Wikibooks jawikibooks https://ja.wikibooks.org/wiki/%E3%83%A1%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%82%B8 MediaWiki 1.47.0-wmf.2 first-letter メディア 特別 トーク 利用者 利用者・トーク Wikibooks Wikibooks・トーク ファイル ファイル・トーク MediaWiki MediaWiki・トーク テンプレート テンプレート・トーク ヘルプ ヘルプ・トーク カテゴリ カテゴリ・トーク Transwiki Transwiki‐ノート TimedText TimedText talk モジュール モジュール・トーク Event Event talk トーク:高等学校数学III/積分法 1 1934 299507 299268 2026-05-13T13:51:44Z Tkkn46tkkn46 89925 /* 今後の参考にして下さい。私は、少しずつワカッテきました。 */ 新しい節 299507 wikitext text/x-wiki <math> \int \frac 1 x dx = \ln |x| </math> の導出を書かなくては...。 --[[利用者:T.Uesugi|T.Uesugi]] 2005年5月8日 (日) 05:11 (UTC) == 区分求積法 == 区分求積法の記述が見当たらないと思ったのですが、なぜでしょうか? 高校学習指導要領から消えたからですかね? たとえそうであったとしても、概念としてかなり重要になるものですし、発展内容・コラム的な内容で入れることはできないでしょうか。 個人的な考えで言えば、初学者に対しては区分求積法を積分の定義として、その微分がもとの関数に戻ることを示してから積分は微分の逆演算である、としたほうが理解が早まると思っていますので、入れるべきだと思います。--[[利用者:Yamazzaki|Yamazzaki]] 2010年3月7日 (日) 15:45 (UTC) : Yamazzakiさんの仰るとおり、区分求積法についても書くべきと考えます。区分求積法を積分の定義とするか否かについては議論の余地があると思いますが、積分の理解の上では不可欠ですし、大学入試を考えたときに区分求積法の知識が問われることもありますので、あるべきものです。この教科書では数学IIの[[高等学校数学II 微分・積分の考え]]で積分法を定義していますし、現在の多くの検定教科書ではこの方法が取られています。その上で極限を導入した後区分求積法を解説します。「区分求積法を積分の定義として」解説する方法は初学者にとって易しいものであろうという点はわたしも同意しますが、高校数学の体系からすると、微分の逆演算として数学IIにおいて定義した後に「こういうこともできるよね」と数学IIIで導入するしかないような気がします。--[[利用者:Ninomy|Ninomy]]<small>-[[利用者‐会話:Ninomy|chat]]</small> 2010年3月7日 (日) 17:16 (UTC) : 区分求積法についての記述がどこかにあるべきということには全面的に同意します。積分を学ぶからにはぜひ知っておくべき内容です。ただ私は個人的には、区分求積を積分の定義として持ってくるのは、ある生徒にとってはわかりやすくなるというのはわかりますが、あまねくすべての生徒にとって分かりやすいとは思えません。その辺を議論してもあまり意味がないでしょうから詳しく議論はしませんが、広く大衆に対して教育するカリキュラムたる高校数学のカリキュラムが今のような形式であるのは、私は妥当だと思います。--[[特別:投稿記録/211.1.219.126|211.1.219.126]] 2010年3月9日 (火) 11:42 (UTC) ::意見を総括しますと、兎も角「区分求積法については書くべき」という意見で一致のようですね。 ::特に反対意見も内容ですので、コラムまたは発展的内容の形で掲載、という方向で掲載しましょう。 ::あとは実際に書くだけですね。誰でも良いので何らかの投稿をお願いします。 ::自分で書きたいのは山々なんですが、区分求積法については所々忘れてまして、むしろ解説を読みたい側です。--[[利用者:Yamazzaki|Yamazzaki]] 2010年3月9日 (火) 17:27 (UTC) : [[File:Riemann sum (leftbox).gif|thumb]]区分求積法について、[[高等学校数学III 積分法#区分求積法]]の項を書いてみました。荒っぽく上手でない解説かなと恐縮しておりますが、イメージは掴めるのではないかとおもいます。図を検索したところ、区間[''a'', ''b'']の面積を求めるものしかありませんでしたが、実際に高等学校で教えられているのは[0,1]の場合のみとなります。また、面積計算よりは極限計算の考え方として取り上げられることが多いように思います。極限計算法と、積分の意味という2つの観点からもう少しうまく解説できればよいと思っております。また、今回は静止画像のみ含めましたが、右のような動画もありますので、うまく利用すると良いかもしれません。--[[利用者:Ninomy|Ninomy]]<small>-[[利用者‐会話:Ninomy|chat]]</small> 2010年3月9日 (火) 18:53 (UTC) == 1行削除へ。検討をお願いします。 == :>高等学校数学の全ての分野を学んだ後に学習に取り組んでほしい。 :?条文の全ての分野を学んだ後に条文に取り組んでほしい。に見えます。 :もしかしたら、高校数学の最後の単元の意味カモ。 --[[利用者:Tkkn46tkkn46|Tkkn46tkkn46]] ([[利用者・トーク:Tkkn46tkkn46|トーク]]) 2026年5月5日 (火) 23:17 (UTC) == >開区間[a,b]において...間違ったビミョーだと思いました。無難に開区間[a,b]→区間[a,b]へ。3箇所です。 == ①[[高等学校数学III/積分法#定積分と不等式]] :?→開区間(a,b) ?広義積分の意味でしょうか。 ②(ついでに)省略 :「定積分の○○法」があるから、不定積分で「○○法」→「不定積分の○○法」は、意味が通じるから省略。 --[[利用者:Tkkn46tkkn46|Tkkn46tkkn46]] ([[利用者・トーク:Tkkn46tkkn46|トーク]]) 2026年5月6日 (水) 09:42 (UTC) == 導出の事例を探しています。「積分の基本的な性質」について教えて下さい。 == [[高等学校数学III/積分法#積分の基本的な性質]] ①導出について。 :もしかしたら、[[w:不定積分#不定積分の定義]]からですか。線形性の意味ですか? :>...の両辺を微分すると、... :>...の両辺は一致する。... :?最初に証明する(すべき)式を並べて、両辺を微分してあります。 :【要望】左辺=... ⇔ (?同値変形) ...⇔ =右辺 になりました。 :左辺→右辺と、ならないものですか。(左辺の微分→右辺の微分カモ) ②本節の最後の3行。不定積分の節内の定積分です。 :>関数  f(x) の原始関数を F(x) とすると... :説明追加(?定積分で)、又は3行を定積分に移動だと思いました。 (外部リンク) :KIT数学ナビゲーション :https://w3e.kanazawa-it.ac.jp/math/category/sekibun/henkan-tex.cgi?target=/math/category/sekibun/futeisekibun-no-kihonsiki-2.html 事例をよろしくお願いします。--[[利用者:Tkkn46tkkn46|Tkkn46tkkn46]] ([[利用者・トーク:Tkkn46tkkn46|トーク]]) 2026年5月7日 (木) 09:30 (UTC) == 今後の参考にして下さい。私は、少しずつワカッテきました。 == :わかる 3個 :分かる 2個 :分る  3個 :事例をよろしくお願いします。 --[[利用者:Tkkn46tkkn46|Tkkn46tkkn46]] ([[利用者・トーク:Tkkn46tkkn46|トーク]]) 2026年5月13日 (水) 13:51 (UTC) m7vu11myy2m3futtm69noj8kut31ffv トーク:初等数学 1 1935 299511 25785 2026-05-13T14:50:26Z Tkkn46tkkn46 89925 /* 今後の参考にして下さい。ここで 文。削除。 */ 新しい節 299511 wikitext text/x-wiki こんにちは。 大分充実して来ているようですね。 しかし、この部分は他の学校教育の 教科書と重複する部分が多くなり得るように 思うのですが、そちらとはどのような関係を 取る予定なのでしょう? もちろん数学自体は各々の人が自分の好きなように 話を進めれば良いと思うし、指導要領だけを 遵守する必要は必ずしもないと思います。 しかし、このまま進めると利用者が混乱することは 避けられないと思うのですがどうでしょう。 --[[利用者:T.Uesugi|T.Uesugi]] 2005年5月8日 (日) 05:53 (UTC) 私の考えとしては、この初等数学は中学校、高校範囲をできるだけ体系的に説明することを重視しています。<br> 理想としては、学校にそった勉強がしたい人が教科書の方を使っていただいて、学校の数学(いわゆる受験数学)とは関係なく学びたい人は、こちらの初等数学を使って欲しいと考えています。<br> gmeleos2005年5月14日(土) しかし、それは学生のためになるでしょうか? 実際問題としてほとんどの学生は数学が好きだからそれを学んでいるわけではありません。それが試験に出るから学んでいる(もしくは試験に出るけれども学ぶとは限らない)のが現状だと思います。そうなると、例えこれが完成してもそれを読もうと試みる人間は限られて来るのではないでしょうか。 --[[利用者:T.Uesugi|T.Uesugi]] 2005年5月20日 (金) 09:07 (UTC) -------------------------------------------- 始めまして。f(t)=kといいます。 少しのぞいて気がついたのですが、方程式とはのところで「方程式とは ~ の値を求めることである。」となっていて主語と述語が一致していないように見受けられます。特に意図しているものでない限り、致命的な間違いなので送球に訂正したほうがよいかと思います。 --------------------------------------------- == gmeleos == 学習指導要領にそって学年ごとに勉強するのは、いわば、横の勉強だといえます。 これに対して、この初等数学は縦の勉強だといえます。 縦と横の勉強をすることによって確固たる数学の実力がつくと思います。 また、私事で執筆を1~2週間ほどストップさせていただきます。 == 今後の参考にして下さい。ここで_文。削除。 == :[[初等数学#初等代数学]] :>ここで説明し切れなかった部分は、基礎数学のところで説明したいと考えている。 :削除。?らしいと言えばらしい。基礎数学は_ドコ文。 --[[利用者:Tkkn46tkkn46|Tkkn46tkkn46]] ([[利用者・トーク:Tkkn46tkkn46|トーク]]) 2026年5月13日 (水) 14:50 (UTC) qmokmv2zz7hbr6ty6ya0u1386isxfqf 高等学校物理/原子物理 0 1946 299519 299381 2026-05-14T04:17:02Z Nermer314 62933 299519 wikitext text/x-wiki {{pathnav|高等学校の学習|高等学校理科|高等学校 物理|pagename=原子物理|frame=1|small=1}} == 電子と光 == === 電子の発見と測定 === ==== 陰極線 ==== [[File:12. Тлеечко празнење.ogv|thumb|400x400px|真空放電の実験動画|中央]] 図のように両極に電極を封入したガラス管に高電圧を加えるとき、内部の気体を抜いていくと管全体が内部気体特有の発光を示す。このような稀薄気体による放電を'''真空放電'''という。最近は減りつつあるが、蛍光灯は真空のガラス管に少量の水銀蒸気を入れて真空放電を起こすことにより、水銀から紫外線を発生させて蛍光塗料を光らせている。 1858年、ドイツのプリュッカーは真空放電の実験の中で、ガラス管内の真空度を増すとあるとき管内の光が消えて正極側の管壁が蛍光を発することを発見した。これを受けて、1874年にイギリスのクルックスが「負極から出た何かが正極に向かって進んで管壁にぶつかることによって蛍光する」というアイディアを提唱した。ここで、正極・負極をそれぞれ'''陽極'''・'''陰極'''、陰極から出る何かを'''陰極線'''と名づけた。 <gallery widths="150"> File:Katódsugarak mágneses mezőben(1).jpg|クルックス管。陰極は右側にある。陽極は下部にある。 File:Katódsugarak mágneses mezőben(2).jpg|陰極線は、陰極から飛び出て進み、管壁にぶつかって蛍光を発させる。十字状の物体と同じ形の影が出来ることから陰極線が物体に遮られることも確認できる。 File:Katódsugarak mágneses mezőben(3).jpg|U字磁石を配置して平行な磁場を与えると、陰極線は上に曲げられる。 File:Katódsugarak mágneses mezőben(4).jpg|今度はU字磁石を逆に配置して平行な磁場を与えると、陰極線は下に曲げられる。 </gallery> その後、さまざまな実験により陰極線の性質が解明された。 *写真フィルムを感光する *蛍光物質に当てると発光を示す *物体に遮られ、その後ろに影を作る *電場や磁場に、負電荷と同様の影響を受ける *これらの性質は陰極の金属の種類や管内の気体の種類に依存しない これらを総合すると、「陰極線は負電荷を持つある特定の粒子の流れで、その粒子はすべての金属に含まれる」という仮説が立つ。 この粒子の正体を調べるために、次のような実験が行われた。 ==== トムソンの実験 ==== 1897年、イギリスのトムソンは陰極線が電場や磁場でどのように曲げられるかを詳しく調べた。 真空中に間隔d、長さlの平行平板電極a, bを上から順に置き、電極面に平行に、電極間に向けて左から速さvで質量m、電荷-eの荷電粒子を入射する。電極の右端から距離Lだけ離れたところに蛍光物質を塗ったスクリーンを置いて粒子の到達地点を記録する。電子の入射方向にx軸をとり、電極の左端を通りスクリーンに平行な直線をy軸とする。また、表から裏の向きにz軸をとる。粒子の質量mは非常に小さい値と考えられるので、重力の影響は無視する。 まず、極板間にy軸の負の向きに大きさVの電圧をかける。このとき、極板間の電場は一様になるので、電場の強さは<math>E = \frac{V}{d}</math>と求まる。粒子は負電荷なので電場の向きと逆、すなわちy軸の正の向きに電場からの力を受け、その大きさは<math>F = |-e| E = \frac{eV}{d}</math>である。よって粒子の加速度は運動方程式より<math>a = \frac{eV}{md}</math>と求まる。 このとき、x軸方向は等速直線運動、y軸方向は等加速度運動をするので、xy平面上では放物運動をすると見做せる。x軸方向で考えると、速さvでlだけ移動する時間は、きはじの法則より<math>t_1 = \frac{l}{v}</math>である。y軸方向で考えると、粒子が電極を抜ける瞬間のy座標は<math>y_1 = \frac{1}{2} at^2_1 = \frac{el^2V}{2mdv^2}</math>と求まる。 電極を抜けた粒子は等速直線運動を行うので、粒子が電極を抜けてからスクリーンに到達する時間はx軸方向で考えると<math>t_2 = \frac{L}{v}</math>である。y軸方向は位置<math>y_1</math>に達したときの速度で等速運動をするので、<math>v_y = at_1 = \frac{elV}{mdv}</math> である。よって、電極を通過した後のy方向の移動距離は<math>y_2 = v_y t_2 = \frac{elLV}{mdv^2}</math>と求まる。スクリーンに到達したときの粒子のy座標は<math>y_0 = y_1 + y_1 = \frac{el^2V}{2mdv^2} + \frac{elLV}{mdv^2} = \frac{el(l+2L)V}{2mdv^2}</math>である。 次に、電極間にだけz軸の正方向に一様な磁場を加える。入射した粒子が直進するように磁場を調整すると、粒子が電場から受けるクーロン力と磁場から受けるローレンツ力が釣り合うので、磁束密度の大きさについて力の釣り合いの式より<math>B = \frac{V}{vd}</math>が成り立つ。よって<math>y_0 = \frac{el(l+2L)B}{2mv}</math>である。 これらを総合すると、<math>y_0 = \frac{e}{m} \times \frac{l(l+2L)B}{2v} </math>より<math>\frac{e}{m} = \frac{2y_0v}{l(l+2L)B} = \frac{2y_0E}{l(l+2L)B^2} = \frac{y_0V}{l(\frac{l}{2}+L)dB^2}</math>と求まる。 この<math>\frac{e}{m}</math>を荷電粒子の'''比電荷'''という。当時、最終的に求まった式に含まれる定数はすべて測定可能だったので、比電荷の値を求めることができた。具体的には、<math>\frac{e}{m} \fallingdotseq 1.75882001076 \times 10^{11}</math> C/kgである。 この比電荷は陰極に用いる金属や管内の気体の種類に依存しないので、物質の中には負電荷を持った粒子が共通に含まれることが証明された。この粒子は'''電子'''と名付けられた。現在では、この電子が電気の正体であると判っている。 なお、電子の具体的な質量や電気量の測定は1909年のミリカンの実験を待つことになる。 ==== ミリカンの実験 ==== ミリカンの実験とは、霧吹きなどで作成した油滴の微小な飛沫に、X線やラジウムなどで帯電させる。そして、外部から電場を印加する。すると、油滴の重力(下向き)のほかに、電場による静電気力(上向きになるように電極板を設置する)が働くので、釣り合って静止する状態になった時の電場から、電荷の値を確かめる実験である。 油滴の質量をm、電気量を-q、電場の強さをE、重力加速度をgとすると、油滴に働く重力とクーロン力が釣り合っているので、<math>mg = |-q|E</math>である。 電場の強さを0にすると、油滴は自由落下運動を始めるが、空気抵抗によって終端速度vで落下するようになる。このとき、油滴に働く重力と空気抵抗力が釣り合っているので、空気抵抗の比例定数をkとして<math>mg = kv</math>が成り立つ。 総合して、<math>q = \frac{kv}{E}</math>を得る。 この実験を繰り返したときに算出・測定される電荷の値が全て 1.6×10<sup>-6</sup> Cの整数倍になったので、電子1個の電荷が 1.6×10<sup>-19</sup> Cだと分かった。 なお、この 1.6×10<sup>-19</sup> Cのことを'''電気素量'''という。 現在では、電気素量は <math>e = 1.602 \, 176 \, 634 \times 10^{-19} \, \mathrm C</math> と定義されている。 この値と先ほどの比電荷の値から、電子の質量は<math>m \fallingdotseq 9.1093837015 \times 10^{-30} </math> kgと求まる。 {{コラム|ミリカン以前の電気素量の測定| ラボアジエなどの電気分解の実験により、金属の電気分解の実験の時に発生する気体が帯電していることは古くから知られていた。実験物理学者タウンゼントは、発生した気体のモル数と静電誘導などによって発生した電荷の合計を測定することにより、電子1個あたりの電荷(電気素量)を概算した。 現代の電子の電荷と桁が同じくらいの精度で、タウンゼントは電気素量の測定値を得た。 }} === 光の粒子性 === ==== 光電効果 ==== [[File:Photoelectric effect diagram no label.svg|thumb|300px|電子の運動エネルギーの最大値と、光の振動数との関係]] 負の電荷に帯電させてある金属板に、紫外線を当てると、電子が飛び出してくることがある。また、放電実験用の負極に電子を当てると、電子が飛び出してくることがある。この現象を、'''光電効果'''という。1887年、ヘルツによって、光電効果が発見された。レーナルトによって、光電効果の特徴が明らかになった。 当てる光の振動数が、一定の高さ以上だと、光電効果が起きる。この振動数を'''限界振動数'''といい、これより低周波数の光では、光電効果が起こらない。また、限界振動数のときの波長を、'''限界波長'''という。 限界振動数は物質によって異なる。亜鉛板では紫外線でないと光電効果が起きないが、セシウムでは可視光でも光電効果が起きる。 光電効果とは、物質中(主に金属)の電子が光からエネルギーを受け取って外部に飛び出す現象のことである。 この飛び出した電子を'''光電子'''という。 光電効果には次のような特徴的な性質がある。 :* 光の振動数がある振動数(限界振動数)以上でないと起こらない。 :* 光電子の運動エネルギーの最大値は当てた光の振動数のみに依存し、光の強さには依存しない。 :* 単位時間あたりに飛び出す光電子数は、光の強さに比例する。 これらの性質のうち、1番目と2番目の性質は(それまでの)古典物理学では説明できない。 つまり、光を電磁波という波動の性質だけで捉えていては辻褄が合わないのである。 仮に電磁波の電場によって金属から電子が放出すると考えた場合、光の強さが大きくなるにつれ光波の振幅が大きくなるので、電場も大きくなるはずである。 しかし、実験結果によれば光電子の運動エネルギーは光の強さには依存しない。 よって光電効果は古典物理学では説明できない。 ===== アインシュタインの 光量子仮説 ===== 上述の矛盾(古典的な電磁波理論では、光電効果を説明できないこと)を解決するために、次のような'''光量子仮説'''がアインシュタインによって提唱された。 * 光は、光子の流れである。光子を、光量子ともいう。 * 光子1個の光エネルギー <math>E</math>は、光の振動数 <math>\nu </math> に比例する。 *:<math>E=h\nu</math> 比例定数 <math>h = 6.62607015 \times 10 ^{-34} \, \mathrm{J \cdot s}</math>を'''プランク定数'''という。 光電効果を起こすのに必要な最小エネルギーを'''仕事関数'''という。仕事関数の値は金属の種類によって異なる。 仕事関数を <math>W</math>とすると、光子の得る運動エネルギーの最大値 <math>K_0</math>について、次式が得られる。 :<math> K _0 = h \nu - W </math> (1.1) この式より、光電効果が起こる条件は <math>h \nu \geqq W</math> となる。これは <math>k_0 \geqq 0</math>に相当する。 これより、限界振動数 <math>\nu_0</math>について、<math>h\nu_0=W</math>が成り立つ。 この光量子仮説により、光電効果の1番目と2番目の性質を容易に矛盾なく説明できるようになった。波動は粒子のように振舞うのである。 なお、光電効果の3番目の性質から、ある場所の光の強さはその場所の単位面積と単位時間及び飛来する光子の数に比例することが分かる。 *エネルギーの単位 電子や光子一個のエネルギーは非常に小さいので、ジュール(J)をそのまま用いると使い勝手が悪い。そのため、新たにエネルギーの単位を設定する。 真空中において電子一個を1Vで加速するときに電子が得る運動エネルギーを'''電子ボルト'''('''エレクトロンボルト''')という(記号:eV)。<math>1 \mathrm{eV} = 1.60 \times 10^{-19} \mathrm{J}</math>である。 例) *銅の仕事関数は4.65eV {{コラム|光波長の測定| そもそも、光波長はどうやって測定されたのだろうか。 現在では、例えば原子の発光スペクトルの波長測定なら、回折格子をプリズムとして使うことによって、波長ごとに分け、波長が測定されている。 可視光の波長の測定は回折格子によって測定するわけだが、ではその回折格子の細かい数百nm〜数千nm程度の間隔の格子溝をどうやって作るのか、という問題に行き着く。 歴史的には、下記のように、可視光の波長が測定されていった。 まず、1805年ごろの「ヤングの実験」で有名なヤングらの研究により、可視光の波長は、おおむね 100 nm(10<sup>-7</sup>m) 〜 1000 nm 程度であることは、この頃から既に予想されていた。 その後、ドイツのレンズの研磨工だったフラウンホーファーが優れた回折格子を開発し、可視光の波長を精密に測定する事に成功した。フラウンホーファーは回折格子を作るために細い針金を用いた加工装置を製作し、その加工機で製作された回折格子を用いて光波長の測定を始めたのが研究の起こりである。1821年、フラウンホーファーは格子を130 本/cmも並べた回折格子を製作した。<ref>『現代総合科学教育大系 SOPHIA21 第7巻 運動とエネルギー』、講談社、発行:昭和59年4月21日第一刷発行発行</ref> また、1870年にはアメリカのラザフォードがスペキュラムという光の反射性の高い合金を用いた反射型の回折格子を製作し、これによって700 本/mmもの格子のある回折格子を製作した。 更にこの頃、送り螺子の潤滑のために水銀を使う水銀浮遊法が、研究開発で行われた。 後の時代、より高精度な波長測定が物理学者マイケルソンによって行われた。 干渉計を用いて反射鏡を精密螺子で細かく動かすことにより高精度な波長測定器を作り、この測定器によってカドミウムの赤色スペクトル線を測定した。測定波長は643.84696 nmだった。マイケルソンの測定方法では、赤色スペクトル光の波長を当時のメートル原器と比較することで測定した。<ref>川上親考ほか『新図詳エリア教科辞典 物理』、学研、発行:1994年3月10日新改訂版第一刷、P.244 および P.233</ref> このマイケルソンの制作した干渉計にも、水銀浮遊法の技術が取り入れられている<ref>クリス・エヴァンス 著、橋本洋・上野滋 共訳『精密の歴史』、大河出版、2001年11月28日 再版、185ページ</ref>。 更に螺子の技術革新で、弾力性のある材質で螺子を作ることによって誤差を均し高精度とする技術マートン・ナットが、イギリスの物理学者トーマス・ラルフ・マートンなどによって開発された。 なお、現代でも、研究用として干渉計を用いた波長測定器が用いられている。メートル原器は、マイケルソン当時は長さの基準だったが、1983年以降は標準には用いられていない。現在のメートルの定義は以下の通り。 ;メートルの定義 :真空中の光速 <math>c</math> を単位 m/s で表したときに、その数値を {{val|299792458}} と定めることによって定義される。 :ここで、秒はセシウム周波数 <math>\Delta \nu_{\mathrm{Cs}}</math> によって定義される。 }} ==== 光電効果の測定 ==== [[File:Cellule photoelectriqie.JPG|thumb|300px|光電効果の実験]] [[File:Caracteristique courant tension (frequence fixe).JPG|thumb|300px|電位と光電流の関係]] 右の実験図のように、光電管の陰極に限界振動数ν<sub>0</sub>よりも振動数が大きい光を当てると、光電子が飛び出し陽極に流れ込む。このときの電流を'''光電流'''という。 光電流の測定結果は右のグラフのようになる。 陽極の電位が正であれば飛び出した光電子は全て陽極に流れこむため、電圧を高くしても光電流の大きさは一定である。 陽極の電位が0であっても、光電子は運動エネルギー<math>K_0</math>を持って飛び出すので、陽極に到達することができる。 陽極の電位を負にしてさらに下げると、光電子は電場から受けるクーロン力によって運動を妨げられ、ある電位 <math>-V_0</math>で陽極に到達する前に運動エネルギーが0になってしまう。このときの電圧 <math>V_0</math>を'''阻止電圧'''といい、<math>K_0 = eV_0</math>が成り立つ。 つまり、阻止電圧を測定すれば光電子の持つ運動エネルギー <math>K_0</math>を求めることができる。 このとき、光の振動数 <math>\nu</math>または光の波長 <math>\lambda</math>が判っていれば、<math>K_0 = h \nu - W = \frac{hc}{\lambda} - W</math>より金属の仕事関数 <math>W</math>も求めることができる。 ただし、陽極と陰極で金属の種類が異なるとき、これらの仕事関数の違いに伴い'''接触電位差'''が表れるため、それも考慮しなければならない。 なお、光電効果によってプランク定数を測定することもできる。 === X線 === ==== X線の発見 ==== [[File:Rotating anode x-ray tube (labeled).jpg|thumb|250px|X線管<br>陰極から出た陰極線を陽極に照射すると、X線が出る。]] [[File:Tube RX a fenetre laterale.png|thumb|X線管の原理]] レントゲンは、1895年、放電管を用いて陰極線の実験をしていたとき、放電管の近くに置いてあった写真乾板が感光している事に気付いた。 レントゲンは、陰極線が硝子に当たったとき、何か未知のものが放射されてると考え、これをX線と名づけた。 軈て、種々の実験によってX線は性質が明らかになった。 *磁場や電場で曲がらない。(この事から、X線は荷電粒子ではない事が分かる) *X線を照射された物質はイオンに電離する。('''電離作用''') *可視光線を通さない物質でも、X線なら透過できる場合がある。(医療診断に応用されている。) *蛍光物質を光らせる。 などの性質がある。 ==== X線の発生とスペクトル ==== 上のX線菅の図において、電流による発熱で陰極から放出された'''熱電子'''は高い電圧によって加速され、'''ターゲット'''(陽極)に衝突する。このとき、一個の電子の持つエネルギーの一部または全部がX線光子のエネルギーとなり、残りは陽極熱に変換される。 発生するX線のスペクトルは、ある最短の波長から始まってそれより長い波長を連続的に含む。これを'''連続X線'''という。 電子のエネルギーが全てX線光子のエネルギーに変わるとき、<math>E = h\nu = \frac{hc}{\lambda}</math>よりX線の波長は最短となる。このときのX線の振動数をν<sub>0</sub>、波長をλ<sub>0</sub>、加速電圧をVとすると、電子の初速度が0のとき、<math>eV_0 = h\nu_0 = \frac{hc}{\lambda_0}</math>が成り立つ。すなわち、最短波長は<math>\lambda_0 = \frac{hc}{eV}</math>と求まる。 [[File:TubeSpectrum.jpg|thumb|240px|特性X線(K線)]] 右の図のように、連続X線の他に特定のエネルギーを持つX線が強く放射される場合があり、これを'''固有X線'''('''特性X線''')という。固有X線の波長はターゲットの材質で決まる。 {{-}} ==== X線の波動性 ==== 1912年、物理学者ラウエは、X線を単結晶に当てると、写真フィルムに図のような斑点の模様にあることを発見した。これを'''ラウエ斑点'''といい、結晶中の原子が回折格子の役割をしたことで発生した干渉現象である。 [[File:Bragg diffraction 2.svg|thumb|400px|ブラッグの条件]] 1912年、ブラッグは、反射が強めあう条件式を発見した。 この条件式 :<math>2d\sin\theta = n\lambda</math>(nは非負整数) を'''ブラッグの条件'''という。 上式のdは格子面の間隔の幅である。 これは結晶面での回折や屈折を無視した場合の式であり、実際にはもう少し複雑な式となる。 <!-- 2023年奈良女子大学後期日程などに電子波の屈折を考慮したブラッグ反射の問題が出題。今後、新傾向として注意すべし @2025/08/13 --> {{-}} ==== X線の粒子性 ==== * コンプトン効果 X線を物質に当てて散乱された後のX線を調べると、その中に元のX線の波長よりも長いものが含まれることがわかった。このように散乱X線の波長が伸びる現象は物理学者コンプトンによって解明されたので、'''コンプトン効果'''('''コンプトン散乱''')という。 [[File:Compton ex1.jpg||400px|thumb|right|コンプトンによる実験略図。なお、図中の「単結晶」は波長の測定用であり <ref>原島鮮『初等量子力学』(裳華房、2014年第40版、初版は1972年)</ref> 、「単結晶」の材質は方解石の結晶であり、散乱波長はブラッグ反射などを活用して測定する。(コンプトン本人の論文“The Spectrum of Scattered X-Rays”(May 9, 1923).に、方解石(calcite)を使っていることと、ブラッグ反射(Bragg ?)させている事が書かれている。)]] この現象は、X線を波と考えたのでは説明がつかない。(仮に波と考えた場合、散乱では波長が変化しないので散乱光の波長は入射X線と同じになるはず。) さて、波動の理論でコンプトン効果を説明できないなら、粒子の理論で説明をすれば良いだろう。 この当時、アインシュタインは光量子仮説に基づき、光子はエネルギー<math>E=h\nu</math>だけでなく、次の式で表される運動量 <math>p</math>も持つことを発見している。 <math>p=\frac{h\nu}{c}(=\frac{h\nu}{\nu \lambda}=\frac{h}{\lambda})</math> 物理学者コンプトンは、この発見を利用し、波長λのX線を、運動量<math>\frac{h}{\lambda}</math> とエネルギー<math>\frac{hc}{\lambda}</math>を持つ粒子(光子)の流れと考え、 X線の散乱を、この光子が物質中のある電子と完全弾性衝突をした結果と考えた。 :コンプトンはこの考えに基づき、光子と電子の間に運動量保存則及びエネルギー保存則が成り立つと仮定して計算して、実験結果と良く合う結果が得られることを発見した。 [[File:Compton effect illust.svg|thumb|400px|コンプトン効果<br>この図を見ると、あたかも真空中を漂う電子に電磁波を照射したように見えるが、そうではない。実際にコンプトンが行った実験は、石墨の炭素などの物質にX線を照射する実験である。図中の電子は、炭素などの分子が提供する電子である。<!-- コンプトン本人の論文に、このような感じの図が書かれており、それでこのような図が普及したものと思われる。-->]] 解法は、下記のとおり。 :エネルギー保存の式を立てる。 :運動量の保存の式を立てる。 ---- エネルギー保存の式 :<math>\frac{hc}{\lambda} = \frac{hc}{\lambda '} + \frac{1}{2}mv^2 \qquad \qquad</math> (1.2a) 運動量保存の式 :x軸: <math> \frac{h}{\lambda} =\frac{h}{\lambda '} \cos \theta + mv \cos \phi \quad</math> (1.2b) :y軸: <math> 0 =\frac{h}{\lambda '} \sin \theta - mv \sin \phi \qquad</math>(1.2c) ---- この3つの式を連立し、<math>v</math>と<math>\phi</math>を消去して<math>\lambda,\lambda ',\theta</math>の関係式を求めればよい。 ⅰ)まず、式(1.2b),(1.2c)から<math>\phi</math>を消去する。<br> 式(1.2b)から :<math>(mv \cos \phi)^2 = (\frac{h}{\lambda}-\frac{h}{\lambda '} \cos \theta)^2 </math> 式(1.2c)から :<math>(mv \sin \phi)^2 = (-\frac{h}{\lambda '} \sin \theta)^2</math> この両式を加えると :<math>m^2 v^2 = (\frac{h}{\lambda}-\frac{h}{\lambda '} \cos \theta)^2+(-\frac{h}{\lambda '} \sin \theta)^2+\frac{h^2}{\lambda '^2}</math> この右辺を整頓すると、 :<math>m^2 v^2 =\frac{h^2}{\lambda^2}-2\frac{h^2}{\lambda \lambda '}\cos \theta +\frac{h^2}{\lambda '^2}\quad</math> (1.2d) を得る。 ⅱ)式(1.2d)を式(1.2e)に代入してvを消去する<br> 式(1.2a)の右辺の第2項を変形して式(1.2d)を代入する。 :<math>\frac{1}{2}mv^2 =\frac{1}{2m}m^2v^2 = \frac{1}{2m}\bigl(\frac{h^2}{\lambda^2}-2\frac{h^2}{\lambda \lambda '}\cos \theta\bigr)+\frac{h^2}{\lambda '^2}</math> これを式(1.2a)の右辺に代入すると :<math>\frac{hc}{\lambda} = \frac{hc}{\lambda '} + \frac{1}{2m}\Bigl(\frac{h^2}{\lambda^2}-2\frac{h^2}{\lambda \lambda '}\cos \theta +\frac{h^2}{\lambda '^2}\Bigr)</math> 両辺を<math>hc</math>で割ると :<math>\frac{1}{\lambda} = \frac{1}{\lambda '} + \frac{h}{2mc}\Bigl(\frac{1}{\lambda^2}-2\frac{1}{\lambda \lambda '}\cos \theta +\frac{1}{\lambda '^2}\Bigr)</math> (1.2e) を得る。 この式の右辺の第2項の括弧内を次のように変形する。 :<math>\frac{1}{\lambda^2}-2\frac{1}{\lambda \lambda '}\cos \theta +\frac{1}{\lambda '^2}=\bigl(\frac{1}{\lambda}-\frac{1}{\lambda'}\bigr)^2+\frac{2}{\lambda \lambda'}(1-\cos \theta)</math> この式を式(1.2e)の右辺第2項に代入すると :<math>\frac{1}{\lambda} = \frac{1}{\lambda'} + \frac{h}{2mc} \left\{ \bigl(\frac{1}{\lambda}-\frac{1}{\lambda'}\bigr)^2+\frac{2}{\lambda \lambda'}(1-\cos \theta) \right\}</math> この式の右辺の第1項を移行し、式を変形すると :<math>\frac{\lambda'-\lambda}{\lambda\lambda '}= \frac{h}{2mc}\left\{ \bigl(\frac{\lambda'-\lambda}{\lambda \lambda'}\bigr)^2+\frac{2}{\lambda \lambda'}(1-\cos \theta) \right\}</math> 両辺に<math>\lambda \lambda'</math>を掛けると :<math>\lambda'-\lambda= \frac{h}{2mc}\left\{ \frac{(\lambda'-\lambda)^2}{\lambda \lambda'}+2(1-\cos \theta) \right\}</math> (1.2f) X線の散乱では、<math>\lambda'\fallingdotseq \lambda</math>なので :<math>\frac{(\lambda'-\lambda)^2}{\lambda \lambda'}</math>は、波長に比べて非常に小さい値になり無視できる。 故に式(1.2f)から :<math>\lambda'-\lambda \fallingdotseq \frac{h}{mc} (1-\cos \theta) \qquad</math> (1.2g) これで、所望の式が導出された。 ---- === 粒子の波動性 === ==== 物質波 ==== フランスのド・ブロイは、波と考えられてた光が粒子の性質を持つならば、電子も粒子としての性質だけでなく波動としての性質を持つだろうと考えた。 そして、電子だけでなく、一般の粒子に対しても、その考えを適用し、次の公式を提唱した。 :運動量 <math>p</math>の粒子は波動性をもち、その波長は次式で与えられる。 :<math>\lambda = \frac{h}{p} </math> これはド・ブロイによる仮説であったが、現在では正しいと認められている。 この波は、'''物質波'''と呼ばれる。'''ド・ブロイ波'''ともいう。 すなわち、光子や電子に限らず、あらゆる物質は粒子性と波動性を併せ持つといえる。 この物質波という説によると、電子線を物質に当てれば回折などの現象が起きるはずである。 1927年〜1928年にかけて、デビッソンとガーマーは、ニッケルなどの物質に電子線を当てる実験を行い、X線回折と同様に電子線でも回折が起きることを実証した。日本でも1928年に菊池正士が雲母片に電子線を当てる実験により回折が起きることを確認した。 電子線の波長は、高電圧をかけて電子を加速して速度を高めれば、物質波の波長はかなり小さくできるので、可視光の波長よりも小さくなる。 そのため、可視光では観測できなかった結晶構造が、電子波やX線などで観測できるようになった。生物学でウイルスが電子顕微鏡で観測できるようになったのも、電子の物質波が可視光よりも大幅に小さいからである。 === 粒子と波動の二重性 === *電子ビームによる波動性の干渉実験 [[Image:Egun.jpg|thumb|250px|right|ブラウン管の電子銃]] [[ファイル:double-slit.svg|thumb|right|350px|電子の二重スリットの干渉実験]] [[ファイル:Doubleslitexperiment_results_Tanamura_1.gif|thumb|left|250px|二重スリット実験の結果]] 電子銃は電子を放出する装置である。 電子銃をもちいて、1個ずつ電子を当てる実験を、二重スリットを使って実験すると、図のように、波動のように、電子の多く当たった場所と電子の少なく当たる場所との縞模様ができる。 {{-}} このように、電子にも粒子性と波動性があり、電子は粒子でありつつ、二重スリットに向かって電子を撃ち込むと干渉を起こすという波動性も持っている。 上述のような、さまざまな実験の結果から、すべての物質には、原子程度の大きさでは、波動性と粒子性の両方の性質をもつと考えられている。 このことを'''粒子と波動の二重性'''という。 {{コラム|電子顕微鏡| 光学顕微鏡(レンズを用いる顕微鏡)では、回折が起こることによって光の波長よりも小さな物体を見ることが非常に困難となる。'''分解能'''(2点を識別できる限界の距離)は10<sup>-7</sup>m(100nm)程度である。 より高い分解能を得るため、光よりも波長が短い電子線を用いる'''電子顕微鏡'''が発明された。電子顕微鏡では、加速電圧を高くすることで高い分解能を得られる。ただし、電磁波によるレンズ作用を用いることによる'''収差'''(像の歪み)などの障碍から、現在の最高分解能は10<sup>-10</sup>m(0.1nm)ほどに留まっている。 この分解能では、ウイルスどころか金属・酸素などの原子すらも観察することが可能であるが、中性子・陽子・電子などは小さすぎて観察できない。 }} 副読本:朝永振一郎『光子の裁判』1949年(朝永振一郎は1965年にノーベル物理学賞を受賞した物理学者だが、[[高等学校文学国語/化物の進化|寺田寅彦]]と同様に一般向けの書籍を多数執筆する文豪でもあった。この作品では、光子になぞらえた「波乃光子」という被告の裁判を舞台に、粒子と波動の二重性の不思議さを繙いている。) *不確定性関係 [[File:Bundesarchiv Bild183-R57262, Werner Heisenberg.jpg|thumb|物理学者ハイゼンベルグ <br>不確定性原理の主要な提唱者である。]] 電子などの量子の位置や運動量は確定してる訳ではなく、物理量を測定するとその状態に対応する確率分布に従った値が得られれる。位置と運動量について標準偏差を計算する事ができるが、位置の標準偏差と運動量について標準偏差の積は必ず <math> \frac{h}{4\pi} </math> 以上となる。このことを'''不確定性関係'''という。 {{-}} == 原子・原子核・素粒子 == ===原子=== 陰極線に関連する実験から、全ての原子に負の電荷を持つ電子が含まれると考えられたが、原子は電気的に中性なので正の電荷を帯びた部分が存在するはずである。 そこで、原子の構造について様々な説が登場した。 比電荷の測定を行ったトムソンは、一様に正に帯電した球の中を電子が運動しているというプラムプディングモデル(ブドウパンモデル)を提唱した。長岡半太郎は、フランスのジャン・ペランが提唱した、正電荷を持つ粒子の周りを電子が公転している土星型モデルを定量化して大幅に補強した。しかし、実際に採択されたのは以下のようなモデルだった。 [[File:Geiger-Marsden experiment expectation and result (Japanese).svg|right|400px|thumb|]] ドイツのガイガーとニュージーランドのマースデンは、α粒子を薄い金箔に当てる実験を行い、α粒子の散乱の様子を調べた。(なお、α粒子の正体はヘリウムの原子核。)その結果、ほとんどのα粒子は金箔を素通りするが、金箔中の一部の場所の近くを通ったα粒子だけが大幅に散乱する現象を発見した。 α粒子は電子の7000倍以上の質量を持つことから、電子の影響で大きく曲げられたとは考えにくい。そこで、原子内の狭い部分に集中した正電荷がα粒子に強い斥力を及ぼし、その部分が原子の質量の大部分を占めていると考えて計算を行い、実験結果をうまく説明することに成功した。 原子(10<sup>-10</sup>)内の正電荷が集中した10<sup>-15</sup>~10<sup>-14</sup>程度の重い部分は'''原子核'''と名付けられた。 原子は、中心に原子核があり、そのまわりを電子が運動するというラザフォードモデルとよばれるモデルによって説明される。ラザフォードモデルは、土星型モデルを発展させたものとも言える。 *ラザフォードモデル 原子は、全体としては電気的に中性であり、負の電荷を有する'''電子'''を'''電子殻'''に持つ。 ここで、ミリカンの実験 による結果などから、電子の質量は水素イオンの質量の約1/1840程度しかないことが分かっている。 すなわち、原子は電子と陽イオンとが含まれるが、質量の大部分は陽イオンがもつことが分かる。 原子核の大きさは原子全体の1/10000程度であるため、'''原子の大部分は真空'''である。 原子核は、正の電荷をもつZ個の'''陽子'''と、電気的に中性な(A−Z)個の'''中性子'''からなる。 陽子と中性子の個数の合計を'''質量数'''という。 陽子と中性子の質量はほぼ等しいため、原子核の質量は、質量数Aにほぼ比例する。 ==== 統一原子質量単位 ==== 原子の質量は極めて小さいため、キログラム(kg)をそのまま用いるのは不便である。そこで、(同位体を除いて)118種類ある原子のうちどれかを基準として考えたい。ここで、他の様々な原子と化合できるため質量比較がしやすいこと、同位体<sup>13</sup>Cなどの存在比が極めて小さいことなどから、炭素原子を基準にするのが適当である。 <sup>12</sup>C原子一個の質量を12と定義する単位系を'''統一原子質量単位'''という。単位はDa('''ダルトン''')であるが、廃止されたamu('''アトミックマスユニット''')を用いる人もいる。 [[高等学校化学基礎/物質量#原子量|化学基礎で原子量を習った]]が、原子質量単位は質量を表す単位なのに対し、原子量は質量そのものでなく質量比を表しているので単位はなく無次元である。混同しないように注意しよう。 ==== 水素原子のスペクトル ==== 高温の物体から発光される光には、どの(可視光の)色の波長(周波数)もあり、このような連続的な波長の光を連続スペクトルという。 いっぽう、ナトリウムや水素などの、特定の物質に電圧がかけられ放電したときに発光する波長は、特定の数本の波長しか含まれておらず、このようなスペクトルを輝線という。 パルマーは、水素原子の数本ある輝線の波長が、次の公式で表現できることに気づいた。 :<math>\lambda = 3.65 \times 10^{-7} \mathrm{m} \times \left( {n^2 \over n^2 - 4} \right).\quad(n=3,\ 4,\ 5,\ 6,\cdots\cdots)</math> (2.1) 上式中のmはメートル単位という意味。 その後、水素以外の原子や、可視光以外の領域についても、物理学者たちによって調べられ、次の公式へと、物理学者リュードベリによって、まとめられた。 :<math>\frac{1}{\lambda} =R \left( \frac{1}{m^2} -\frac{1}{n^2} \right).\ \left(\begin{array}{lcl}m =1,\ 2,\ 3,\cdots\cdots, \\ n = m+1,\ m+2,\ m+3,\cdots\cdots \end{array}\right)</math> (2.2) 上式のRは'''リュードベリ定数'''といい、<math>R=1.097373156815712 \times 10^7 \, \mathrm{/m}</math>である。 この公式の<math>m=1, 2, 3</math>をそれぞれ'''ライマン/パルマー/パッシェン 系列'''という。 ==== 量子論と原子の構造 ==== [[File:Stationary wave Quantum rule in atom.svg|thumb|300px|原子内の定常波]] ラザフォードの原子模型に従えば、電子は、まるで惑星の公転のように原子核を中心とする円軌道の上を一定の速度で運動する。 円運動する質点は加速度をもつので、このモデルの電子は加速度運動を続けることになる。 ところが古典電磁気学で、加速度運動を行う電荷は電磁波を放出してエネルギーを失うという法則が既に発見されていた。 この法則によれば、原子核の周りを回る電子は電磁波を放出し続け、エネルギーを絶えず減らしていく。それにつれ電子は原子核に向けて落下していくため、原子核との距離を小さくしながら原子核の周りを回転し、やがて原子核に衝突してしまう。円軌道の上を安定的に運動することは不可能なのである。 デンマークのボーアはラザフォードの原子模型の深刻な矛盾を克服し、さらに水素原子の放出する線スペクトルについても説明できる原子模型を作るため、 プランクの提唱したエネルギー量子化の考えとアインシュタインの光量子論を取り入れた大胆な仮説を立てた(1913年)。 *仮説1:量子条件 原子核を中心とする半径 <math>r</math>の円軌道を速さ <math>v</math>で回転する電子の軌道角運動量<math>rp=mrv</math>は<math>\frac{h}{2\pi}</math>の正整数倍しかとりえない,すなわち :<math>mrv=n\frac{h}{2\pi} \quad (n=1,\ 2,\ 3,\cdots\cdots)</math> (2.3) を満たさねばならない(角運動量の量子化)。この状態を'''定常状態'''、この条件を'''量子条件'''という。 :このボーアの式の正整数nを'''量子数'''という。 後年(1924年)、ド・ブロイは、物質粒子は波動性を持ち、その波(物質波)は、波長 :<math>\lambda=\frac{h}{p}=\frac{h}{mv}</math> をもつと提唱した。また,(2.3)を変形すると :<math>2\pi r=n\frac{h}{mv}=n\lambda</math>. これらは電子の軌道一周の長さが電子の物質波の波長の正整数倍のとき,電子波は定常波になることを示している。 :これは、円軌道上に定常波ができるための条件と同じである。 *仮説2:振動数条件 電子はある決まった飛び飛びのエネルギーしか持たない。このとびとびのエネルギー値を'''エネルギー準位'''という。 :電子がエネルギー順位を<math>E'</math>から<math>E(<E')</math>に遷移する(エネルギーを失う)ときには、<math>E'-E=h\nu</math>できまる振動数<math>\nu</math>の一個の光子を放出し、 :逆にエネルギー準位 Eの電子が外部からエネルギー<math>h\nu = E'-E</math>を得ると、エネルギー準位E'に遷移する。 ==== エネルギー準位 ==== [[File:Circular-motion-electron-in-atom jp.svg|thumb|400px|水素原子内での電子の円運動]] 水素原子において、電子軌道上にある電子のエネルギーを求めたいが、そのためには水素原子の半径を求める必要がある。 量子数<math>n</math>のとき水素の電子が原子核<math>H^+</math>を中心とする半径<math>r_n</math>の円軌道上を一定の速度<math>v_n</math>で運動しているとすれば、円運動方程式は :<math> m \frac{v^2_n}{r_n} = k_0 \frac {e^2}{r^2} </math> で表される。 一方、電子が定常波の条件を満たす必要があるので、前項の式(1)から、 :<math> v_n = \frac {nh}{2 \pi m r } \qquad \qquad (2)</math> である。 この<math>v</math>を先ほどの円運動の式に代入して整頓すれば :<math> r_n = \frac {h^2}{4 \pi ^2 k_0 me^2} n^2\qquad \qquad (3)</math>(<math>n=1, 2, 3\cdots</math>) になる。こうして、水素原子の電子の軌道半径が求まる。 <math>n=1</math>のときの半径 <math>r_1</math>を'''ボーア半径'''という。 原子の世界でも、運動エネルギーKと位置エネルギーUの和が、エネルギーである。 位置エネルギーUは、この水素の電子の場合なら、静電気エネルギーを求めれば充分であり、電位の式によって求められて、 :<math> U = - k_0 \frac {e^2}{r}</math> となる。 運動エネルギーKは、<math> K = \frac{1}{2}mv^2</math>なので :<math> E = K+U = \frac{1}{2}mv{}^2 - k_0 \frac {e^2}{r}</math> 上式の右辺第一項に、 :円運動方程式<math> m \frac{v^2}{r} = k_0 \frac {e^2}{r^2} </math>の両辺にrを掛けた <math> m v^2 = k_0 \frac {e^2}{r} </math>を代入すれば、 :<math>E(= E_n )= K+U = \frac{1}{2} k_0 \frac {e^2}{r}- k_0 \frac {e^2}{r} = - \frac{k_0e^2}{2r} </math> となる。 さらに、これに電子の軌道半径<math>r=r_n</math>として式(3)を代入すれば、 :<math>E_n = -\frac{2\pi ^2 k_0{}^2 me^4} {h^2} \frac{1}{n^2} \quad (n=1,2,3,,,) \qquad \qquad (4)</math> となる。これが水素原子のエネルギー準位である。 エネルギー準位の公式をよく見ると、エネルギーが連続的ではなく離散的な負の値をとることが判る。 <math>n=1</math>のとき、エネルギーが最低なので安定である。よって、電子は通常、<math>n=1</math>の状態であり、なろうとする。これを'''基底状態'''、<math>n=2, 3, \cdots</math>のときを'''{{ruby|励起|れいき}}状態'''という。 {{コラム|[[高校化学 無機化学まとめ#炎色反応|炎色反応]]の原理| 高温の炎中にある種の金属粉末や金属化合物を置くと、試料が熱エネルギーによって解離し原子化される。それぞれの原子は熱エネルギーによって電子が励起され、外側に存在する高エネルギーの電子軌道へと移動する。励起された電子が安定な基底状態に戻ろうとする際に、余分なエネルギーを電磁波として放出する。電磁波の周波数が、ちょうど可視光線の範囲に入る場合が有る。このとき、炎色反応として肉眼で観察できる。 なお、原子の電子軌道のエネルギーは連続した値ではなく飛び飛びの値であるため、励起された電子が基底状態に戻る際に放出されるエネルギーも連続した値ではない。このため、炎色反応として放出された光は連続スペクトルではなく輝線スペクトルを示す。また、元素によっても電子軌道のエネルギーはある程度決まるため、元素によって特徴的な輝線スペクトルを示す。これが、炎色反応を示す元素の種類により、炎色反応によって放出される光の色が決まる理由である。 }} なお、 :<math> -\frac{2\pi ^2 k_0{}^2 me^4} {h^2}</math>に諸定数の値を入れて計算すると :ほぼ<math> - \frac{13.6}{n^2} \ \ \mathrm{eV}</math>となるので、 :水素原子のエネルギー準位は :<math>E_n \fallingdotseq -\frac{13.6}{n^2} \, \mathrm{eV}</math>と書ける。 :<math>E_1 \fallingdotseq 13.6 \, \mathrm{eV}</math>は水素のイオン化エネルギーの値に等しく、実験値によく一致することが判った。 ;補:水素原子のスペクトルの経験式の理論的導出 水素原子の発する光のスペクトルの実測値を表すリュードベリの経験式については既に説明した。 ボーアの水素原子モデルに基づいて得られたエネルギー準位と振動数条件を用いれば、この式が以下のように理論的に導出できる。 