[/健康診断]]
#[[/道案内]]
#[[/タクシーに乗るとき]]
#[[/電話対応]]
#[[/観光案内]]
#[[/観光案内2]]
#[[/正月]]
#[[/十六日祭]]
#[[/清明祭]]
#[[/七夕]]
#[[/うんけー]]
#[[/うーくい]]
#[[/屋敷拝み]]
#[[/まぶいぐみ]]
#[[/祝いの言葉]]
#[[/合格祝い]]
#[[/出産祝い]]
#[[/お悔やみ]]
==沖縄語を覚えたら==
沖縄語を覚えたらできること、覚えた沖縄語を生かせることを以下に記します。
===しまくとぅば検定を取る===
沖縄県公式のしまくとぅば普及センターが主催している琉球諸語の資格「しまくとぅば検定」の「中南部言葉編」を受験して、あなたの沖縄語の力を試すことができます。
「しまくとぅば検定」は以前は級が導入されていましたが、現在では総得点によってA、B、Cの3段階に分けられる方式となっています。しまくとぅば検定はTOEICなどのように履歴書に書くことができ、沖縄諸島中南部で医療従事者として働くなど沖縄語を使う機会がある職場の採用試験では役に立つかもしれません。また、書いておくことで面接時の話題としても使えます。
受験を考えている方は[https://shimakutuba.jp/news/post5686/ 受験案内]をご覧ください。
===沖縄語版ウィキペディアの執筆に貢献する===
まだ正式リリース前ですが[https://incubator.m.wikimedia.org/wiki/Wp/ryu/%E3%83%A1%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%82%B8 沖縄語版wikipedia]があります。すでにある記事に加筆したり、新しい記事を作ったりして、沖縄語版wikipediaの執筆に協力するのはいかがですか。
==参考文献==
*花薗悟『初級沖縄語』
*『沖縄語辞典』
*『しまくとぅばハンドブック』
*『しまくとぅば読本 小学生』
*『しまくとぅば読本 中学生』
*『語ろう 使おう しまくとぅば(那覇言葉)』
==関連項目==
{{琉球語/一覧}}
==外部リンク==
*[https://incubator.wikimedia.org/wiki/Wt/ryu/%E3%83%A1%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%82%B8 ヰクショナリー] - ウィキペディアの姉妹プロジェクトである「ウィクショナリー」の沖縄語版です
*[https://mmsrv.ninjal.ac.jp/okinawago/ 沖縄語辞典] - 那覇方言を中心に収録されています。
*[https://hougen.ajima.jp/ 沖縄方言辞典] - 沖縄県各地の言葉を検索できます。
{{デフォルトソート:おきなわこ}}
[[カテゴリ:日本語の方言]]
[[カテゴリ:沖縄県]]
[[カテゴリ:琉球語]]
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沖縄語/名詞文
0
46298
299025
283661
2026-05-02T08:26:10Z
さきじょーぐー
89135
/* 例文 */ 加筆
299025
wikitext
text/x-wiki
==例文==
金城さんはこの春から大学で琉球について学ぶ大学生です。沖縄語Iの初回講義で、琉球諸語を専門とする比嘉教授が自己紹介をしています。
{|
!話し手
!{{Ruby|沖縄口|うちなーぐち}}
!{{Ruby|大和口|やまとぅぐち}}
|-
|{{Ruby|比嘉|フィジャ}}
|はじみてぃ。
|はじめまして。
|-
|
|わんねー{{Ruby|比嘉|ふぃじゃ}}{{Ruby|先生|しんしー}}やん。
|私は比嘉先生だ。
|-
|
|わったー<sup>っ</sup>んまりじまー{{Ruby|浦添|うらしー}}やん。
|私の故郷は浦添だ。
|-
|{{Ruby|金城|カナグシク}}
|はじみてぃでーびる。
|はじめまして。
|-
|
|わー{{Ruby|名|なー}}や{{Ruby|金城|かなぐしく}}やいびーん。
|私の名前は金城です。
|-
|
|わったー<sup>っ</sup>んまりじまー{{Ruby|豊見城|とぅみぐしく}}やいびーん。
|私の故郷は豊見城です。
|-
|
|{{Ruby|豊見城|とぅみぐしこ}}ー{{Ruby|那覇|なーふぁ}}ぬ{{Ruby|隣|とぅない}}やいびーん。
|豊見城は那覇の隣です。
|-
|
|ゆたさるぐとぅうにげーさびら。
|よろしくおねがいします。
|}
==単語==
*{{Ruby|沖縄|うちなー}} - 沖縄(地名)
*{{Ruby|大和|やまとぅ}} - 沖縄県以外の日本
*〜{{Ruby|口|ぐち}} - 〜語
*{{Ruby|比嘉|ふぃじゃ}} - 比嘉(名字)
*{{Ruby|金城|かなぐしく}} - 金城(名字)
*〜や - 〜は(助詞、文法参照)
*はじみてぃ - はじめまして(目下に対して言う語)
*はじみてぃでーびる - はじめまして(目上に対して言う語)
*はじみてぃうぅがなびら - はじめまして
*{{Ruby|我|わん}} - 私(一人称)
*わー - 私の
*わったー - 私たち、私の(文法参照)
*〜やん/やいびーん - 〜だ/です
*{{Ruby|先生|しんしー}} - 先生
*<sup>っ</sup>んまりじま - 故郷
*ゆたさるぐとぅうにげーさびら - よろしくおねがいします
*{{Ruby|豊見城|とぅみぐしく}} - 豊見城(地名)
*{{Ruby|瀬長|しなが}} - 瀬長島(地名)
*{{Ruby|那覇|なーふぁ}} - 那覇(地名)
*〜やー - 〜ね(終助詞)
*あんやんやー/あんやいびーんやー - そうだね/そうですね
*{{Ruby|首里|すい}} - 首里(地名)
*<sup>っ</sup>やー - お前(二人称)
*{{Ruby|御主|うんじゅ}} - あなた(二人称)
*〜さん - 〜さん(敬称)
*〜ぬ - 〜の(助詞)
*{{Ruby|言葉|くとぅば}} - 言葉、言語
*{{Ruby|書物|すむち}} - 本
*たんめー - 祖父(元は士族の言い方、今は「祖父」の丁寧な言い方)
*うすめー - 祖父(元は平民の言い方)
==文法==
===主格「や」===
主格は主語となる名詞に格助詞「や」をつけて表します。格助詞「や」は主語となる名詞がどの母音で終わるかによって形が変わります。
*-a:ふぃじゃ→ふぃじゃー(比嘉は)
*-i:すい→すえー(首里は)
*-u:うんじゅ→うんじょー(あなたは)
*-e:トイレ→トイレー(トイレは)
*-o:パチンコ→パチンコー(パチンコは)
*-長音:<sup>っ</sup>やー→<sup>っ</sup>やーや(お前は)
*-N:ふぃじゃさん→ふぃじゃさのー(比嘉さんは)
*※例外:わん→わんねー(私は)
===名詞文「やん/やいびーん」===
沖縄語の語順は日本語と同じであり、「NはNだ/です」は「NやNやん/やいびーん」で表します。また、この「やん/やいびーん」を名詞述語と言います。
{|
|わんねー{{Ruby|比嘉|ふぃじゃ}}{{Ruby|先生|しんしー}}やん。
|私は比嘉先生だ。
|-
|{{Ruby|豊見城|とぅみぐしこ}}ー{{Ruby|那覇|なーふぁ}}ぬ{{Ruby|隣|とぅない}}やいびーん。
|豊見城は那覇の隣です。
|}
===助詞「ぬ」===
日本語の助詞「の」にあたる助詞は「ぬ」です。「私の」は「{{Ruby|我|わん}}」と「ぬ」がくっついて「わー」になります。
{|
!{{Ruby|沖縄口|うちなーぐち}}
!{{Ruby|大和口|やまとぅぐち}}
|-
|{{Ruby|比嘉|ふぃじゃ}}さんぬ{{Ruby|書物|すむち}}
|比嘉さんの本(所有格)
|-
|{{Ruby|那覇|なーふぁ}}ぬ{{Ruby|言葉|くとぅば}}
|那覇の言葉(地名+の)
|-
|{{Ruby|大和口|やまとぅぐち}}ぬ{{Ruby|書物|すむち}}
|日本語の本(言語+の)
|}
例外として「{{Ruby|家|やー}}」、「{{Ruby|生|<sup>っ</sup>ん}}まり{{Ruby|島|じま}}」、「目上の親族(祖父祖母など)」について言う場合は「ぬ」ではなく「たー」を用います(複数形と同じ)。この場合、「私の」という場合は「わったー」と言います。
{|
!{{Ruby|沖縄口|うちなーぐち}}
!{{Ruby|大和口|やまとぅぐち}}
|-
|{{Ruby|比嘉|ふぃじゃ}}さんたー{{Ruby|家|やー}}
|比嘉さんの家
|-
|わったー{{Ruby|生|<sup>っ</sup>ん}}まり{{Ruby|島|じま}}
|私の故郷
|-
|わったーたんめー
|私の祖父
|}
==練習問題==
漢字にはフリガナを振って答えなさい。
(1)以下の文章を沖縄語に訳しなさい<br/>
1:風太はレッサーパンダだ。<br/>
2:メイはラッコだ。<br/>
3:ジャズはレッサーパンダだ。<br/>
4:ミゾレはアザラシです。<br/>
5:ニコはアザラシです。<br/>
6:クーはラッコです。<br/>
7:シャンシャンはパンダです。<br/>
※南西諸島にいない動物の言い方は大体日本語と同じです。
(2)沖縄語で自分の名前を紹介しなさい。
(3)以下の文章を沖縄語に訳しなさい。<br/>
1:私の先生<br/>
2:首里の言葉<br/>
3:沖縄語の本<br/>
4:私の故郷<br/>
5:比嘉さんの家<br/>
6:金城さんの祖父<br/>
==練習問題解答==
(1)<br/>
1:{{Ruby|風太|ふうた}}ーレッサーパンダやん。<br/>
2:メエーラッコやん。<br/>
3:ジャゾーレッサーパンダやん。<br/>
4:ミゾレーアザラシやいびーん。<br/>
5:ニコーアザラシやいびーん。<br/>
6:クーやラッコやいびーん。<br/>
7:シャンシャノーパンダやいびーん。<br/>
(2)沖縄語で自分の名前を紹介しなさい。<br/>
《模範解答》<br/>
わんねー〇〇やん。<br/>
わんねー〇〇やいびーん。<br/>
わー{{Ruby|名|なー}}や〇〇やん。<br/>
わー{{Ruby|名|なー}}や〇〇やいびーん。
(3)以下の文章を日本語に訳しなさい。<br/>
1:わー{{Ruby|先生|しんしー}}<br/>
2:{{Ruby|首里|すい}}ぬ{{Ruby|言葉|くとぅば}}<br/>
3:{{Ruby|沖縄口|うちなーぐち}}ぬ{{Ruby|書物|すむち}}<br/>
4:わったー{{Ruby|生|<sup>っ</sup>ん}}まり{{Ruby|島|じま}}<br/>
5:{{Ruby|比嘉|ふぃじゃ}}さんたー{{Ruby|家|やー}}<br/>
6:{{Ruby|金城|かなぐしく}}さんたーたんめー
1xby6yqr73xem52dkxms7uqr5vj0ysj
沖縄語/名詞文の疑問文
0
46299
299026
292104
2026-05-02T08:27:25Z
さきじょーぐー
89135
/* 例文 */ 加筆
299026
wikitext
text/x-wiki
==例文==
沖縄語Iの講義が終わったあと、金城さんが大城さんに話しかけています。
{|
!話し手
!{{Ruby|沖縄口|うちなーぐち}}
!{{Ruby|大和口|やまとぅぐち}}
|-
|{{Ruby|金城|かなぐしく}}
|{{Ruby|今日|ちゅー}}{{Ruby|拝|うぅが}}なびら。
|こんにちは。
|-
|
|{{Ruby|我|わん}}ねー{{Ruby|金城|かなぐしく}}やいびーん。
|私は金城です。
|-
|
|{{Ruby|御主|うんじゅ}}ぬ{{Ruby|名|なー}}や{{Ruby|何|ぬー}}やいびーが?
|あなたの名前は何ですか?
|-
|{{Ruby|大城|うふぐしく}}
|{{Ruby|我|わん}}ねー{{Ruby|大城|うふぐしく}}やいびーん。
|私は大城です。
|-
|
|{{Ruby|良|ゆ}}たさる{{Ruby|如|ぐとぅ}}{{Ruby|御|う}}{{Ruby|願|にげー}}さびら。
|よろしくお願いします。
|-
|{{Ruby|金城|かなぐしく}}
|{{Ruby|良|ゆ}}たさる{{Ruby|如|ぐとぅ}}{{Ruby|御|う}}{{Ruby|願|にげー}}さびら。
|よろしくお願いします。
|-
|
|{{Ruby|御主|うんじゅ}}ん{{Ruby|比嘉先生|ふぃじゃしんしー}}ぬ{{Ruby|生徒|しーとぅ}}やいびーみ?
|あなたも比嘉先生の生徒ですか?
|-
|{{Ruby|大城|うふぐしく}}
|うー。わんにん{{Ruby|比嘉先生|ふぃじゃしんしー}}ぬ{{Ruby|生徒|しーとぅ}}やいびーん。
|はい。私も比嘉先生の生徒です。
|-
|
|{{Ruby|金城|かなぐしく}}さのー{{Ruby|幾|いく}}ちやいびーが?
|金城さんは何歳ですか?
|-
|{{Ruby|金城|かなぐしく}}
|{{Ruby|我|わん}}ねー{{Ruby|十八|じゅーはち}}やいびーん。
|私は十八歳です。
|-
|{{Ruby|大城|うふぐしく}}
|{{Ruby|我|わん}}にん{{Ruby|十八|じゅーはち}}やいびーん。
|私も十八歳です。
|-
|
|いぃぬ{{Ruby|年|とぅし}}やんやー。
|同い年だね。
|-
|{{Ruby|大城|うふぐしく}}
|あんやんやー。
|そうだね。
|-
|
|{{Ruby|金城|かなぐしく}}さぬん{{Ruby|二千年|にしんにん}}ぬ{{Ruby|生|<sup>っ</sup>ん}}まりやみ?
|金城さんも2000年生まれ?
|-
|{{Ruby|金城|かなぐしく}}
|うぅーうぅー。{{Ruby|我|わん}}ねー{{Ruby|二千一年|にしんいちにん}}ぬ{{Ruby|生|<sup>っ</sup>ん}}まりやん。
|いいえ。私は2001年生まれ。
|-
|
|{{Ruby|大城|うふぐしく}}さのー{{Ruby|何月|なんぐゎち}}ぬ{{Ruby|生|<sup>っ</sup>ん}}まりやが?
|大城さんは何月生まれ?
|-
|{{Ruby|大城|うふぐしく}}
|{{Ruby|我|わん}}ねー{{Ruby|5月|ぐんぐゎち}}ぬ{{Ruby|生|<sup>っ</sup>ん}}まりやんどー。
|私は5月生まれだよ。
|}
==単語==
*{{Ruby|今日|ちゅー}}{{Ruby|拝|うぅが}}なびら - 丁寧な挨拶。首里以外の地域ではあまり使われない。
*{{Ruby|何|ぬー}} - 何(what)
*{{Ruby|大城|うふぐしく}} - 大城(名字)
*{{Ruby|良|ゆ}}たさる{{Ruby|如|ぐとぅ}}{{Ruby|御|う}}{{Ruby|願|にげー}}さびら - よろしくお願いします
*〜ん - 〜も(助詞)
*うー - はい
*''うぅーうぅー - いいえ''
*{{Ruby|幾|いく}}ち - 幾つ、何歳
*いぃぬ〜 - 同じ〜
*{{Ruby|年|とぅし}} - 年齢
*{{Ruby|何月|なんぐゎち}} - 何月
*{{Ruby|何日|なんにち}} - 何日
*{{Ruby|生|<sup>っ</sup>ん}}まり - 生まれ
*{{Ruby|五月|ぐんぐゎち}} - 5月
*{{Ruby|六月|るくぐゎち}} - 6月
*{{Ruby|夏|なち}} - 夏
*{{Ruby|今|なま}} - 今
*{{Ruby|今日|ちゅー}} - 今日
*いちむし - 生き物、動物
==文法==
===名詞文の疑問文===
疑問文は疑問詞を含みはい・いいえで答えられない「疑問詞疑問文」と、はい・いいえで答えられる「肯否疑問文」に分けられます。
日本語では疑問文は上昇調や下降調になりますが、沖縄語では文末の語尾で疑問を表しているため、普通、平叙文同様に平らに発音します。
====肯否疑問文====
肯否疑問文は名詞述語「やん/やいびーん」の疑問形の一つ「やみ/やいびーみ」を使います。
「はい・いいえ」は沖縄語で「うー・うぅーうぅー」または「いー・いぃーいぃー(砕けた表現、同等・目下に対し使う)」と言います。
{|
|{{Ruby|金城|かなぐしく}}さぬん{{Ruby|二千年|にしんにん}}ぬ{{Ruby|生|<sup>っ</sup>ん}}まりやみ?
|金城さんも2000年生まれ?
|-
|{{Ruby|御主|うんじゅ}}ん{{Ruby|比嘉先生|ふぃじゃしんしー}}ぬ{{Ruby|生徒|しーとぅー}}やいびーみ?
|あなたも比嘉先生の生徒ですか?
|}
====疑問詞疑問文====
疑問詞疑問文は「やが/やいびーが」を使います。
{|
|{{Ruby|大城|うふぐしく}}さのー{{Ruby|何月|なんぐゎち}}{{Ruby|生|<sup>っ</sup>ん}}まりやが?
|大城さんは何月生まれ?
|-
|{{Ruby|金城|かなぐしく}}さのー{{Ruby|幾|いく}}ちやいびーが?
|金城さんは何歳ですか?
|}
疑問詞には以下のようなものがあります。一気に覚えなくてもいいですが、徐々に例文中で使っていくのでその都度覚えていきましょう。
*{{Ruby|何|ぬー}} - 何(what)
*{{Ruby|誰|たー}} - 誰(who)
*まー - どこ(where)
*いち - いつ(when)
*ぬーんち - なぜ(why)
*じるが、ぬーぬ、たーが、まーが - どちらが(which)※これらの使い分けに関しては[[沖縄語/比較]]で勉強します。
*ちゃんぐとーる、ちゃぬよーな - どんな、どのような(how)
===助詞「ん」===
日本語の助詞「も」は沖縄語では助詞「ん」で表します。助詞「ん」は前に来る単語が「ん」で終わる場合、前に来る単語の「ん」を取って「ぬん」の形で接続します。例外として、「私も」は「わんにん」となります。
{|
|{{Ruby|六月|るくぐゎち}}'''ん'''{{Ruby|夏|なち}}やいびーん。
|6月'''も'''夏です。
|-
|{{Ruby|金城|かなぐしく}}さ'''ぬん'''{{Ruby|二千年|にしんにん}}ぬ{{Ruby|生|<sup>っ</sup>ん}}まりやみ?
|金城さん'''も'''2000年生まれ?
|-
|わん'''にん'''{{Ruby|比嘉先生|ふぃじゃしんしー}}ぬ{{Ruby|生徒|しーとぅ}}やいびーん。
|私'''も'''比嘉先生の生徒です。
|}
===終助詞「やー」===
終助詞「やー」は日本語の「ね」に相当し、聞き手も知っていると思われることを確認する場合や、念を押す場合に使われます。
===数===
一気に覚えなくてもいいですが、徐々に例文中で使っていくのでその都度覚えていきましょう。
====数の数え方====
「一つ」、「二つ」についている「つ」は沖縄語で「ち」と言います。数の数え方は以下の通りです。
*てぃーち - 一つ
*たーち - 二つ
*みーち - 三つ
*ゆーち - 四つ
*いちち - 五つ
*むーち - 六つ
*ななち - 七つ
*やーち - 八つ
*くくぬち - 九つ
*とぅー - 十
「とぅー」より大きい数に「ち」はつきません。
*じゅーいち - 11
*じゅーに - 12
*じゅーさん - 13
*じゅーし - 14
*じゅーぐ - 15
*じゅーるく - 16
*じゅーなな - 17
*じゅーはち - 18
*じゅーく - 19
*にじゅー - 20
*よんじゅー - 40
====月の言い方====
月の言い方は以下の通りです。
*そーぐゎち - 1月
*にんぐゎち - 2月
*さんぐゎち - 3月
*しぐゎち - 4月
*ぐんぐゎち - 5月
*るくぐゎち - 6月
*しちぐゎち - 7月
*はちぐゎち - 8月
*くんぐゎち - 9月
*じゅーぐゎち - 10月
*{{Ruby|霜月|しむちち}} - 11月
*{{Ruby|師走|しわーし}} - 12月
*たちち - 来月
*くんちち - 今月
*くたちち - 先月
*なんぐゎち - 何月
「〜ヶ月」は以下のとおりです。
*ちゅちち - 1ヶ月
*たちち - 2ヶ月
*みちち - 3ヶ月
*ゆちち - 4ヶ月
*いちちち - 5ヶ月
*むちち - 6ヶ月
*ななちち - 7ヶ月
*やちち - 8ヶ月
*くくぬちち - 9ヶ月
*とぅちち - 10ヶ月
*なんちち - 何ヶ月
====日の言い方====
日の言い方は以下の通りです。
*ちーたち - 一日
*ふちか - 二日
*みっか - 三日
*ゆっか - 四日
*ぐにち - 五日
*るくにち - 六日
*しちにち - 七日
*はちにち - 八日
*くにち - 九日
*とぅか - 十日
*じゅーいちにち - 十一日
*なんにち - 何日
==練習問題==
(1)以下の文章を沖縄語に訳しなさい。<br/>
1:比嘉さんは先生? ー うん。<br/>
2:タマはラッコ? ー ううん。<br/>
3:ニコはアザラシですか? ー はい<br/>
4:大城さんは先生ですか? ー いいえ
(2)以下の文章を沖縄語に訳しなさい。<br/>
1:今は何月?<br/>
2:今日は何日ですか?
(3)以下の文章を沖縄語に訳しなさい<br/>
1:大城さんも金城さんも比嘉先生の生徒だ。<br/>
2:私もラッコも動物です。
==練習問題解答==
(1)以下の文章を沖縄語に訳しなさい。<br/>
1:{{Ruby|比嘉|ふぃじゃ}}さのー{{Ruby|先生|しんしー}}やみ? ー いー。<br/>
2:タマーラッコやみ? ー いぃーいぃー。<br/>
3:ニコーアザラシやいびーみ? ー うー。<br/>
4:{{Ruby|大城|うふぐしく}}さのー{{Ruby|先生|しんしー}}やいびーみ? ー うぅーうぅー。
(2)以下の文章を沖縄語に訳しなさい。<br/>
1:{{Ruby|今|なま}}ー{{Ruby|何月|なんぐゎち}}やが?<br/>
2:{{Ruby|今日|ちゅー}}や{{Ruby|何日|なんにち}}やいびーが?