任意の正整数<math>m, n \; (n>m)</math>を考える。 振動数条件により電子がエネルギー準位<math>E_n</math>から、低いエネルギー準位<math>E_m</math>に遷移するときに1個放出する光子の振動数は<math>\nu=\frac{E_n-E_m}{h}</math>である。 この光子の波長λは <math>\frac{1}{\lambda} = \frac{E_n-E_m}{ch}</math> で与えられるので、右辺のエネルギー準位に式(4)を代入すると :<math>\frac{1}{\lambda} = \frac{2\pi ^2 k_0{}^2 me^4} {ch^3}(\frac{1}{m^2}-\frac{1}{n^2}) \qquad \qquad (5)</math> が得られる。 <math>\mathbf{R} := \frac{2\pi ^2 k_0{}^2 me^4} {ch^3}</math> でリュードベリ定数を定義すると、式(5)は :<math>\frac{1}{\lambda} = {\bf R}(\frac{1}{m^2}-\frac{1}{n^2}) \qquad \qquad (5')</math> Rの定義式中の諸定数に値をいれて計算すると :<math>{\bf R} = 1.097373156815712\times 10^7 \rm{ /m} \qquad \qquad \qquad (6)</math> 驚くべきことに、リュードベリの経験式が、見事に導出できたのである。 これは、ボーアの仮説の妥当性を示すものと言えよう。 なお、実際の特性スペクトルの波長は、原子内部の電子の影響により若干摺れる。そういった内部電子の補正を考慮した、より精度の高い式として「[[w:モーズリーの公式]]」というのが知られている。歴史的には先にモーズリーの式が発見され、後からモーズリーとは別に独立に研究されていた上述のようなボーアやラザフォードの理論を用いると、モーズリーの公式もうまく説明できるという事が物理学者コッセルによって発見された<ref>山本義隆『原子・原子核・原子力』、岩波書店、2015年3月24日 第1刷、140ページ</ref>。モーズリーの公式については、大学の量子化学などの教科書に記載があるだろう。 ;フランク・ヘルツの実験 [[File:FranckHertzHgTube.jpg|thumb|right|upright=0.5|実験装置。Cは陰極でヒータで加熱し熱電子を放出させる。Gはグリッド。Aは陽極。]] ドイツのフランクとヘルツは、気体放電での電子の働きを調べるため、水銀蒸気を封入した図のような装置で実験を行った。 フィラメントCから飛び出す電子を、Cと網目状のグリッドGとの間に加える電圧Vで加速する。Gの後ろに電極Aを置き、Aに到達した電子の数を電流計で調べる。GA間にはCG間と逆向きに僅かな電圧(0.5V程度)を加え、電子がGに到達しても運動エネルギーが0に近ければAに到達できなくした。CG間の電圧を上げながらAに到達する電子の数を調べ、[グラフ]のような実験結果を得た。 [[File:Franck-Hertz en.svg|thumb|center|縦軸が電流で横軸が電圧。]] 電子の数は電圧の増加とともに増すが、4.5~5V付近をピークに減少し、再び増加する。その後、約4.9Vの間隔で同様の増減を繰り返す。また、4.9eVに相当する波長のスペクトルも発生していた。 ボーアは、この実験結果を「4.9eVは水銀原子の基底状態と励起状態のエネルギーの差であり、電子の運動エネルギーが加速電圧で4.9eVに達した時に水銀原子が励起して電子が運動エネルギーを失う」と説明した。 その後、FG間から波長2.537×10<sup>-7</sup>(4.9eVのエネルギーに相当)の紫外線が発生していることが確認された。これは、励起された水銀原子が基底状態に戻る時にそのエネルギー準位の差に相当する波長の光子を放出して生じたものと考えられ、原子には離散的な値のエネルギー準位が存在するというボーアの仮説が実験で裏付けられた。 なお、固有X線の発生原理もエネルギー準位で説明することができる。 === 原子核 === ==== 原子核の構造 ==== 原子核は、陽子と中性子からできている。二つを総称して'''核子'''という。 陽子は正電荷をもち、中性子は電荷をもたない。 原子核の陽子同士はクーロン力によって反撥し合うが、陽子と中性子を結ぶ'''核力'''がクーロン力よりも強いため、それが核子同士を繫ぎ止めている。 なお、原子番号の低い元素において、陽子と中性子の個数はほぼ同数である場合が多い。例えば、酸素や窒素では陽子・中性子ともに同数である。一方、元素番号の高い元素ほど、陽子よりも中性子が多い。例えばウラン235は中性子数が陽子数の1.5倍である。これには核力の性質が関係していると考えられている<ref>山本義隆『原子・原子核・原子力』、岩波書店、2015年3月24日 第1刷、190ページ</ref>。 陽子と中性子の数の和は'''質量数'''と呼ばれる。 元素の原子核の陽子の数は、その元素の周期表の'''原子番号'''である。 質量数が<math>A</math>の原子核は非常に強い核力のために、小さな球体状の空間の中に固まっており、その半径rは、 <math>1.2 \sim 1.4\times 10^{-15} \sqrt[3]{A}</math> であることが知られている。 ==== 同位体 ==== 同じ元素でも、中性子の数が異なる原子がある。これらを互いに'''同位体'''('''アイソトープ''')という。例えば、水素に対する重水素・三重水素、酸素に対するオゾンなどがそうである。水素の原子核は陽子1つであり、重水素(D)の原子核を'''重陽子'''、三重水素(T)の原子核を'''三重陽子'''という。また、重水素からなる水分子<chem>D2O</chem>を'''重水'''という。 一般に、同じ元素であれば同位体でも化学的性質は同一であるが、物理的性質は大きく異なる場合がある。 原子の質量は、イオン化した原子を加速して電場・磁場が軌道にもたらす影響を調べることで求められる。 トムソンは、電場と磁場を加えた空間にイオンを入射させ、比電荷の同じイオンがスクリーン上の同じ放物線上に集まるような装置を制作した。これにより、ネオンの同位体が発見された。 トムソンの研究室にいたイギリスのアストンは、トムソンの装置を基にイオンの速さにかかわらず比電荷が同じであればスクリーン上の一点に集まるような装置('''質量分析器''')を製作した。この装置により多くの同位体が発見され、それらの質量と存在比も精密に測定された。 ==== 放射能と放射線 ==== 元素の中には、'''放射線'''を出す性質をもつものがあり、この性質を'''放射能'''という。 また、放射能をもつ物質は'''放射性物質'''といわれる。放射能を持つ同位体を'''放射性同位体'''という。 放射線には3種類存在し、それぞれ'''α線'''、'''β線'''、'''γ線'''という。 α崩壊は、親原子核からα粒子が放射される現象である。α粒子の正体はヘリウム原子核である。α崩壊後、親原子核の質量数は4小さくなり、原子番号は2小さくなる。 β崩壊は、親原子核の中性子が陽子と電子に変化することで、電子が放射される現象である。なお、放出された電子はβ粒子ともよばれる。β崩壊後、親原子核の質量数は変化しないが、原子番号は1増加する。 γ線は、α崩壊またはβ崩壊直後の励起状態にある原子核が、よりエネルギーの低い状態に遷移するときに放射される(かつてはγ崩壊と呼んだが、原子核が崩壊していないので用語廃止された)。γ線の正体は光子で、X線より波長の短い電磁波である。 α崩壊やβ崩壊によってもとの原子核の数は徐々に減っていくが、これらの崩壊は原子核の種類ごとに決まった一定の確率で起きるので、崩壊によってもとの原子核の数が減る速度は原子核の個数に比例して変化する。しかし、崩壊によってもとの原子核の数が半減するのにかかる時間は、原子核の種類だけによってきまる。そこで、この時間のことをその原子核の '''半減期''' と呼ぶ。崩壊によって原子核の個数がどれだけになるかは、この半減期を用いて記述することができる。原子核の最初の個数を<math>N_0</math>、原子核の半減期を<math>T</math>、時刻<math>t</math>での原子核の個数を<math>N(t)</math>とすると、 :<math>N(t)=N_0 \left(\frac{1}{2}\right)^{\frac{t}{T}}</math> が成り立つ。 放射線に関しては様々な単位が用いられる。 かつてはキュリー、エルグ、ラド、レントゲン、レムなどの単位が用いられていたが、現在ではSI単位系に沿って以下の単位が用いられる。(ただし、現在でも前述の単位を用いる場合がある) {| class="wikitable" |+ 放射線のSI系列単位 |- ! 物理量 !! 単位 !! 記号 !! 説明 |- |放射能の強さ||ベクレル||Bq||原子核が毎秒一個の割合で崩壊するときの放射能の強さを1Bqとする。 |- |照射線量||クーロン毎キログラム||C/Kg||放射線の照射によって0℃、1013hPaの空気1cm<sup>3</sup>あたりに3.335641×10<sup>−10</sup> C(1 {{ruby|esu|静電単位}})のイオン電荷が発生したときの放射線の総量を2.58<u>0</u>×10<sup>−4</sup> C/kg(1 {{ruby|R|レントゲン}})と定義する。 |- |吸収線量||グレイ||Gy||1Kgの物質が放射線の吸収と共に1Jのエネルギーを得たときの吸収線量を1Gyとする。 |- |線量当量||シーベルト||Sv||吸収線量に、放射線の種類ごとに定められた人体の障害の受けやすさを表す線質係数(修正係数)を掛けたもの。例えば等価線量を求めたいなら放射線荷重係数を掛け、実効線量を求めたいならさらに組織荷重係数を掛ける。 |- |線量率||シーベルト毎時||Sv/h||単位時間あたりに受ける放射線の量 |} ちなみに、1キュリーは37GBq(37ギガベクレル、370億ベクレル)に等しい。 生体が放射能を受けることを'''被曝'''という。※'''「被爆」表記は意味が違うので絶対用いないように'''。 放射線は電離作用を持つので生物細胞に影響を及ぼし、遺伝子を破壊することで癌を発症させたり奇形を発生させたりする。被曝量が大きい場合には急性の障碍を引き起こすこともある。この影響を最小限にするには、放射線源から離れる、浴びる時間を短くする、鉛で放射線を遮るなどの対策が必須である。一方で、自然界には放射線がありふれている。普段の生活では食事による内部被曝や宇宙線による被曝などで年間2.4mSvほどの放射線を自然界から受けている。これらは被曝量が少ないため人体に害はない。また、放射線は非破壊検査、癌治療、レントゲン撮影、農作物の品種改良などの分野で応用されている。 手塚治虫は、自著『火の鳥』の「未来編」にて栽培促進に利用される放射線と、そこにおける事故を描いている。1967年の時点で既に放射線の産業利用の可能性と事故が起こったときの重大性を読み取っていたのである。 なお、福島原発事故の処理水放出が取り沙汰されているが、あれは国際基準よりも厳しい基準で安全性を確認してから放出しているため、一部が騒いでいるような汚染ではない。 ===== 発展:半減期公式の導出 ===== 原子核の崩壊速度は、原子核の個数に比例すると述べた。実は、上に述べた公式はこの情報だけから純粋に数学的に導き出すことができるものである。発展的な数学を用いるが、興味のある読者のためにその概要を記しておく。 原子核の個数と崩壊速度の間の比例定数は原子核の種類によって決まる。この定数をその原子核の'''崩壊定数'''という。崩壊定数が<math>\lambda</math>の原子核の時刻<math>t</math>での個数を<math>N(t)</math>とすると、その変化速度、すなわち<math>N(t)</math>の時間微分は、 :<math>\frac{d}{dt} N(t) = -\lambda N(t)</math> で表される。このような、ある関数とその微分との関係を表した式を微分方程式といい、微分方程式を満たすような関数を求めることを、微分方程式を解くという。変数分離法によりこの微分方程式を解くと、 :<math>\frac{dN(t)}{N(t)}=-\lambda dt</math> :<math>\int \frac{dN(t)}{N(t)}=-\lambda \int dt</math> :<math>\log |N(t)|= -\lambda t + C</math>(<math>C</math>は積分定数) よって :<math>N(t) = e^{-\lambda t + C} = e^{C} e^{-\lambda t} \qquad</math><small>※<math>N(t)\geqq0</math>より絶対値記号は無視してよい。</small> ここで<math>e^{C}</math>は積分定数の値によって定まる初期値なので、原子核の初期個数<math>N_0</math>とみてよい。 :<math>\therefore N(t)= N_0 e^{-\lambda t}</math>・・・(*) 半減期<math>T</math>は<math>N(t)=\frac{1}{2}N_0</math>なる<math>t</math>のことなので、式(*)より :<math>\frac{1}{2}N_0 = N_0 e^{-\lambda T}</math> :<math>\frac{1}{2}=e^{-\lambda T}</math> :<math>-\log 2 = -\lambda T</math> :<math>T=\frac{\log 2}{\lambda}</math> よって :<math>N(t)=N_0 e^{-\lambda t}=N_0 (e^{-\log 2})^{\frac{t}{T}}=N_0 \left(\frac{1}{2}\right)^{\frac{t}{T}}</math> が得られる。 ==== 原子核反応 ==== [[File:Cloud chamber ani bionerd.gif|thumb|right|300px|霧箱の実験。陽子は電荷(正電荷)をもっているため、霧箱でも観測することができる。 (※ この画像は、陽子の観測実験ではない。)<br>霧箱(蒸気の充満した装置)を使うことで、何らかの粒子が通過したとき蒸気が凝集するので、粒子の軌跡が可視化されるのである(飛行機雲と同じ原理)。磁場を加えた場合の、軌跡の曲率等などから、比電荷までも予想できる。]] * 陽子の発見 ラザフォードは、窒素ガスを密閉した箱にα線源があると、正電荷をもった粒子が発生することを発見した。 この正電荷の粒子が、陽子である。つまり、ラザフォードは陽子を発見した。 同時に、酸素も発生することを発見し、その理由は窒素が酸素に変換されたからであり、つまり、原子核が変わる反応も発見した。 これらのことを式にまとめると、 :<math>_{\ 7}^{14} \mathrm{N} + {}_{2}^{4} \mathrm{He} \rightarrow {}_{\ 8}^{17} \mathrm{O} + {}_{1}^{1} \mathrm{H} </math> である。 このように、ある元素の原子が、別の元素の原子に変わる反応のことを '''原子核反応'''('''核反応''')という。また、上のような反応式を'''核反応式'''という。 化学反応では原子の種類が変わらずその組合せが変わるだけであったが、核反応では別の種類の原子が生まれる。 正電荷を持つ二つの原子核の間には電磁気力により斥力が働く。核反応は、2つの原子核がこの斥力に打ち克って核力が働く近距離に近づいた時に初めて起こる。そのため、核反応を起こすには大きな運動エネルギーが必要であり、そのためにサイクロトロン・ベータトロン等の加速器が用いられる。 一般に、核反応では'''反応の前後で質量数の和と電気量の和は保存される'''ことがわかっている。 {{コラム|霧箱| 霧箱は、種類にもよるが、普通、エタノールまたはアルゴンの気体が封入される<ref>山本義隆『原子・原子核・原子力』、岩波書店、2015年3月24日 第1刷発行、P80</ref>。 霧箱のような実験装置の用途として、陽子の実験の用途のほか、原子核反応の回数を観測する目的でも使うことが出来る。放射線の測定器のガイガーカウンターの原理も、霧箱と類似している。放射線測定器であるガイガー・ミュラー管には気体(アルゴンやエチレンガスなどの不活性な気体)が封入されている。霧箱のように気気体を封入した測定管に、高電圧をかけた電気極板を追加することで、放射線を捉えるようにしたものがガイガー管である[https://www.agc.a.u-tokyo.ac.jp/radioecology/pdf/190930_radioecology_supplement2.pdf]。物理学者ガイガーは、このような測定器を開発し、さらに原子核反応によって生成されるヘリウム分子を集めて気体として封入し、当時としては最高水準の精度でアボガドロ定数を測定する事に成功した<ref>山本義隆『原子・原子核・原子力』、岩波書店、2015年3月24日 第1刷発行、P81</ref>。これは、プランクの熱輻射の理論から算出されたものや、物理学者ベランがブラウン運動から求めたものに匹敵する精度であった<ref>山本義隆『原子・原子核・原子力』、岩波書店、2015年3月24日 第1刷発行、P82</ref>。<br /> }} * 中性子の発見 ラザフォードは1920年頃に既に陽子と同じ質量で電気的に中性な粒子の存在を予言していた。1930年、ドイツのボーテがポロニウムから放出されるα線をベリリウムに当てると透過力の強い放射線が出ることを発見し、翌年にキュリー夫妻がこれをパラフィン([[高校化学 脂肪族炭化水素#アルカン|アルカン]]のうち炭素数が20以上のもの。水素を多く含む。)に当てると陽子が飛び出すことを発見した。夫妻は放射線をγ線と考えてコンプトン効果で説明しようと試みたが、非現実的な仮定を余儀なくされて頓挫した。イギリスのチャドウィックはこの放射線をヘリウムや窒素に当て、これを電荷を持たず陽子とほぼ等しい質量の粒子の粒子線と考えると辻褄があうことを示し、1932年に論文を提出した。この粒子は中性子、放射線は中性子線と名付けられた。 *質量とエネルギーの等価性 原子核は、それを構成する核子である陽子と中性子が自由であるときの質量の和より、小さい質量をもつ。この減った質量を、'''質量欠損'''と呼ぶ。 質量数A、原子番号Zの原子核の質量欠損<math>\Delta m</math>を、式で書けば, 原子核の質量をm、陽子と中性子の質量をそれぞれ<math>m_p,\ m_n</math>としたとき、 :<math>\Delta m = m_{p}Z+m_{n}(A-Z)- m</math>である。<br /> なお、原子にもよるが、一般に質量欠損の大きさは、1%程度<ref>[https://kotobank.jp/word/%E8%B3%AA%E9%87%8F%E6%AC%A0%E6%90%8D-74242 コトバンク『日本大百科全書(ニッポニカ)の解説』(坂東弘治、元場俊雄)など ]</ref>である。 陽子と中性子が核力によって結合すると、その結合エネルギーに等しいエネルギーのガンマ線が放出される。アインシュタインの[[特殊相対性理論]]によれば、質量mとエネルギーEには、 : <math>E=m c^2</math> という関係がある。 エネルギーと質量の等価性によれば、陽子と中性子が結合したときに放出されるγ線のエネルギーに等価な質量が減ることになるが、これが原子核の質量欠損である。{{コラム|原子レベルの質量の測定法| [[File:Mass spectrometer schematics.png|thumb|right|質量分析器の模式図。