(3)以下の文章を沖縄語に訳しなさい<br/>
1:{{Ruby|大城|うふぐしく}}さぬん{{Ruby|金城|}}さぬん{{Ruby|比嘉先生|ふぃじゃしんしー}}ぬ{{Ruby|生徒|しーとぅ}}やん。<br/>
2:わんにんラッコんいちむしやいびーん。
64ma2ugevgyu95fsprphu0k56aj42in
沖縄語/名詞文の否定文
0
46302
299027
283347
2026-05-02T08:28:17Z
さきじょーぐー
89135
/* 例文 */
299027
wikitext
text/x-wiki
==例文==
沖縄語Iの2回目の講義で、金城さんが比嘉先生に質問しています。
{|
!話し手
!{{Ruby|沖縄口|うちなーぐち}}
!{{Ruby|大和口|やまとぅぐち}}
|-
|{{Ruby|金城|かなぐしく}}
|{{Ruby|比嘉先生|ふぃじゃしんしー}}や{{Ruby|酒|さき}}{{Ruby|上戸|じょーぐー}}やいびーみ?
|比嘉先生は泡盛は好きですか?
|-
|{{Ruby|比嘉|ふぃじゃ}}
|いー、わんねー{{Ruby|酒上戸|さきじょーぐー}}やん。
|うん、私は泡盛が好きだ。
|-
|
|{{Ruby|泡盛|あーむえ}}ー{{Ruby|焼酎|しょーちゅー}}やあらんどー。
|泡盛は焼酎ではないよ。
|-
|
|{{Ruby|泡盛|あーむえ}}ー{{Ruby|沖縄|うちなー}}びけーんぬ{{Ruby|酒|さき}}やん。
|泡盛は沖縄だけの酒だ。
|-
|{{Ruby|金城|かなぐしく}}
|あんやいびーみ。
|そうなんですか。
|}
==単語==
*{{Ruby|酒|さき}} - 酒。基本的に泡盛の事を言う。
*〜{{Ruby|上戸|じょーぐー}} - 〜が好き。〜が好きな人。食べ物、飲み物に関して言う。
*{{Ruby|泡盛|あーむい}} - 泡盛。
*あんやみ/あんやいびーみ - そうなの/そうなんですか
*〜びけーん - 〜だけ
*〜どー - 【終助詞】〜よ
==文法==
===名詞文の否定文===
「AはBではない/ありません」は「AやBや あらん/あいびらん」と言います。
{|
|{{Ruby|泡盛|あーむえ}}ー{{Ruby|焼酎|しょーちゅー}}やあらん。
|泡盛は焼酎ではない。
|-
|{{Ruby|小笠原|おがさわら}}ー{{Ruby|沖縄|うちなー}}やあいびらん。
|小笠原は沖縄県ではありません。
|}
===終助詞「どー」===
終助詞「どー」は日本語の「よ」に相当し、自分が知っていて相手の知らないと思っていることや、再認識を促す場合に使われます。
{|
|{{Ruby|泡盛|あーむえ}}ー{{Ruby|焼酎|しょーちゅー}}やあらんどー。
|泡盛は焼酎ではないよ。
|}
==練習問題==
(1)次の文章を沖縄語に訳しなさい。<br/>
1:ハイボールはビールではない。<br/>
2:ジンはウォッカではないよ。<br/>
3:酒はジュースではありません。<br/>
4:アラックはアブサンではありませんよ。
==練習問題解答==
(1)次の文章を沖縄語に訳しなさい。<br/>
1:ハイボーロービーローあらん。<br/>
2:ジノーウォッカーあらんどー。<br/>
3:{{Ruby|酒|さけ}}ージューソーあいびらん。<br/>
4:アラッコーアブサノーあいびらんどー。
7pbvd3f2b1dy35yk5xvcy1qyfmxo9co
沖縄語/指示語
0
46303
299029
283509
2026-05-02T08:30:21Z
さきじょーぐー
89135
/* 例文 */
299029
wikitext
text/x-wiki
==例文==
昼休み、学食の窓の近くで本を読んでいた金城さんに、大城さんが話しかけます。
{|
!話し手
!{{Ruby|沖縄口|うちなーぐち}}
!{{Ruby|大和口|やまとぅぐち}}
|-
|{{Ruby|金城|かなぐしく}}
|はいたい。{{Ruby|大城|うふぐしく}}さん。
|こんにちは。大城さん。
|-
|{{Ruby|大城|うふぐしく}}
|はいさい。{{Ruby|金城|かなぐしく}}さん。
|こんにちは。金城さん。
|-
|
|うぬ{{Ruby|書物|すむちぇ}}ー{{Ruby|何|ぬー}}やが?
|その本は何?
|-
|{{Ruby|金城|かなぐしく}}
|くれー『おもろ{{Ruby|さう|そー}}し』やんどー。
|これは『おもろさうし』だよ。
|-
|
|{{Ruby|金城|かなぐしく}}さのー{{Ruby|何|ぬー}}ぬ{{Ruby|学科|がっか}}やが?
|金城さんは何の学科?
|-
|{{Ruby|金城|かなぐしく}}
|わんねー{{Ruby|琉球|るーちゅー}}アジア{{Ruby|文化学科|ぶんかがっか}}やん。
|私は琉球アジア文化学科。
|-
|{{Ruby|大城|うふぐしく}}
|あんやみ。
|そうなの。
|-
|
|あい?あぬ{{Ruby|人|っちょ}}ー{{Ruby|何|ぬー}}やが?
|あれ?あの人は何?
|-
|{{Ruby|金城|かなぐしく}}
|あれーパーントゥやん。
|あれはパーントゥだ。
|-
|
|{{Ruby|宮古|なーく}}ぬ{{Ruby|神|かみ}}やんどー。
|宮古の神だよ。
|}
[[ファイル:Miyako paantou.jpg|パーントゥ]]
{{small|パーントゥ}}
==単語==
*はいさい/はいたい - 挨拶。男は「はいさい」、女は「はいたい」という
*くぬ - この
*うぬ - その、この
*あぬ - あの
*くり - これ
*うり - それ、これ
*あり - あれ
*{{Ruby|琉球|るーちゅー}} - 琉球
*{{Ruby|人|っちゅ}} - 人
*あい - あれ(感動詞)
*{{Ruby|宮古|なーく}} - 宮古(地名)
*{{Ruby|神|かみ}} - 神
*ぬーんち - どうして
*くま - ここ
*<sup>っ</sup>んま - そこ、ここ
*あま - あそこ
==文法==
===指示語===
「これ」「それ」「あれ」など、モノやコトを指し示す名詞を指示語といいます。
沖縄語には「くり」「うり」「あり」の3つの指示語があります。
「くり」は手に持っているときなど自分に相当近いもののみを指します。そして、自分と聞き手の間にあるものや聞き手に近いものはすべて「うり」といいます。つまり、日本語で「これ」「それ」というモノは、自分に相当近いときだけ「くり」、それ以外は「うり」といいます。「あり」は日本語の「あれ」と一緒です。
{|
|'''くれー'''『おもろ{{Ruby|さう|そー}}し』やんどー。
|'''これは'''『おもろさうし』だよ。
|}
「くり」「うり」「あり」は名詞を修飾する際は「くぬ」「うぬ」「あぬ」となります。
{|
|'''うぬ'''{{Ruby|書物|すむちぇ}}ー{{Ruby|何|ぬー}}やが?
|'''その'''本は何?
|}
また、場所を言う際は「くま」「<sup>っ</sup>んま」「あま」と言います。
===彼/彼女にあたる表現===
沖縄語に彼/彼女にあたる言葉はなく、人のことを言いたい場合は「あぬ{{Ruby|人|っちゅ}}」「あり」などといいます。
{|
|あい?あぬ{{Ruby|人|っちょ}}ー{{Ruby|何|ぬー}}やが?
|あれ?あの人は何?
|}
==練習問題==
今回は練習問題はありません。今まで出てきた単語をしっかりと覚えてください。
di71ushrtny4fst8lh1td35glpoag1a
沖縄語/動詞文
0
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299032
283628
2026-05-02T08:34:47Z
さきじょーぐー
89135
/* 例文 */
299032
wikitext
text/x-wiki
==例文==
動物解剖学の授業で、宮城先生と大城さんが話しています。
{|
!話し手
!{{Ruby|沖縄口|うちなーぐち}}
!{{Ruby|大和口|やまとぅぐち}}
|-
|{{Ruby|宮城|みゃーぐしく}}
|{{Ruby|今日|ちゅー}}や{{Ruby|豚|<sup>っ</sup>わー}}ぬ{{Ruby|解剖|かいぼー}}すん。
|今日は豚の解剖をする。
|-
|
|まじぇーしーばいぶくる{{Ruby|見|みー}}あちーん。
|まずは膀胱を見つけ出す。
|-
|
|うりから、{{Ruby|顕微鏡|けんびきょー}}っしんーじゅん。
|それから、顕微鏡で見る。
|-
|
|しーばいぶくろぬ{{Ruby|大腸|うふわた}}ぬ{{Ruby|左|ふぃじゃい}}んかいあん。
|膀胱は大腸の左にある。
|-
|
|{{Ruby|人間|にんじん}}とー{{Ruby|別|びち}}ぬ{{Ruby|所|とぅくる}}んかいあんどー。
|人間とは別の所にあるよ。
|-
|{{Ruby|生徒|しーとぅ}}
|うー。
|はい。
|-
|{{Ruby|大城|うふぐしく}}
|{{Ruby|宮城先生|みゃーぐしくしんしー}}、くれーしーばいぶくるやいびーみ?
|宮城先生、これは膀胱ですか?
|-
|{{Ruby|宮城|みゃーぐしく}}
|いー。しーばいぶくるやん。
|うん。膀胱だ。
|-
|{{Ruby|大城|うふぐしく}}
|にふぇーでーびる。
|ありがとうございます。
|-
|
|{{Ruby|先生|しんしー}}、{{Ruby|下|しちゃ}}んかいはぶぬうぅいびーん。
|先生、下にハブがいます。
|-
|{{Ruby|宮城|みゃーぐしく}}
|あぎじゃびよい!
|わあ!
|-
|
|くれーおーってんやん。
|これはアオダイショウだ。
|}
[[ファイル:Elaphe climacophora in Yokohama.jpg|アオダイショウ]]
{{small|おーってん}}
==単語==
*{{Ruby|豚|<sup>っ</sup>わー}} - 豚
*すん - する
*まじ - まず、はじめに
*しーばいぶくる - 膀胱
*''しーばい - 尿''
*{{Ruby|見|みー}}あちーん - 見つけ出す
*うりから - それから
*〜っし - 〜で(手段、原因・理由を表す助詞)
*〜さーに - 〜で(原因・理由を表す助詞)
*〜ぬ、〜が - 〜が(主格を表す助詞)
*んーじゅん - 見る、観る
*{{Ruby|大腸|うふわた}} - 大腸
*{{Ruby|左|ふぃじゃい}} - 左
*{{Ruby|右|にじり}} - 右
*{{Ruby|人間|にんじん}} - 人間
*{{Ruby|別|びち}} - 別、ほか
*{{Ruby|所|とぅくる}} - 所、場所
*にふぇーでーびる - ありがとうございます
*にふぇーどー - ありがとう
*ちゅーん - 来る
*{{Ruby|洗|あら}}いん - 洗う
*{{Ruby|上|<sup>っ</sup>ゐー}} - 上
*{{Ruby|下|しちゃ}} - 下
*はぶ - 蛇。基本的にハブの事を言う
*おーってん - アオダイショウ
*あぎじゃびょい - 驚きを表す感動詞
*{{Ruby|南蛮瘡|なばんがさ}} - 梅毒
*まーすん - 亡くなる
*{{Ruby|水|みじ}} - 水
*はなしち - 風邪
*ゆくいん - 休む
*{{Ruby|渡|わた}}すん - 渡す
==文法==
===主格「ぬ」「が」===
日本語で主語を表す「が」にあたる助詞は「ぬ」と「が」の2つがあり、疑問詞や固有名詞、代名詞について言う場合は「が」、それ以外の場合は「ぬ」を使います。しかし例外的に、「{{Ruby|何|ぬー}}」は「ぬ」を使います。また、「私が」は「わんが」ではなく「わーが」になります。
これは、日本語の古典の助詞「の」に当たります(例:紫だちたる雲'''の'''ほそくたなびきたる)。
{|
|はぶ'''ぬ'''うぅいびーん。
|ハブ'''が'''います。
|-
|{{Ruby|比嘉|ふぃじゃ}}さん'''が'''ちゅーん。
|比嘉さん'''が'''くる。
|-
|'''わーが'''すん。
|'''私が'''する。
|}
===動詞文===
動詞は-uN、-iiN、-iNのいずれかの語尾で終わります。
※[https://hougen.ajima.jp/ 沖縄方言辞典]などの辞典を引くと、-juNで終わる動詞がよく出てきます。これは[[那覇言葉]]であり、首里言葉の-iN、-iiNに対応します。
====動詞のビーン体====
ビーン体とは丁寧語のことです。「〜やん」を「〜やいびーん」にすると「〜です」となり丁寧になるように、動詞にもビーン体があります。
;-uNで終わる動詞
:語尾の-uNを-abiiNに変えます。
:すん(する)→さびーん(します)
;-iNで終わる動詞
:語尾の-iNを-ibiiNに変えます。
:あらいん(洗う)→あらいびーん(洗います)
;-iiNで終わる動詞
:語尾の-iiNを-ijabiiNに変えます。
:みーあちーん(見つけ出す)→みーあちやびーん(見つけ出します)
;例外
:「ちゅーん」のみ「ちゃーびーん」になります。
:ちゅーん(来る)→ちゃーびーん(来ます)
====存在文====
沖縄語では動かないものに対して「あん」を、動物など動くものに対して「うぅん」を使います。日本語の「ある」「いる」と同じですね。「あん」「うぅん」は動詞ですが、状態を表すという点で形容詞や「やん」と似ているため、「あん」「うぅん」の文を「存在文」と言います。
存在文では、主語は助詞「や」ではなく助詞「ぬ」または「が」で表します。
{|
|しーばいぶくろ'''ぬ'''{{Ruby|大腸|うふわた}}ぬ{{Ruby|左|ふぃじゃい}}んかい'''あん'''。
|膀胱'''は'''大腸の左に'''ある'''。
|-
|{{Ruby|下|しちゃ}}んかいはぶぬうぅいびーん。
|下にハブがいます。
|}
=====存在文のビーン体=====
;あん
:「あん」は他の動詞たちと異なり、-uN、-iiN、-iNで終わりませんね。「あん」のビーン体は「あいびーん」になります。
;うぅん
:「うぅん」は-uNで終わる動詞なので、「うぅいびーん」になります。
===助詞「んかい」===
助詞「〜んかい」は日本語で言うところの助詞「〜に」にあたり、場所や相手を表します。「んかい」が「ん」で終わる言葉につく場合、前の名詞の終わりの「ん」が「ぬ」に変わります。
{|
|しーばいぶくろぬ{{Ruby|大腸|うふわた}}ぬ{{Ruby|左|ふぃじゃい}}'''んかい'''あん。
|膀胱は大腸の左'''に'''ある。
|-
|{{Ruby|大城|うふぐしく}}さぬ'''んかい'''{{Ruby|渡|わた}}すん。
|大城さん'''に'''渡す。
|}
===助詞「っし」「さーに」===
手段や理由・原因を表す助詞「で」は、沖縄語で「っし」といいます。
{|
|{{Ruby|顕微鏡|けんびきょー}}'''っし'''んーじゅん。
|顕微鏡'''で'''見る。
|-
|{{Ruby|南蛮瘡|なばんがさ}}'''っし'''まーすん。
|梅毒'''で'''亡くなる。
|}
理由・原因を表す助詞「で」は「さーに」ともいいます。
{|
|{{Ruby|南蛮瘡|なばんがさ}}'''さーに'''まーすん。
|梅毒'''で'''亡くなる。
|}
==練習問題==
(1)以下の文章を沖縄語に訳しなさい。<br/>
1:あそこに比嘉先生がいる。<br/>
2:ここに私がいます。<br/>
3:そこに本がある。<br/>
4:膀胱の右に大腸があります。
(2)以下の動詞をビーン体にしなさい。<br/>
1:すん<br/>
2:かむん<br/>
3:とぅいん<br/>
4:かめーいん<br/>
5:ちゅーん<br/>
6:ちーん<br/>
7:しーん<br/>
8:あん
(3)以下の動詞を普通体にしなさい。<br/>
1:んーじゃびーん<br/>
2:しなびーん<br/>
3:ぬいびーん<br/>
4:ふいびーん<br/>
5:いやびーん<br/>
6:みやびーん<br/>
7:ちゃーびーん<br/>
8:うぅいびーん
(4)次の文章を沖縄語に訳しなさい<br/>
1:水で洗う。<br/>
2:糖尿病で亡くなる。<br/>
3:顕微鏡で見つけ出します。<br/>
4:風邪で休みます。
==練習問題解答==
(1)<br/>
1:あまんかい{{Ruby|比嘉先生|ふぃじゃしんしー}}がうぅん。<br/>
2:くまんかいわーがうぅいびーん。<br/>
3:んまんかい{{Ruby|書物|すむち}}ぬあん。<br/>
4:しーばいぶくるぬ{{Ruby|右|にじり}}んかい{{Ruby|大腸|うふわた}}ぬあいびーん。
(2)以下の動詞をビーン体にしなさい。<br/>
1:さびーん<br/>
2:かまびーん<br/>
3:とぅいびーん<br/>
4:かめーいびーん<br/>
5:ちゃーびーん<br/>
6:ちやびーん<br/>
7:しやびーん<br/>
8:あいびーん
(3)以下の動詞を普通体にしなさい。<br/>
1:んーじゅん<br/>
2:しぬん<br/>
3:ぬいん<br/>
4:ふいん<br/>
5:いーん<br/>
6:みーん<br/>
7:ちゅーん<br/>
8:うぅん
(4)次の文章を沖縄語に訳しなさい<br/>
1:{{Ruby|水|みじ}}っし{{Ruby|洗|あら}}いん。<br/>
2:{{Ruby|糖尿病|とーにょーびょー}}さーにまーすん。 ''または'' {{Ruby|糖尿病|とーにょーびょー}}っしまーすん。<br/>
3:{{Ruby|顕微鏡|けんびきょー}}っし{{Ruby|見|みー}}あちやびーん。<br/>
4:はなしちさーにゆくいん。 ''または'' はなしちっしゆくいん。
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沖縄語/形容詞文
0
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299034
298973
2026-05-02T08:38:03Z
さきじょーぐー
89135
299034
wikitext
text/x-wiki
==例文==
金城さんと大城さんが生物サークルの勧誘ポスターに描かれた猫を見ながら話しています。
{|
!話し手
!{{Ruby|沖縄口|うちなーぐち}}
!{{Ruby|大和口|やまとぅぐち}}
|-
|{{Ruby|金城|かなぐしく}}
|あぬ{{Ruby|猫|まやー}}やいっぺーうじらーさんやー。
|あの猫はとても可愛いね。
|-
|{{Ruby|大城|うふぐしく}}
|あぬ{{Ruby|猫|まやー}}やマヌルネコんでぃ<sup>っ</sup>ゆる{{Ruby|猫|まやー}}やん。
|あの猫はマヌルネコという猫だ。
|-
|
|モンゴルとぅか{{Ruby|唐|とー}}んでーんかいうぅんどー。
|モンゴルや中国などにいるよ。
|-
|{{Ruby|金城|かなぐしく}}
|あんやみ。
|そうなの。
|-
|{{Ruby|大城|うふぐしく}}
|わんねースナネコとぅマヌルネコぬでーしちやさ。
|私はスナネコとマヌルネコが大好きなんだ。
|}
[[File:Manoel.jpg|マヌルネコ]]
{{small|マヌルネコ}}
==単語==
*{{Ruby|猫|まやー}} - 猫
*いっぺー - とても
*うじらーさん - 美しい、かわいい
*〜んでぃ - 〜と(引用を表す助詞)
*<sup>っ</sup>ゆん - 言う(「<sup>っ</sup>ゆる」は[[沖縄語/連体形|連体形]])
*{{Ruby|唐|とー}} - 中国
*んでー - など
*しち - 好き(ナ形容詞)
*でーしち - 大好き(ナ形容詞)
*〜とぅ - 〜と(助詞)
*〜とぅか - 〜とか(助詞)
*{{Ruby|犬|いん}} - 犬
*{{Ruby|行|い}}ちゅん - 行く
*{{Ruby|西表|いりうむてぃ}} - 西表島(地名)
*{{Ruby|英語|えーご}} - 英語
*{{Ruby|聞|ち}}ちゅん - 聞く
*〜さ - 〜よ(終助詞)
==文法==
===形容詞の終止形===
殆どの形容詞は語尾が-saNで終わります。ビーン体にする際は語尾の-saNを-saibiiNに変えます。
*うじらー'''さん'''(かわいい)→うじらー'''さいびーん'''(かわいいです)
====ナ形容詞====
「しち」「でーしち」などの一部の形容詞は語尾が-saNで終わりません。これらは連体形になった際に-naで終わるため、「ナ形容詞」といいます。
ナ形容詞をビーン体にするときはあとに続く「やん」を「やいびーん」にします。
*しち'''やん'''(好きだ)→しち'''やいびーん'''(好きです)
===助詞「とぅ」===
日本語の「と」にあたる助詞は「とぅ」です。「とは」という場合には「とぅ」に格助詞「や」がくっつき「とー」となります。
{|
|{{Ruby|犬|いん}}'''とぅ'''{{Ruby|猫|まやー}}やうじらーさん。
|犬'''と'''猫は可愛い。
|-
|<sup>っ</sup>やー'''とぅ'''{{Ruby|行|い}}ちゅん。
|お前'''と'''行く。
|}
例外的に、「私と」は「わーとぅ」となります。
{|
|'''わーとぅ'''{{Ruby|御主|うんじゅ}}
|'''私と'''あなた
|}
===助詞「んでぃ」===
日本語の引用を表す助詞「と」には「んでぃ」があたります。
{|
|あぬ{{Ruby|猫|まやー}}やマヌルネコ'''んでぃ'''<sup>っ</sup>ゆる{{Ruby|猫|まやー}}やん。
|あの猫はマヌルネコ'''と'''いう猫だ。
|}
「んでぃ」を文の終わりや文節の終わりに付けることで、伝聞や引用を表すことができます。「んでぃ」の前の言葉が「ん」で終わる場合、「んでぃ」は「でぃ」になります。
{|
|イリオモテヤマネコー{{Ruby|西表|いりうむてぃ}}びけーんうぅん'''でぃ'''。
|イリオモテヤマネコは西表島だけにいるんだ'''って'''。
|-
|マヌルネコーうじらーさん'''でぃ'''<sup>っ</sup>ゆん。
|マヌルネコはかわいい'''と'''言う。
|}
===並列表現===
日本語の「AとかB」「AやB」に近いニュアンスの助詞は「とぅか」です。「など」は「んでー」で表します。
{|
|マヌルネコーモンゴル'''とぅか'''{{Ruby|唐|とー}}'''んでー'''んかいうぅいんどー。
|マヌルネコはモンゴル'''や'''中国'''など'''にいるよ。
|}
===終助詞「さ」===
形容詞や動詞、「やん」から語尾の-Nを取った形を「尾略形」といいます。
終助詞「さ」は尾略形に接続し、「どー」程強くない軽い断定を表します。
{|
|わんねースナネコとぅマヌルネコぬでーしちや'''さ'''。
|私はスナネコとマヌルネコが大好き'''なん'''だ。
|}
==練習問題==
(1)以下の形容詞をビーン体にしなさい。<br/>
1:ちゅらさん<br/>
2:ふぃーさん<br/>
3:うむっさん<br/>
4:いんちゃさん
(2)以下の形容詞を普通体にしなさい。<br/>
1:あちさいびーん<br/>
2:ながさいびーん<br/>
3:かなさびーん<br/>
4:わっさびーん
(3)以下の文章を沖縄語に訳しなさい。<br/>
1:大城さんと金城さんが来る。<br/>
2:猫と犬を洗う。<br/>
3:スナネコやマヌルネコなどを見る。<br/>
4:ウサギやネズミなどが好きだ。<br/>
5:英語で猫はcatと言う。<br/>
6:豚の歯磨きをすると聞く。
==練習問題解答==
(1)<br/>
1:ちゅらさいびーん<br/>
2:ふぃーさいびーん<br/>
3:うむっさいびーん<br/>
4:いんちゃさいびーん
(2)<br/>
1:あちさん<br/>
2:ながさん<br/>
3:かなさん<br/>
4:わっさん
(3)<br/>
1:{{Ruby|大城|うふぐしく}}さんとぅ{{Ruby|金城|かなぐしく}}さんがちゅーん。<br/>
2:{{Ruby|猫|まやー}}とぅ{{Ruby|犬|いん}}{{Ruby|洗|あら}}いん。<br/>
3:スナネコとぅかマヌルネコんでーんーじゅん。<br/>
4:{{Ruby|兎|うさじ}}とぅか<sup>っ</sup>ゑんちゅんでーぬしちやん。<br/>
5:{{Ruby|英語|えーご}}っし{{Ruby|猫|まやー}}やcatんでぃ<sup>っ</sup>ゆん。<br/>
6:{{Ruby|豚|<sup>っ</sup>わー}}ぬ{{Ruby|歯|はー}}{{Ruby|洗|あら}}いんでぃ{{Ruby|聞|ち}}ちゅん。
k890fj9o6y269agt4uzyiqovm98z1zj
沖縄語/動詞文の疑問文
0
46310
299033
283242
2026-05-02T08:36:16Z
さきじょーぐー
89135
299033
wikitext
text/x-wiki
==例文==
台風が沖縄本島に接近した日、比嘉先生と宮城先生が話しています。
{|
!話し手
!{{Ruby|沖縄口|うちなーぐち}}
!{{Ruby|大和口|やまとぅぐち}}
|-
|{{Ruby|比嘉|ふぃじゃ}}
|{{Ruby|今日|ちゅー}}や{{Ruby|大風|うふかじ}}やいびーんやー。
|今日は台風ですね。
|-
|
|{{Ruby|宮城先生|みゃーぐしくしんしー}}、{{Ruby|今日|ちゅー}}ぬ{{Ruby|講義|こーげ}}ー{{Ruby|幾|いく}}たいちゃーびーが?
|宮城先生、今日の講義は何人来ますか?
|-
|{{Ruby|宮城|みゃーぐしく}}
|{{Ruby|今日|ちゅー}}や{{Ruby|三|さん}}たいちゅーんどー。
|今日は3人来るよ。
|-
|
|{{Ruby|比嘉|ふぃじゃ}}くのー{{Ruby|今日|ちゅー}}や{{Ruby|講義|こーぎ}}すみ?
|比嘉くんは今日は講義をする?
|-
|{{Ruby|比嘉|ふぃじゃ}}
|うー。さびーん。
|はい。します。
|-
|{{Ruby|宮城|みゃーぐしく}}
|{{Ruby|比嘉|ふぃじゃ}}くん、さーたーあんだぎー{{Ruby|噛|か}}むんなー?
|比嘉くん、サーターアンダギーを食べるか?
|-
|{{Ruby|比嘉|ふぃじゃ}}
|うー。にふぇーでーびる。
|はい。ありがとうございます。
|}
==単語==
*{{Ruby|大風|うふかじ}} - 台風
*〜たい - 〜人(数詞)
*{{Ruby|幾|いく}}たい - 何人
*〜くん - 〜くん(敬称)
*さーたーあんだぎー - 沖縄の揚げドーナツのような菓子
*{{Ruby|噛|か}}むん - 食べる
*〜なー - 〜か(終助詞)
*{{Ruby|歯|はー}} - 歯
*{{Ruby|歯洗|はーあら}}いん - 歯磨きをする
*まー - どこ(疑問詞)
*{{Ruby|誰|たー}} - 誰(疑問詞)
==文法==
===動詞文の疑問文===
動詞の語尾の-Nを、肯否疑問文の場合-miに、疑問詞疑問文の場合-gaに変えて作ります。
{|
|{{Ruby|比嘉|ふぃじゃ}}くのー{{Ruby|今日|ちゅー}}や{{Ruby|講義|こーぎ}}すみ?
|比嘉くんは今日は講義をする?
|-
|{{Ruby|今日|ちゅー}}や{{Ruby|何|ぬー}}{{Ruby|噛|か}}むが?
|今日は何を食べる?
|}
ビーン体の疑問文は「やいびーん」同様に、語尾の-biiNを肯否疑問文の場合-biimiに、疑問詞疑問文の場合-biigaに変えて作ります。
{|
|{{Ruby|歯|はー}}{{Ruby|洗|あら}}いびーみ?
|歯磨きしますか?
|-
|{{Ruby|宮城先生|みゃーぐしくしんしー}}、{{Ruby|今日|ちゅー}}ぬ{{Ruby|講義|こーげ}}ー{{Ruby|幾|いく}}たいちゃーびーが?
|宮城先生、今日の講義は何人来ますか?
|}
===終助詞「なー」===
「やん/やいびーん」や動詞、形容詞の終止形に終助詞「なー」をつけることでも、肯否疑問文を表せます。
{|
|さーたーあんだぎー{{Ruby|噛|か}}むんなー?
|サーターアンダギーを食べるか?
|}
===目的格===
日本語には目的格を表す助詞「を」がありますが、沖縄語に目的格を表す助詞はありません。
{|
|さーたーあんだぎー{{Ruby|噛|か}}むんなー?
|サーターアンダギーを食べるか?
|}
==練習問題==
(1)以下の文章を沖縄語に訳しなさい。<br/>
1:今日は学校に行くの?<br/>
2:何を見ますか?<br/>
3:ここに来ますか?<br/>
4:何を食べますか?