試料導入部およびイオン源(左下)、分析部(左上、磁場偏向型)、イオン検出部(右上)、データ処理部(右中)からなる。]] そもそも、どうやって原子や分子の質量を精度よく測定するか? 一般に原子レベルの質量測定法として精密科学でよく知られるものとして、右図のような、磁場によって荷電粒子を曲げる方式のものがある。このような磁場とローレンツ力を用いた方式による質量測定は一般に、「磁場偏向型」といわれる。 このような装置により、磁場や電化の大きさは実験的に決定できるので、曲率が質量の関数になるので、つまり半径から質量が逆算できる。 測定対象の元素材料が中性の原子であっても、その原子が固体なら、それに電子ビームを当てて、電子によって弾き飛ばされた材料が帯電してイオン化しているので、それから、上記のような磁場による質量測定が可能になる。 なお、同位体の存在やその質量も、このころ、このような装置で発見された。 原子質量がいくつもの元素で測定できるので、派生的に、化学の理論で分かる原子番号Zと原子量A及び原子の質量の測定値MをもとにZ,AからMを求めるワイツゼッカーの公式が作成された。 また、レインウォーターらにより原子半径の予想値なども算出されていった。 }} このことから、陽子と中性子がバラバラに存在する時よりも、纏まって原子核を構成しているときの方がエネルギーが質量欠損分<math>\Delta mc^2</math>だけ小さいことがわかる。逆に、原子核をバラバラの核子にするには<math>\Delta mc^2</math>のエネルギーを与える必要がある。この意味で、<math>\Delta mc^2</math>を'''結合エネルギー'''という。化学で扱った[[高校化学 化学反応とエンタルピー#ヘスの法則|結合エンタルピー]]は原子と分子の話であったが、こちらは核子と原子核の話である。 質量数Aは核子の数なので、核子一つあたりの結合エネルギーは<math>\frac{\Delta mc^2}{A}</math>と表される。これの値は軽い原子核の領域で急激に増大し、鉄が最も最大となる。故に、'''核反応においては鉄が最も安定'''な元素である。 *核エネルギーと核分裂 核反応では、原子核の質量の和が反応の前後で変化する。質量和が減少する場合、その差が'''核エネルギー'''となる。このとき、結合エネルギーの和は増大し、核エネルギーは結合エネルギー和の変化量に等しい。一回の化学反応で解放されるエネルギーは数eV程度であるのに対し、一回の核反応で解放されるエネルギーは数MeVを超える。例えば、リチウム7と水素が衝突してヘリウム2つになる核反応では、1.68×10<sup>12</sup>Jという厖大なエネルギーが発生する。これは石油40トンを燃やして得られるエネルギーに相当する。 ドイツのハーンとシュトラスマンは、ウランに中性子を照射したときの反応性生物の中に、ウランとほぼ半分の質量を持つバリウム141などの原子核が含まれることを発見した。このように、一つの原子核がいくつかの原子核に分かれる反応を'''核分裂'''という。ウランのように質量数が多い原子核は、一つの原子核でいるよりも二つの原子核に分裂した方がエネルギー的に安定である。これが核分裂の起こる原因である。 核分裂は歴史的には原子爆弾に利用された。日本は原子爆弾を実戦使用された唯一の国である。 現代では、核分裂は'''原子力発電所'''で使用されている。 ウラン235やプルトニウム239を'''核燃料'''とし、熱運動する気体分子と同程度の速さの中性子を衝突させると様々な壊れ方の核分裂が起こる。このとき、いずれの場合も200MeV程度のエネルギーが解放され、2、3個の速い中性子が出る。この速い中性子を'''減速材'''(水や重水など)に衝突させて減速することで、別の核燃料に衝突させやすくする。このようにして次々に核分裂が起こることを'''連鎖反応'''という。原子力発電は、核分裂で発生した熱エネルギーでタービンを回して発電している。中性子を吸収する'''制御棒'''を用いることで核分裂が爆発的に起こらない且つ停止しないように制御している。連鎖反応が持続的に保たれる条件がちょうど満たされるとき、「原子炉は'''臨界'''にある」という。臨界状態では中性子数は一定に保たれる。原子炉の稼働は臨界点の近くで行われている。少ない燃料では中性子が核反応することなく散逸するので、臨界にあるための核燃料の量に下限があり、これを'''臨界量'''という。 原子力発電は、発電量は他の方式に比べて圧倒的であるが、安全対策や放射性廃棄物の処理などの問題がある。 2011年の東日本大震災では地震そのものには余裕で耐えたものの、津波により電源がロストしたことで炉心の冷却機能が失われて'''炉心融解'''('''メルトダウン''')が起こり、爆発とともに莫大な量の放射性物質が散布される、という事故が発生した。原子力発電の稼働にあたっては、このような重大事故に対する厳重かつ多重の安全対策が必須である。([[w:福島第一原子力発電所事故]]も参照。) また、核分裂により生じる放射性元素の中には半減期が数百万年にも及ぶものが含まれ、これらの処理をどのように行うかも重要な課題である。 なお、原子力発電には'''沸騰水型'''と'''加圧水型'''の2種類がある。 *核融合 必要があれば[[高等学校地学]]も参照。 恒星では原子核同士が衝突することで質量数の大きな原子核が生まれている。このように、より大きな質量数の大きな原子核ができる反応を'''核融合反応'''という。 軽い原子核が核融合を起こすとき、結合エネルギーが増加し、その差のエネルギーが解放される。 太陽の中では、4個の水素原子核(陽子)から幾つかの段階を経て1個のヘリウム原子核が生成されている。このとき、約27MeVのエネルギーが解放される。 太陽は水素と核融合により生じるヘリウムから構成されており、水素が尽きると寿命を迎える。しかし、太陽よりも質量の大きな星ではヘリウムも核融合反応を起こして炭素が生成される。中心温度が15億Kを越えていれば炭素も核融合反応を起こしてネオンが生成し、その後は十分な質量があればネオン→酸素→珪素→鉄と核融合反応が進行する。鉄はこれ以上核融合反応を起こさないのである時点で恒星は寿命を迎え、超新星爆発を起こす。このとき、さらなる反応によりニッケル・金などのさらに重い元素が生成される。 初期の宇宙には水素・ヘリウム・リチウムあたりの軽い元素しか存在しなかったと推定され、長い年月で様々な恒星で核融合反応が進行することによって他の元素が十分量生成されてきたと考えられている。 核融合は核分裂とほぼ同時代に発見されたが、連続的に発生させるには数億℃の環境が必要であることから、当初はあまり注目されなかった。 核融合反応自体は短時間ながらも地上で起こすことに成功している。例えば、原子爆弾の進化系である水素爆弾は、原子爆弾の爆発により生まれる膨大な熱エネルギーを利用して核融合反応を起こすことによって原爆の威力を更に高めている。史上最強の水素爆弾ツァーリ・ボンバの爆発では、2.1×10<sup>17</sup>Jものエネルギーが放出されたとされている。 現在では、核融合発電の実用化が盛んに研究されている。核融合発電は核分裂を利用した従来の原子力発電に比べて圧倒的に安全でコストパフォーマンスも良いが、核融合反応の安定的な持続に未だ成功していないので、お目にかかれるのはまだ先である。 ===素粒子=== 素粒子は物質を構成する最小単位である。現在素粒子として17種類が発見されている。素粒子には、クォーク、レプトン、ゲージ粒子、ヒッグス粒子がある。陽子や中性子はクォークから構成されている。電子は素粒子である。 素粒子には、同じ質量や寿命を持つが、電荷の符号が異なる粒子が存在する。例えば、電子には、電荷が <math>e</math> の陽電子が存在する。[[ファイル:Standard_Model_of_Elementary_Particles-ja.svg|中央|フレームなし|300x300ピクセル]] ==== クォーク ==== 陽子や中性子はアップクォークとダウンクォークと呼ばれるクォークから構成される。クォークは6種類あり、それぞれ3世代に分類される。アップクォークとダウンクォークは第一世代に分類され、アップクォークとダウンクォークに性質が似ているが質量がそれよりも重いクォークが存在する。第二世代には、チャームクォークとストレンジクォーク、第三世代にはトップクォークとボトムクォークが存在する。 アップ、チャーム、トップクォークは電荷 <math>\frac{2}{3}e</math> を持ち、ダウン、ストレンジ、ボトムクォークは電荷 <math>-\frac{1}{3}e</math> をもつ。 {| class="wikitable" |+ クォーク |- ! 電荷 !! 第1世代 !! 第2世代 !! 第3世代 |- ! <math>\frac{2}{3}e</math> | アップ (u) | チャーム (c) | トップ (t) |- ! <math>-\frac{1}{3}e</math> | ダウン (d) | ストレンジ (s) | ボトム (b) |- |} === ハドロン === クォークは、必ず複合粒子を形成し、単独で取り出すことができないと考えられている。これをクォークの閉じ込めという。クォーク間に働く力は量子色力学により説明される。量子色力学によれば、それぞれのクォークには三種類の異なる色荷を持つ異なる状態が存在する。三種類の色荷は光の三原色になぞらえて赤、青、緑と名前がついている。クォークの反粒子の色荷は反赤、反青、反緑である。クォークによる複合粒子は、色荷の合計が白である必要がある。 クォークの複合粒子を'''ハドロン(強粒子)'''という。ハドロンには、3つのクォークからなる'''バリオン(重粒子)'''と、2つのクォークからなる中間子(メソン)がある。歴史的にはハドロンを素粒子に含めた時代もあり、その時は素粒子が数百種類を数えていた。現在ではハドロンを素粒子に含めない。 バリオンの重要な例には陽子と中性子がある。陽子は uud で構成され、中性子は udd で構成される。 電荷は :中性子 <math>\frac{2}{3}e - \frac{1}{3}e - \frac{1}{3}e=0</math> :陽子 <math>\frac{2}{3}e + \frac{2}{3}e - \frac{1}{3}e=e</math> となる。 [[ファイル:量子色力学-01.svg|リンク=https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:%E9%87%8F%E5%AD%90%E8%89%B2%E5%8A%9B%E5%AD%A6-01.svg|中央|サムネイル|陽子や中性子の色荷は、赤+青+緑=白である。]] メソンは、2つのクォークからなる複合粒子である。色荷を考えると、クォークと反クォークで構成される必要がある。なぜなら、クォークの色荷、赤、青、緑から2つを選んでも白色になることはなく、複合粒子を構成できない。クォークと反クォークからは、赤+反赤=白のようになるから、複合粒子を形成することができる。 メソンの重要な例には <math>\pi</math> 中間子がある。電荷により <math>\pi^+, \pi^-,\pi^0</math> の三種類があり、原子核の中の核子を結合させる核力を担っている。それぞれ <math>\pi^+=u\bar d, \pi^-=\bar u d,\pi^0 = \frac{u \bar u - d \bar d}{\sqrt 2}</math> で構成される。 ==== レプトン ==== 電子は素粒子である。電子に似た性質を持つが質量が電子よりも重い粒子として、ミュー粒子、タウ粒子が確認されている。ミュー粒子は電子の200倍、タウ粒子は電子の3500倍の質量を持つ。 また、ニュートリノと呼ばれる粒子が存在する。ニュートリノは物質とはほとんど反応しないため、検出が難しい。電子ニュートリノ、ミューニュートリノ、タウニュートリノが存在する。スーパーカミオカンデでの実験からニュートリノには質量があることが知られているが、その値は非常に小さい。 {| class="wikitable" |+レプトン !電荷 |第一世代 |第二世代 |第三世代 |- ! <math>-e</math> | 電子 (e<sup>ー</sup> ) | μ粒子 (''μ''<sup>ー</sup> ) | τ粒子 (''τ''<sup>ー</sup> ) |- !0 | 電子ニュートリノ(''ν''<sub>e</sub> ) | μニュートリノ(''ν''<sub>''μ''</sub> ) | τニュートリノ(''ν''<sub>''τ''</sub> ) |} ==== 4つの力 ==== 自然界に働くすべての力は4つの力に分類することができる。電磁気力、強い力、弱い力、重力である。 例えば、机の上の物体に働く抗力や摩擦力などは原子の周りの電子による反発力で説明できるから、電磁気力を起源とする。電磁気力は光子によって媒介される力である。 強い力はグルーオンによって媒介される。強い力はクォークを閉じ込め複合粒子を形成したり、核力の起源となる。強い力は量子色力学によって説明される。 弱い力は、W粒子とZ粒子により媒介され、主にベータ崩壊を引き起こす。W粒子とZ粒子をまとめてウィークボソンという。弱い力はワインバーグ・サラム理論によって、電磁気力と統一的に説明される。電磁気力と弱い力を統一した力を電弱力という。 重力を媒介する素粒子を重力子というが、まだ発見されていない。 グルーオンのように、力を媒介する粒子のことを'''ゲージ粒子'''という。 {| class="wikitable" style="float: right; text-align: center; margin: 2pt;" |+ 4つの力とゲージ粒子 |- ! 力の種類 ! ゲージ粒子 ! 相対的強さ ! 到達距離 ! 力の源 |- ! 電磁気力 | 光子(フォトン)<br>(電磁場を量子化したもの) |10<sup>-2</sup> |∞ |電荷 |- ! 強い力<br>(クォークを引き付けあう力のこと。) | グルーオン |1(基準) |10<sup>-15</sup>m |色荷 |- ! 弱い力<br>(β崩壊を司る力のこと) | ウィークボソン(W粒子、Z粒子) |10<sup>-5</sup> |10<sup>-17</sup>m |弱荷 |- ! 万有引力(重力)<br> | 重力子(グラビトン)<br>(未発見) |'''10<sup>-38</sup>''' |∞ |質量 |- |} ==== ヒッグス粒子 ==== ヒッグス場という場は真空において対称性を破ることになる。これを'''自発的対称性の破れ'''という。このときに現れる粒子がヒッグス粒子である。また、ヒッグス場が対称性を破ることによりウィークボソンが質量を獲得する。このことをヒッグス機構という。また、クォークや電子、μ粒子、τ粒子の質量はヒッグス場によって与えられる。 ちなみに、強い力を説明する量子色力学と電弱力を説明するワインバーグ・サラム理論は、ヤン・ミルズ理論の特殊な場合である。ヤン・ミルズ理論においては、力を媒介する粒子はそのままでは質量を持つことができない。そのため、ウィークボソンの質量を説明するためにヒッグス機構が必要となる。また、ヒッグス機構においても、残った対称性のために光子は質量を持たない。 ==== 反物質 ==== 素粒子には反粒子が存在するから、複合粒子には、構成する素粒子が反粒子となった粒子が存在する。例えば、陽子 <math>p = uud</math> には反陽子 <math>\bar p = \bar u \bar u \bar d</math> が存在する。中性子にも、反中性子 <math>\bar n = \bar u \bar d \bar d</math> が存在する。反粒子で構成された物質を'''反物質'''という。 粒子と反粒子が衝突すると、衝突前のエネルギーと同じエネルギーを持つ光子が2つ以上放出されて消滅する。この現象を'''対消滅'''という。 逆に、光子から粒子と反粒子が生成されることを'''対生成'''という。対生成は光子が近くの原子核と作用する必要がある。 現在の宇宙においては反物質は少量しか存在しないが、宇宙の黎明期には物質と同程度存在し、対消滅によってその殆どが消えたと考えられている。あるいは、宇宙の未知の領域に反物質のみで構成された領域も存在するという仮説が立っている。 (発展)病院などで使われる陽電子断層撮像法(PET)は、β<sup>+</sup>崩壊によって陽電子を放出する <sup>18</sup>F などを含む化合物を体内に取り込み、 発生した陽電子が電子と対消滅して発生するγ線を観測することによって、体内を調べる技術である。 ==== スピン ==== 電子や陽子や中性子などは、スピンという磁石のような性質をもっている。磁石にN極とS極があるように、スピンにも、2種類の向きがある。スピンのこの2種類の向きは、上向きスピンと下向きスピンがある。 全ての分子は電子や陽子や中性子を含むのに、多くの物質があまり磁性を持たないのは、反対符号のスピンをもつ電子が結合しあうことでスピンが打ち消しあうからである。 物質に静磁場を加えつつ高周波電磁波を加えると、原子核のスピンによって、電磁波が発生する。この電磁波を観測するのが、核磁気共鳴法(NMR、nuclear magnetic resonance)の原理である。 医療で用いられるMRI(magnetic resonance imaging)は、核磁気共鳴法を利用して人体内部を観測する機器である。 素粒子も、通常はスピンをもつ。 μ粒子のスピンという性質による磁気と、μ粒子の透過性の高さを利用して、物質内部の磁場の観測方法として既に研究されており、このような観測技術をμオンスピン回転という。超伝導体の内部の観測などにも、μオンスピン回転による観測が研究されている。 ==== 発展:力の統一 ==== 現代物理学において、自然界に存在する力はすべて電磁気力・弱い力・強い力・重力の4つに統一されている。 これらの力は宇宙誕生時は一つの力だったと考えられており、現在この4つの力をさらに統一しようとする試みが行われている。 電磁気力と弱い力を統一する'''電弱統一理論'''は既に完成しており、ワインバーグ=サラム理論の名で1979年にノーベル物理学賞を受賞している。電弱統一理論は、ヒッグス粒子の発見によって理論が裏付けられた。強い力と電弱統一理論を統一する'''大統一理論'''は未完成ではあるものの、裏付けとなる現象の観測待ちとなっている。 3つの力と重力を統一する'''超大統一理論'''は'''万物の理論'''と呼ばれ、さまざまなアプローチで構築が進められているが、ある一つの大きな問題が存在する。 それは、'''重力は他の力に比べて圧倒的に弱い'''という事実である。日常生活で考えてみると、磁石で鉄をくっつけられることから「巨大な地球の重力がかなり小さい磁石の電磁気力に負けている」と気がつくことができる。 重力が弱い理由はいくつか考えられているが、その中でも有名なものは「'''重力子が他の素粒子が到達することのできない次元方向に拡散しているため'''」という仮説である。これは素粒子を質点でなく大きさをもつ一次元の弦(あるいは二次元以上の膜)とみなし、素粒子の種類の違いを振動の仕方の違いに対応させる'''超弦理論'''という理論の研究の中で生まれた仮説である。素粒子の種類の違いを表現するには我々の住む三次元空間では振動方向が足りないことから、「この世界は本当はもっと高次元な空間である」との仮説が生まれ、その中で唱えられ始めた。超弦理論の一つであるM理論では、「この世界は十次元空間と一次元時間の十一次元時空間であり、余剰次元は小さく丸まっている(コンパクト仮説)」という方向で理論が構築されている。なぜ重力子のみが余剰次元方向に拡散できるかについては、「他の素粒子は開いた弦でありこの三次元空間に張り付いているが、重力子は閉じた弦であって空間に縛られない」という仮説が立っている。 この仮説では重力のみが弱い理由を合理的に説明できているが、重力子が未だ未発見であること、光子すらも届かない余剰次元空間の存在を確認する手段がないことが難点である。 とりあえず、万物の理論として2024年現在最も有力視されている理論がM理論である。これ以上の深入りは避ける。 ==== 発展:CP対称性の破れ ==== コバルト60を極低温に冷却し、磁場をかけて多数のコバルト原子の電子殻の孤立電子スピンの方向をそろえた状態で、コバルト60がベータ崩壊して発生するベータ粒子の出る方向を調べる実験が行われた。 実験の結果、コバルト60がベータ崩壊してベータ粒子の出てくる方向は、コバルト60のスピンの磁気の方向と逆の方向に多く放出されているのが観測された。これは、崩壊の確率が異なっており、ベータ崩壊の対称性が破れていることになる。このような実験事実により、弱い力は空間反転に対して非対称である。このことをパリティ対称性の破れという。 そこで、空間反転と同時に、粒子を反粒子に変える変換に対する対称性、CP対称性は保たれると考えられたが、これもK中間子に関する実験によりCP対称性は破られることが分かった。 1973年、小林誠と益川敏英は、CP対称性の破れを説明するためにはクォークが3世代以上存在する必要があるとする理論('''小林益川理論''')を発表した。当時はクォークはアップ、ダウン、ストレンジの三種類しか発見されていなかったが、後に残りのクォークが実験で発見された。 その後、高エネルギー加速器研究機構(KEK)にある加速器KEKBで行われたB中間子に関する実験から、小林・益川理論が実験的に検証された。 さらに、C変換とP変換と同時に、時間を反転させる操作に対する対称性、CPT対称性が考えられた。現在では、CPT対称性は成り立つと考えられている。 == 脚注・参考文献など == [[Category:高等学校教育|物ふつり2けんしとけんしかく]] [[Category:物理学|高ふつり2けんしとけんしかく]] [[Category:物理学教育|高ふつり2けんしとけんしかく]] [[Category:高等学校理科 物理II|けんしとけんしかく]] hlsfhvegkawut71ii2p8groq4eso4kj トランプ 0 3240 299503 299415 2026-05-13T12:13:03Z AkiR27User 90873 299503 wikitext text/x-wiki {{Pathnav|メインページ|ゲーム|frame=1}} ここでは、カードゲームの一種としてのトランプ<sup>([[w:トランプ|ウィキペディア]])</sup>およびトランプゲームについて解説します。なお、ここで掲載しているルールは一例にすぎず、様々なルールがあります。一部のゲームを除き「公式ルール」は存在しないので、自由にオリジナルルールなどを作ってもよいでしょう。 == トランプに関する基本知識 == * [[トランプ/基本知識|トランプの基本知識]] * [[トランプ/マナー・エチケット|トランプのマナー・エチケット]] * [[トランプ/トランプ教科書|トランプ教科書]] * [[トランプゲームの分類]] == トランプゲーム == [[File:Hand_of_traditional_British_playing_cards.jpg|thumb|right|トランプ]] [[File:Card magic.jpg|thumb|right|トランプでマジックをする様子]] * 1人用 ** [[トランプ/クロンダイク|クロンダイク]] ** [[トランプ/スパイダーソリティア|スパイダーソリティア]]<sup>([[w:スパイダー (トランプゲーム)|ウィキペディア]])</sup> ** [[トランプ/フリーセル|フリーセル]](<sup>[[w:フリーセル|ウィキペディア]])</sup> ** [[トランプ/トランプタワー|トランプタワー]] ** [[クロック]] * 2人用(50音順は[[:カテゴリ:2人専用のトランプゲーム|こちら]]) ** [[トランプ/スピード|スピード]] ** [[トランプ/ジンラミー|ジンラミー]] ** [[トランプ/15点|15点]] ** [[トランプ/クリスプ|クリスプ]] ** [[トランプ/ジャーマンホイスト|ジャーマンホイスト]] ** [[トランプ/スコパ|スコパ]] ** [[トランプ/キャナルズ|キャナルズ]] * 3人以上(50音順は[[:カテゴリ:3人以上で遊べるトランプゲーム|こちら]]) ** [[トランプ/ババ抜き|ババ抜き]] ** [[トランプ/ジジ抜き|ジジ抜き]] ** [[トランプ/オールドメイド|オールドメイド]] ** [[トランプ/七並べ|七並べ]] ** 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前項に規定する場合において、募集株式が譲渡制限株式であるときは、株式会社は、株主総会(取締役会設置会社にあっては、取締役会)の決議によって、同項の契約の承認を受けなければならない。ただし、定款に別段の定めがある場合は、この限りでない。 # [[会社法第202条の2|第202条の2第1項後段の規定]]による同項各号に掲げる事項についての定めがある場合には、定款又は株主総会の決議による[[会社法第361条|第361条第1項第3号]]に掲げる事項についての定めに係る取締役(取締役であった者を含む。)以外の者は、[[会社法第203条|第203条第2項]]の申込みをし、又は第1項の契約を締結することができない。 # 前項に規定する場合における[[会社法第204条|前条第3項]]並びに[[会社法第206条の2|第206条の2第1項、第3項及び第4項]]の規定の適用については、[[会社法第204条|前条第3項]]及び[[会社法第206条の2|第206条の2第1項]]中「[[会社法第199条|第199条第1項第4号]]の期日(同号の期間を定めた場合にあっては、その期間の初日)」とあり、[[会社法第206条の2|同条第3項]]中「同項に規定する期日」とあり、並びに[[会社法第206条の2|同条第4項]]中「第1項に規定する期日」とあるのは、「割当日」とする。 # 指名委員会等設置会社における第3項の規定の適用については、同項中「定款又は株主総会の決議による[[会社法第361条|第361条第1項第3号]]に掲げる事項についての定め」とあるのは「報酬委員会による[[会社法第409条|第409条第3項第3号]]に定める事項についての決定」と、「取締役」とあるのは「執行役又は取締役」とする。 ===改正経緯=== 2019年改正にて、3項以下を新設。 ==解説== 募集株式発行時の申込み及び割当てに関して、募集相手を特定する場合の特則を定める。 ===引受=== 本条第1項及び第2項は、募集株式を発行する際、契約によりその「総数」を特定の者に引き受けさせる場合(総数引受契約)の特則を定める。 通常、株式発行には個別の「申込み」と会社による「割当て」の手続きが必要だが、信頼できる特定の引受人と一括で契約する場合は、これらの手続きを省略できる(本条第1項)。これにより、会社は多数の申込者を管理する事務負担を削減でき、確実な資金調達が可能となる。 *アンダーライティングとの関係 *:市場で大規模な資金調達を行う際、証券会社等が転売目的で全株式を一括で引き受ける「買取引受(アンダーライティング)」が行われ、会社とアンダーライターの間で総数引受契約を締結する。この際、本条を利用することで、個別の申込・割当手続を省略しつつ、機動的に発行手続きを完了させることが可能となる。 ===役員報酬としての発行=== 本条第3項以下は、役員報酬として募集株式を発行する場合、役員以外の引き受けはないため、それ以外の申し込みや引き受け契約を排除することを定める。 ==関連条文== *[[会社法第203条]](募集株式の申込み) *[[会社法第204条]](募集株式の割当て) *[[会社法第207条]](金銭以外の財産の出資) *[[会社法第211条]](引受けの無効又は取消しの制限) *[[社債、株式等の振替に関する法律第150条]](株式の発行に関する会社法の特例) ==参照条文== *[[商業登記法第56条]](募集株式の発行による変更の登記) ==関係条文== *[[会社法第244条]](募集新株予約権の申込み及び割当てに関する特則) ==判例== ==脚注== <references/> ---- {{前後 |[[コンメンタール会社法|会社法]] |[[第2編 株式会社 (コンメンタール会社法)|第2編 株式会社]]<br> [[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)|第2章 株式]]<br> [[第2編第2章 株式 (コンメンタール会社法)#8|第8節 募集株式の発行等]] |[[会社法第204条]]<br>(募集株式の割当て) |[[会社法第206条]]<br>(募集株式の引受け) }} {{stub|law}} [[category:会社法|205]] [[category:会社法 2019年改正|205]] qxgmqc3sybfsl1m9gg195bktswuhbjo 会社法第244条 0 7224 299512 269842 2026-05-13T23:35:11Z Tomzo 248 299512 wikitext text/x-wiki [[法学]]>[[民事法]]>[[商法]]>[[コンメンタール会社法]]>[[第2編 株式会社 (コンメンタール会社法)]]>[[第2編第3章 新株予約権 (コンメンタール会社法)]] ==条文== (募集新株予約権の申込み及び割当てに関する特則) ;第244条 # 前二条【[[会社法第242条|第242条]]、[[会社法第243条|第243条]]】の規定は、募集新株予約権を引き受けようとする者がその総数の引受けを行う契約を締結する場合には、適用しない。 # 募集新株予約権が新株予約権付社債に付されたものである場合における前項の規定の適用については、同項中「の引受け」とあるのは、「及び当該募集新株予約権を付した社債の総額の引受け」とする。 # 第1項に規定する場合において、次に掲げるときは、株式会社は、株主総会(取締役会設置会社にあっては、取締役会)の決議によって、同項の契約の承認を受けなければならない。ただし、定款に別段の定めがある場合は、この限りでない。 ##募集新株予約権の目的である株式の全部又は一部が譲渡制限株式であるとき。 ##募集新株予約権が譲渡制限新株予約権であるとき。 ===改正経緯=== 2014年改正により、第3項を新設。 ==解説== 新株予約権の発行にあたって、それを引き受ける者が、正当な理由によって特定されている場合に、申込者等の公平の徹底を旨とする前二条の適用を除外することを定める。募集株式発行における特則([[会社法第205条|第205条]])と同趣旨の規定である。 割り当ての相手方が、①金融商品取引業者などのアンダーライターである場合と②役員報酬として役員等のみに割り当てられる場合があり、第205条は第3項以降に役員報酬として発行する場合の規定を設けているが、本条においては「譲渡制限」付きの予約権([[ストック・オプション]])であることを規定しそれに代え、役員報酬のみならず従業員等への報酬として用いる場合も射程に入れている。 ==関連条文== *[[会社法第242条]](募集新株予約権の申込み) *[[会社法第243条]](募集新株予約権の割当て) ==参照条文== *[[商業登記法第65条]](新株予約権の発行による変更の登記) ---- {{前後 |[[コンメンタール会社法|会社法]] |[[第2編 株式会社 (コンメンタール会社法)|第2編 株式会社]]<br> [[第2編第3章 新株予約権 (コンメンタール会社法)|第3章 新株予約権]]<br> [[第2編第3章 新株予約権 (コンメンタール会社法)#2|第2節 新株予約権の発行]] |[[会社法第243条]]<br>(募集新株予約権の割当て) |[[会社法第244条の2]]<br>(公開会社における募集新株予約権の割当て等の特則) }} {{stub|law}} [[category:会社法|244]] [[category:会社法 2014年改正|244]] hhfmmjibswcufvgn5y24jnmlzs3axf4 小学校理科/6学年 0 8653 299520 292980 2026-05-14T04:56:19Z ~2026-28896-46 91462 /* 津波 */ 299520 wikitext text/x-wiki {{Pathnav|メインページ|小学校・中学校・高等学校の学習|小学校の学習|小学校理科|frame=1}} 6年生の理科で学ぶ分野は、5年生までと比べて、より高度で難解な内容が多くなります。さらに、実験方法もより複雑であり、誤った手順を取ると非常に危険です。そのため、実験方法については、学校の教科書や授業を参考にすることをお勧めします。 小学生で学校の教科書を持っている場合は、まずはそれを読んでみてください。また、5年生以下の生徒の方は、上述の理由から、自分の学年に応じた内容から学ぶことをおすすめします。 == 物の燃え方 == === 物の燃え方と空気 === [[File:ろうそく理科実験 消えるsvg.svg|thumb|400px|ろうそくと空気の関係を調べる実験の説明図。 : 消える場合。びんに ふた をすると、すぐに火が消えてしまう。なぜなら、外から空気が入ってこられないので、つまり空気中の酸素が びん の中に入ってこられないので、火が燃えつづけることが出来ない。だから、すぐに火が消えてしまう。]] :※ この分野では、物を燃やすときの仕組みについて説明します。キケンですので、家庭では、けっして実験しないでください。燃やす実験については、学校の理科の授業で、行ってください。 学校で、ものを燃やす実験をするときは、{{ruby|窓|まど}}をあけるなどして、{{ruby|換気|かんき}}をしましょう。 :※注意 物を燃やす実験のとき、火のちかくには、紙などの燃えやすい物を、置いてはいけません。 ろうそくや木、紙などが燃える時について学習しましょう。 [[File:ろうそく理科実験 燃えるsvg.svg|thumb|400px|left|ろうそくと空気の関係を調べる実験。<br /> 燃え続ける場合。]] {{-}} <gallery widths="300px" heights="300px"> File:ろうそく理科実験 消える場合 半開き.png|ろうそくの実験。消える場合。ふたが半開き。<br />ふたが開いていても、口がせまいと、空気があまり入ってこないので、火は消える。 File:ろうそく 粘土に穴 理科実験.png|ろうそくの燃え方の実験。ねん土に{{Ruby|穴|あな}}を開け、口が半開きの場合。集気びんの底はない。燃え続ける。 </gallery> <gallery widths="300px" heights="300px"> File:ろうそく燃える理科実験 空気の動き.svg|ろうそくを燃やす理科実験での、空気の流れの説明図。 File:ろうそく 理科実験 線香.svg|空気の流れの向きを調べるには、{{ruby|線香|せんこう}}を近づけて、けむりの向きから、流れの向きが分かる。びんの下から、煙が入る。びんの上に近づけると、そのまま上に煙は上がっていく。このことから、びんの中の空気は、上に流れている事が分かる。 </gallery> 炭素が燃えるときには、空気中の{{ruby|酸素|さんそ}}と、炭素がむすびついて二酸化炭素が出来ます。 二酸化炭素は、物をもやすことが出来ません。 右の図のように、びん に ふた をしてしまうと、酸素は燃えるのに使われて二酸化炭素に変わってしまいます。酸素がなくなるまでは、燃え続けますが、びんの中の酸素はなくなってしまいます。そして酸素がないので、燃え続けることが出来ずに、火は消えてしまいます。 びん に ふた をしなければ、びんの口から、空気がいっぱい入ってくるので、空気中の酸素も入ってくるので、ろうそくは燃え続けることが出来ます。 炭素をふくんでいいない物質でも、燃えることがあります。鉄からつくられたスチールウールは炭素を、ふくんでいません。スチールウールは、火をつけると、燃えます。なお、ロウソクは、炭素をふくんでいます。 燃えるとは、燃える側の物質どうしの結びつきが切れて、かわりに 酸素 と くっつく ことです。 物が燃えると、酸素と くっついて 高温を発するため、熱によって、燃える側の物質が分解しやすくなり、ますます酸素と元の物質とがくっつきやすくなります。 木や紙が燃えるときなどのように、炭素と酸素が反応して燃えると、二酸化炭素が できます。 いっぽう、スチールウール(鉄)を燃やすと酸素はできません。 === 空気とものの燃え方 === 物が燃えるには、{{ruby|酸素|さんそ}}という気体が必要です。酸素が少なくなると、ものは燃えなくなります。 ろうそくが燃えると、{{ruby|二酸化炭素|にさんかたんそ}}という気体ができます。 空気中には、酸素が、気体で、ふくまれています。 [[Image:空気の比率 小学生用svg.svg|thumb|350px|空気の なりたち。]] 空気には、'''ちっ素'''という気体が多くふくまれています。残りのほとんどは '''{{ruby|酸素|さんそ}}''' です。 空気中の二酸化炭素の割合は、0.04パーセントと、とても小さいです。 ちなみに、他にもアルゴンという気体などもふくまれます。 酸素が少なくなると、ものは燃えません。 なので、燃えているものを{{ruby|密閉|みっぺい}}すると、酸素が{{ruby|供給|きょうきゅう}}されなくなるので、火が消えます。 燃えてるものに、酸素だけの気体を送ると、とても、はげしく光を出して燃えます。火花を発するぐらい、はげしく燃えます。 酸素は、ほかの物質と反応すると、はげしく燃えます。ですが、じつは、酸素そのものだけでは、燃えません。 酸素が燃えるには、他の物質が、必要になります。 === ものが燃えたあとの空気 === ろうそくが燃えたあとの空気には、二酸化炭素が多くふくまれています。二酸化炭素がふくまれているかどうかは、'''{{ruby|石灰水|せっかいすい}}'''を使って調べることができます。石灰水は無色の液体ですが、二酸化炭素を通すと'''白くにごります'''。 === 酸素のつくりかた === [[File:Manganese-dioxide-sample.jpg|thumb|二酸化マンガン]] [[File:酸素の合成実験.png|thumb|400px|酸素の生成実験での、装置の組み立て図。]] 実験で、酸素を作るには、 <span style="font-size: large">{{ruby|二酸化|にさんか}}マンガン</span> という黒っぽい固体に、 <span style="font-size: large">{{ruby|過酸化水素水|かさんか すいそすい}}</span>を加えます。過酸化水素水のことを オキシドール ということもあります。 くわしい実験のしかたについては、教科書や市販の参考書などを、参照してください。 「ろうと」や三角フラスコと、開閉のできる「コック」などが必要です。 実験スタンドも必要です。文字だけで説明しても、わかりづらいと思うので、詳しくは、教科書や市販の参考書などを参照してください。 なお、反応で、はじめに出てきた気体にはフラスコ内の空気が混じっているので、はじめの気体は集めないようにします。 {{clear}} === 二酸化炭素のつくりかた === [[File:二酸化炭素の合成実験.png|thumb|400px|化学実験における、二酸化炭素の合成実験での、装置の組立て図。]] *作り方の一例 :石灰石(せっかいせき)に、うすい塩酸をくわえると、二酸化炭素が発生すします。なお、石灰石のかわりに、貝がらや {{ruby|卵|たまご}}のから、{{ruby|大理石|だいりせき}}やチョークを用いても良い。 == 植物のからだのはたらき == 植物がどのようにして養分を作っていき、水を取り入れていくかを学びます。 === 葉と日光 === [[ファイル:Leaf 1 web.jpg|thumb|right|200px|光合成は、主に植物の葉で、おこなわれる。]] [[Image:Stomata_open_close.jpg|150px|thumb|シロイヌナズナの気孔。(上)開いた気孔、(下)閉じた気孔]] 葉の{{ruby|裏側|うらがわ}}には、{{ruby|気孔|きこう}}という穴が多数あいており、そこで{{ruby|呼吸|こきゅう}}しています。 