(2)以下の平仮名で書かれた沖縄語の文章を日本語に訳しなさい。<br/>
1:はー あらいんなー?<br/>
2:まーんかい あが?<br/>
3:ふぃじゃさんが うぅいびーみ?<br/>
4:うふぐしくさん んーじゃびーん。
==練習問題解答==
(1)<br/>
1:{{Ruby|今日|ちゅー}}や{{Ruby|学校|がっこー}}んかい{{Ruby|行|い}}ちゅみ? ''または'' {{Ruby|今日|ちゅー}}や{{Ruby|学校|がっこー}}んかい{{Ruby|行|い}}ちゅんなー?<br/>
2:{{Ruby|何|ぬー}}んーじゃが?<br/>
3:くまんかいちゃーびーみ? ''または'' くまんかいちゃーびーんなー?<br/>
4:{{Ruby|何|ぬー}}{{Ruby|噛|か}}まびーが?
(2)<br/>
1:歯磨きをする?<br/>
2:どこにあるの?<br/>
3:比嘉さんがいますか?<br/>
4:大城さんを見ます。
hbfnmfnx5viynhd2q0m52upfk256qcn
沖縄語/形容詞文の疑問文
0
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299035
283368
2026-05-02T08:39:27Z
さきじょーぐー
89135
299035
wikitext
text/x-wiki
==例文==
生物サークルの勧誘ポスターに描かれたマヌルネコを見ながら、金城さんと大城さんが話しています。
{|
!話し手
!{{Ruby|沖縄口|うちなーぐち}}
!{{Ruby|大和口|やまとぅぐち}}
|-
|{{Ruby|金城|かなぐしく}}
|マヌルネコーちゃぬあたいまぎさが?
|マヌルネコはどのぐらい大きいの?
|-
|{{Ruby|大城|うふぐしく}}
|マヌルネコー{{Ruby|猫|まやー}}とぅいぃぬあたいやんどー。
|マヌルネコはネコと同じぐらいだよ。
|-
|{{Ruby|金城|かなぐしく}}
|あんやみ。
|そうなの。
|-
|
|スナネコーまぎさみ?
|スナネコは大きい?
|-
|{{Ruby|大城|うふぐしく}}
|いぃーいぃー。スナネコー{{Ruby|猫|まやー}}やかいふぃぐまさんどー。
|ううん。スナネコはネコより少し小さいよ。
|}
[[File:Persian sand CAT.jpg|スナネコ]]
{{small|スナネコ}}
==単語==
*ちゃぬあたい、ちゃぬぐれー - どのくらい
*まぎさん - 大きい
*〜あたい - 〜ぐらい
*〜やか - 〜より
*いふぃ - 少し
*ぐまさん - 小さい
*{{Ruby|温|ぬく}}さん - 暖かい、温かい
==文法==
===形容詞文の疑問文===
====普通体====
普通体の場合、形容詞文の肯否疑問文は形容詞の語尾の-saNを-samiに変えて表します。
{|
|スナネコーまぎ'''さみ'''?
|スナネコは大きい'''の'''?
|}
形容詞文の疑問詞疑問文は形容詞の語尾の-saNを-sagaに変えて表します。
{|
|マヌルネコーちゃぬあたいまぎ'''さが'''?
|マヌルネコはどのぐらい大きい'''の'''?
|}
====ビーン体====
ビーン体の場合、肯否疑問文は形容詞の語尾の-saibiiNを-saibiimiに変えて表します。
{|
|スナネコーまぎ'''さいびーみ'''?
|スナネコは大きい'''ですか'''?
|}
疑問詞疑問文は形容詞の語尾の-saibiiNを-saibiigaに変えて表します。
{|
|マヌルネコーちゃぬあたいまぎ'''さいびーが'''?
|マヌルネコはどのぐらい大きい'''ですか'''?
|}
==練習問題==
(1)以下の文章を沖縄語に訳しなさい。<br/>
1:ウサギは大きいの?<br/>
2:ネズミは小さいですか?<br/>
3:コタツはどのぐらい暖かいの?<br/>
4:マヌルネコのどこが可愛いですか?
==練習問題解答==
(1)<br/>
1:{{Ruby|兎|うさじぇ}}ーまぎさみ? {{small|または}} {{Ruby|兎|うさじぇ}}ーまぎさんなー?<br/>
2:<sup>っ</sup>ゑんちゅーぐまさいびーみ? {{small|または}} <sup>っ</sup>ゑんちゅーぐまさいびーんなー?<br/>
3:コタツォーちゃぬあたい{{Ruby|暖|ぬく}}さが? {{small|または}} コタツォーちゃぬぐれー{{Ruby|暖|ぬく}}さが?<br/>
4:マヌルネコぬまーがうじらーさいびーが?
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沖縄語/形容詞文の否定文
0
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2026-05-02T08:40:30Z
さきじょーぐー
89135
/* 例文 */
299036
wikitext
text/x-wiki
==例文==
講義が始まる前、大城さんが五十嵐さんに話しかけています。
{|
!話し手
!{{Ruby|沖縄口|うちなーぐち}}
!{{Ruby|大和口|やまとぅぐち}}
|-
|{{Ruby|大城|うふぐしく}}
|はじみてぃうぅがなびら。
|はじめまして。
|-
|{{Ruby|五十嵐|いからし}}
|はじみてぃうぅがなびら。
|はじめまして。
|-
|
|わんねー{{Ruby|五十嵐|いからし}}やいびーん。
|私は五十嵐です。
|-
|{{Ruby|大城|うふぐしく}}
|{{Ruby|五十嵐|いからし}}さんたー<sup>っ</sup>んまりじまーまーやいびーが?
|五十嵐さんの出身はどちらですか?
|-
|{{Ruby|五十嵐|いからし}}
|{{Ruby|新潟|にーがた}}やいびーん。
|新潟です。
|-
|{{Ruby|大城|うふぐしく}}
|{{Ruby|新潟|にーがた}}!
|新潟!
|-
|
|{{Ruby|北|にし}}ぬ{{Ruby|方|はら}}やいびーんやー。
|北の方ですね。
|-
|
|{{Ruby|夏|なちぇ}}ーしださいびーみ?
|夏は涼しいですか?
|-
|{{Ruby|五十嵐|いからし}}
|うぅーうぅー。
|いいえ。
|-
|
|{{Ruby|新潟|にーがた}}ぬ{{Ruby|夏|なちぇ}}ーしだこーねーいびらん。
|新潟の夏は涼しくありません。
|-
|
|{{Ruby|四十度|よんじゅーど}}{{Ruby|余|あま}}いん。
|40度を越します。
|-
|{{Ruby|大城|うふぐしく}}
|はっさ。
|うわぁ。
|-
|
|いっぺー{{Ruby|暑|あち}}さいびーんやー。
|とても暑いですね。
|}
==単語==
*{{Ruby|北|にし}} - 北
*{{Ruby|南|ふぇー}} - 南
*{{Ruby|東|あがり}} - 東
*{{Ruby|西|いり}} - 西
*〜{{Ruby|方|はら}} - 〜方、〜方面
*{{Ruby|冬|ふゆ}} - 冬
*しださん - 涼しい
*{{Ruby|暑|あち}}さん - 暑い
*{{Ruby|熱|あち}}さん - 熱い
*{{Ruby|余|あま}}いん - 余る、越す、〜以上になる
*はっさ、はっさみよ - うわあ(驚き呆れる様を表す感動詞)
==文法==
===形容詞文の否定文===
形容詞文を否定文にする場合、語尾の-saNを-koo neeraNにします。
*しださん(涼しい) → しだこーねーらん(涼しくない)
*あちさん(暑い) → あちこーねーらん(暑くない)
{|
|{{Ruby|新潟|にーがた}}ぬ{{Ruby|夏|なちぇ}}ーしだ'''こーねーらん'''。
|新潟の夏は涼し'''くない'''。
|}
ビーン体の場合は語尾の-saibiiNを-koo neeibiraNに変えます。
*しださいびーん(涼しいです) → しだこーねーいびらん(涼しくないです)
*あちさいびーん(暑いです) → あちこーねーいびらん(暑くないです)
{|
|{{Ruby|新潟|にーがた}}ぬ{{Ruby|夏|なちぇ}}ーしだ'''こーねーいびらん'''。
|新潟の夏は涼し'''くありません'''。
|}
==練習問題==
(1)以下の文章を沖縄語に訳しなさい。<br/>
1:ネズミは大きくない。<br/>
2:ゾウは小さくない。<br/>
3:新潟は涼しくありません。<br/>
4:釧路は暑くありません。
==練習問題解答==
(1)<br/>
1:<sup>っ</sup>ゑんちゅーまぎこーねーらん。<br/>
2:{{Ruby|象|ぞー}}やぐまこーねーらん。<br/>
3:{{Ruby|新潟|にーがた}}ーしだこーねーいびらん。<br/>
4:{{Ruby|釧路|くしろ}}ー{{Ruby|暑|あち}}ーこーねーいびらん。
m1r0ei00i6fp2xnmwi3gi2g5j85i8dd
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2026-05-02T08:41:23Z
さきじょーぐー
89135
/* 例文 */ 文修正
299037
wikitext
text/x-wiki
==例文==
講義が始まる前、大城さんが五十嵐さんに話しかけています。
{|
!話し手
!{{Ruby|沖縄口|うちなーぐち}}
!{{Ruby|大和口|やまとぅぐち}}
|-
|{{Ruby|大城|うふぐしく}}
|はじみてぃうぅがなびら。
|はじめまして。
|-
|{{Ruby|五十嵐|いからし}}
|はじみてぃうぅがなびら。
|はじめまして。
|-
|
|わんねー{{Ruby|五十嵐|いからし}}やいびーん。
|私は五十嵐です。
|-
|{{Ruby|大城|うふぐしく}}
|<sup>っ</sup>んまりじまーまーやいびーが?
|出身はどちらですか?
|-
|{{Ruby|五十嵐|いからし}}
|{{Ruby|新潟|にーがた}}やいびーん。
|新潟です。
|-
|{{Ruby|大城|うふぐしく}}
|{{Ruby|新潟|にーがた}}!
|新潟!
|-
|
|{{Ruby|北|にし}}ぬ{{Ruby|方|はら}}やいびーんやー。
|北の方ですね。
|-
|
|{{Ruby|夏|なちぇ}}ーしださいびーみ?
|夏は涼しいですか?
|-
|{{Ruby|五十嵐|いからし}}
|うぅーうぅー。
|いいえ。
|-
|
|{{Ruby|新潟|にーがた}}ぬ{{Ruby|夏|なちぇ}}ーしだこーねーいびらん。
|新潟の夏は涼しくありません。
|-
|
|{{Ruby|四十度|よんじゅーど}}{{Ruby|余|あま}}いん。
|40度を越します。
|-
|{{Ruby|大城|うふぐしく}}
|はっさ。
|うわぁ。
|-
|
|いっぺー{{Ruby|暑|あち}}さいびーんやー。
|とても暑いですね。
|}
==単語==
*{{Ruby|北|にし}} - 北
*{{Ruby|南|ふぇー}} - 南
*{{Ruby|東|あがり}} - 東
*{{Ruby|西|いり}} - 西
*〜{{Ruby|方|はら}} - 〜方、〜方面
*{{Ruby|冬|ふゆ}} - 冬
*しださん - 涼しい
*{{Ruby|暑|あち}}さん - 暑い
*{{Ruby|熱|あち}}さん - 熱い
*{{Ruby|余|あま}}いん - 余る、越す、〜以上になる
*はっさ、はっさみよ - うわあ(驚き呆れる様を表す感動詞)
==文法==
===形容詞文の否定文===
形容詞文を否定文にする場合、語尾の-saNを-koo neeraNにします。
*しださん(涼しい) → しだこーねーらん(涼しくない)
*あちさん(暑い) → あちこーねーらん(暑くない)
{|
|{{Ruby|新潟|にーがた}}ぬ{{Ruby|夏|なちぇ}}ーしだ'''こーねーらん'''。
|新潟の夏は涼し'''くない'''。
|}
ビーン体の場合は語尾の-saibiiNを-koo neeibiraNに変えます。
*しださいびーん(涼しいです) → しだこーねーいびらん(涼しくないです)
*あちさいびーん(暑いです) → あちこーねーいびらん(暑くないです)
{|
|{{Ruby|新潟|にーがた}}ぬ{{Ruby|夏|なちぇ}}ーしだ'''こーねーいびらん'''。
|新潟の夏は涼し'''くありません'''。
|}
==練習問題==
(1)以下の文章を沖縄語に訳しなさい。<br/>
1:ネズミは大きくない。<br/>
2:ゾウは小さくない。<br/>
3:新潟は涼しくありません。<br/>
4:釧路は暑くありません。
==練習問題解答==
(1)<br/>
1:<sup>っ</sup>ゑんちゅーまぎこーねーらん。<br/>
2:{{Ruby|象|ぞー}}やぐまこーねーらん。<br/>
3:{{Ruby|新潟|にーがた}}ーしだこーねーいびらん。<br/>
4:{{Ruby|釧路|くしろ}}ー{{Ruby|暑|あち}}ーこーねーいびらん。
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2026-05-02T08:42:25Z
さきじょーぐー
89135
/* 練習問題解答 */ 誤字修正
299038
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text/x-wiki
==例文==
講義が始まる前、大城さんが五十嵐さんに話しかけています。
{|
!話し手
!{{Ruby|沖縄口|うちなーぐち}}
!{{Ruby|大和口|やまとぅぐち}}
|-
|{{Ruby|大城|うふぐしく}}
|はじみてぃうぅがなびら。
|はじめまして。
|-
|{{Ruby|五十嵐|いからし}}
|はじみてぃうぅがなびら。
|はじめまして。
|-
|
|わんねー{{Ruby|五十嵐|いからし}}やいびーん。
|私は五十嵐です。
|-
|{{Ruby|大城|うふぐしく}}
|<sup>っ</sup>んまりじまーまーやいびーが?
|出身はどちらですか?
|-
|{{Ruby|五十嵐|いからし}}
|{{Ruby|新潟|にーがた}}やいびーん。
|新潟です。
|-
|{{Ruby|大城|うふぐしく}}
|{{Ruby|新潟|にーがた}}!
|新潟!
|-
|
|{{Ruby|北|にし}}ぬ{{Ruby|方|はら}}やいびーんやー。
|北の方ですね。
|-
|
|{{Ruby|夏|なちぇ}}ーしださいびーみ?
|夏は涼しいですか?
|-
|{{Ruby|五十嵐|いからし}}
|うぅーうぅー。
|いいえ。
|-
|
|{{Ruby|新潟|にーがた}}ぬ{{Ruby|夏|なちぇ}}ーしだこーねーいびらん。
|新潟の夏は涼しくありません。
|-
|
|{{Ruby|四十度|よんじゅーど}}{{Ruby|余|あま}}いん。
|40度を越します。
|-
|{{Ruby|大城|うふぐしく}}
|はっさ。
|うわぁ。
|-
|
|いっぺー{{Ruby|暑|あち}}さいびーんやー。
|とても暑いですね。
|}
==単語==
*{{Ruby|北|にし}} - 北
*{{Ruby|南|ふぇー}} - 南
*{{Ruby|東|あがり}} - 東
*{{Ruby|西|いり}} - 西
*〜{{Ruby|方|はら}} - 〜方、〜方面
*{{Ruby|冬|ふゆ}} - 冬
*しださん - 涼しい
*{{Ruby|暑|あち}}さん - 暑い
*{{Ruby|熱|あち}}さん - 熱い
*{{Ruby|余|あま}}いん - 余る、越す、〜以上になる
*はっさ、はっさみよ - うわあ(驚き呆れる様を表す感動詞)
==文法==
===形容詞文の否定文===
形容詞文を否定文にする場合、語尾の-saNを-koo neeraNにします。
*しださん(涼しい) → しだこーねーらん(涼しくない)
*あちさん(暑い) → あちこーねーらん(暑くない)
{|
|{{Ruby|新潟|にーがた}}ぬ{{Ruby|夏|なちぇ}}ーしだ'''こーねーらん'''。
|新潟の夏は涼し'''くない'''。
|}
ビーン体の場合は語尾の-saibiiNを-koo neeibiraNに変えます。
*しださいびーん(涼しいです) → しだこーねーいびらん(涼しくないです)
*あちさいびーん(暑いです) → あちこーねーいびらん(暑くないです)
{|
|{{Ruby|新潟|にーがた}}ぬ{{Ruby|夏|なちぇ}}ーしだ'''こーねーいびらん'''。
|新潟の夏は涼し'''くありません'''。
|}
==練習問題==
(1)以下の文章を沖縄語に訳しなさい。<br/>
1:ネズミは大きくない。<br/>
2:ゾウは小さくない。<br/>
3:新潟は涼しくありません。<br/>
4:釧路は暑くありません。
==練習問題解答==
(1)<br/>
1:<sup>っ</sup>ゑんちゅーまぎこーねーらん。<br/>
2:{{Ruby|象|ぞー}}やぐまこーねーらん。<br/>
3:{{Ruby|新潟|にーがた}}ーしだこーねーいびらん。<br/>
4:{{Ruby|釧路|くしろ}}ー{{Ruby|暑|あち}}こーねーいびらん。
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沖縄語/単語帳(沖縄語引き)
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298975
2026-05-02T07:54:41Z
さきじょーぐー
89135
初級26追加
299019
wikitext
text/x-wiki
このページは『[[沖縄語]]』に出てきた単語の一覧です。言葉の並び順は『しまくとぅば辞典5級』に準じています。「(初級1)」などは初出のページです。2つ以上の言葉からなるものは、単語と単語の間にスペースを入れてあります。
==ア行==
===あ===
*{{Ruby|泡盛|あーむい}} - 泡盛([[沖縄語/名詞文の否定文|初級3]])
*あい - あれ(感動詞)([[沖縄語/指示語|初級4]])
*{{Ruby|東|あがり}} - 東([[沖縄語/形容詞文の否定文|初級10]])
*あぎじゃびよい - 【感動詞】えっ、ええーっ([[沖縄語/名詞文の否定疑問文|初級5]])
*{{Ruby|朝飯|あさばん}} - 昼ごはん([[沖縄語/動詞のティ形|初級16]])
*{{Ruby|朝飯|あさばん}} {{Ruby|持|む}}ちゅん - 昼ご飯(弁当)を持っていく([[沖縄語/動詞のティ形|初級16]])
*〜あたい - 〜ぐらい([[沖縄語/形容詞文の疑問文|初級9]])
*{{Ruby|暑|あち}}さん - 暑い([[沖縄語/形容詞文の否定文|初級10]])
*{{Ruby|熱|あち}}さん - 熱い([[沖縄語/形容詞文の否定文|初級10]])
*{{Ruby|集|あち}}まいん - 集まる([[沖縄語/アーニ形|初級18]])
*{{Ruby|明日|あちゃ}} - 明日([[沖縄語/連用形|初級13]])
*{{Ruby|歩|あっ}}ちゅん - 歩く([[沖縄語/連用形|初級13]])
*あぬ - あの([[沖縄語/指示語|初級4]])
*あま - あそこ([[沖縄語/指示語|初級4]])
*〜{{Ruby|余|あま}}い - 〜ぐらい、約〜([[沖縄語/連体形|初級12]])
*{{Ruby|余|あま}}いん - 余る、越す、〜以上になる([[沖縄語/形容詞文の否定文|初級10]])
*{{Ruby|阿麻和利|あまわり}} - 琉球王国時代の勝連の指導者([[沖縄語/比較|初級25]])
*{{Ruby|雨|あみ}} - 雨([[沖縄語/アーニ形|初級18]])
*{{Ruby|洗|あら}}いん - 洗う([[沖縄語/動詞文|初級6]])
*あり - あれ([[沖縄語/指示語|初級4]])
*あんし - そして([[沖縄語/オーン形|初級20]])
*あんしぇー - では、それなら([[沖縄語/志向形|初級21]])
*あんやみ/あんやいびーみ - そうなの/そうなんですか([[沖縄語/名詞文の否定文|初級3]])
*あんやんやー/あんやいびーんやー - そうだね/そうですね([[沖縄語/名詞文|初級1]])
===い===
*{{Ruby|入|い}}ーん - 入る([[沖縄語/連用形|初級13]])
*{{Ruby|要|い}}ーん - 要る(特殊なラ行動詞で、ティ形は「{{Ruby|要|い}}っち」)([[沖縄語/準備・放置「-oocuN」|初級26]])
*〜いぃー - 〜ね(志向形について同輩・目下へ軽く同意を求める終助詞)([[沖縄語/志向形|初級21]])
*いぃーりむん - おもちゃ([[沖縄語/命令形|初級23]])
*いぃーん - (物を)貰う([[沖縄語/命令形|初級23]])
*いぃぬ〜 - 【接頭辞】同じ〜([[沖縄語/名詞文の疑問文|初級2]])
*{{Ruby|幾|いく}}たい - 何人([[沖縄語/動詞文の疑問文|初級7]])
*{{Ruby|幾|いく}}ち - 幾つ、何歳([[沖縄語/名詞文の疑問文|初級2]])
*{{Ruby|医者|いさ}}ぬ{{Ruby|家|やー}} - 病院([[沖縄語/アーニ形|初級18]])
*{{Ruby|急|いす}}じゅん - 急ぐ([[沖縄語/動詞文の否定文|初級14]])
*いち - いつ([[沖縄語/志向形|初級21]])
*いちむし - 生き物、動物([[沖縄語/名詞文の疑問文|初級2]])
*いちゅん - 行く([[沖縄語/形容詞文|初級8]])
*{{Ruby|忙|いちゅな}}さん - 忙しい([[沖縄語/連用形|初級13]])
*いちゃいん - 会う、出会う([[沖縄語/禁止|初級23]])
*いっぺー - とても([[沖縄語/形容詞文|初級8]])
*いふぃ - 少し([[沖縄語/形容詞文の疑問文|初級9]])
*{{Ruby|魚|いゆ}} - 魚([[沖縄語/命令形|初級23]])
*{{Ruby|西|いり}} - 西([[沖縄語/形容詞文の否定文|初級10]])
*{{Ruby|入|い}}りーん - 入れる([[沖縄語/連用形|初級13]])
*{{Ruby|西表|いりうむてぃ}} - 西表島(地名)([[沖縄語/形容詞文|初級8]])
*いりよー - 必要(ナ形容詞)([[沖縄語/依頼表現|初級19]])
*{{Ruby|犬|いん}} - 犬([[沖縄語/形容詞文|初級8]])
===う===
*うー - はい([[沖縄語/名詞文の疑問文|初級2]])
*〜うぅー - (志向形について意志を表す終助詞)([[沖縄語/志向形|初級21]])
*うぅーうぅー - いいえ([[沖縄語/名詞文の疑問文|初級2]])
*うぅたいん - 疲れる([[沖縄語/連用形|初級13]])
*〜うぅてぃ - 〜で(場所を表す助詞)([[沖縄語/アーニ形|初級18]])
*〜うぅとーてぃ - 〜で(場所を表す助詞)([[沖縄語/アーニ形|初級18]])
*{{Ruby|起|う}}きーん - 起きる([[沖縄語/連用形|初級13]])
*{{Ruby|兎|うさじ}} - ウサギ([[沖縄語/名詞文の否定疑問文|初級5]])
*{{Ruby|大宜味|うぅじみ}} - 大宜味(地名)([[沖縄語/形容詞のティ形|初級17]])
*うじらーさん - 美しい、かわいい([[沖縄語/形容詞文|初級8]])
*うすめー - 祖父(元は平民の言い方)([[沖縄語/名詞文|初級1]])
*{{Ruby|歌|うた}}いん - 歌う、(動物が)鳴く([[沖縄語/オーン形|初級20]])
*{{Ruby|沖縄|うちなー}} - 沖縄(地名)([[沖縄語/名詞文|初級1]])
*{{Ruby|置|う}}ちゅん - 置く([[沖縄語/準備・放置「-oocuN」|初級26]])
*うっさ やん/うっさ やいびーん - 以上だ/以上です([[沖縄語/アーニ形|初級18]])
*{{Ruby|音|うとぅ}} - 音([[沖縄語/命令形|初級23]])
*うぬ - その、この([[沖縄語/指示語|初級4]])
*うふぉーく - 沢山([[沖縄語/連体形|初級12]])
*{{Ruby|大風|うふかじ}} - 台風([[沖縄語/動詞文の疑問文|初級7]])
*{{Ruby|大城|うふぐしく}} - 大城(名字)([[沖縄語/名詞文の疑問文|初級2]])
*{{Ruby|大城賢雄|うふぐしくけんゆー}} - 琉球王国の武将([[沖縄語/比較|初級25]])
*{{Ruby|大腸|うふわた}} - 大腸([[沖縄語/動詞文|初級6]])
*うむっさん - 面白い、面白可笑しい([[沖縄語/動詞の否定疑問文|初級15]])
*うり - それ、これ([[沖縄語/指示語|初級4]])
*うりから - それから([[沖縄語/動詞文|初級6]])
*{{Ruby|終|う}}わい - 終わり([[沖縄語/連用形|初級13]])
*{{Ruby|御主|うんじゅ}} - あなた(二人称)([[沖縄語/名詞文|初級1]])
===え===
*{{Ruby|英語|えーご}} - 英語([[沖縄語/形容詞文|初級8]])
===お===
*おーってん - アオダイショウ([[沖縄語/動詞文|初級6]])
==カ行==
===か===
*〜が - 〜が(主格を表す助詞)([[沖縄語/動詞文|初級6]])
*{{Ruby|掛|かか}}いん - 掛かる([[沖縄語/アーニ形|初級18]])
*〜かじ - 〜ごと、〜ごとに([[沖縄語/連体形|初級12]])
*{{Ruby|書|か}}ちゅん - 書く([[沖縄語/動詞文の否定文|初級14]])
*{{Ruby|勝|か}}ちゅん - 勝つ([[沖縄語/動詞文の否定文|初級14]])
*{{Ruby|勝連|かっちん}} - 勝連。沖縄本島中部の地名。([[沖縄語/比較|初級25]])
*{{Ruby|金城|かなぐしく}} - 金城(名字)([[沖縄語/名詞文|初級1]])
*{{Ruby|金丸|かにまる}} - 尚円王の童名([[沖縄語/比較|初級25]])
*{{Ruby|神|かみ}} - 神([[沖縄語/指示語|初級4]])
*{{Ruby|噛|か}}むん - 食べる([[沖縄語/動詞文の疑問文|初級7]])
*かめーいん - 探す、見つける([[沖縄語/動詞文の否定文|初級14]])
*〜がやー - かな(疑念を表す終助詞)([[沖縄語/アーニ形|初級18]])
*〜から - 〜で(移動手段を表す助詞)([[沖縄語/アーニ形|初級18]])
*{{Ruby|代|か}}わい - 代わり([[沖縄語/禁止|初級23]])
*{{Ruby|被|かん}}じゅん - 被る([[沖縄語/動詞文の否定文|初級14]])
===き===
*{{Ruby|蹴|き}}ーん - 蹴る([[沖縄語/動詞のティ形|初級16]])
*〜きよー - 〜でね(終助詞)([[沖縄語/禁止|初級23]])
===く===
*くぃーん - (物を)くれる・あげる、(…して)くれる・あげる([[沖縄語/命令形|初級23]])
*〜くぃみしぇーびれー - お〜してください([[沖縄語/依頼表現|初級19]])
*〜くぃみそーりー - 〜してください([[沖縄語/依頼表現|初級19]])
*〜くぃみそーりよー - 〜してくださいね([[沖縄語/依頼表現|初級19]])
*くぃみそーれー - 〜してください([[沖縄語/依頼表現|初級19]])
*{{Ruby|臭|くさ}}さん - 臭い([[沖縄語/比較|初級25]])
*{{Ruby|護佐丸|ぐさまる}} - 琉球王国の武将([[沖縄語/比較|初級25]])
*{{Ruby|城|ぐしく}} - グスク。沖縄の城塞。([[沖縄語/比較|初級25]])
*{{Ruby|糞|くす}} - 大便([[沖縄語/比較|初級25]])
*〜{{Ruby|口|ぐち}} - 〜語([[沖縄語/名詞文|初級1]])
*〜くとぅ - 〜から(理由)([[沖縄語/連用形|初級13]])
*{{Ruby|言葉|くとぅば}} - 言葉、言語([[沖縄語/名詞文|初級1]])
*くにぶー - 蜜柑([[沖縄語/命令形|初級23]])
*くぬ - この([[沖縄語/指示語|初級4]])
*くま - ここ([[沖縄語/指示語|初級4]])
*ぐまさん - 小さい([[沖縄語/形容詞文の疑問文|初級9]])
*{{Ruby|組|くみ}} - 組、仲間([[沖縄語/名詞文の否定疑問文|初級5]])
*くり - これ([[沖縄語/指示語|初級4]])
*{{Ruby|車|くるま}} - 車([[沖縄語/アーニ形|初級18]])
*〜ぐゎー - 小さい・少ない、粗末な、かわいいを表す接尾辞([[沖縄語/オーン形|初級20]])
*〜くん - 〜くん(敬称)([[沖縄語/動詞文の疑問文|初級7]])
*{{Ruby|五月|ぐんぐゎち}} - 5月([[沖縄語/名詞文の疑問文|初級2]])
*くんださらりーん - 中止する([[沖縄語/動詞文の否定文|初級14]])
*{{Ruby|今度|くんどぅ}} - 今度([[沖縄語/志向形|初級21]])
===け===
*〜けー - 〜でよ(終助詞)([[沖縄語/禁止|初級23]])
*{{Ruby|帰|けー}}いん - 帰る([[沖縄語/禁止|初級23]])
===こ===
*{{Ruby|買|こー}}いん - 買う([[沖縄語/禁止|初級23]])
==サ行==
===さ===
*〜さ - 〜よ(終助詞)([[沖縄語/形容詞文|初級8]])
*さーたーあんだぎー - 沖縄の揚げドーナツのような菓子([[沖縄語/動詞文の疑問文|初級7]])
*〜さーに - 〜で(原因・理由を表す助詞)([[沖縄語/動詞文|初級6]])
*{{Ruby|酒|さき}} - 酒。基本的に泡盛の事を言う([[沖縄語/名詞文の否定文|初級3]])
*{{Ruby|写真|さしん}} - 写真([[沖縄語/禁止|初級23]])
*{{Ruby|刺|さ}}すん - 刺す([[沖縄語/動詞文の否定文|初級14]])
*〜さん - 〜さん(敬称)([[沖縄語/名詞文|初級1]])
*{{Ruby|三線|さんしん}} - 三線。沖縄の伝統楽器([[沖縄語/動詞文の否定文|初級14]])
===し===
*〜{{Ruby|時|じ}} - 〜時(時刻)([[沖縄語/連用形|初級13]])
*しーばい - 尿([[沖縄語/動詞文|初級6]])
*しーばいぶくる - 膀胱([[沖縄語/動詞文|初級6]])
*{{Ruby|知|し}}ーん - 知る([[沖縄語/動詞のティ形|初級16]])
*〜しが - 〜けど(逆説の助詞)([[沖縄語/連体形|初級12]])
*しこーい - 準備([[沖縄語/連用形|初級13]])
*しださん - 涼しい([[沖縄語/形容詞文の否定文|初級10]])
*しち - 好き(ナ形容詞)([[沖縄語/形容詞文|初級8]])
*{{Ruby|下|しちゃ}} - 下([[沖縄語/動詞文|初級6]])
*{{Ruby|瀬長|しなが}} - 瀬長島(地名)([[沖縄語/名詞文|初級1]])
*{{Ruby|死|し}}ぬん - 死ぬ([[沖縄語/動詞文の否定文|初級14]])
*しまびーさ - どういたしまして([[沖縄語/準備・放置「-oocuN」|初級26]])
*〜{{Ruby|上戸|じょーぐー}} - 〜が好き。〜が好きな人。食べ物、飲み物に関して言う([[沖縄語/名詞文の否定文|初級3]])
*{{Ruby|調|しら}}びーん - 調べる([[沖縄語/アーニ形|初級18]])
*じる - どれ、どっち([[沖縄語/比較|初級25]])
*{{Ruby|先生|しんしー}} - 先生([[沖縄語/名詞文|初級1]])
===す===
*すー - 父(元々は平民の言い方)([[沖縄語/動詞の否定疑問文|初級15]])
*{{Ruby|首里|すい}} - 首里(地名)([[沖縄語/名詞文|初級1]])
*すとぅみてぃ - 朝([[沖縄語/動詞のティ形|初級16]])
*すとぅみてぃむん - 朝ごはん([[沖縄語/動詞のティ形|初級16]])
*すば - 沖縄そば([[沖縄語/動詞のティ形|初級16]])
*{{Ruby|書物|すむち}} - 本([[沖縄語/名詞文|初級1]])
*すん - する([[沖縄語/動詞文|初級6]])
===せ===
===そ===
*そーらーさん - しっかりしている、賢い([[沖縄語/連用形|初級13]])
==タ行==
===た===
*{{Ruby|誰|たー}} - 誰(疑問詞)([[沖縄語/動詞文の疑問文|初級7]])
*だー - さあ(相手に動作や注意を促したり、自分が動作を始めたりするときに言う感動詞)([[沖縄語/命令形|初級23]])
*たーがな - 誰か([[沖縄語/動詞の否定疑問文|初級15]])
*たーりー - 父(元々は士族の言い方)([[沖縄語/動詞の否定疑問文|初級15]])
*〜たい - 〜人(数詞)([[沖縄語/動詞文の疑問文|初級7]])
*{{Ruby|高|たか}}さん - 高い([[沖縄語/形容詞の否定疑問文|初級11]])
*{{Ruby|違|たが}}いん - 異なる([[沖縄語/連体形|初級12]])
*{{Ruby|叩|たた}}ちゅん - 叩く
*{{Ruby|立|た}}ちゅん - 立つ([[沖縄語/動詞のティ形|初級16]])
*{{Ruby|楽|たぬ}}さん - 楽しい([[沖縄語/形容詞のティ形|初級17]])
*{{Ruby|玉|たま}} - 玉、丸い物、硝子([[沖縄語/禁止|初級23]])
*たんめー - 祖父(元は士族の言い方、今は「祖父」の丁寧な言い方)([[沖縄語/名詞文|初級1]])
===ち===
*{{Ruby|気入|ちーい}}り - お気に入り([[沖縄語/準備・放置「-oocuN」|初級26]])
*ちーてぃ - ついて([[沖縄語/依頼表現|初級19]])
*{{Ruby|着|ち}}ーん - 着る([[沖縄語/動詞のティ形|初級16]])
*{{Ruby|切|ち}}ーん - 切る([[沖縄語/動詞のティ形|初級16]])
*{{Ruby|近|ちか}}さん - 近い([[沖縄語/比較|初級25]])
*ちかないん - 飼う([[沖縄語/禁止|初級23]])
*{{Ruby|付|ち}}きーん - 付ける([[沖縄語/比較|初級25]])
*ちくく - フクロウ([[沖縄語/命令形|初級23]])
*ちけーねーんさ - どういたしまして([[沖縄語/準備・放置「-oocuN」|初級26]])
*{{Ruby|月|ちち}} - 月(天体)([[沖縄語/オーン形|初級20]])
*{{Ruby|近|ちちゃ}}さん - 近い([[沖縄語/比較|初級25]])
*{{Ruby|聞|ち}}ちゅん - 聞く([[沖縄語/形容詞文|初級8]])
*{{Ruby|昨日|ちぬー}} - 昨日([[沖縄語/動詞のティ形|初級16]])
*{{Ruby|気張|ちば}}いん - 頑張る([[沖縄語/依頼表現|初級19]])
*{{Ruby|詰|ち}}みーん - 詰める([[沖縄語/動詞のティ形|初級16]])
*{{Ruby|積|ちむ}}いん - 積もる([[沖縄語/連体形|初級12]])
*{{Ruby|消|ちゃー}}すん - 消す([[沖縄語/禁止|初級23]])
*ちゃぬあたい - どのくらい([[沖縄語/形容詞文の疑問文|初級9]])
*ちゃぬぐれー - どのくらい([[沖縄語/形容詞文の疑問文|初級9]])
*チャンプルー - ゴーヤーなどの野菜と島豆腐と豚肉と卵を和えて炒めた沖縄料理([[沖縄語/動詞の否定疑問文|初級15]])
*{{Ruby|今日|ちゅー}} - 今日([[沖縄語/名詞文の疑問文|初級2]])
*ちゅー うぅがなびら - 丁寧な挨拶([[沖縄語/名詞文の疑問文|初級2]])
*ちゅーん - 来る([[沖縄語/動詞文|初級6]])
===つ===
*〜っし - 〜で(手段、原因・理由を表す助詞)([[沖縄語/動詞文|初級6]])
*{{Ruby|人|っちゅ}} - 人([[沖縄語/指示語|初級4]])
===て===
*でーしち - 大好き(ナ形容詞)([[沖縄語/形容詞文|初級8]])
*{{Ruby|大事|でーじ}} - 大変、おおごと([[沖縄語/形容詞のティ形|初級17]])
*〜でぃち - (〜する)つもり([[沖縄語/準備・放置「-oocuN」|初級26]])
===と===
*{{Ruby|唐|とー}} - 中国([[沖縄語/形容詞文|初級8]])
*とー - さあ、よし(感動詞)([[沖縄語/連用形|初級13]])
*〜どー - 【終助詞】〜よ([[沖縄語/名詞文の否定文|初級3]])
*〜どーやー - 〜よね(確認を表す終助詞)([[沖縄語/否定疑問文の勧誘・命令|初級22]])
*〜とぅ - 〜と(助詞)([[沖縄語/形容詞文|初級8]])
*{{Ruby|遠|とぅー}}さん - 遠い([[沖縄語/形容詞のティ形|初級17]])
*{{Ruby|鳥|とぅい}} - 鳥([[沖縄語/名詞文の否定疑問文|初級5]])
*〜とぅか - 〜とか(助詞)([[沖縄語/形容詞文|初級8]])
*{{Ruby|十日|とぅか}} - {{Ruby|10日|とおか}}([[沖縄語/依頼表現|初級19]])
*{{Ruby|所|とぅくる}} - 所、場所([[沖縄語/動詞文|初級6]])
*{{Ruby|年|とぅし}} - 年齢([[沖縄語/名詞文の疑問文|初級2]])
*{{Ruby|飛|とぅ}}ぶん - 飛ぶ([[沖縄語/動詞文の否定文|初級14]])
*{{Ruby|豊見城|とぅみぐしく}} - 豊見城(地名)([[沖縄語/名詞文|初級1]])
==ナ行==
===な===
*〜なー - 〜か(終助詞)([[沖縄語/動詞文の疑問文|初級7]])
*{{Ruby|宮古|なーく}} - 宮古(地名)([[沖縄語/指示語|初級4]])
*なーだ - まだ([[沖縄語/オーン形|初級20]])
*{{Ruby|那覇|なーふぁ}} - 那覇(地名)([[沖縄語/名詞文|初級1]])
*{{Ruby|長歩|ながあっ}}ち - 長旅、長歩き([[沖縄語/形容詞のティ形|初級17]])
*{{Ruby|名護|なぐ}} - 名護(沖縄本島北部の地名)([[沖縄語/志向形|初級21]])
*{{Ruby|夏|なち}} - 夏([[沖縄語/名詞文の疑問文|初級2]])
*{{Ruby|懐|なちか}}さん - 悲しい、懐かしい([[沖縄語/連用形|初級13]])
*{{Ruby|泣|な}}ちゅん - 泣く([[沖縄語/オーン形|初級20]])
*{{Ruby|南蛮瘡|なばんがさ}} - 梅毒([[沖縄語/動詞文|初級6]])
*{{Ruby|今|なま}} - 今([[沖縄語/名詞文の疑問文|初級2]])
*なまから - これから([[沖縄語/命令形|初級23]])
*なまちゃー - 気の荒い者([[沖縄語/禁止|初級23]])
*{{Ruby|習|ならー}}すん - 教える([[沖縄語/依頼表現|初級19]])
*{{Ruby|慣|なり}}ーん - 慣れる([[沖縄語/禁止|初級23]])
*{{Ruby|何月|なんぐゎち}} - 何月([[沖縄語/名詞文の疑問文|初級2]])
*{{Ruby|何日|なんにち}} - 何日([[沖縄語/名詞文の疑問文|初級2]])
===に===
*〜に - 〜に(助詞)([[沖縄語/依頼表現|初級19]])
*{{Ruby|北|にし}} - 北([[沖縄語/形容詞文の否定文|初級10]])
*{{Ruby|右|にじり}} - 右([[沖縄語/動詞文|初級6]])
*にふぇー でーびる - ありがとうございます([[沖縄語/動詞文|初級6]])
*にふぇーどー - ありがとう([[沖縄語/動詞文|初級6]])
*{{Ruby|寝|にん}}じゅん - 寝る([[沖縄語/連用形|初級13]])
*{{Ruby|人間|にんじん}} - 人間([[沖縄語/動詞文|初級6]])
===ぬ===
*〜ぬ - 【助詞】〜の([[沖縄語/名詞文|初級1]])
*〜ぬ - 〜が(主格を表す助詞)([[沖縄語/動詞文|初級6]])
*{{Ruby|何|ぬー}} - 【疑問詞】何([[沖縄語/名詞文の疑問文|初級2]])
*ぬーがな - なにか([[沖縄語/動詞の否定疑問文|初級15]])
*ぬーんち - 【疑問詞】どうして([[沖縄語/指示語|初級4]])
*{{Ruby|残|ぬく}}い - 残り([[沖縄語/動詞のティ形|初級16]])
*{{Ruby|温|ぬく}}さん - 暖かい([[沖縄語/形容詞文の疑問文|初級9]])
*{{Ruby|脱|ぬ}}じゅん - 脱ぐ([[沖縄語/動詞文の否定文|初級14]])
===ね===
===の===
==ハ行==
===は===
*{{Ruby|歯|はー}} - 歯([[沖縄語/動詞文の疑問文|初級7]])
*{{Ruby|歯|はー}} {{Ruby|洗|あら}}いん - 歯磨きをする([[沖縄語/動詞文の疑問文|初級7]])
*はーえー - かけっこ([[沖縄語/アーニ形|初級18]])
*はーえー すん - 走る([[沖縄語/アーニ形|初級18]])
*はいさい/はいたい - 挨拶。男は「はいさい」、女は「はいたい」という([[沖縄語/指示語|初級4]])
*{{Ruby|鋏|はさん}} - 鋏([[沖縄語/アーニ形|初級18]])
*はじみてぃ - はじめまして(目下に対して言う語)([[沖縄語/名詞文|初級1]])
*はじみてぃ うぅがなびら - はじめまして([[沖縄語/名詞文|初級1]])
*はじみてぃ でーびる - はじめまして(目上に対して言う語)([[沖縄語/名詞文|初級1]])
*ばす - 時([[沖縄語/命令形|初級23]])
*はっさ - うわあ(驚き呆れる様を表す感動詞)([[沖縄語/形容詞文の否定文|初級10]])
*はっさみよ - うわあ(驚き呆れる様を表す感動詞)([[沖縄語/形容詞文の否定文|初級10]])
*{{Ruby|話|はなし}} - 話([[沖縄語/動詞の否定疑問文|初級15]])
*はなしち - 風邪([[沖縄語/動詞文|初級6]])
*はなしち {{Ruby|掛|かか}}いん - 風邪をひく([[沖縄語/アーニ形|初級18]])
*{{Ruby|羽音|はにうとぅ}} - 羽音([[沖縄語/命令形|初級23]])
*はぶ - 蛇。基本的にハブの事を言う([[沖縄語/動詞文|初級6]])
*〜{{Ruby|方|はら}} - 〜方、〜方面([[沖縄語/形容詞文の否定文|初級10]])
===ひ===
*〜びけーん - 〜だけ([[沖縄語/名詞文の否定文|初級3]])
*{{Ruby|別|びち}} - 別、ほか([[沖縄語/動詞文|初級6]])
===ふ===
*{{Ruby|降|ふ}}いん - 降る([[沖縄語/連体形|初級12]])
*{{Ruby|日|ふぃー}} - 日([[沖縄語/連用形|初級13]])
*{{Ruby|左|ふぃじゃい}} - 左([[沖縄語/動詞文|初級6]])
*{{Ruby|弾|ふぃ}}ちゅん - (楽器を)弾く([[沖縄語/動詞文の否定文|初級14]])
*{{Ruby|暇|ふぃま}} - 暇([[沖縄語/志向形|初級21]])
*{{Ruby|南|ふぇー}} - 南([[沖縄語/形容詞文の否定文|初級10]])
*{{Ruby|早|ふぇー}}さん - 早い([[沖縄語/連用形|初級13]])
*{{Ruby|外|ふか}} - 外([[沖縄語/形容詞の否定疑問文|初級11]])
*〜ぶさん - 〜したい([[沖縄語/禁止|初級23]])
*{{Ruby|星|ふし}} - 星([[沖縄語/オーン形|初級20]])
*ふとぅきー - 人形([[沖縄語/禁止|初級23]])
*ふどぅ - 身長、背丈([[沖縄語/連体形|初級12]])
*{{Ruby|冬|ふゆ}} - 冬([[沖縄語/形容詞文の否定文|初級10]])
*{{Ruby|分|ぶん}} - 分。分け前、取り分、分量([[沖縄語/準備・放置「-oocuN」|初級26]])
*{{Ruby|本当|ふんとー}} - 本当([[沖縄語/禁止|初級23]])
===へ===
===ほ===
*{{Ruby|帽子|ぼーし}} - 帽子([[沖縄語/比較|初級25]])
*{{Ruby|鳩|ほーとぅ}} - 鳩([[沖縄語/オーン形|初級20]])
==マ行==
===ま===
*まー - どこ(疑問詞)([[沖縄語/動詞文の疑問文|初級7]])
*まーがな - どこか([[沖縄語/動詞の否定疑問文|初級15]])
*まーすん - 亡くなる([[沖縄語/動詞文|初級6]])
*まーだ - まだ([[沖縄語/オーン形|初級20]])
*まぎさん - 大きい([[沖縄語/形容詞文の疑問文|初級9]])
*まじ - まず、はじめに([[沖縄語/動詞文|初級6]])
*まじゅん - 一緒に([[沖縄語/志向形|初級21]])
*〜までぃ - 〜まで(助詞)([[沖縄語/形容詞のティ形|初級17]])
*{{Ruby|猫|まやー}} - 猫([[沖縄語/形容詞文|初級8]])
*まやーじくく - ミミズク([[沖縄語/命令形|初級23]])
===み===
*{{Ruby|見|み}}ーん - 見える([[沖縄語/動詞文の否定文|初級14]])
*{{Ruby|見|み}}ーあちーん - 見つけ出す([[沖縄語/動詞文|初級6]])
*{{Ruby|巡|みぐ}}いん - 巡る、回る([[沖縄語/否定疑問文の勧誘・命令|初級22]])
*{{Ruby|水|みじ}} - 水([[沖縄語/動詞文|初級6]])
*{{Ruby|珍|みじら}}さん - 珍しい([[沖縄語/連用形|初級13]])
===む===
*{{Ruby|難|むちか}}さん - 難しい([[沖縄語/連用形|初級13]])
*{{Ruby|持|む}}ちゅん - 持つ([[沖縄語/連用形|初級13]])
*{{Ruby|物|むぬ}} - 物、ごはん([[沖縄語/動詞のティ形|初級16]])
===め===
*{{Ruby|毎日|めーにち}} - 毎日([[沖縄語/形容詞のティ形|初級17]])
===も===
==ヤ行==
===や===
*〜や - 〜は(主格を表す助詞)([[沖縄語/名詞文|初級1]])
*〜やー - 〜ね(終助詞)([[沖縄語/名詞文|初級1]])
*{{Ruby|家|やー}} - 家([[沖縄語/連用形|初級13]])
*<sup>っ</sup>やー - お前(二人称)([[沖縄語/名詞文|初級1]])
*やーさん - 空腹である([[沖縄語/連用形|初級13]])
*〜やか - 〜より([[沖縄語/形容詞文の疑問文|初級9]])
*{{Ruby|休|やし}}み - 休み([[沖縄語/動詞文の否定文|初級14]])
*{{Ruby|安|やっ}}さん - (値段が)安い([[沖縄語/形容詞の否定疑問文|初級11]])
*{{Ruby|山|やま}} - 山([[沖縄語/形容詞の否定疑問文|初級11]])
*{{Ruby|大和|やまとぅ}} - 沖縄県以外の日本、内地([[沖縄語/名詞文|初級1]])
*〜やん/やいびーん - 〜だ/です([[沖縄語/名詞文|初級1]])
===ゆ===
*{{Ruby|夕飯|ゆーばん}} - 夜ごはん([[沖縄語/動詞のティ形|初級16]])
*ゆくいん - 休む([[沖縄語/動詞文|初級6]])
*ゆたさるぐとぅ うにげーさびら - よろしくおねがいします([[沖縄語/名詞文|初級1]])
*ゆたさん - 良い([[沖縄語/連用形|初級13]])
*ゆたしく うにげーさびら - よろしくお願いします([[沖縄語/名詞文の疑問文|初級2]])
*{{Ruby|雪|ゆち}} - 雪([[沖縄語/連体形|初級12]])
*{{Ruby|呼|ゆ}}ぶん - 呼ぶ([[沖縄語/動詞の否定疑問文|初級15]])
*{{Ruby|読|ゆ}}むん - 読む([[沖縄語/動詞文の否定文|初級14]])
*<sup>っ</sup>ゆん - 言う([[沖縄語/形容詞文|初級8]])
===よ===
*〜よー - 〜ね(聞き手への訴えを表す終助詞)([[沖縄語/依頼表現|初級19]])
==ラ行==
===ら===
===り===
===る===
*{{Ruby|琉球|るーちゅー}} - 琉球([[沖縄語/指示語|初級4]])
*{{Ruby|六月|るくぐゎち}} - 6月([[沖縄語/名詞文の疑問文|初級2]])
===れ===
===ろ===
*{{Ruby|両方|ろーほー}} - 両方([[沖縄語/比較|初級25]])
==ワ行==
===わ===
*わー - 私の([[沖縄語/名詞文|初級1]])
*{{Ruby|豚|<sup>っ</sup>わー}} - 豚([[沖縄語/動詞文|初級6]])
*{{Ruby|分|わ}}かいん - 分かる([[沖縄語/動詞文の否定文|初級14]])
*{{Ruby|渡|わた}}すん - 渡す([[沖縄語/動詞文|初級6]])
*わっさいびーたん - ごめんなさい([[沖縄語/名詞文の否定疑問文|初級5]])
*わったー - 私たち、私の([[沖縄語/名詞文|初級1]])
*{{Ruby|童|わらび}} - 子供([[沖縄語/オーン形|初級20]])
*わん - 私([[沖縄語/名詞文|初級1]])
===ゐ===
*{{Ruby|上|<sup>っ</sup>ゐー}} - 上([[沖縄語/動詞文|初級6]])
*{{Ruby|泳|ゐー}}じゅん - 泳ぐ([[沖縄語/連体形|初級12]])
===ゑ===
*<sup>っ</sup>ゑんちゅ - ネズミ([[沖縄語/名詞文の否定疑問文|初級5]])
===を===
===ん===
*〜ん - 【助詞】〜も([[沖縄語/名詞文の疑問文|初級2]])
*<sup>っ</sup>んじーん - 出る([[沖縄語/連用形|初級13]])
*んーじゅん - 見る、観る([[沖縄語/動詞文|初級6]])
*〜んかい - 【助詞】〜に([[沖縄語/動詞文|初級6]])
*んでー - など([[沖縄語/形容詞文|初級8]])
*〜んでぃ - 〜と(引用を表す助詞)([[沖縄語/形容詞文|初級8]])
*{{Ruby|皆|んな}} - 皆([[沖縄語/アーニ形|初級18]])
*<sup>っ</sup>んま - そこ、ここ([[沖縄語/指示語|初級4]])
*{{Ruby|生|<sup>っ</sup>ん}}まり - 生まれ([[沖縄語/名詞文の疑問文|初級2]])
*{{Ruby|生|<sup>っ</sup>ん}}まり{{Ruby|島|じま}} - 故郷([[沖縄語/名詞文|初級1]])
m2k1xzriarltvwjvh98bdp7e2141hzg
沖縄語/名詞文の否定疑問文
0
46352
299031
283627
2026-05-02T08:33:18Z
さきじょーぐー
89135
/* 例文 */
299031
wikitext
text/x-wiki
==例文==
大城さんが金城さんに以下の写真を見せてヤマビスカッチャについて話しています。
[[File:Rodent on a rock in South America-8.jpg|ヤマビスカッチャ]]
{{small|ヤマビスカッチャ}}
{|
!話し手
!{{Ruby|沖縄口|うちなーぐち}}
!{{Ruby|大和口|やまとぅぐち}}
|-
|{{Ruby|大城|うふぐしく}}
|ヤマビスカッチャー{{Ruby|兎|うさじぇ}}ーあらん。
|ヤマビスカッチャはウサギではない。
|-
|{{Ruby|金城|かなぐしく}}
|ヤマビスカッチャ……?