植物は気孔から、二酸化炭素を取り入れ、日光による光のエネルギーを利用して、 <span style="font-size: large">デンプン</span> という栄養をつくっています。このことを{{Ruby|光合成|こうごうせい}}といいます。 <br /> :<span style="font-size: large">二酸化炭素 + 水 (+ 光)  →  デンプン + 酸素</span> <br /> 光合成の反応が行われる場所は、葉に多くある <span style="font-size: large">葉緑体</span>(ようりょくたい) という場所です。この葉緑体の色は、緑色です。だから、植物の葉は、緑色のものが多いのです。 そして、葉の大きさは、日光が当たりやすいように、広い形に、葉は、なっているのです。 また、光合成には、二酸化炭素が必要でしたが、その二酸化炭素は、葉にある気孔から取り入れられます。植物が、空気中の二酸化炭素を、気体のそのままの形で、必要とする場合は、光合成のときだけです。なので、葉から二酸化炭素を取り入れる仕組みは、光合成で必要な分を、取り入れられるので、過不足が無く、植物にとって都合が良いわけです。 植物の葉の配置を、茎の上から見下ろすと、互い違い(たがいちがい)に、なっています。これは日光を、当たりやすくするためです。 植物は、葉でデンプンを作っています。これを確認するには、ヨウ素デンプン反応を利用します。じつは、エチルアルコールをあたためた液体で葉を煮ると、緑色が脱色できるので、脱色します。 :※禁止事項 理科実験で用いるエチルアルコールを、飲んではいけません。 [[File:Beakers.svg|thumb|ビーカー。]] [[ファイル:Test tubes.jpg|thumb|250px|試験管]] なお、葉をエチルアルコールで煮る時は、まずビーカーに入れた水を、火で沸かして熱湯にして、その熱湯で、試験管(しけんかん)に入れたエチルアルコールを、60℃から70℃くらいにして熱します。エチルアルコールの沸点は、約80℃なので、これ以上あたためても、葉の脱色には、役立たちません。また、エチルアルコールを沸騰させる必要が、ありません。 :※注意 この葉の脱色の実験の場合は、けっして、直接、火では、アルコールの入った試験管を、熱しては、いけません。引火や発火の危険があります。 また、試験管の中の液体を温めているときは、試験管の口を、のぞき込んではいけません。もし、試験管の中の液体が急に沸騰すると、熱湯などが吹き出す場合もあり、とてもキケンです。 エチルアルコールに葉緑体が溶けて、葉から、葉緑体が、ぬけます。エチルアルコールの液体は、葉緑体が混ざるので、緑色の液体になります。 なお、エチルアルコールのことをエタノールともいいます。 :※注意 エチルアルコールとメチルアルコールとは、ちがう物質です。メチルアルコールには毒性があります。メチルアルコールは、アルコールランプなどで用いられます。けっして、まちがえてメチルアルコールで脱色しようとすることが無いように、注意してください。 アルコールランプを用いるときは、ランプ内にメチルアルコールがふくまれているので、注意してください。 :※注意 ぜったいに、メチルアルコールを飲んではいけません。メチルアルコールを飲むと、最悪の場合、死にます。もし、まちがって、目や口の中にメチルアルコールが入った時には、実験を速やかに中断し、蛇口から出したばかりの水道水で、何回も、洗い流してください。<br>そのあと、すぐに担当の先生に連絡をして、処置(しょち)の方法を聞いてください。 葉の緑色を脱色してから、ヨウ素液を葉にたらすと、葉のヨウ素液のついた部分が青むらさき色に変色するので、葉にデンプンが存在することが、確認できます。 ちなみに、植物が光合成でデンプンをつくったときに、ついでに酸素もつくられます。 植物にとって、酸素は、光合成でデンプンをつくったときに、ついでにできる副産物(ふくさんぶつ)なのです。 植物は、デンプンを、植物内にためますが、酸素はためません。光合成で出きた酸素は、はきだしてしまいます。 私たち、人間が、すっている酸素は、じつは植物が光合成で、はき出した、酸素です。 人間に限らず、動物が、すっている酸素は、植物が光合成で作った酸素です。 デンプンは水には、溶けにくいです。植物が栄養を運ぶときは、水にとかして運んでいます。水に溶けていないと、運ぶことが出来ません。 いっぽう、糖は、水に溶けやすいです。 植物が、葉で作った糖分(とうぶん)の栄養を、植物の中で運ぶ時は、糖を水にとかして、その糖の水溶液を運んでいます。  この糖が、種子や実に、運ばれていきます。 {{コラム|※ 教員向け| デンプンの生成の仕組み(葉が日光に当たることで、植物は自分でデンプンを葉で作る、という仕組み)を解明するための実験は、意外と難しい。 たとえば、アルミニウム箔を葉にまいたものにヨウ素液を使う実験だけでは、「日光に養分が含まれているのでは?」という可能性を考える、思慮深い子どもの仮説を、棄却(ききゃく)できない<ref>田中耕治 著『よくわかる教育課程』、ミネルヴァ書房、2012年2月10日 初版 第5刷 発行、P77</ref>。 なので、授業などでは、思慮深い子どもにも配慮しつつも、しかし最終的には、うまくゴマカシつつ、法則性や用語などを覚えさせるしかない。 授業時間には限りがある。すべての実験は出来ない。 }} * 植物の呼吸 植物は、酸素をすって、二酸化炭素をはき出す 呼吸(こきゅう)も行っています。 植物の呼吸には、光は、つかいません。昼も夜も、一日中、植物は呼吸を行っています。 植物が呼吸ですいこむ気体と、はきだす気体は、光合成とは逆(ぎゃく)です。(光合成では、昼間のあいだ、二酸化炭素をすって、酸素をはきだしていました。) 植物が呼吸で吸い込む酸素の量よりも、植物が光合成で作り出す酸素の量のほうが多いので、植物は一日全体の合計では、酸素をつくる生物なのです。 === 葉のつくり === [[File:BrambleLeaf CrossPolarisedLight Diagram.jpg|thumb|300px|写真では、白いスジ状のものが葉脈。]] 葉にある <span style="font-size: large">葉脈</span>(ようみゃく) というスジ状の物は、じつは、水の通り道です。葉脈は、じつは、葉に有る師管や道管です。 葉は、気孔から水蒸気を出しています。この働きを <span style="font-size: large">蒸散</span>(じょうさん) と言います。「蒸発」(じょうはつ)ではなく、「蒸散」(じょうさん)です。なお、蒸発とは、液体の水が水蒸気になることです。 蒸散の存在をたしかめるには、葉にビニール袋をかぶせて、密閉すれば分かります。輪ゴムなどで、ふくろの口を閉じれば大丈夫です。 {{clear}} == 人のからだ == 人の体のしくみについて学習しましょう。 === 呼吸 === [[Image:Illu conducting passages日本語.jpg|250px|thumb]] 私たち人間は、空気を吸っています。 空気をすって、空気中の酸素を体に取り入れて、二酸化炭素を、はき出しています。 このように、酸素をすって二酸化炭素を吐くことを <span style="font-size: large">呼吸</span>(こきゅう) と言います。 吐き出す空気には、二酸化炭素がふくまれていることを確認するには、石灰水に、ストローなどを使って息を吹き込めば、白くにごることから分かります。 もしくは、ふくろの中に石灰水を入れたふくろに、息を吹き込めば、石灰水が白く、にごります。 人間は、'''{{ruby|肺|はい}}'''で酸素を体内にとり入れ、二酸化炭素を体外に出しています({{Ruby|呼吸|こきゅう}})。 [[Image:Lungs_diagram_simple.svg|thumb|left|200px|肺。]] <span style="font-size: large">消化</span> [[File:Digestive system diagram ja.svg|thumb|right|450px|ヒトの消化器]] 人間は、口の中が、「つば」で、しめっています。 口の中から出る「つば」を、 <span style="font-size: large">だ液</span>といいます。 このだ液には、デンプンを、別のものに変える働きがあります。 人が、食べ物を体に吸収しやすいように、体内で変えることを <span style="font-size: large">消化</span>(しょうか) と言います。 また、消化をすることができる液体を <span style="font-size: large">消化液</span>(しょうかえき) と言います。だ液も消化液です。 食べ物は、口から食道(しょくどう)を通って、つぎに胃(い)に降りてきて、胃で消化液(しょうかえき)によって細かく分解(ぶんかい)され、つぎに腸(ちょう)で栄養(えいよう)を吸収され、さいごに肛門(こうもん)で便として排出されます。 食べ物が通るこれらの管を、 <span style="font-size: large">消化管</span>(しょうかかん) と言います これら、消化に関わる身体の各部を <span style="font-size: large">消化器</span>(しょうかき) と言います。 * 胃(い) 胃(い)では、食べ物のタンパク質を、 <span style="font-size: large">胃液</span>(いえき) によって、消化する。タンパク質を消化し、タンパク質から ペプトン という物質へと、分解します。また、食べ物に胃液が混ざります。 胃液の中にふくまれるペプシンという物質が、タンパク質を消化をしています。ペプシンも消化こう素です。ペプシンとアミラーゼは、べつべつの物質です。 [[File:Magendarmkanal.JPG|300px|thumb|画像説明 1.食道。 2.胃。 3.十二指腸。 4.'''小腸'''。 5.盲腸。 6.虫垂。 7.大腸。 8.直腸。 9.こう門。]] * 小腸(しょうちょう) 食べ物は、胃の次には、小腸に、行きます。 小腸では、栄養が吸収されます。また、小腸でも、食べ物の消化は行われます。なお、小腸の中の消化液は、ほかの臓器から出ています。 胃から小腸へつながる、小腸の最初の部分は <span style="font-size: large">十二指腸</span>(じゅうに しちょう) と言います。 そして <span style="font-size: large">肝臓</span>(かんぞう) から出る <span style="font-size: large">たん汁</span>(たんじゅう、胆汁) と、 <span style="font-size: large">すい臓</span>(すいぞう、膵臓) から出るすい液が、小腸の消化液です。たん汁とすい液とが、十二指腸に流れこんで、食べ物とまざり、消化液の混ざった食べ物が、小腸の中を進みます。 * 大腸(だいちょう) 大腸では、消化は行われません。大腸は、食物の、水分を吸収します。大腸では、栄養は、吸収されません。 === 血液のはたらき === ==== 血管 ==== ==== 心臓 ==== [[画像:Diagram of the human heart (cropped) ja.svg|thumb|left|420px|図1.ヒトの心臓(しんぞう)。<br />血液の流れは、白い矢印で、かかれている。]] 心臓は、たえず動いており、血液を動かしています。私たちが、ねている間も、心筋は働きつづけて、心臓は動いています。心臓の大きさはにぎりこぶしくらいです。 ==== そのほかの内蔵 ==== ===== かん臓 ===== * グリコーゲンの貯蔵(ちょぞう) 肝臓(かんぞう、肝臓)は、小腸で吸収したブドウ糖を <span style="font-size: large">グリコーゲン</span> という炭水化物に、かえる。 グリコーゲンになることで、体内で保存がしやすくなる。体のエネルギーが不足する時は、このグリコーゲンが糖に分解され、体の各部におくられて、エネルギー源になる。 * アンモニアの処理(処理) タンパク質やアミノ酸が分解されると、そのままではアンモニアという有毒な物質ができてしまう。ほ乳類では、このアンモニアを、肝臓で、毒性のひくい <span style="font-size: large">にょう素</span> (にょうそ、尿素)という物質に変える。尿素は、水に溶ける。なお、最終的に、尿素は、尿(「にょう」・・・オシッコのこと。)とともに、体外へ排出される。尿については、肝臓の他にも、腎臓(じんぞう)が関わる。 * 有毒な物質の分解 血液に入った有毒な物質を分解する。 * 胆汁(たんじゅう)を作る 消化液の <span style="font-size: large">胆汁</span> (たんじゅう) は、肝臓で作られている。胆汁は、<span style="font-size: large">胆のう</span> (たんのう) へ送られ、胆のうから十二指腸へと送られている。胆のうは、肝臓とは別の臓器である。 ===== すい臓 ===== 消化の節で、説明してある。 ===== じん臓 ===== [[File:Kidney human diagram japanese.svg|thumb|300px|じん臓]] [[Image:Adrenal_gland_%28PSF%29.jpg|thumb|right|280px|ひにょう器系。<br>KIDNEY(キドニー)が腎臓(じんぞう)のこと。<br>BLADDER(ブラッダー)が ぼうこう のこと。]] じん臓(じんぞう、腎臓)の位置は、体内の背中側の、横隔膜(おうかくまく)の下の、腰(こし)のあたりにある。 じん臓は、血液から、不要な物を、こしとって、血液をきれいにする働きをしている。 尿素も、じん臓で、こしとられる。 こしとられた尿素や不要物は、余分な水分といっしょに、 <span style="font-size: large">ぼうこう</span> (膀胱) へと、送られる。このようにして、ぼうこうで、 <span style="font-size: large">にょう</span> (尿) が、たまる。 ちなみに、腎臓でこしとられてつくられる尿の量は、最終的には、1日で1リットルくらいの尿として排出する。じん臓では、いったん、1日あたり、なんと160リットル近くも、尿を作る。だが、べつに、この水量のほとんどは排出されず(もし、そんなに多くの水分を体外へ排出したら、死んでしまう)、尿の中にある水分や、ブドウ糖やミネラルなどの栄養を再吸収して、あらためて不要なものだけを排出するので、最終的に、体外へは1日あたり1リットルくらいの尿として排出する。 {{-}} == 生き物のつながり == 自然の環境と生物の生活とのつながりについて学習します。 === 食物連鎖 === [[image:FoodChain.svg|thumb|right|300px|陸上と海中での食物連鎖のイメージ。]] :(しょくもつ れんさ) 自然のニワトリは、こん虫などの小さな虫を食べます。そのニワトリの卵や肉を、私たち人間は、食べます。ニワトリに食べられるような小さな昆虫は、草などの植物を食べています。 :草 → コン虫 → ニワトリ → 人間 ウシは牧草を食べますが、そのウシの肉を、私たち人間は食べます。あるいは、ウシの牛乳を、私たち人間は、飲みます。 :牧草 → ウシ → 人間 このように、私たちが食べる動物も、また別の動物や植物などを食べてきています。 人間の食べ物のほかの生き物にも、食べたり、食べられたりは、あります。 バッタを、カエルは食べます。そのカエルを、ヘビが食べます。そのヘビをワシなどの大型の 肉食動物が、食べます。 バッタなどの小さな昆虫は、草などの植物を食べています。 :草 → バッタ → カエル → ヘビ → ワシ ヘビを食べる生き物は、ワシのほかにもいて、イタチなどもヘビを食べます。 カマキリも、バッタを食べます。 このように、すべての生き物は、食べる・食べられる の関係をとおして、つながっています。 このような、食べる・食べられる の関係のつながりのことを、<span style="font-size: large">'''{{ruby|食物連鎖|しょくもつ れんさ}}'''</span>といいます。 そして、食物連鎖のはじめに食べられる生き物は、植物です。自分で栄養をつくり出すことができる もし、ある地域で、草がなくなると、草を食べ物にするこん虫もいなくなります。こん虫がいないと、ニワトリの食べ物がなくなってしまいます。ニワトリがいないと、人間は、ニワトリのたまごを食べられません。 [[File:TrophicWeb.jpg|thumb|700px|食物連鎖の{{ruby|段階|だんかい}}と各段階の生物の個体数(多さ)を表した図]] 川では、ミジンコを、メダカなどの小さい魚が食べます。そのメダカを、もっと大きい魚が食べます。ミジンコは動物です。ミジンコは、川の中にうかんでいる、非常に小さい植物を、たべています。私たち人間の目には見えませんが、そういう小さな植物を、ミジンコが食べています。 川の中でも、食物連鎖で、さいしょに食べられる生き物は、植物なのです。 :とても小さな植物 → ミジンコ → メダカ → おおきな魚 === 水中の小さな生き物 === [[画像:Daphnia pulex.png|right|250px|thumb|ミジンコ。動物のとくちょうを持つ。]] [[image:Euglena sp.jpg|right|250px|thumb|ミドリムシ。動物のとくちょうと植物のとくちょうを持つ。]] 飼育しているメダカは、あたえたエサを食べます。では、自然のメダカは何を食べているのでしょうか。 自然の池や小川の水中には、小さな生物がすんでいます。自然の池や川の小魚が、人間がエサをあげなくても生きていけるのは、このような小さな生物を食べているからです。 * 動物のとくちょうを持つ小さな生き物(動ける) :池や川の水にすむもの: ミジンコ、ゾウリムシなど :海水にすむもの: カニの子ども、ウミボタルなど このような小さな生き物のことを'''プランクトン'''といいます。 プランクトンには、光合成をする'''植物性'''プランクトンと、 光合成をせず、もっと小さな生き物を食べる'''動物性'''プランクトンがいます。 <gallery> Image:Paramecium.jpg|ゾウリムシ </gallery> * 植物のとくちょうを持つ小さな生き物 :池や川の水にすむもの: アオミドロ、ミカヅキモなど :海水にすむもの: クモノスケイソウ、ツノモなど <gallery> ファイル:Spirogira zygote.jpg|アオミドロ ファイル:Closterium_sp.jpg|ミカヅキモ </gallery> * 動物と植物の両方の特ちょうをもつ小さな生き物 :ミドリムシ(池や川の水にすむ。) ミドリムシは光合成をするが、体を動かせるという、動物と植物の両方の特ちょうを持つ。 == {{ruby|水溶液|すいようえき}}の性質 == [[:w:水溶液|水よう液]]とは、水に何かが溶けているもののことです。 小学5年が終わるまでには、水溶液の、基本的なことは、教わっているはずです。 ;※ 注意(ちゅうい) :これから習う、酸(さん)とアルカリは、使い方をまちがえると、'''とてもキケン'''です。<br>なので、もしも読者の学年が、まだ6年生でない5年生や、4年以下の学年の読者が、本書を読んでいたら、まずは、小学5年までの理科の内容を、キチンと理解してください。<br>また、酸とアルカリの実験については、本書を参考にしての、実験は、'''しないでください'''。<br>実験は、学校の理科の授業で、学校の先生の指示にしたがって、実験をしてください。 === 水溶液にとけているもの === 水溶液には、食塩水や石灰水のように固体がとけているものがあります。しかし、{{ruby|塩酸|えんさん}}や{{ruby|炭酸水|たんさんすい}}、アンモニア水のように蒸発させると何も残らないものがありました。