|ヤマビスカッチャ……?
|-
|
|わっさいびーたん。
|ごめんなさい。
|-
|
|ヤマビスカッチャーぬーやあらんが?
|ヤマビスカッチャは何ではないの?
|-
|{{Ruby|大城|うふぐしく}}
|ヤマビスカッチャー{{Ruby|兎|うさじぇ}}ーあらん。
|ヤマビスカッチャはウサギではない。
|-
|{{Ruby|金城|かなぐしく}}
|あぎじゃびよい。
|えっ。
|-
|
|ヤマビスカッチャー{{Ruby|兎|うさじぇ}}ーあらに?
|ヤマビスカッチャはウサギではないの?
|-
|{{Ruby|大城|うふぐしく}}
|いぃーいぃー。
|うん。
|-
|
|<sup>っ</sup>ゑんちゅぬ{{Ruby|組|くみ}}やん。
|ネズミの仲間だ。
|}
==単語==
*{{Ruby|兎|うさじ}} - ウサギ
*わっさいびーたん - ごめんなさい
*あぎじゃびよい - えっ、ええーっ(驚きを表す感動詞)
*<sup>っ</sup>ゑんちゅ - ネズミ
*{{Ruby|組|くみ}} - 組、仲間
*{{Ruby|鳥|とぅい}} - 鳥
==文法==
===名詞文の否定の肯否疑問文===
普通体では「あらん」を「あらに」にして、ビーン体では「あいびらん」を「あいびらに」にして表します。
{|
|ヤマビスカッチャー{{Ruby|兎|うさじぇ}}ー'''あらに'''?
|ヤマビスカッチャはウサギでは'''ないの'''?
|-
|カモノハシェー{{Ruby|鳥|とぅえ}}ー'''あいびらに'''?
|カモノハシは鳥ではないの?
|}
===名詞文の否定の疑問詞疑問文===
普通体では「あらん」を「あらんが」にして、ビーン体では「あいびらん」を「あいびらが」にして表します。
{|
|ヤマビスカッチャーぬーや'''あらんが'''?
|ヤマビスカッチャは何では'''ないの'''?
|-
|カモノハシェーぬーや'''あいびらが'''?
|カモノハシは何では'''ないのですか'''?
|}
===否定の肯否疑問文に対する答え方===
否定の肯否疑問文へのyes・noの答え方は日本語と沖縄語では逆になります。
*質問内容と返答内容が一致する場合
**【日本語】(例)「ウサギではないの」と聞かれて「うさぎではない」場合 → 「うん」(肯定)
**【沖縄語】(例)「{{Ruby|兎|うさじぇ}}ーあらに」と聞かれて「{{Ruby|兎|うさじぇ}}ーあらん」の場合 → 「いぃーいぃー」(否定)
*質問内容と返答が一致しない場合
**【日本語】「兎ではないの」と聞かれて「兎である」場合 → 「ううん」(否定)
**【沖縄語】「{{Ruby|兎|うさじぇ}}ーあらに」と聞かれて「{{Ruby|兎|うさじ}}やん」の場合 → 「いー」(肯定)
日本語でも、勧誘の意味で「〜しませんか」と聞かれた時に「はい。します」、「いいえ、しません」と答えますよね。沖縄語では全ての否定疑問文でこの答え方をします。
{|
|ヤマビスカッチャー{{Ruby|兎|うさじぇ}}ーあらに?
|ヤマビスカッチャはウサギではないの?
|-
|いぃーいぃー。<sup>っ</sup>ゑんちゅぬ{{Ruby|組|くみ}}やん。
|うん。ネズミの仲間だ。
|}
==練習問題==
(1)次の文章を沖縄語に訳しなさい。<br/>
1:泡盛は焼酎ではないの? ー うん、焼酎ではない。<br/>
2:比嘉さんは先生ではないのですか? ー いいえ、先生です。
(2)次の文章を沖縄語に訳しなさい<br/>
1:ウォッカは何ではないの?<br/>
2:大城さんは何ではないのですか?
==練習問題解答==
(1)次の文章を沖縄語に訳しなさい。<br/>
1:{{Ruby|泡盛|あーむえ}}ー{{Ruby|焼酎|しょーちゅー}}やあらに? ー いぃーいぃー、{{Ruby|焼酎|しょーちゅー}}やあらん。<br/>
2:{{Ruby|比嘉|ふぃじゃ}}さのー{{Ruby|先生|しんしー}}やあいびらに? ー うー、{{Ruby|先生|しんしー}}やいびーん。
(2)次の文章を沖縄語に訳しなさい<br/>
1:ウォッカー{{Ruby|何|ぬー}}やあらんが?<br/>
2:{{Ruby|大城|うふぐしく}}さのー{{Ruby|何|ぬー}}やあいびらが?
l76h8w7usj45jh5awip8e4o66a0k7sm
沖縄語/準備・放置「-oocuN」
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さきじょーぐー
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oocuN編集
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wikitext
text/x-wiki
==例文==
ネオパークオキナワから帰った次の日、大城さんと金城さんがラインで話しています。
{|
!話し手
!{{Ruby|沖縄口|うちなーぐち}}
!{{Ruby|大和口|やまとぅぐち}}
|-
|{{Ruby|大城|うふぐしく}}
|{{Ruby|昨日|ちぬー}}ぬ{{Ruby|写真|さしん}}ラインぬアルバムんかい{{Ruby|入|いり}}とーちゅさ。
|昨日の写真をラインのアルバムに入れておくよ。
|-
|{{Ruby|金城|かなぐしく}}
|にふぇーどー。
|ありがとう。
|-
|{{Ruby|大城|うふぐしく}}
|{{Ruby|気入|ちーい}}りぬスナネコぬ{{Ruby|写真|さしん}}{{Ruby|印刷|いんさつ}}っし、ストラップすんでぃちやしが、{{Ruby|金城|かなぐしく}}さぬん{{Ruby|要|い}}ーみ?
|お気に入りのスナネコの写真を印刷して、ストラップにするつもりだけど、金城さんも要る?
|-
|{{Ruby|金城|かなぐしく}}
|いー。にふぇーどー。
|うん。ありがとう。
|-
|{{Ruby|大城|うふぐしく}}
|しまびーさ。
|どういたしまして。
|-
|
|あんしぇー、{{Ruby|五十嵐|いからし}}さんぬ{{Ruby|分|ぶぬ}}ん{{Ruby|作|ちゅく}}とーかうぅー。
|それなら、五十嵐さんの分も作っておこう。
|}
==単語==
*{{Ruby|気入|ちーい}}り - お気に入り
*〜でぃち - (〜する)つもり
*{{Ruby|要|い}}ーん - 要る(特殊なラ行動詞で、ティ形は「{{Ruby|要|い}}っち」)
*{{Ruby|分|ぶん}} - 分。分け前、取り分、分量
*{{Ruby|置|う}}ちゅん - 置く
*しまびーさ、ちけーねーんさ - どういたしまして
==文法==
===「-oocuN」===
「〜しておく」は[[沖縄語/動詞のティ形#ティ形|ティ形]]と「{{Ruby|置|う}}ちゅん」が合体した形である「-oocuN」で表します。「-oocuN」はティ形の語尾の-iを-oocuNに変えて作ります。
;ナ行動詞
::しじ/siz'''i'''/(死んで) → しじょーちゅん/sizj'''oocuN'''/(死んでおく)
;マ行動詞
::ゆでぃ/jud'''i'''/(読んで) → ゆどーちゅん/jud'''oocuN'''/(読んでおく)
;バ行動詞
::とぅでぃ/tud'''i'''/(飛んで) → とぅどーちゅん/tud'''oocuN'''/(飛んでおく)
;サ行動詞
::さち/sac'''i'''/(刺して) → さちょーちゅん/sac'''oocuN'''/(刺しておく)
;カ行動詞
::かち/kac'''i'''/(書いて) → かちょーちゅん/kac'''oocuN'''/(書いておく)
;タ行動詞
::かっち/kaQc'''i'''/(勝って) → かっちょーちゅん/kaQc'''oocuN'''/(勝っておく)
;ガ行動詞
::ぬじ/nuz'''i'''/(脱いで) → ぬじょーちゅん/nuzj'''oocuN'''/(脱いでおく)
;ダ行動詞
::にんてぃ/niNt'''i'''/(寝て) → にんとーちゅん/niNt'''oocuN'''/(寝ておく)
::※例外:んーち/N:c'''i'''/(見て) → んーちょーちゅん/N:c'''oocuN'''/
;ラ行動詞
::うきてぃ/ukit'''i'''/(起きて) → うきとーちゅん/ukit'''oocuN'''/(起きておく)
;不規則動詞
::っし/Qs'''i'''/(して) → そーちゅん/s'''o:cuN'''/(しておく)
::んじ/Nz'''i'''/(行って) → んじょーちゅん/Nzj'''oocuN'''/(行っておく)
::っち/Qc'''i'''/(来て) → ちょーちゅん/c'''oocuN'''/(来ておく)
::いち/ic'''i'''/(言って) → いちょーちゅん/ic'''oocuN'''/(言っておく)
「-oocuN」はティ形と「{{Ruby|置|う}}ちゅん」が合体したものですが、特殊な活用をします。
*ビーン体 - ゆどーちゃびーん/jud'''oocabiiN'''/
*否定形 - ゆでー うかん/jud'''ee ukaN'''/(《ティ形》+格助詞や+うかん)
*連用形 - ゆどーち/jud'''ooci'''/
*ティ形 - ゆどーてぃ/jud'''ooti'''/
*命令形1 - ゆどーき/jud'''ooki'''/
*命令形2 - ゆどーけー/jud'''ookee'''/
*[[沖縄語/動詞の過去形|過去形]] - ゆどーちゃん/jud'''oocaN'''/
沖縄語の「-oocuN」は日本語の「〜しておく」と同じ使い方で、準備・放置といった意味を表します。
{|
|{{Ruby|昨日|ちぬー}}ぬ{{Ruby|写真|さしん}}ラインぬアルバムんかい'''{{Ruby|入|いり}}とーちゅん'''。
|昨日の写真をラインのアルバムに'''入れておく"'。
|}
===「でぃち」===
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2026-05-02T07:27:45Z
さきじょーぐー
89135
299010
wikitext
text/x-wiki
==例文==
ネオパークオキナワから帰った次の日、大城さんと金城さんがラインで話しています。
{|
!話し手
!{{Ruby|沖縄口|うちなーぐち}}
!{{Ruby|大和口|やまとぅぐち}}
|-
|{{Ruby|大城|うふぐしく}}
|{{Ruby|昨日|ちぬー}}ぬ{{Ruby|写真|さしん}}ラインぬアルバムんかい{{Ruby|入|いり}}とーちゅさ。
|昨日の写真をラインのアルバムに入れておくよ。
|-
|{{Ruby|金城|かなぐしく}}
|にふぇーどー。
|ありがとう。
|-
|{{Ruby|大城|うふぐしく}}
|{{Ruby|気入|ちーい}}りぬスナネコぬ{{Ruby|写真|さしん}}{{Ruby|印刷|いんさつ}}っし、ストラップすんでぃちやしが、{{Ruby|金城|かなぐしく}}さぬん{{Ruby|要|い}}ーみ?
|お気に入りのスナネコの写真を印刷して、ストラップにするつもりだけど、金城さんも要る?
|-
|{{Ruby|金城|かなぐしく}}
|いー。にふぇーどー。
|うん。ありがとう。
|-
|{{Ruby|大城|うふぐしく}}
|しまびーさ。
|どういたしまして。
|-
|
|あんしぇー、{{Ruby|五十嵐|いからし}}さんぬ{{Ruby|分|ぶぬ}}ん{{Ruby|作|ちゅく}}とーかうぅー。
|それなら、五十嵐さんの分も作っておこう。
|}
==単語==
*{{Ruby|気入|ちーい}}り - お気に入り
*〜でぃち - (〜する)つもり
*{{Ruby|要|い}}ーん - 要る(特殊なラ行動詞で、ティ形は「{{Ruby|要|い}}っち」)
*{{Ruby|分|ぶん}} - 分。分け前、取り分、分量
*{{Ruby|置|う}}ちゅん - 置く
*しまびーさ、ちけーねーんさ - どういたしまして
==文法==
===「-oocuN」===
「〜しておく」は[[沖縄語/動詞のティ形#ティ形|ティ形]]と「{{Ruby|置|う}}ちゅん」が合体した形である「-oocuN」で表します。「-oocuN」はティ形の語尾の-iを-oocuNに変えて作ります。
;ナ行動詞
::しじ/siz'''i'''/(死んで) → しじょーちゅん/sizj'''oocuN'''/(死んでおく)
;マ行動詞
::ゆでぃ/jud'''i'''/(読んで) → ゆどーちゅん/jud'''oocuN'''/(読んでおく)
;バ行動詞
::とぅでぃ/tud'''i'''/(飛んで) → とぅどーちゅん/tud'''oocuN'''/(飛んでおく)
;サ行動詞
::さち/sac'''i'''/(刺して) → さちょーちゅん/sac'''oocuN'''/(刺しておく)
;カ行動詞
::かち/kac'''i'''/(書いて) → かちょーちゅん/kac'''oocuN'''/(書いておく)
;タ行動詞
::かっち/kaQc'''i'''/(勝って) → かっちょーちゅん/kaQc'''oocuN'''/(勝っておく)
;ガ行動詞
::ぬじ/nuz'''i'''/(脱いで) → ぬじょーちゅん/nuzj'''oocuN'''/(脱いでおく)
;ダ行動詞
::にんてぃ/niNt'''i'''/(寝て) → にんとーちゅん/niNt'''oocuN'''/(寝ておく)
::※例外:んーち/N:c'''i'''/(見て) → んーちょーちゅん/N:c'''oocuN'''/
;ラ行動詞
::うきてぃ/ukit'''i'''/(起きて) → うきとーちゅん/ukit'''oocuN'''/(起きておく)
;不規則動詞
::っし/Qs'''i'''/(して) → そーちゅん/s'''o:cuN'''/(しておく)
::んじ/Nz'''i'''/(行って) → んじょーちゅん/Nzj'''oocuN'''/(行っておく)
::っち/Qc'''i'''/(来て) → ちょーちゅん/c'''oocuN'''/(来ておく)
::いち/ic'''i'''/(言って) → いちょーちゅん/ic'''oocuN'''/(言っておく)
「-oocuN」はティ形と「{{Ruby|置|う}}ちゅん」が合体したものですが、特殊な活用をします。
*ビーン体 - ゆどーちゃびーん/jud'''oocabiiN'''/
*否定形 - ゆでー うかん/jud'''ee ukaN'''/(《ティ形》+格助詞や+うかん)
*連用形 - ゆどーち/jud'''ooci'''/
*ティ形 - ゆどーてぃ/jud'''ooti'''/
*命令形1 - ゆどーき/jud'''ooki'''/
*命令形2 - ゆどーけー/jud'''ookee'''/
*[[沖縄語/動詞の過去形|過去形]] - ゆどーちゃん/jud'''oocaN'''/
沖縄語の「-oocuN」は日本語の「〜しておく」と同じ使い方で、準備・放置といった意味を表します。
{|
|{{Ruby|昨日|ちぬー}}ぬ{{Ruby|写真|さしん}}ラインぬアルバムんかい'''{{Ruby|入|いり}}とーちゅん'''。
|昨日の写真をラインのアルバムに'''入れておく'''。
|}
===「でぃち」===
「でぃち」は動詞の原形につき、「〜(する)つもり」という意味を表します。
{|
|{{Ruby|気入|ちーい}}りぬスナネコぬ{{Ruby|写真|さしん}}{{Ruby|印刷|いんさつ}}っし、ストラップすん'''でぃち'''やしが、{{Ruby|金城|かなぐしく}}さぬん{{Ruby|要|い}}ーみ?
|お気に入りのスナネコの写真を印刷して、ストラップにする'''つもり'''だけど、金城さんも要る?
|-
|{{Ruby|明日|あちゃー}}や{{Ruby|6時|るくじ}}に{{Ruby|起|う}}きーん'''でぃち'''やいびーん。
|明日は6時に起きる'''つもり'''です。
|}
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2026-05-02T07:47:47Z
さきじょーぐー
89135
練習問題作成
299015
wikitext
text/x-wiki
==例文==
ネオパークオキナワから帰った次の日、大城さんと金城さんがラインで話しています。
{|
!話し手
!{{Ruby|沖縄口|うちなーぐち}}
!{{Ruby|大和口|やまとぅぐち}}
|-
|{{Ruby|大城|うふぐしく}}
|{{Ruby|昨日|ちぬー}}ぬ{{Ruby|写真|さしん}}ラインぬアルバムんかい{{Ruby|入|いり}}とーちゅさ。
|昨日の写真をラインのアルバムに入れておくよ。
|-
|{{Ruby|金城|かなぐしく}}
|にふぇーどー。
|ありがとう。
|-
|{{Ruby|大城|うふぐしく}}
|{{Ruby|気入|ちーい}}りぬスナネコぬ{{Ruby|写真|さしん}}{{Ruby|印刷|いんさつ}}っし、ストラップすんでぃちやしが、{{Ruby|金城|かなぐしく}}さぬん{{Ruby|要|い}}ーみ?
|お気に入りのスナネコの写真を印刷して、ストラップにするつもりだけど、金城さんも要る?
|-
|{{Ruby|金城|かなぐしく}}
|いー。にふぇーどー。
|うん。ありがとう。
|-
|{{Ruby|大城|うふぐしく}}
|しまびーさ。
|どういたしまして。
|-
|
|あんしぇー、{{Ruby|五十嵐|いからし}}さんぬ{{Ruby|分|ぶぬ}}ん{{Ruby|作|ちゅく}}とーかうぅー。
|それなら、五十嵐さんの分も作っておこう。
|}
==単語==
*{{Ruby|気入|ちーい}}り - お気に入り
*〜でぃち - (〜する)つもり
*{{Ruby|要|い}}ーん - 要る(特殊なラ行動詞で、ティ形は「{{Ruby|要|い}}っち」)
*{{Ruby|分|ぶん}} - 分。分け前、取り分、分量
*{{Ruby|置|う}}ちゅん - 置く
*しまびーさ、ちけーねーんさ - どういたしまして
==文法==
===「-oocuN」===
「〜しておく」は[[沖縄語/動詞のティ形#ティ形|ティ形]]と「{{Ruby|置|う}}ちゅん」が合体した形である「-oocuN」で表します。「-oocuN」はティ形の語尾の-iを-oocuNに変えて作ります。
;ナ行動詞
::しじ/siz'''i'''/(死んで) → しじょーちゅん/sizj'''oocuN'''/(死んでおく)
;マ行動詞
::ゆでぃ/jud'''i'''/(読んで) → ゆどーちゅん/jud'''oocuN'''/(読んでおく)
;バ行動詞
::とぅでぃ/tud'''i'''/(飛んで) → とぅどーちゅん/tud'''oocuN'''/(飛んでおく)
;サ行動詞
::さち/sac'''i'''/(刺して) → さちょーちゅん/sac'''oocuN'''/(刺しておく)
;カ行動詞
::かち/kac'''i'''/(書いて) → かちょーちゅん/kac'''oocuN'''/(書いておく)
;タ行動詞
::かっち/kaQc'''i'''/(勝って) → かっちょーちゅん/kaQc'''oocuN'''/(勝っておく)
;ガ行動詞
::ぬじ/nuz'''i'''/(脱いで) → ぬじょーちゅん/nuzj'''oocuN'''/(脱いでおく)
;ダ行動詞
::にんてぃ/niNt'''i'''/(寝て) → にんとーちゅん/niNt'''oocuN'''/(寝ておく)
::※例外:んーち/N:c'''i'''/(見て) → んーちょーちゅん/N:c'''oocuN'''/
;ラ行動詞
::うきてぃ/ukit'''i'''/(起きて) → うきとーちゅん/ukit'''oocuN'''/(起きておく)
;不規則動詞
::っし/Qs'''i'''/(して) → そーちゅん/s'''o:cuN'''/(しておく)
::んじ/Nz'''i'''/(行って) → んじょーちゅん/Nzj'''oocuN'''/(行っておく)
::っち/Qc'''i'''/(来て) → ちょーちゅん/c'''oocuN'''/(来ておく)
::いち/ic'''i'''/(言って) → いちょーちゅん/ic'''oocuN'''/(言っておく)
「-oocuN」はティ形と「{{Ruby|置|う}}ちゅん」が合体したものですが、特殊な活用をします。
*ビーン体 - ゆどーちゃびーん/jud'''oocabiiN'''/
*否定形 - ゆでー うかん/jud'''ee ukaN'''/(《ティ形》+格助詞や+うかん)
*連用形 - ゆどーち/jud'''ooci'''/
*ティ形 - ゆどーてぃ/jud'''ooti'''/
*命令形1 - ゆどーき/jud'''ooki'''/
*命令形2 - ゆどーけー/jud'''ookee'''/
*[[沖縄語/動詞の過去形|過去形]] - ゆどーちゃん/jud'''oocaN'''/
沖縄語の「-oocuN」は日本語の「〜しておく」と同じ使い方で、準備・放置といった意味を表します。
{|
|{{Ruby|昨日|ちぬー}}ぬ{{Ruby|写真|さしん}}ラインぬアルバムんかい'''{{Ruby|入|いり}}とーちゅん'''。
|昨日の写真をラインのアルバムに'''入れておく'''。
|}
===「でぃち」===
「でぃち」は動詞の原形につき、「〜(する)つもり」という意味を表します。
{|
|{{Ruby|気入|ちーい}}りぬスナネコぬ{{Ruby|写真|さしん}}{{Ruby|印刷|いんさつ}}っし、ストラップすん'''でぃち'''やしが、{{Ruby|金城|かなぐしく}}さぬん{{Ruby|要|い}}ーみ?
|お気に入りのスナネコの写真を印刷して、ストラップにする'''つもり'''だけど、金城さんも要る?
|-
|{{Ruby|明日|あちゃー}}や{{Ruby|6時|るくじ}}に{{Ruby|起|う}}きーん'''でぃち'''やいびーん。
|明日は6時に起きる'''つもり'''です。
|}
==練習問題==
(1)次の動詞をoocuNの形の原形普通体で表しなさい。<br/>
1:すん<br/>
2:ちゅーん<br/>
3:いちゅん<br/>
4:<sup>っ</sup>ゆん、いーん
(2)次の動詞をoocuNの形の原形ビーン体で表しなさい。<br/>
1:{{Ruby|死|し}}ぬん<br/>
2:{{Ruby|読|ゆ}}むん<br/>
3:{{Ruby|飛|とぅ}}ぶん<br/>
4:{{Ruby|刺|さ}}すん
(3)次の動詞をoocuNの形の否定形普通体で表しなさい。<br/>
1:{{Ruby|書|か}}ちゅん<br/>
2:{{Ruby|勝|か}}ちゅん<br/>
3:{{Ruby|脱|ぬ}}じゅん<br/>
4:{{Ruby|寝|にん}}じゅん
(4)次の動詞をoocuNの形のティ形で表しなさい。<br/>
1:んーじゅん<br/>
2:{{Ruby|取|とぅ}}いん<br/>
3:{{Ruby|入|い}}ーん<br/>
(5)次の動詞をoocuNの形の連用形で表しなさい。<br/>
1:{{Ruby|入|い}}りーん<br/>
2:{{Ruby|着|ち}}ーん<br/>
3:{{Ruby|切|ち}}ーん
(6)次の動詞をoocuNの形の命令形(2つ)で表しなさい。<br/>
1:{{Ruby|蹴|き}}ーん<br/>
2:いぃーん<br/>
3:{{Ruby|知|し}}ーん
(7)次の文章を沖縄語に訳しなさい。<br/>
1:私は家に帰るつもりです。<br/>
2:私は大学に行くつもりです。
(8)次の文章を日本語に訳しなさい。<br/>
1:わんねー あさばん かどーちゅん でぃち やいびーん。<br/>
2:しぬん でぃち っし いちゅん。
==練習問題解答==
(1)次の動詞をoocuNの形の原形普通体で表しなさい。<br/>
1:そーちゅん<br/>
2:ちょーちゅん<br/>
3:んじょーちゅん<br/>
4:いちょーちゅん
(2)次の動詞をoocuNの形の原形ビーン体で表しなさい。<br/>
1:{{Ruby|死|し}}じょーちゃびーん<br/>
2:{{Ruby|読|ゆ}}どーちゃびーん<br/>
3:{{Ruby|飛|とぅ}}どーちゃびーん<br/>
4:{{Ruby|刺|さ}}ちょーちゃびーん
(3)次の動詞をoocuNの形の否定形普通体で表しなさい。<br/>
1:{{Ruby|書|か}}ちぇー うかん<br/>
2:{{Ruby|勝|か}}っちぇー うかん<br/>
3:{{Ruby|脱|ぬ}}じぇー うかん<br/>
4:{{Ruby|寝|にん}}てー うかん
(4)次の動詞をoocuNの形のティ形で表しなさい。<br/>
1:んーちょーてぃ<br/>
2:{{Ruby|取|とぅ}}とーてぃ<br/>
3:{{Ruby|入|い}}っちょーてぃ<br/>
(5)次の動詞をoocuNの形の連用形で表しなさい。<br/>
1:{{Ruby|入|い}}っとーち<br/>
2:{{Ruby|着|ち}}ちょーち<br/>
3:{{Ruby|切|ち}}っちょーち
(6)次の動詞をoocuNの形の命令形(2つ)で表しなさい。<br/>
1:{{Ruby|蹴|き}}っちょーき、{{Ruby|蹴|き}}っちょーけー<br/>
2:いぃーとーき、いぃとーけー<br/>
3:{{Ruby|知|し}}っちょーき、{{Ruby|知|し}}っちょーけー
(7)次の文章を沖縄語に訳しなさい。<br/>
1:わんねー {{Ruby|家|やー}}んかい {{Ruby|帰|けー}}いんでぃち やいびーん。<br/>
2:わんねー {{Ruby|大学|だいがく}}んかい いちゅんでぃち やいびーん。
(8)次の文章を日本語に訳しなさい。<br/>
1:私は昼ご飯を食べておくつもりです。<br/>
2:死ぬつもりで行く。
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299016
299015
2026-05-02T07:48:24Z
さきじょーぐー
89135
/* 準備・放置「-oocuN」 */
299016
wikitext
text/x-wiki
==例文==
ネオパークオキナワから帰った次の日、大城さんと金城さんがラインで話しています。
{|
!話し手
!{{Ruby|沖縄口|うちなーぐち}}
!{{Ruby|大和口|やまとぅぐち}}
|-
|{{Ruby|大城|うふぐしく}}
|{{Ruby|昨日|ちぬー}}ぬ{{Ruby|写真|さしん}}ラインぬアルバムんかい{{Ruby|入|いり}}とーちゅさ。
|昨日の写真をラインのアルバムに入れておくよ。
|-
|{{Ruby|金城|かなぐしく}}
|にふぇーどー。
|ありがとう。
|-
|{{Ruby|大城|うふぐしく}}
|{{Ruby|気入|ちーい}}りぬスナネコぬ{{Ruby|写真|さしん}}{{Ruby|印刷|いんさつ}}っし、ストラップすんでぃちやしが、{{Ruby|金城|かなぐしく}}さぬん{{Ruby|要|い}}ーみ?
|お気に入りのスナネコの写真を印刷して、ストラップにするつもりだけど、金城さんも要る?
|-
|{{Ruby|金城|かなぐしく}}
|いー。にふぇーどー。
|うん。ありがとう。
|-
|{{Ruby|大城|うふぐしく}}
|しまびーさ。
|どういたしまして。
|-
|
|あんしぇー、{{Ruby|五十嵐|いからし}}さんぬ{{Ruby|分|ぶぬ}}ん{{Ruby|作|ちゅく}}とーかうぅー。
|それなら、五十嵐さんの分も作っておこう。
|}
==単語==
*{{Ruby|気入|ちーい}}り - お気に入り
*〜でぃち - (〜する)つもり
*{{Ruby|要|い}}ーん - 要る(特殊なラ行動詞で、ティ形は「{{Ruby|要|い}}っち」)
*{{Ruby|分|ぶん}} - 分。分け前、取り分、分量
*{{Ruby|置|う}}ちゅん - 置く
*しまびーさ、ちけーねーんさ - どういたしまして
==文法==
===準備・放置「-oocuN」===
「〜しておく」は[[沖縄語/動詞のティ形#ティ形|ティ形]]と「{{Ruby|置|う}}ちゅん」が合体した形である「-oocuN」で表します。「-oocuN」はティ形の語尾の-iを-oocuNに変えて作ります。
;ナ行動詞
::しじ/siz'''i'''/(死んで) → しじょーちゅん/sizj'''oocuN'''/(死んでおく)
;マ行動詞
::ゆでぃ/jud'''i'''/(読んで) → ゆどーちゅん/jud'''oocuN'''/(読んでおく)
;バ行動詞
::とぅでぃ/tud'''i'''/(飛んで) → とぅどーちゅん/tud'''oocuN'''/(飛んでおく)
;サ行動詞
::さち/sac'''i'''/(刺して) → さちょーちゅん/sac'''oocuN'''/(刺しておく)
;カ行動詞
::かち/kac'''i'''/(書いて) → かちょーちゅん/kac'''oocuN'''/(書いておく)
;タ行動詞
::かっち/kaQc'''i'''/(勝って) → かっちょーちゅん/kaQc'''oocuN'''/(勝っておく)
;ガ行動詞
::ぬじ/nuz'''i'''/(脱いで) → ぬじょーちゅん/nuzj'''oocuN'''/(脱いでおく)
;ダ行動詞
::にんてぃ/niNt'''i'''/(寝て) → にんとーちゅん/niNt'''oocuN'''/(寝ておく)
::※例外:んーち/N:c'''i'''/(見て) → んーちょーちゅん/N:c'''oocuN'''/
;ラ行動詞
::うきてぃ/ukit'''i'''/(起きて) → うきとーちゅん/ukit'''oocuN'''/(起きておく)
;不規則動詞
::っし/Qs'''i'''/(して) → そーちゅん/s'''o:cuN'''/(しておく)
::んじ/Nz'''i'''/(行って) → んじょーちゅん/Nzj'''oocuN'''/(行っておく)
::っち/Qc'''i'''/(来て) → ちょーちゅん/c'''oocuN'''/(来ておく)
::いち/ic'''i'''/(言って) → いちょーちゅん/ic'''oocuN'''/(言っておく)
「-oocuN」はティ形と「{{Ruby|置|う}}ちゅん」が合体したものですが、特殊な活用をします。
*ビーン体 - ゆどーちゃびーん/jud'''oocabiiN'''/
*否定形 - ゆでー うかん/jud'''ee ukaN'''/(《ティ形》+格助詞や+うかん)
*連用形 - ゆどーち/jud'''ooci'''/
*ティ形 - ゆどーてぃ/jud'''ooti'''/
*命令形1 - ゆどーき/jud'''ooki'''/
*命令形2 - ゆどーけー/jud'''ookee'''/
*[[沖縄語/動詞の過去形|過去形]] - ゆどーちゃん/jud'''oocaN'''/
沖縄語の「-oocuN」は日本語の「〜しておく」と同じ使い方で、準備・放置といった意味を表します。
{|
|{{Ruby|昨日|ちぬー}}ぬ{{Ruby|写真|さしん}}ラインぬアルバムんかい'''{{Ruby|入|いり}}とーちゅん'''。
|昨日の写真をラインのアルバムに'''入れておく'''。
|}
===「でぃち」===
「でぃち」は動詞の原形につき、「〜(する)つもり」という意味を表します。
{|
|{{Ruby|気入|ちーい}}りぬスナネコぬ{{Ruby|写真|さしん}}{{Ruby|印刷|いんさつ}}っし、ストラップすん'''でぃち'''やしが、{{Ruby|金城|かなぐしく}}さぬん{{Ruby|要|い}}ーみ?
|お気に入りのスナネコの写真を印刷して、ストラップにする'''つもり'''だけど、金城さんも要る?
|-
|{{Ruby|明日|あちゃー}}や{{Ruby|6時|るくじ}}に{{Ruby|起|う}}きーん'''でぃち'''やいびーん。
|明日は6時に起きる'''つもり'''です。
|}
==練習問題==
(1)次の動詞をoocuNの形の原形普通体で表しなさい。<br/>
1:すん<br/>
2:ちゅーん<br/>
3:いちゅん<br/>
4:<sup>っ</sup>ゆん、いーん
(2)次の動詞をoocuNの形の原形ビーン体で表しなさい。<br/>
1:{{Ruby|死|し}}ぬん<br/>
2:{{Ruby|読|ゆ}}むん<br/>
3:{{Ruby|飛|とぅ}}ぶん<br/>
4:{{Ruby|刺|さ}}すん
(3)次の動詞をoocuNの形の否定形普通体で表しなさい。<br/>
1:{{Ruby|書|か}}ちゅん<br/>
2:{{Ruby|勝|か}}ちゅん<br/>
3:{{Ruby|脱|ぬ}}じゅん<br/>
4:{{Ruby|寝|にん}}じゅん
(4)次の動詞をoocuNの形のティ形で表しなさい。<br/>
1:んーじゅん<br/>
2:{{Ruby|取|とぅ}}いん<br/>
3:{{Ruby|入|い}}ーん<br/>
(5)次の動詞をoocuNの形の連用形で表しなさい。<br/>
1:{{Ruby|入|い}}りーん<br/>
2:{{Ruby|着|ち}}ーん<br/>
3:{{Ruby|切|ち}}ーん
(6)次の動詞をoocuNの形の命令形(2つ)で表しなさい。<br/>
1:{{Ruby|蹴|き}}ーん<br/>
2:いぃーん<br/>
3:{{Ruby|知|し}}ーん
(7)次の文章を沖縄語に訳しなさい。<br/>
1:私は家に帰るつもりです。<br/>
2:私は大学に行くつもりです。
(8)次の文章を日本語に訳しなさい。<br/>
1:わんねー あさばん かどーちゅん でぃち やいびーん。<br/>
2:しぬん でぃち っし いちゅん。
==練習問題解答==
(1)次の動詞をoocuNの形の原形普通体で表しなさい。<br/>
1:そーちゅん<br/>
2:ちょーちゅん<br/>
3:んじょーちゅん<br/>
4:いちょーちゅん
(2)次の動詞をoocuNの形の原形ビーン体で表しなさい。<br/>
1:{{Ruby|死|し}}じょーちゃびーん<br/>
2:{{Ruby|読|ゆ}}どーちゃびーん<br/>
3:{{Ruby|飛|とぅ}}どーちゃびーん<br/>
4:{{Ruby|刺|さ}}ちょーちゃびーん
(3)次の動詞をoocuNの形の否定形普通体で表しなさい。<br/>
1:{{Ruby|書|か}}ちぇー うかん<br/>
2:{{Ruby|勝|か}}っちぇー うかん<br/>
3:{{Ruby|脱|ぬ}}じぇー うかん<br/>
4:{{Ruby|寝|にん}}てー うかん
(4)次の動詞をoocuNの形のティ形で表しなさい。<br/>
1:んーちょーてぃ<br/>
2:{{Ruby|取|とぅ}}とーてぃ<br/>
3:{{Ruby|入|い}}っちょーてぃ<br/>
(5)次の動詞をoocuNの形の連用形で表しなさい。<br/>
1:{{Ruby|入|い}}っとーち<br/>
2:{{Ruby|着|ち}}ちょーち<br/>
3:{{Ruby|切|ち}}っちょーち
(6)次の動詞をoocuNの形の命令形(2つ)で表しなさい。<br/>
1:{{Ruby|蹴|き}}っちょーき、{{Ruby|蹴|き}}っちょーけー<br/>
2:いぃーとーき、いぃとーけー<br/>
3:{{Ruby|知|し}}っちょーき、{{Ruby|知|し}}っちょーけー
(7)次の文章を沖縄語に訳しなさい。<br/>
1:わんねー {{Ruby|家|やー}}んかい {{Ruby|帰|けー}}いんでぃち やいびーん。<br/>
2:わんねー {{Ruby|大学|だいがく}}んかい いちゅんでぃち やいびーん。
(8)次の文章を日本語に訳しなさい。<br/>
1:私は昼ご飯を食べておくつもりです。<br/>
2:死ぬつもりで行く。
s24x6vdif3ifgupjbczkn7r5hpp9vtl
299018
299016
2026-05-02T07:48:52Z
さきじょーぐー
89135
/* 意志未来「でぃち」 */
299018
wikitext
text/x-wiki
==例文==
ネオパークオキナワから帰った次の日、大城さんと金城さんがラインで話しています。
{|
!話し手
!{{Ruby|沖縄口|うちなーぐち}}
!{{Ruby|大和口|やまとぅぐち}}
|-
|{{Ruby|大城|うふぐしく}}
|{{Ruby|昨日|ちぬー}}ぬ{{Ruby|写真|さしん}}ラインぬアルバムんかい{{Ruby|入|いり}}とーちゅさ。
|昨日の写真をラインのアルバムに入れておくよ。
|-
|{{Ruby|金城|かなぐしく}}
|にふぇーどー。
|ありがとう。
|-
|{{Ruby|大城|うふぐしく}}
|{{Ruby|気入|ちーい}}りぬスナネコぬ{{Ruby|写真|さしん}}{{Ruby|印刷|いんさつ}}っし、ストラップすんでぃちやしが、{{Ruby|金城|かなぐしく}}さぬん{{Ruby|要|い}}ーみ?
|お気に入りのスナネコの写真を印刷して、ストラップにするつもりだけど、金城さんも要る?
|-
|{{Ruby|金城|かなぐしく}}
|いー。にふぇーどー。
|うん。ありがとう。
|-
|{{Ruby|大城|うふぐしく}}
|しまびーさ。
|どういたしまして。
|-
|
|あんしぇー、{{Ruby|五十嵐|いからし}}さんぬ{{Ruby|分|ぶぬ}}ん{{Ruby|作|ちゅく}}とーかうぅー。
|それなら、五十嵐さんの分も作っておこう。
|}
==単語==
*{{Ruby|気入|ちーい}}り - お気に入り
*〜でぃち - (〜する)つもり
*{{Ruby|要|い}}ーん - 要る(特殊なラ行動詞で、ティ形は「{{Ruby|要|い}}っち」)
*{{Ruby|分|ぶん}} - 分。分け前、取り分、分量
*{{Ruby|置|う}}ちゅん - 置く
*しまびーさ、ちけーねーんさ - どういたしまして
==文法==
===準備・放置「-oocuN」===
「〜しておく」は[[沖縄語/動詞のティ形#ティ形|ティ形]]と「{{Ruby|置|う}}ちゅん」が合体した形である「-oocuN」で表します。「-oocuN」はティ形の語尾の-iを-oocuNに変えて作ります。
;ナ行動詞
::しじ/siz'''i'''/(死んで) → しじょーちゅん/sizj'''oocuN'''/(死んでおく)
;マ行動詞
::ゆでぃ/jud'''i'''/(読んで) → ゆどーちゅん/jud'''oocuN'''/(読んでおく)
;バ行動詞
::とぅでぃ/tud'''i'''/(飛んで) → とぅどーちゅん/tud'''oocuN'''/(飛んでおく)
;サ行動詞
::さち/sac'''i'''/(刺して) → さちょーちゅん/sac'''oocuN'''/(刺しておく)
;カ行動詞
::かち/kac'''i'''/(書いて) → かちょーちゅん/kac'''oocuN'''/(書いておく)
;タ行動詞
::かっち/kaQc'''i'''/(勝って) → かっちょーちゅん/kaQc'''oocuN'''/(勝っておく)
;ガ行動詞
::ぬじ/nuz'''i'''/(脱いで) → ぬじょーちゅん/nuzj'''oocuN'''/(脱いでおく)
;ダ行動詞
::にんてぃ/niNt'''i'''/(寝て) → にんとーちゅん/niNt'''oocuN'''/(寝ておく)
::※例外:んーち/N:c'''i'''/(見て) → んーちょーちゅん/N:c'''oocuN'''/
;ラ行動詞
::うきてぃ/ukit'''i'''/(起きて) → うきとーちゅん/ukit'''oocuN'''/(起きておく)
;不規則動詞
::っし/Qs'''i'''/(して) → そーちゅん/s'''o:cuN'''/(しておく)
::んじ/Nz'''i'''/(行って) → んじょーちゅん/Nzj'''oocuN'''/(行っておく)
::っち/Qc'''i'''/(来て) → ちょーちゅん/c'''oocuN'''/(来ておく)
::いち/ic'''i'''/(言って) → いちょーちゅん/ic'''oocuN'''/(言っておく)
「-oocuN」はティ形と「{{Ruby|置|う}}ちゅん」が合体したものですが、特殊な活用をします。
*ビーン体 - ゆどーちゃびーん/jud'''oocabiiN'''/
*否定形 - ゆでー うかん/jud'''ee ukaN'''/(《ティ形》+格助詞や+うかん)
*連用形 - ゆどーち/jud'''ooci'''/
*ティ形 - ゆどーてぃ/jud'''ooti'''/
*命令形1 - ゆどーき/jud'''ooki'''/
*命令形2 - ゆどーけー/jud'''ookee'''/
*[[沖縄語/動詞の過去形|過去形]] - ゆどーちゃん/jud'''oocaN'''/
沖縄語の「-oocuN」は日本語の「〜しておく」と同じ使い方で、準備・放置といった意味を表します。
{|
|{{Ruby|昨日|ちぬー}}ぬ{{Ruby|写真|さしん}}ラインぬアルバムんかい'''{{Ruby|入|いり}}とーちゅん'''。
|昨日の写真をラインのアルバムに'''入れておく'''。
|}
===意志未来「でぃち」===
「でぃち」は動詞の原形につき、「〜(する)つもり」という意味を表します。
{|
|{{Ruby|気入|ちーい}}りぬスナネコぬ{{Ruby|写真|さしん}}{{Ruby|印刷|いんさつ}}っし、ストラップすん'''でぃち'''やしが、{{Ruby|金城|かなぐしく}}さぬん{{Ruby|要|い}}ーみ?
|お気に入りのスナネコの写真を印刷して、ストラップにする'''つもり'''だけど、金城さんも要る?
|-
|{{Ruby|明日|あちゃー}}や{{Ruby|6時|るくじ}}に{{Ruby|起|う}}きーん'''でぃち'''やいびーん。
|明日は6時に起きる'''つもり'''です。
|}
==練習問題==
(1)次の動詞をoocuNの形の原形普通体で表しなさい。<br/>
1:すん<br/>
2:ちゅーん<br/>
3:いちゅん<br/>
4:<sup>っ</sup>ゆん、いーん
(2)次の動詞をoocuNの形の原形ビーン体で表しなさい。<br/>
1:{{Ruby|死|し}}ぬん<br/>
2:{{Ruby|読|ゆ}}むん<br/>
3:{{Ruby|飛|とぅ}}ぶん<br/>
4:{{Ruby|刺|さ}}すん
(3)次の動詞をoocuNの形の否定形普通体で表しなさい。<br/>
1:{{Ruby|書|か}}ちゅん<br/>
2:{{Ruby|勝|か}}ちゅん<br/>
3:{{Ruby|脱|ぬ}}じゅん<br/>
4:{{Ruby|寝|にん}}じゅん
(4)次の動詞をoocuNの形のティ形で表しなさい。<br/>
1:んーじゅん<br/>
2:{{Ruby|取|とぅ}}いん<br/>
3:{{Ruby|入|い}}ーん<br/>
(5)次の動詞をoocuNの形の連用形で表しなさい。<br/>
1:{{Ruby|入|い}}りーん<br/>
2:{{Ruby|着|ち}}ーん<br/>
3:{{Ruby|切|ち}}ーん
(6)次の動詞をoocuNの形の命令形(2つ)で表しなさい。<br/>
1:{{Ruby|蹴|き}}ーん<br/>
2:いぃーん<br/>
3:{{Ruby|知|し}}ーん
(7)次の文章を沖縄語に訳しなさい。<br/>
1:私は家に帰るつもりです。<br/>
2:私は大学に行くつもりです。
(8)次の文章を日本語に訳しなさい。<br/>
1:わんねー あさばん かどーちゅん でぃち やいびーん。<br/>
2:しぬん でぃち っし いちゅん。
==練習問題解答==
(1)次の動詞をoocuNの形の原形普通体で表しなさい。<br/>
1:そーちゅん<br/>
2:ちょーちゅん<br/>
3:んじょーちゅん<br/>
4:いちょーちゅん
(2)次の動詞をoocuNの形の原形ビーン体で表しなさい。<br/>
1:{{Ruby|死|し}}じょーちゃびーん<br/>
2:{{Ruby|読|ゆ}}どーちゃびーん<br/>
3:{{Ruby|飛|とぅ}}どーちゃびーん<br/>
4:{{Ruby|刺|さ}}ちょーちゃびーん
(3)次の動詞をoocuNの形の否定形普通体で表しなさい。<br/>
1:{{Ruby|書|か}}ちぇー うかん<br/>
2:{{Ruby|勝|か}}っちぇー うかん<br/>
3:{{Ruby|脱|ぬ}}じぇー うかん<br/>
4:{{Ruby|寝|にん}}てー うかん
(4)次の動詞をoocuNの形のティ形で表しなさい。<br/>
1:んーちょーてぃ<br/>
2:{{Ruby|取|とぅ}}とーてぃ<br/>
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(5)次の動詞をoocuNの形の連用形で表しなさい。<br/>
1:{{Ruby|入|い}}っとーち<br/>
2:{{Ruby|着|ち}}ちょーち<br/>
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(6)次の動詞をoocuNの形の命令形(2つ)で表しなさい。<br/>
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2:いぃーとーき、いぃとーけー<br/>
3:{{Ruby|知|し}}っちょーき、{{Ruby|知|し}}っちょーけー
(7)次の文章を沖縄語に訳しなさい。<br/>
1:わんねー {{Ruby|家|やー}}んかい {{Ruby|帰|けー}}いんでぃち やいびーん。<br/>
2:わんねー {{Ruby|大学|だいがく}}んかい いちゅんでぃち やいびーん。
(8)次の文章を日本語に訳しなさい。<br/>
1:私は昼ご飯を食べておくつもりです。<br/>
2:死ぬつもりで行く。
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沖縄語/名詞述語の過去形の否定文
0
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299023
284504
2026-05-02T08:20:22Z
さきじょーぐー
89135
/* 例文 */ 例文作成
299023
wikitext
text/x-wiki
==例文==
6月23日の沖縄県慰霊の日を前に、宮城先生が生徒に語っています。
{|
!話し手
!{{Ruby|沖縄口|うちなーぐち}}
!{{Ruby|大和口|やまとぅぐち}}
|-
|{{Ruby|宮城|みゃーぐしく}}
|わーが{{Ruby|童|わらび}}やたるばそー、{{Ruby|沖縄|うちなー}}や{{Ruby|日本|にほの}}ーあらんたん。
|私が子供の時は、沖縄は日本ではなかった。
|-
|
|{{Ruby|1945年|しんきゅーひゃくしじゅーぐにん}}{{Ruby|6月|るくぐゎち}}{{Ruby|23日|にじゅーさんにち}}に{{Ruby|大戦|うふいくさ}}ぬ{{Ruby|終|うわ}}てぃから、{{Ruby|1972年|しんきゅーひゃくななじゅーににん}}までぃ、アミリカぬふとぅきーやる{{Ruby|琉球政府|るーちゅーせーふ}}が{{Ruby|沖縄|うちなー}}、{{Ruby|宮古|なーく}}、{{Ruby|八重山|えぇーま}}{{Ruby|治|うぅさみ}}る「アミリカ{{Ruby|世|ゆ}}」やたんどー。
|1945年6月23日に大きな戦争が終わってから1972年まで、アメリカの傀儡である琉球政府が沖縄諸島、宮古諸島、八重山諸島を治める「アミリカ世」だったんだよ。
|-
|
|{{Ruby|今|なま}}んなーだ{{Ruby|色々|いるいる}}あしが、{{Ruby|命|いぬち}}どぅ{{Ruby|宝|たから}}やる。
|今もまだ色々あるけれど、命こそが宝だ。
|}
==単語==
==文法==
===名詞述語の過去否定===
===係助詞「どぅ」===
k42k71nn4qkf7sdgk0u2nqv3x0k85g1
利用者:AkiR27User
2
47561
299001
298840
2026-05-02T02:53:30Z
AkiR27User
90873
作成ページ追加
299001
wikitext
text/x-wiki
AkiR27Userです。主に趣味の'''[[トランプ|トランプゲーム]]'''に関したページを作成・編集を行っています。初心者で拙いところもありますが、どうぞよろしくお願いします。
作成・編集ページに関して気になることや、ご指摘がありましたら、ぜひ[[利用者・トーク:AkiR27User|'''トークページ''']]までお願いします。今後の改善に役立てたいと思います。
== '''作成・編集ページ''' ==
※5/2時点
以下のページに気になることがございましたら[[利用者・トーク:AkiR27User|'''トークページ''']]までお願いします。
'''編集'''
* [[トランプ]]
* [[トランプ/クロンダイク|クロンダイク]]
* [[トランプ/スピード|スピード]]
* [[トランプ/ジンラミー|ジンラミー]]
* [[トランプ/15点|15点]]
* [[トランプ/ババ抜き|ババ抜き]]
* [[トランプ/七並べ|七並べ]]
* [[トランプ/神経衰弱|神経衰弱]]
* [[トランプ/戦争|戦争]]
* [[トランプ/ページワン|ページワン]]
* [[トランプ/うすのろ|うすのろ]]
* [[トランプ/ダウト|ダウト]]
* [[トランプ/ぶたのしっぽ|ぶたのしっぽ]]
* [[トランプ/たこ焼き|たこ焼き]]
* [[トランプ/アメリカンページワン|アメリカンページワン]]
* [[トランプ/セブンブリッジ|セブンブリッジ]]
* [[トランプ/ハーツ|ハーツ]]
* [[トランプ/ノー・カード|ノー・カード]]
* [[トランプ/フォア・ジャックス|フォア・ジャックス]]
* [[トランプ/29|29]]
* [[トランプ/51|51]]
* [[トランプ/ローリング・ストーン|ローリング・ストーン]]
* [[トランプ/銀行|銀行]]
* [[トランプ/お金|お金]]
* [[トランプ/ホイスト|ホイスト]]
* [[トランプ/大富豪|大富豪]]([[トランプ/大富豪|大貧民]])
* [[トランプ/ナポレオン|ナポレオン]]
* [[トランプ/ポーカー|ポーカー]]
* [[トランプ/ブラックジャック|ブラックジャック]]
* [[コントラクトブリッジ]]
* [[トランプ/ニックネーム|ニックネーム]]
* [[トランプ/ウインクキラー|ウインクキラー]]
'''作成'''
* [[トランプ/クロック|クロック]]
* [[スラップジャック]]
* [[トランプ/かぶ|かぶ]]
* [[ペアーズ]]
* [[エジプシャン・ラットスクリュー]]
* [[カシノ]]
* [[トランプ/99|99]]
* [[トランプ/スプーン|スプーン]]
* [[トランプ/スナップ|スナップ]]
* [[スカット]]
* [[カナスタ]]
* [[トランプ/ユーカ|ユーカ]]
* [[トランプ/ピノクル|ピノクル]]
* [[トランプ/サブリナ|サブリナ]]
* [[トランプ/ブリスコラ・チアマータ|ブリスコラ・チアマータ]]
* [[トランプ/ユッシ|ユッシ]]
* [[トランプ/インディアン・ポーカー|インディアン・ポーカー]]
* [[トランプ/ケンプス|ケンプス]]
* [[トランプ/ピッグ|ピッグ]]
* [[トランプ/キャッチ・ザ・エース|キャッチ・ザ・エース]]
* [[トランプ/カシノ・ウォー|カシノ・ウォー]]
* [[トランプ/カウントアップ|カウントアップ]]
* [[トランプ/カウントダウン|カウントダウン]]
* [[トランプ/カットサート|カットサート]]
* [[トランプ/カットスロート・ユーカー|カットスロート・ユーカー]]
* [[トランプ/カット・ザ・ナイン|カット・ザ・ナイン]]
* [[トランプ/ハイアンドロー|ハイアンドロー]]
* [[トランプ/ハイロー|ハイロー]]
* [[トランプ/カット・ザ・デック|カット・ザ・デック]]
* [[トランプ/オー・ヘル|オー・ヘル]]
* [[トランプ/アップ・アンド・ダウン・ザ・リバー|アップ・アンド・ダウン・ザ・リバー]]__インデックス__
* [[トランプ/チェイス・ザ・エース|チェイス・ザ・エース]]
* [[トランプ/シェリフ|シェリフ]]
* [[トランプ/クレイジーエイト|クレイジーエイト]]
* [[トランプ/マフィア|マフィア]]
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* [[トランプ/芋ほり|芋掘り]]
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* [[トランプ/ビガー・マイ・ネイバー|ビガー・マイ・ネイバー]]
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* [[トランプ/ジャーマンホイスト|ジャーマンホイスト]]
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== '''利用者の声''' ==
2026/03/15:wikibooksをやり続けて、デフォルトソートが理解できました。今まで私が過去に作成したページを編集してデフォルトソートを追加・編集してくれた方々、ありがとうございます。
2026/03/20:100回編集達成しました。これからもよろしくお願いします
2026/03/29:まだ未熟なところもありますが、頑張ります!1000回編集目指します!!
2026/04/05:1か月間ページ作成・編集を行っていましたが、口調が堅かったですね…もうちょっとやさしめな感じで、作成します!!
2026/04/10:作成したページに出典を付けてページの信頼度を高めます!
2026/04/17:300回編集達成しました!話変わりますが、“自動承認された利用者”は、アカウント作成から4日かつ10回編集が条件なのですが…。まだ「自動承認されました」が来てないのでわかりません…(通知来るのかな…)。
2026/04/19:400回編集達成しました!!
2026/05/02:アカウント作成から2ヶ月…まだテンプレートの作り方が分かりません…何方か教えていただけますと幸いです。
== '''概要''' ==
2026/03/03:アカウント作成&初編集
2026/03/04:10回編集達成
2026/03/20:100回編集達成
== '''謝罪''' ==
※2026/03/24の活動休止宣言について、混乱を招いてしまい申し訳ありません。気持ちが落ち着いたため、編集を続けることにしました。今後は軽率な宣言を控え、落ち着いて活動していきます。
謝罪ページ知らぬ間に削除していました…申し訳ございません。
== '''お知らせ''' ==
<s>2026/04/18:トランプゲームに関する沢山のページに、私が新しく作ったカテゴリ[3人以上で遊べるトランプゲーム]を追加します。編集履歴(あるのかはわかりませんが…)の同じ時間帯に編集したことが沢山出てくると思いますが、荒らしではないということをご了承ください。</s>
<s>すみません。また新しいカテゴリを作成しましたのでよろしくお願いいたします。</s>
完了しました。
kd7dsn88mm111i2m5y5dik46jb4eshd
299004
299001
2026-05-02T03:01:57Z
AkiR27User
90873
299004
wikitext
text/x-wiki
AkiR27Userです。主に趣味の'''[[トランプ|トランプゲーム]]'''に関したページを作成・編集を行っています。初心者で拙いところもありますが、どうぞよろしくお願いします。
作成・編集ページに関して気になることや、ご指摘がありましたら、ぜひ[[利用者・トーク:AkiR27User|'''トークページ''']]までお願いします。今後の改善に役立てたいと思います。
== '''作成・編集ページ''' ==
※5/2時点
'''編集'''
* [[トランプ]]
* [[トランプ/クロンダイク|クロンダイク]]
* [[トランプ/スピード|スピード]]
* [[トランプ/ジンラミー|ジンラミー]]
* [[トランプ/15点|15点]]
* [[トランプ/ババ抜き|ババ抜き]]
* [[トランプ/七並べ|七並べ]]
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* [[スカット]]
* [[カナスタ]]
* [[トランプ/ユーカ|ユーカ]]
* [[トランプ/ピノクル|ピノクル]]
* [[トランプ/サブリナ|サブリナ]]
* [[トランプ/ブリスコラ・チアマータ|ブリスコラ・チアマータ]]
* [[トランプ/ユッシ|ユッシ]]
* [[トランプ/インディアン・ポーカー|インディアン・ポーカー]]
* [[トランプ/ケンプス|ケンプス]]
* [[トランプ/ピッグ|ピッグ]]
* [[トランプ/キャッチ・ザ・エース|キャッチ・ザ・エース]]
* [[トランプ/カシノ・ウォー|カシノ・ウォー]]
* [[トランプ/カウントアップ|カウントアップ]]
* [[トランプ/カウントダウン|カウントダウン]]
* [[トランプ/カットサート|カットサート]]
* [[トランプ/カットスロート・ユーカー|カットスロート・ユーカー]]
* [[トランプ/カット・ザ・ナイン|カット・ザ・ナイン]]
* [[トランプ/ハイアンドロー|ハイアンドロー]]
* [[トランプ/ハイロー|ハイロー]]
* [[トランプ/カット・ザ・デック|カット・ザ・デック]]
* [[トランプ/オー・ヘル|オー・ヘル]]
* [[トランプ/アップ・アンド・ダウン・ザ・リバー|アップ・アンド・ダウン・ザ・リバー]]__インデックス__
* [[トランプ/チェイス・ザ・エース|チェイス・ザ・エース]]
* [[トランプ/シェリフ|シェリフ]]
* [[トランプ/クレイジーエイト|クレイジーエイト]]
* [[トランプ/マフィア|マフィア]]
* [[トランプ/マナー・エチケット|マナー・エチケット]]
* [[トランプ/芋ほり|芋掘り]]
* [[トランプ/ジャック叩き|ジャック叩き]]
* [[トランプ/ラミー500|ラミー500]]
* [[トランプ/31|31]]
* [[トランプ/スペード|スペード]]
* [[トランプ/500ラミー|500ラミー]]
* [[トランプ/ポーカー|ポーカー]]
* [[トランプ/スラム|スラム]]
* [[トランプ/ナーツ|ナーツ]]
* [[トランプ/エジプシャン・ウォー|エジプシャン・ウォー]]
* [[トランプ/ビガー・マイ・ネイバー|ビガー・マイ・ネイバー]]
* [[トランプ/クリスプ|クリスプ]]
* [[トランプ/ジャーマンホイスト|ジャーマンホイスト]]
* [[トランプ/スコパ|スコパ]]
* [[トランプ/クオドリベット|クオドリベット]]
* [[トランプ/プレジレント|プレジレント]]
'''総合ページ'''
* [[トランプ/トランプ教科書|トランプ教科書]]
* [[トランプ/トランプゲームの分類|トランプゲームの分類]]
* [[トランプ/マオ|マオ]]
'''カテゴリ'''
* [[:カテゴリ:マオ|マオ]]
* [[:カテゴリ:ソリティア|ソリティア]]
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* [[:カテゴリ:パーティー系|パーティー系]]
* [[:カテゴリ:反射神経|反射神経]]
* [[:カテゴリ:3人以上で遊べるトランプゲーム|3人以上で遊べるトランプゲーム]]
* [[:カテゴリ:2人専用のトランプゲーム|2人専用のトランプゲーム]]
* [[:カテゴリ:トリックテイキング|トリックテイキング]]
* [[:カテゴリ:ラミー系|ラミー系]]
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* [[:カテゴリ:子供向けゲーム|子供向けゲーム]]
* [[:カテゴリ:小学生向けゲーム|小学生向けゲーム]]
== '''利用者の声''' ==
2026/03/15:wikibooksをやり続けて、デフォルトソートが理解できました。今まで私が過去に作成したページを編集してデフォルトソートを追加・編集してくれた方々、ありがとうございます。
2026/03/20:100回編集達成しました。これからもよろしくお願いします
2026/03/29:まだ未熟なところもありますが、頑張ります!1000回編集目指します!!
2026/04/05:1か月間ページ作成・編集を行っていましたが、口調が堅かったですね…もうちょっとやさしめな感じで、作成します!!
2026/04/10:作成したページに出典を付けてページの信頼度を高めます!
2026/04/17:300回編集達成しました!話変わりますが、“自動承認された利用者”は、アカウント作成から4日かつ10回編集が条件なのですが…。まだ「自動承認されました」が来てないのでわかりません…(通知来るのかな…)。
2026/04/19:400回編集達成しました!!
2026/05/02:アカウント作成から2ヶ月…まだテンプレートの作り方が分かりません…何方か教えていただけますと幸いです。
== '''概要''' ==
2026/03/03:アカウント作成&初編集
2026/03/04:10回編集達成
2026/03/20:100回編集達成
== '''謝罪''' ==
※2026/03/24の活動休止宣言について、混乱を招いてしまい申し訳ありません。気持ちが落ち着いたため、編集を続けることにしました。今後は軽率な宣言を控え、落ち着いて活動していきます。
謝罪ページ知らぬ間に削除していました…申し訳ございません。
== '''お知らせ''' ==
<s>2026/04/18:トランプゲームに関する沢山のページに、私が新しく作ったカテゴリ[3人以上で遊べるトランプゲーム]を追加します。編集履歴(あるのかはわかりませんが…)の同じ時間帯に編集したことが沢山出てくると思いますが、荒らしではないということをご了承ください。</s>
<s>すみません。また新しいカテゴリを作成しましたのでよろしくお願いいたします。</s>
完了しました。
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text/x-wiki
AkiR27Userです。主に趣味の'''[[トランプ|トランプゲーム]]'''に関したページを作成・編集を行っています。初心者で拙いところもありますが、どうぞよろしくお願いします。
作成・編集ページに関して気になることや、ご指摘がありましたら、ぜひ[[利用者・トーク:AkiR27User|'''トークページ''']]までお願いします。今後の改善に役立てたいと思います。
== '''作成・編集ページ''' ==
※5/2時点
'''編集'''
* [[トランプ]]
* [[トランプ/クロンダイク|クロンダイク]]
* [[トランプ/スピード|スピード]]
* [[トランプ/ジンラミー|ジンラミー]]
* [[トランプ/15点|15点]]
* [[トランプ/ババ抜き|ババ抜き]]
* [[トランプ/七並べ|七並べ]]
* [[トランプ/神経衰弱|神経衰弱]]
* [[トランプ/戦争|戦争]]
* [[トランプ/ページワン|ページワン]]
* [[トランプ/うすのろ|うすのろ]]
* [[トランプ/ダウト|ダウト]]
* [[トランプ/ぶたのしっぽ|ぶたのしっぽ]]
* [[トランプ/たこ焼き|たこ焼き]]
* [[トランプ/アメリカンページワン|アメリカンページワン]]
* [[トランプ/セブンブリッジ|セブンブリッジ]]
* [[トランプ/ハーツ|ハーツ]]
* [[トランプ/ノー・カード|ノー・カード]]
* [[トランプ/フォア・ジャックス|フォア・ジャックス]]
* [[トランプ/29|29]]
* [[トランプ/51|51]]
* [[トランプ/ローリング・ストーン|ローリング・ストーン]]
* [[トランプ/銀行|銀行]]
* [[トランプ/お金|お金]]
* [[トランプ/ホイスト|ホイスト]]
* [[トランプ/大富豪|大富豪]]([[トランプ/大富豪|大貧民]])
* [[トランプ/ナポレオン|ナポレオン]]
* [[トランプ/ポーカー|ポーカー]]
* [[トランプ/ブラックジャック|ブラックジャック]]
* [[コントラクトブリッジ]]
* [[トランプ/ニックネーム|ニックネーム]]
* [[トランプ/ウインクキラー|ウインクキラー]]
'''作成'''
* [[トランプ/クロック|クロック]]
* [[スラップジャック]]
* [[トランプ/かぶ|かぶ]]
* [[ペアーズ]]
* [[エジプシャン・ラットスクリュー]]
* [[カシノ]]
* [[トランプ/99|99]]
* [[トランプ/スプーン|スプーン]]
* [[トランプ/スナップ|スナップ]]
* [[スカット]]
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* [[トランプ/ユーカ|ユーカ]]
* [[トランプ/ピノクル|ピノクル]]
* [[トランプ/サブリナ|サブリナ]]
* [[トランプ/ブリスコラ・チアマータ|ブリスコラ・チアマータ]]
* [[トランプ/ユッシ|ユッシ]]
* [[トランプ/インディアン・ポーカー|インディアン・ポーカー]]
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* [[トランプ/カシノ・ウォー|カシノ・ウォー]]
* [[トランプ/カウントアップ|カウントアップ]]
* [[トランプ/カウントダウン|カウントダウン]]
* [[トランプ/カットサート|カットサート]]
* [[トランプ/カットスロート・ユーカー|カットスロート・ユーカー]]
* [[トランプ/カット・ザ・ナイン|カット・ザ・ナイン]]
* [[トランプ/ハイアンドロー|ハイアンドロー]]
* [[トランプ/ハイロー|ハイロー]]
* [[トランプ/カット・ザ・デック|カット・ザ・デック]]
* [[トランプ/オー・ヘル|オー・ヘル]]
* [[トランプ/アップ・アンド・ダウン・ザ・リバー|アップ・アンド・ダウン・ザ・リバー]]__インデックス__
* [[トランプ/チェイス・ザ・エース|チェイス・ザ・エース]]
* [[トランプ/シェリフ|シェリフ]]
* [[トランプ/クレイジーエイト|クレイジーエイト]]
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* [[トランプ/芋ほり|芋掘り]]
* [[トランプ/ジャック叩き|ジャック叩き]]
* [[トランプ/ラミー500|ラミー500]]
* [[トランプ/31|31]]
* [[トランプ/スペード|スペード]]
* [[トランプ/500ラミー|500ラミー]]
* [[トランプ/ポーカー|ポーカー]]
* [[トランプ/スラム|スラム]]
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* [[トランプ/エジプシャン・ウォー|エジプシャン・ウォー]]
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* [[トランプ/ジャーマンホイスト|ジャーマンホイスト]]
* [[トランプ/スコパ|スコパ]]
* [[トランプ/クオドリベット|クオドリベット]]
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'''総合ページ'''
* [[トランプ/トランプ教科書|トランプ教科書]]
* [[トランプ/トランプゲームの分類|トランプゲームの分類]]
* [[トランプ/マオ|マオ]]
'''カテゴリ'''
* [[:カテゴリ:マオ|マオ]]
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2026/04/17:300回編集達成しました!話変わりますが、“自動承認された利用者”は、アカウント作成から4日かつ10回編集が条件なのですが…。まだ「自動承認されました」が来てないのでわかりません…(通知来るのかな…)。
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== '''概要''' ==
2026/03/03:アカウント作成&初編集
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2026/03/20:100回編集達成
== '''謝罪''' ==
※2026/03/24の活動休止宣言について、混乱を招いてしまい申し訳ありません。気持ちが落ち着いたため、編集を続けることにしました。今後は軽率な宣言を控え、落ち着いて活動していきます。
謝罪ページ知らぬ間に削除していました…申し訳ございません。
== '''お知らせ''' ==
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<s>すみません。また新しいカテゴリを作成しましたのでよろしくお願いいたします。</s>
完了しました。
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AkiR27Userです。主に趣味の'''[[トランプ|トランプゲーム]]'''に関したページを作成・編集を行っています。初心者で拙いところもありますが、どうぞよろしくお願いします。
作成・編集ページに関して気になることや、ご指摘がありましたら、ぜひ[[利用者・トーク:AkiR27User|'''トークページ''']]までお願いします。今後の改善に役立てたいと思います。
== '''作成・編集ページ''' ==
※5/2時点
'''編集'''
* [[トランプ]]
* [[トランプ/クロンダイク|クロンダイク]]
* [[トランプ/スピード|スピード]]
* [[トランプ/ジンラミー|ジンラミー]]
* [[トランプ/15点|15点]]
* [[トランプ/ババ抜き|ババ抜き]]
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* [[トランプ/ハーツ|ハーツ]]
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* [[トランプ/カットスロート・ユーカー|カットスロート・ユーカー]]
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'''作成ページ(トランプ教科書)'''
* [[トランプ/第一巻・トランプ入門|第一巻・トランプ入門]]
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'''総合ページ'''
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== '''利用者の声''' ==
2026/03/15:wikibooksをやり続けて、デフォルトソートが理解できました。今まで私が過去に作成したページを編集してデフォルトソートを追加・編集してくれた方々、ありがとうございます。
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2026/03/29:まだ未熟なところもありますが、頑張ります!1000回編集目指します!!
2026/04/05:1か月間ページ作成・編集を行っていましたが、口調が堅かったですね…もうちょっとやさしめな感じで、作成します!!
2026/04/10:作成したページに出典を付けてページの信頼度を高めます!
2026/04/17:300回編集達成しました!話変わりますが、“自動承認された利用者”は、アカウント作成から4日かつ10回編集が条件なのですが…。まだ「自動承認されました」が来てないのでわかりません…(通知来るのかな…)。
2026/04/19:400回編集達成しました!!
2026/05/02:アカウント作成から2ヶ月…まだテンプレートの作り方が分かりません…何方か教えていただけますと幸いです。
== '''概要''' ==
2026/03/03:アカウント作成&初編集
2026/03/04:10回編集達成
2026/03/20:100回編集達成
== '''謝罪''' ==
※2026/03/24の活動休止宣言について、混乱を招いてしまい申し訳ありません。気持ちが落ち着いたため、編集を続けることにしました。今後は軽率な宣言を控え、落ち着いて活動していきます。
謝罪ページ知らぬ間に削除していました…申し訳ございません。
== '''お知らせ''' ==
<s>2026/04/18:トランプゲームに関する沢山のページに、私が新しく作ったカテゴリ[3人以上で遊べるトランプゲーム]を追加します。編集履歴(あるのかはわかりませんが…)の同じ時間帯に編集したことが沢山出てくると思いますが、荒らしではないということをご了承ください。</s>
<s>すみません。また新しいカテゴリを作成しましたのでよろしくお願いいたします。</s>
完了しました。
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AkiR27Userです。主に趣味の'''[[トランプ|トランプゲーム]]'''に関したページを作成・編集を行っています。初心者で拙いところもありますが、どうぞよろしくお願いします。
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== '''作成・編集ページ''' ==
※5/2時点
'''編集'''
* [[トランプ]]
* [[トランプ/クロンダイク|クロンダイク]]
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'''作成(トランプゲーム)'''
* [[トランプ/クロック|クロック]]
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'''作成(トランプ教科書)'''
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'''作成(転送ページ)'''
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'''作成(総合ページ)'''
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2026/03/15:wikibooksをやり続けて、デフォルトソートが理解できました。今まで私が過去に作成したページを編集してデフォルトソートを追加・編集してくれた方々、ありがとうございます。
2026/03/20:100回編集達成しました。これからもよろしくお願いします
2026/03/29:まだ未熟なところもありますが、頑張ります!1000回編集目指します!!
2026/04/05:1か月間ページ作成・編集を行っていましたが、口調が堅かったですね…もうちょっとやさしめな感じで、作成します!!
2026/04/10:作成したページに出典を付けてページの信頼度を高めます!
2026/04/17:300回編集達成しました!話変わりますが、“自動承認された利用者”は、アカウント作成から4日かつ10回編集が条件なのですが…。まだ「自動承認されました」が来てないのでわかりません…(通知来るのかな…)。
2026/04/19:400回編集達成しました!!
2026/05/02:アカウント作成から2ヶ月…まだテンプレートの作り方が分かりません…何方か教えていただけますと幸いです。
== '''概要''' ==
2026/03/03:アカウント作成&初編集
2026/03/04:10回編集達成
2026/03/20:100回編集達成
== '''謝罪''' ==
※2026/03/24の活動休止宣言について、混乱を招いてしまい申し訳ありません。気持ちが落ち着いたため、編集を続けることにしました。今後は軽率な宣言を控え、落ち着いて活動していきます。
謝罪ページ知らぬ間に削除していました…申し訳ございません。
== '''お知らせ''' ==
<s>2026/04/18:トランプゲームに関する沢山のページに、私が新しく作ったカテゴリ[3人以上で遊べるトランプゲーム]を追加します。編集履歴(あるのかはわかりませんが…)の同じ時間帯に編集したことが沢山出てくると思いますが、荒らしではないということをご了承ください。</s>
<s>すみません。また新しいカテゴリを作成しましたのでよろしくお願いいたします。</s>
完了しました。
abb737zjqqcldoq780vhzebva9mwczy
トランプ/ハイロー
0
47661
299040
295774
2026-05-02T10:10:13Z
AkiR27User
90873
[[トランプ/ハイアンドロー]]への転送ページ
299040
wikitext
text/x-wiki
#転送 [[トランプ/ハイアンドロー]]
4tv4gxw25dr990cil13sxfpkxt7xmuz
トランプ/クレイジーエイト
0
47833
299003
298852
2026-05-02T02:58:30Z
AkiR27User
90873
カテゴリー追加
299003
wikitext
text/x-wiki
クレイジーエイト(Crazy Eights)は、トランプを用いて遊ぶカードゲームである。 場に出ているカードと「同じスート」または「同じ数字」のカードを順番に出していき、最初に手札をすべて出したプレイヤーが勝利となる。
== 所要 ==
ジョーカー抜きの52枚使用。プレイ人数は2人以上。
カードをよくシャッフルし、各プレイヤーに以下の枚数分配る
* 2人プレイ:7枚、3〜5人プレイ:5枚
残りのカードは山札とする。山札の一番上を表向きにして捨て札の山を作る。
== ゲーム ==
プレイヤーは時計回りに手番を行い、以下のいずれかを行う。
==== カードを出す ====
<blockquote>一番上のカードと'''同じスート'''または'''同じ数字'''のカードを所持している場合、カードを1枚出す。</blockquote>
==== 山札から引く ====
<blockquote>上の条件[カードを出す]の条件を満たさない場合は、山札からカードを1枚引く。引いたカードが出せる場合はカードを出すことができる。
出せない場合は次の人へ手番が移る。</blockquote>
==== 特殊カード[ワイルドカード] ====
<blockquote>8は[カードを出す]条件を満たさない場合でも出すことができる。
さらに、次に出すスートも決めることができる。</blockquote>
=== ラウンド終了 ===
以下の条件を満たした場合はラウンドが終了する。
* 誰かが手札をすべて出した場合。
* 全員が連続でパスした場合
==== 得点 ====
ラウンド勝者は、他プレイヤーの手札の点数合計を得点として獲得する。
{| class="wikitable"
!カード
!点数
|-
|8
|50点
|-
|絵札(J/Q/K)
|10点
|-
|A
|1点
|-
|2〜10
|数字通り
|}
一定の得点に達したプレイヤーがゲームの勝者となる。
{{デフォルトソート:くれいしいえいと}}
[[カテゴリ:トランプ]]
[[カテゴリ:カードゲーム]]
[[カテゴリ:3人以上で遊べるトランプゲーム]]
[[カテゴリ:小学生向けゲーム]]
[[カテゴリ:パーティー系]]
[[カテゴリ:シェディング系]]
e7gdflfx6ud69odiyszioam14t0qxnz
トランプ/トランプゲームの分類
0
47838
299007
298638
2026-05-02T03:06:02Z
AkiR27User
90873
299007
wikitext
text/x-wiki
このぺージでは、さまざまなトランプゲームをジャンルや人数ごとに分類します。
リンクをクリックすると、そのカテゴリに飛ぶことができます。
=== ジャンル系 ===
* [[:カテゴリ:ソリティア|ソリティア系]]
* [[:カテゴリ:心理戦・ブラフ系|心理戦・ブラフ系]]
* [[:カテゴリ:トリックテイキング|トリックテイキング系]]
* [[:カテゴリ:パーティー系|パーティー系]]
* [[:カテゴリ:ラミー系|ラミー系]]
* [[:カテゴリ:カジノ系|カジノ系]]
* [[:カテゴリ:反射神経|反射神経系]]
* [[:カテゴリ:マオ|マオ系]]
* [[:カテゴリ:シェディング系|シェディング系]]
=== 人数系分類 ===
* [[:カテゴリ:3人以上で遊べるトランプゲーム|3人以上で遊べるトランプゲーム]]
* [[:カテゴリ:2人専用のトランプゲーム|2人専用のトランプゲーム]]
=== 対象年齢系 ===
* [[:カテゴリ:子供向けゲーム|子供向けゲーム]]
* [[:カテゴリ:小学生向けゲーム|小学生向けゲーム]]
{{Stub}}{{デフォルトソート:とらんふけえむのふんるい}}
[[カテゴリ:トランプ|*]]
[[カテゴリ:カードゲーム]]
[[カテゴリ:ボードゲーム]]
[[カテゴリ:テーブルゲーム]]
[[カテゴリ:ゲーム]]
[[カテゴリ:スタブ]]
1m9x88yr1x5n0ejoxwi0bst838a4p3c
トーク:初等数学公式集/解析幾何
1
47851
299045
298622
2026-05-02T11:12:06Z
Tkkn46tkkn46
89925
/* 今後の参考にして下さい。球面の方程式 でした。高等学校数学C#ベクトルより */ 新しい節
299045
wikitext
text/x-wiki
== wikibooksの方言ですか。事例を探しています。 ==
事例を探しています。カテゴリー、ジャンルは何でも。法文でも。
>...厳密性は求められません。(コンメンタール執筆ガイドラインより)
①コロン:: 使い方について。
座標にコロンが多数あります。F:(,)不要に思いました。←←←多数
平面
2点間の関係
・距離:AB= ←←← 距離AB: 又は 距離AB=
・m:nに内分する点P:( ←←← コロンが紛らわしい
双曲線: ←←← コロン不要
媒介変数:t ←←← コロン不要
②セミコロン;の使い方について。
その他の; x軸対称移動 の行 他←←← : の意味ですか。多数
③中点・ の使い方について。
3点A・B・Cを結んで →→→ カンマ、への意味です。
参考.2点(,)、(,)を通る式
参考 同一直線にない3点(.)...
④「捉えられる文」? 3箇所
と捉える →→→とする
捉えることができる →→→となる
⑤理解しても良い。→→→ となる。
⑥?「ことが文」
と表すことができる。→→→ と表せる。又は となる。
双曲線であることがわかる。→→→ 双曲線である。
平面上にあることとなる。
得ることができる。
一意に決めることができる。
⑦⑧?「なおである時またならば文」
平面の式の一般式
d≠の時...=1 ??? 1の意味がわかりました。
d=の時
⑨「有さない文」
⑩直行する。→→→直交する。--[[利用者:Tkkn46tkkn46|Tkkn46tkkn46]] ([[利用者・トーク:Tkkn46tkkn46|トーク]]) 2026年3月31日 (火) 10:54 (UTC)
:変だと思ったら自分で直してください。それが編集に参加するということです。--[[利用者:Tomzo|Tomzo]] ([[利用者・トーク:Tomzo|トーク]]) 2026年3月31日 (火) 11:59 (UTC)
:なお、誤字は直しますが、ご指摘は基本的に考えて編集したものなので強い根拠がなければ拒否します(多分AIに相談しましたね。あれは結構嘘をつきますよ)。--[[利用者:Tomzo|Tomzo]] ([[利用者・トーク:Tomzo|トーク]]) 2026年3月31日 (火) 12:08 (UTC)
== 媒介変数表示の行頭の記号について、高校数学で、中点・でなく 中括弧の左?{でした。 ==
(状況・状態の報告)
<math>\begin{cases} x = x_1 + at \\ y = y_1 + bt \end{cases}</math>と表せ、
(状況等の評価)
初等数学 と 高校数学 は異なる数学である。
(状況等の改善の提案)
ページ最後に、関連項目の追加の検討をお願いします。
<nowiki>== 関連項目 ==</nowiki>
<nowiki>*</nowiki> <nowiki>[[高等学校数学C/平面上の曲線#媒介変数表示]]</nowiki>
(提案の理由)
ページ最後に関連項目の追加が、わかりやすい。修正は不要です。
>...(中点は?)基本的に考えて編集したもの...
参考例 [[トランプ#関連項目]]
>...論理的な問いかけをもらえれば、..(利用者・トーク:Tomzoより)
でした。--[[利用者:Tkkn46tkkn46|Tkkn46tkkn46]] ([[利用者・トーク:Tkkn46tkkn46|トーク]]) 2026年4月5日 (日) 10:04 (UTC)
:論理が一貫していません。
::(状況・状態の報告)-現在ページの記述はこうなっている(A)と言う報告。
::(状況等の評価)AはBという観点から不適当であるという評価
:::現在の記述では「報告」と「評価」は無関係です。
::(状況等の改善の提案)
:::Aに対する改善を言っていません。
::(提案の理由)
:::「関連項目」の追加を行っているのであれば、その理由として感覚にしかなっていません。
:いじょう、あなたの記述が論理的でないことを説明しました。--[[利用者:Tomzo|Tomzo]] ([[利用者・トーク:Tomzo|トーク]]) 2026年4月5日 (日) 12:43 (UTC)
== 目次ページと条文ページ? の見出しの数が不揃い。 ==
目次ページ [[初等数学公式集]]
条文ページ? [[初等数学公式集/解析幾何]]
判例ページ? [[初等数学公式集/解析幾何/コラム]]
①目次ページと条文ページ? の見出しの数が不揃い。
過不足があるのは、わかりにくい。レベルも一致して下さい。
②条文ページ?は、条数?始まりが望ましい。目次の見出しに揃える。
③判例ページ?(コラム)が目次ページに載っていない。
そのため、条文ページを思いつきで作成しているように見えます。
条文ページ内の構成:解析幾何
1. 平面 レベル2
1.1 2点間の関係 レベル3
1.2 関数のグラフの移動 レベル3
1.2.1 平行移動 レベル4
??? その他 目次ページにない。
??? 離心率
??? コラム 目次ページのどこ
>...感覚にしかなっていません。
でした。--[[利用者:Tkkn46tkkn46|Tkkn46tkkn46]] ([[利用者・トーク:Tkkn46tkkn46|トーク]]) 2026年4月11日 (土) 03:13 (UTC)
== 表示の検討よろしくお願いします。 ==
①その他 内で、 a b のフォント? 統一。異なった記号に見えます。
②2平面の交線 内で、 1.平面1及び平面2 → 平面Π1及び平面Π2--[[利用者:Tkkn46tkkn46|Tkkn46tkkn46]] ([[利用者・トーク:Tkkn46tkkn46|トーク]]) 2026年4月13日 (月) 03:55 (UTC)
== 「における_文」「とき_時_文」「を表す_文」==
における接線→の接線
における法線→の法線
のとき の時
グラフを表す式→グラフの式
直線の式 → ないです。直線を表す式
--[[利用者:Tkkn46tkkn46|Tkkn46tkkn46]] ([[利用者・トーク:Tkkn46tkkn46|トーク]]) 2026年4月13日 (月) 13:49 (UTC)
== 「点と直線の関係」 内の 「点と直線がなす平面」 は、平面の定義だと思いました。 ==
:点 と 直線 と 平面。3つ。平面は、余計。
:検討よろしくお願いします。
--[[利用者:Tkkn46tkkn46|Tkkn46tkkn46]] ([[利用者・トーク:Tkkn46tkkn46|トーク]]) 2026年4月19日 (日) 03:18 (UTC)
== 今後の参考にして下さい。球面の方程式 でした。高等学校数学C#ベクトルより ==
:[[高等学校数学C/ベクトル#球面の方程式]]を参考にしました。
:[[初等数学公式集/解析幾何#球面の式]]
:①球面の式 →球面の方程式
:②球の方程式→球面の方程式
:③接する平面 だから字下げ。
:④接する平面の式。の式。
:⑤リンク または 関連項目で対応でも。
:⑥目次の[[初等数学公式集#解析幾何]]内にあります。
:今後の参考にして下さい。
:(参考)[[初等数学公式集/解析幾何#接線の方程式]]
::接線の式になっていませんでした。方程式でした。
--[[利用者:Tkkn46tkkn46|Tkkn46tkkn46]] ([[利用者・トーク:Tkkn46tkkn46|トーク]]) 2026年5月2日 (土) 11:12 (UTC)
62svte9en6soewg4dlgbonqydhe42f4
トランプ/500ラミー
0
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299039
297888
2026-05-02T10:08:54Z
AkiR27User
90873
[[トランプ/ラミー500]]への転送ページ
299039
wikitext
text/x-wiki
#転送 [[トランプ/ラミー500]]
{{デフォルトソート:500らみい}}
[[カテゴリ:トランプ]]
[[カテゴリ:テーブルゲーム]]
[[カテゴリ:ボードゲーム]]
[[カテゴリ:カードゲーム]]
[[カテゴリ:ゲーム]]
f05yp1qzt3qxhc9d12izdf94by7lmst
トランプ/トランプ教科書
0
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299012
298295
2026-05-02T07:42:15Z
AkiR27User
90873
追加
299012
wikitext
text/x-wiki
'''トランプ教科書'''
[[ファイル:Svg-cards-2.0.svg|代替文=トランプ全カード|サムネイル|268x268ピクセル|トランプ全54枚のカード]]
「トランプ教科書」とは、トランプを体系的に学べるように構成された教科書である。初心者が基本を理解し、中級者が戦略を学び、上級者がより深い知識に触れられるよう、段階的に内容を整理している。
カードの基礎知識からゲームの分類、戦略、歴史まで、トランプに関する幅広い内容を学べるように設計されている。
== 巻構成 ==
📚[[トランプ/第一巻・トランプ入門|第一巻・トランプ入門]]
* トランプの世界への案内、遊びの種類、初心者向けの内容をまとめた入門編。
📚[[トランプ/第二巻・トランプ用語解説|第二巻・トランプ用語解説]]
* トランプゲームをの専門用語・共通概念・ジャンル固有の語彙を体系的にした用語集。
== 教材 ==
📚[[トランプ/第二巻・トランプ用語解説|正負の数の導入に使われるカードゲーム]]
* 中学1年数学“正負の数”の導入にトランプを使って学ぶことができます。
== 関連ページ ==
* [[トランプ/基本知識]]
* [[トランプ]]
== 完成具合 ==
* 📚|一応完成しています
* 📕|おおよそ完成しています
* 📗|半分完成しています
* 📘|少し完成していいます
* 📙|1,2行は書いています
* 📖|まだ書いていません
{{Stub}}{{デフォルトソート:とらんふきようかしよ}}
[[カテゴリ:トランプ|*]]
[[カテゴリ:テーブルゲーム]]
[[カテゴリ:カードゲーム]]
[[カテゴリ:ゲーム]]
[[カテゴリ:スタブ]]
[[カテゴリ:ボードゲーム]]
[[カテゴリ:トランプ教科書|*]]
b9ifad43cxnrxepxz8emxdba7b132zj
トーク:コンメンタール国家公務員法
1
47968
298984
2026-05-01T12:07:40Z
Tkkn46tkkn46
89925
/* 目次ページ の編集がガイドライン違反になりませんか。ガイドライン(その2)がありますか。 */ 新しい節
298984
wikitext
text/x-wiki
== 目次ページ の編集がガイドライン違反になりませんか。ガイドライン(その2)がありますか。 ==
:[[Wikibooks:ウィキプロジェクト 法学 コンメンタール執筆ガイドライン/目次ページ]]
--[[利用者:Tkkn46tkkn46|Tkkn46tkkn46]] ([[利用者・トーク:Tkkn46tkkn46|トーク]]) 2026年5月1日 (金) 12:07 (UTC)
t8geb360ayd39pigfwq3dhb1ojh6unh
不動産執行
0
47969
298986
2026-05-01T12:17:40Z
Tomzo
248
新規リダイレクト
298986
wikitext
text/x-wiki
#転送 [[民事執行法第43条]]
ojab84imlnjgl7tbkmyr10mtzmhaa1y
債権執行
0
47970
298988
2026-05-01T12:20:12Z
Tomzo
248
新規リダイレクト
298988
wikitext
text/x-wiki
#転送 [[民事執行法第143条]]
prkph3u0vtw37vej15qyhkm638d1rrg
動産執行
0
47971
298992
2026-05-01T14:06:36Z
Tomzo
248
新規リダイレクト
298992
wikitext
text/x-wiki
#転送 [[民事執行法第122条]]
8qg13np0sa2akochvmxulqqcx2ohju4
トランプ/プレジレント
0
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298999
2026-05-02T02:48:55Z
AkiR27User
90873
プレジレントについてまとめました
298999
wikitext
text/x-wiki
プレジレント(President) は、手札をすべて出し切ることを目的とするシェディング系カードゲームです。ラウンドごとに順位が決まり、次のラウンドのカード交換に影響する階級制度が特徴です。[[トランプ/大富豪|大富豪]]のルールと似ています。
== 所要 ==
* トランプ52枚を使用します
* カードの強さ:“2>A>K>Q>J>10>9>8>7>6>5>4>3”です
* プレイ人数は3~7人程度です(6人前後が最も遊びやすい)
'''準備'''
# 全員に均等にカードを配ります。
# 初回ラウンドは、'''クラブ(♣)の3'''を所持するプレイヤーが最初のリードを行います。
# リードを行ったプレイヤーから時計回りに行います。
# 2ラウンド目以降は、前ラウンドの'''President'''が最初にリードする事ができます。
== ゲーム ==
* リードをするプレイヤーでは、同じ数字のカードを1枚以上出すことができます
* 次のプレイヤーは、前のプレイヤーの出したカードと同じ枚数で、より強い数字のカードを出す必要があります。出せない場合、または出したくない場合は「パス」ができます<blockquote>例:場に4が2枚ある→5以上の同じ数字を2枚出す。又は「パス」をする</blockquote>全員がパスすると場が流れ、最後にカードを出したプレイヤーが次のリードを行う事ができます。
プレイ例(4人)
* 最初のプレイヤー:7を1枚出す。
* 次のプレイヤー:Aを1枚出す。
* 次のプレイヤーAを1枚出す。
* 次のプレイヤー:出せないためパス。
* 全員がパス→Aを出したプレイヤーが次のリードを行う。
勝利条件
* 手札をすべて出し切ったプレイヤーから順に順位が決まります。
* 最初に上がったプレイヤーがPresidentです。
== 特殊ルール ==
'''4枚出し'''
* 同じ数字のカード4枚を同時に出すと、その場のカードをすべて流すことができます
* なお、大富豪における革命のようにカードの強弱は反転しません
== 階級制度 ==
* ラウンド終了時、上がった順に階級が決まる。名称は地域により異なるが、一般的には以下の通りです
* 階級
** 1位・President
** 2位・Vice-President
** 中間階級(Citizen など)
** 下から2位・Vice-Asshole
** 最下位・Asshole
'''カード交換'''
* 次ラウンド開始前に、階級に応じてカード交換を行います
** President は最下位プレイヤーに'''最弱のカード2枚''' を渡します
** 最下位プレイヤーはPresidentに'''最強のカード2枚'''を渡します
* 地域によってはVice-PresidentとVice-Assholeの間でも1枚交換を行います。
{{デフォルトソート:ふれしれんと}}
[[カテゴリ:トランプ]]
[[カテゴリ:3人以上で遊べるトランプゲーム]]
[[カテゴリ:パーティー系]]
[[カテゴリ:カードゲーム]]
__インデックス__
[[カテゴリ:シェディング系]]
hbf0be4nhp3dyvzxi6h619ej4xzcya7
カテゴリ:シェディング系
14
47973
299005
2026-05-02T03:03:11Z
AkiR27User
90873
ページの作成:「{{Pathnav|主要カテゴリ|生活|趣味|ゲーム|テーブルゲーム|カードゲーム|トランプ|}} 出し切り系のカードゲームを紹介します {{デフォルトソート:しえていんくけい}} [[Category:トランプ]]」
299005
wikitext
text/x-wiki
{{Pathnav|主要カテゴリ|生活|趣味|ゲーム|テーブルゲーム|カードゲーム|トランプ|}}
出し切り系のカードゲームを紹介します
{{デフォルトソート:しえていんくけい}}
[[Category:トランプ]]
rkbfre1cys8mmv7wbbblm6e1f7jn29o
正負の数の導入に使われるカードゲーム
0
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299011
2026-05-02T07:38:13Z
AkiR27User
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かきました
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text/x-wiki
== 概要 ==
この活動は、トランプを用いて'''正負の数の計算'''を体験的に学ぶための数学教材です。黒いカードを正の数、赤いカードを負の数として扱い、複数回カードを引いて合計点を求めることで、符号付きの計算に慣れることを目的とします。
== 所要 ==
* トランプ52枚(ジョーカーなし)を使用します
* 得点
** 黒いカード(♠/♣):+1点
** 赤いカード(♥/♦):-1点
* プレイ人数は3~6人(4人程度)です
* Jは11、Qは12、Kは13という数字になります
'''目的'''
* 目的:3回カードを引いたときの合計点を高くする
* 狙い:黒はプラス、赤はマイナスとして計算し、正負の数の扱いに慣れることをねらいとする
'''準備'''
* カードをよく切り、プレイヤーに均等に配る
* 最初に引くプレイヤーを決め、左回りに進行する
== ゲーム ==
# 自分の左隣のプレイヤーからカードを1枚引く
# 全員が1枚ずつ引いたら1周終了とする
# これを'''合計3回'''繰り返す
# 黒いカードは+1、赤いカードは-1として合計点を計算する
# 最も点数が高いプレイヤーが勝ちとなる
* '''例'''
** 黒:3, 4, J(+18点)
** 赤:A, Q, 2(-15点)
<blockquote>18-15=3 つまり'''+3点'''となる</blockquote>合計+3点
== 学習のねらい ==
* 正負の数の加法に慣れる。
* 数の大小比較を体験的に理解する。
* プラスとマイナスの合計がどのように変化するかを考える。
{{デフォルトソート:せいふのかすのとうにゆうにつかわれるかあとけえむ}}
[[カテゴリ:トランプ教科書]]
[[カテゴリ:トランプ]]
[[カテゴリ:カードゲーム]]
[[カテゴリ:3人以上で遊べるトランプゲーム]]
qdnkoou0qzqj9brnoghelabarutoy2u
トランプ/ジジ抜き
0
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2026-05-02T07:48:28Z
AkiR27User
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ジジ抜き
299017
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text/x-wiki
#転送 [[トランプ/ババ抜き#ジジ抜き]]
ジジ抜きはババ抜きの派生ゲームである
{{デフォルトソート:ししぬき}}
[[カテゴリ:トランプ]]
[[カテゴリ:カードゲーム]]
[[カテゴリ:3人以上で遊べるトランプゲーム]]
[[カテゴリ:パーティー系]]
j1wawo95n5np4vh2qn3xupnsgq9q8jb
トランプ/オールドメイド
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2026-05-02T08:17:28Z
AkiR27User
90873
[[トランプ/ババ抜き#オールドメイド]]への転送ページ
299022
wikitext
text/x-wiki
#転送 [[トランプ/ババ抜き#オールドメイド]]
オールドメイドはババ抜きの派生ゲームである
{{デフォルトソート:おおるとめいと}}
kdvenx11060p0fhm70n4ms94cohsd9p
トーク:民法第399条
1
47977
299043
2026-05-02T11:04:58Z
Tkkn46tkkn46
89925
/* 教えて下さい。には には文の、事例を探しています。 */ 新しい節
299043
wikitext
text/x-wiki
== 教えて下さい。には_には文の、事例を探しています。 ==
:[[民法第399条#「その目的とすることができる」とは]]
:>...不履行時には究極的には国家による強制執行による債務履行の実現をも可能とする。
: ↓
:>...不履行時には国家による強制執行による債務履行を可能とする。
: ↓
:>...不履行時に国家による強制執行で、債務履行を可能とする。
: ↓
:>...不履行時に国家の強制執行で、債務履行を可能とする。
:以下、1文で4文ありました。
:・には_には文
:・究極的_文
:・をも_文
:・よる_よる文
:私は、トランプ手品の状態です。リンカーンの言葉?
:私は、記憶に残る条文になりました。ありがとうございました。
:>...ご指摘は基本的に考えて編集したものなので強い根拠がなければ拒否します....(トーク:初等数学公式集/解析幾何より)
--[[利用者:Tkkn46tkkn46|Tkkn46tkkn46]] ([[利用者・トーク:Tkkn46tkkn46|トーク]]) 2026年5月2日 (土) 11:04 (UTC)
j2my2eqdede6vry3w2fogb2o8a5m4w9
トーク:民事執行法第43条
1
47978
299044
2026-05-02T11:08:07Z
Tkkn46tkkn46
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/* 教えて下さい。>物権であるが不動産とみなす。?動産 */ 新しい節
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== 教えて下さい。>物権であるが不動産とみなす。?動産 ==
①不動産は、物権ですか。?解説の「であるが_文」ですか。
:「物権であるが」を消すと、条文第2項の一部分と同じ。
②不動産扱いについて。
:原則と原則じゃないで、行頭の中点・2行になると思いました。(段下げは理解しています。)
:どうして行頭で中点・の3行が必要ですか。?解析幾何のコラム in コラムみたいです。
③小見出し「不動産」→「不動産扱い」「不動産とみなす」原則はイラナイかも。
:「不動産執行の対象」物。?「不動産執行の目的?」物。小見出しも不要。
>...ご指摘は基本的に考えて編集したものなので強い根拠がなければ拒否します....(トーク:初等数学公式集/解析幾何より)--[[利用者:Tkkn46tkkn46|Tkkn46tkkn46]] ([[利用者・トーク:Tkkn46tkkn46|トーク]]) 2026年5月2日 (土) 11:08 (UTC)
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