これらには何がとけているのでしょうか。これらには、気体がとけています。 塩酸は{{ruby|塩化水素|えんかすいそ}}、炭酸水には{{ruby|二酸化炭素|にさんかたんそ}}、アンモニア水にはアンモニアという気体がとけています。 学校での実験のさい、目を守るための安全眼鏡が実験室などに、あるはずなので、安全眼鏡をつけましょう。 === 水溶液の分類 === [[ファイル:1-Blue and red litmus paper.jpg|thumb|left|リトマス紙]] 水溶液は、'''リトマス{{ruby|紙|し}}'''を使って、'''酸性'''・'''中性'''・'''アルカリ性'''の3つに分類する(種類ごとに分ける)ことができます。 ;酸性の水溶液 酸性の水溶液は、青色リトマス紙の色を、赤色に変えます。赤色リトマス紙の色は変えません。塩酸・炭酸水・レモンのしるなどがあてはまります。 ;中性の水溶液 中性の水溶液は、どちらの色のリトマス紙の色も変えません。食塩水などがあてはまります。 <!--酸性・アルカリ性・中性についてです。--> ;アルカリ性の水溶液 アルカリ性の水溶液は、赤色リトマス紙の色を、青色に変えます。青色リトマス紙の色は変えません。石灰水・アンモニア水・重そう水などがあてはまります。 === 金属をとかす水溶液 === 塩酸は鉄やアルミニウムなどの金属をとかします。 塩酸にスチールウール(鉄)やアルミニウムを入れると、スチールウールが溶けて見えなくなり、あわが出てきます。なお、このあわは{{ruby|水素|すいそ}}という気体です。 鉄をとかした後の塩酸を{{ruby|蒸発|じょうはつ}}皿にとって、蒸発させると黄色い固体がのこります。アルミニウムでは白い固体が残ります。 これらは鉄やアルミニウムとはちがうものです。 このように、水溶液には金属をとかすものがあります。また、水溶液に金属がとける変化は、水に食塩がとけるような変化とは別の種類のものです。 == 大地の変化 == [[ファイル:Quebrada de Cafayate, Salta (Argentina).jpg|right|300px|thumb|アルゼンチンのサルタ州で。 サンカルロスに見られる地層]] 山の斜面などを切りくずすと、小石や砂、ねんどなどが、層(そう)になっていることがあります。このような地中から出てきた層を <span style="font-size: large">地層</span>(ちそう) とよびます。 === 地層のできかた === 地層は、川の流れによってできる。その地層は、いまでこそ、地上にあるが、大昔は、海などの底にあったのである。地層は、川の流れなど、水の流れによって、土砂がつもって出来たのである。 じっさいに、地層の中にある石を見ると、丸みをおびている石が多い。また、魚の骨や、貝のカラなどが見つかる場合もある。 これらのことから、地層が出来上がるには、水の流れが、関わっていることが、予想できるだろう。 では、水の中で、土砂(どしゃ)は、どのように積もっていくのだろうか。これは、実験すれば、答えは分かる。 実験した結果は、石や砂や粘土を混ぜたものを、とうめいなコップに入れた止まった水の中に入れると、まず、いちばん下に石が積もる。石の上に砂が積もる。さらに、その砂の上に粘土が積もる。 土砂が海中に流される場合は、陸側の近くの海中に、まず石が多く積もる。少し離れた場所に砂が多く積もる。粘土は、いちばん遠くまで、流されて積もることが知られている。 また、海中の土砂は、より古くに積もった土砂ほど、下に来る。なので、ふつうは、古い地層ほど、下に来る。 [[ファイル:Oceanic-continental convergence Fig21oceancont.gif|thumb|プレート]] では、もともと海中にあった土砂が、なぜ地上に出てきて、地層として、見られるのだろうか。 地層によって、いくつかの原因があります。 こうして、地面が盛り上がる場合が、あります。 === 化石 === [[Image:ElrathiakingiUtahWheelerCambrian.jpg|thumb|サンヨウチュウの化石]] 動物の肉は、死んでしまうと、すぐに分解されていく。しかし動物の骨は、分解されづらい。地上に骨がある場合は、壊れやすいが、地中にある場合は、骨が、かなり長く、のこる場合もある。 このようにして、大昔の生き物の骨やカラなどが残ったものを <span style="font-size: large">化石</span>(かせき) という。 骨だけでなく、大昔の貝が残った物も、化石である。 また、大昔の動物の「足あと」などの痕跡(こんせき)でも、大昔の動物の痕跡がキッチリと残っていれば、それらは化石として扱う。 動物にかぎらず、植物などでも、大昔の植物の痕跡(こんせき)なら、化石という。 化石によって、その地層が出きた時期のあたりの、環境が分かります。 たとえば、地層の、ある層の部分から、貝の化石が出てきたら、地層の、その層の部分が出きた時期には、その地層は、海底にあった可能性が高いことが分かります。貝のアサリの化石なら、アサリは、海の浅いところにすむので、そういった環境まで、知ることができます。 [[Image:ElrathiakingiUtahWheelerCambrian.jpg|thumb|200px|サンヨウチュウの化石]] === 大地の変化 === 地{{ruby|震|しん}}や火山活動について、学びましょう。 ==== 地震に関連する自然災害==== 地震が発生すると、次のような自然災害が起きる場合があります。 * {{ruby|津波|つなみ}} * {{ruby|液状化現象|えきじょうかげんしょう}} * がけ{{ruby|崩|くず}}れ ・・・など。 自然災害の他に、火災や停電、公共交通機関の停止や通信{{ruby|障害|しょうがい}}が起きる場合があります。 地震が起きたときは、学校のひなん訓練や、{{ruby|地域|ちいき}}の放送などに{{ruby|従|したが}}って、ひなんをしてください。テレビやラジオでは関係する情報が放送されることがあります。 ここでは、地震に関連する自然災害について説明します。 ==== 津波 ==== 大地震があると、海の近くでは、'''{{ruby|津波|つなみ}}''' とよばれる海水の流れが、陸におしよせます。 地震によって起こる津波は、地球表層のプレートが複数接している場所で、一つのプレート(海洋プレート)がもう一方のプレート(大陸プレート)の下に沈み込んでいくことが原因となります。沈み込みが進み、「ひずみ」が限界に達したときに大陸プレートが元に戻ろうとする衝撃で地震が発生し、その海底変動の影響で津波が発生します。津波は、海底で発生する地震に伴う海底地盤の隆起・沈降や海底における地滑りなどにより、その周辺の海水が上下に変動することによって引き起こされるものです。 {{clear}}ちんこ 最近テストがあってダルいからね ===== 液状化現象 ===== 液状化現象とは、地震の強い振動で地盤が液体状になる現象である。地盤は水分、砂、空気がバランスを保っているが、地震の強い振動で地盤にある砂と砂の間にある空気が抜けて砂が下に沈んでいき、水分が地面に上に噴出していく。このように液状化現象が起きると地盤が崩れていき、支えを失った建物が傾いたり、沈んだりしていく。 ===== がけくずれ ===== 大地震では、がけや、山のしゃ面が、くずれることがあります。がけなどには、近づかないようにしましょう。 また、くずれた場所が、川などの水を多くふくんでいると、水と{{ruby|土砂|どしゃ}}がまじったものが流れてくる {{ruby|土石流|どせきりゅう}} が発生し、大きな{{ruby|被害|ひがい}}を起こすばあいもあります。なお、がけ崩れや土石流は、地震のときだけでなく、大雨でも起こることがあります。 {{clear}} ==== 火山の活動 ==== 火山の地下深い場所には、岩石が高温で溶けた <span style="font-size: large">'''マグマ'''</span> がある。このマグマが、{{ruby|割|わ}}れ目や火口などからふきだすことを、火山の <span style="font-size: large">'''ふん火'''</span> といいます。火山がふん火すると、火山{{ruby|灰|ばい}}などが飛び散ります。 {{clear}} == てこの働き == [[Image:Lever Principle 3D.png|280px|thumb|left|「てこ」のおおよその図。三角形のところが支点にあたる。<br>じっさいに、この形だと、支点の上の板がすべってしまうので、実物のてこでは、すべらないように、固定してある。]] 図のようなものを '''てこ''' といいます。 てこを利用すると、小さい力で重い物を動かすことができます。 {{clear}} [[Image:Levier soulever commode.svg|thumb|300px|left|この図で、人間が持っているところが力点。ハコに接触してる場所が作用点。]] [[File:支点 力点 作用点.png|thumb|300px|てこの原理における、支点, 力点, 作用点の位置。]] てこで、人間が力を加えるために持つところを、 <span style="font-size: large">力点</span> (りきてん)と、いいます。 てこを支えている、回転軸(かいてんじく)の、中心の部分を、 <span style="font-size: large">支点</span> (してん)と、いいます。 そして、てこによって、持ちあげたい物に、力がくわえられる場所を <span style="font-size: large">作用点</span>(さようてん)という。 === てこのつりあい === てこがつりあっている時、「うでの長さ」と「物の重さ」の積が、支点の左右で同じ大きさになっています。 左の図で見れば、力 F1 と支点と力点との長さ d1 の、かけあわせの F1×d1 と、力 F2 と支点から作用点の長さ d2 の、かけあわせの F2×d2 との大きさは同じです。 つまり、式で書くと、 : F1×d1 = F2×d2 です。 なので、少ない力で、てこで重いものを持ち上げるには、支点と力点の距離を長くすれば、そのぶん、力点に加える力は小さくなります。 また、支点と作用点の長さを短くすれば、そのぶん、作用点に大きな力がくわえられるので、てこで持ち上げやすくなります。 {{clear}} [[Image:Tweezers-variety.jpg|thumb|350px|様々なピンセット]] [[File:ピンセットの支点力点作用点.png|thumb|350px|ピンセットでの、支点・力点・作用点の位置。]] なお、ピンセットに、てこの原理を当てはめて、考えてみると、ピンセットの支点は、はじっこにあります。ピンセットの作用点は、ピンセットの先の、物をつまむ部分です。 {{clear}} *くぎぬき [[File:Páčidlo.gif|thumb|200px|left|くぎぬき]] [[File:釘抜きの支点力点作用点.png|thumb|くぎぬきでの、支点・力点・作用点の位置。]] '''身の回りのてこ''' {{clear}} === 輪じく({{ruby|発展|はってん}}) === [[ファイル:Wheelaxle quackenbos.gif|thumb|left|輪じくの仕組みを活用した{{ruby|巻|ま}}き上げ機。ものの上げ下げなどに使われる。]] [[File:Wheel-and-axle diagram.svg|thumb|輪じくの原理図。力の関係を見やすくするため、ひもとおもり をつけてある。内側の輪から下がっているひもと、外側の輪から下がっているひもは、つながっていない。図の場合、内側・外側のおもりは、じくをそれぞれ右回り・左回りに回そうとしている。また、右回りの力と左回りの力は、つりあっている。]] いくつかの大きさの輪を連動して回るようにしたものを '''{{ruby|輪|りん}}じく''' といいます。輪軸は、てことみなすことができます。 輪じくの力のつりあいは、図のようにてこの原理を使って考えることができます。 {{-}} [[File:Yellow-flathead-screwdriver.jpg|thumb|300px|left|]] ドライバーも 輪じく になっています。 {{-}} {{clear}} == 月と太陽 == === 太陽と月の形 === 月と太陽の表面の様子や月の形が変わる理由について学びます。 ==== 月の形の変化と太陽の位置 ==== [[File:月の見え方svg.svg|thumb|400px|月の見え方]] 月は日々形を変えていて、約30日で一周しています。これを月の満ち欠けといいます。月の満ち欠けが起きる理由は、地球から見た月の太陽からの光が当たる面が日ごとに変わってゆくためます。 月の満ち欠けは決まった周期となっているので、昔の人はこれをカレンダーのように使っていました。そして、それぞれの形に名前をつけて身近なものにしていました。みなさんは、すべては、おぼえなくてもよいですが、月の形と、その名前をしょうかいします。 {| rules=cols border=1 cellspacing=0 align=center |- style="background:silver" !陰暦(月の満ち欠けを基にした暦)と月の名前 ※新月を1日目と考えます。 |- | {| rules=cols border=0 cellspacing=0 align=center |- align=center width=100px |1日||3日||7日||11日||13日||14日||15日 |- align=center width=100px |{{ruby|新月|しんげつ}}||{{ruby|三日月|みかづき}}||半月({{ruby|上弦|じょうげん}}の月)||<small>{{ruby|十日余|とつきあま}}りの月</small>||{{ruby|十三夜|じゅうさんや}}<br>十三夜月||{{ruby|小望月|こもちづき}}||{{ruby|十五夜|じゅうごや}}<br>{{ruby|望月|もちづき}}・満月 |- |[[File:Crescent Moon.jpg|80px]]||[[File:Crescent Moon2.jpg|80px]]||[[File:Half Waxed Moon.jpg|80px]]||[[File:10 Nights Moon.jpg|80px]]||[[File:13 Nights Moon.jpg|80px]]||[[File:14 Nights Moon.jpg|80px]]||[[File:Full Moon.jpg|80px]] |- align=center width=100px |16日||17日||18日||19日||20日||22日||23日 |- align=center width=100px |{{ruby|十六夜|いざよい}}月||{{ruby|立待|たちまち}}月||{{ruby|居待|いまち}}月||{{ruby|臥待|ふしまち}}月<br>{{ruby|寝待|ねまち}}月||{{ruby|宵闇|よいやみ}}月<br>{{ruby|更待|ふけまち}}月||<small>{{ruby|二十日余|はつかあま}}りの月</small><br>半月({{ruby|下弦|かげん}}の月)||{{ruby|二十三夜月|にじゅうさんやづき}} |- |[[File:16 Nights Moon.jpg|80px]]||[[File:17 Nights Moon.jpg|80px]]||[[File:18 Nights Moon.jpg|80px]]||[[File:19 Nights Moon.jpg|80px]]||[[File:20 Nights moon.jpg|80px]]||[[File:Waning Moon.jpg|80px]]||[[File:23 Nights Moon.jpg|80px]] |} |} 月の見えかたは、右側からかわっていきます。 ==== 月の表面の様子 ==== [[ファイル:Lunar crater Daedalus.jpg|thumb|月のクレーター。]] 月の表面に見える、黒く見える丸いくぼみを'''クレーター'''と言います。(くわしくは[[:w:クレーター|クレーター]]。) クレーターができた理由は、いん石がぶつかったからだと考えられています。 クレーターとは別に、月の表面の、黒く見える部分を<span style="font-size: large">{{ruby|海|うみ}}</span>といいます。「海」と言っても、月の海には、水はありません。 月の表面には、海が多くありますが、{{Ruby|裏側|うらがわ}}には、ほとんどありません。 月の表面の、白く見える部分を<span style="font-size: large">{{ruby|陸|りく}}</span>(りく)と、言います。 ==== 月の大きさ ==== 月の直径は、約3500kmです。月の形は、ほぼ球形です。地球の直径と比べた場合、月の直径は、地球の直径の4分の1です。地球の方が大きいです。 月と地球の距離は、約38万kmです。 なお、太陽と地球との距離は、約1億5000万kmであり、月と地球の距離の約400倍です。 {{clear}} == 電気の利用 == * 電{{ruby|磁石|じしゃく}}のはたらき 鉄の{{ruby|棒|ぼう}}にエナメル線をまき付けると、電磁石というものになります。ここでは、電磁石について学びましょう。 電磁石については、小学5年の理科で、習います。わからない人は復習してください。[[小学校理科/5学年]] この節では、電磁石のほかの、利用を説明します。 === 電気による発熱 === '''電熱線''' などに電流を流すと、発熱します。どんな金属の線でも、電気をながすと、発熱はします。ニクロム線は、とくに、発熱が多くなるニクロムという材料でつくられた導線です。このように、電気を流すと熱が多く発する金属導線を {{ruby|電熱線|でんねつせん}}と言います。ここでは、電気の利用について学びましょう。 電熱線は、ヒーターなどに利用されることがあります。 === 電気を作る === 電気回路の導線の近くで、磁石を動かすと、電気が流れます。たとえば電磁石に、磁石を出しいれすると、磁石を出し入れで動かしている間は、電気が流れます。 このように、磁石を動かすことで、電気の流れを作れます。 「手回し発電機」は、この仕組みを利用しています。レバーを回すことで、中の磁石が回転するので、磁石の近くにある回路に電気が流れるのです。 === 光電池 === [[ファイル:Solar panels in Ogiinuur.jpg|thumb|right|300px|大きな光電池。ソーラーパネルともいう。]] '''光電池'''は光を電気に変える機械です。太陽電池とも、いいます。 光電池にも、+極とー極があります。 乾電池で、豆電球を明るくさせたり、モーターをまわせたのと同じように、光電池でも、豆電球をつけたり、モーターを回せたりします。 光電池での、電気をながすつよさは、電池にあてた光がつよいほど、光電池の電気もつよくなります。 そのため、鏡などを使って、光電池に光を集めると、集めた分だけ、光電池の電気も、強くなります。 光電池を、紙などで、かげにして、光をさえぎると、電気は、ながれなくなります。 紙をはずして、光電池に、また光にあてると、光電池は、電気を流せるようになります。 乾電池は、つかいつづけると、電気がながせなくなってしまいます。いっぽう、光電池は、ずっと、つかえます。このため、光電池のほうが、{{Ruby|資源|しげん}}を{{Ruby|節約|せつやく}}できると考えられています。 [[Image:Solar Vehicles - Winnipeg.jpg|thumb|left|ソーラー・カー。]] === 電気と明かり === 電球と発光ダイオード(はっこうダイオード)などの明かりは、電球とは仕組みがちがいます。 発光ダイオードは、半導体(はんどうたい)という物質の性質を使っています。 小学校では、半導体の説明は、むずかしいので、省略します。 なお、発光ダイオードの実験をする時は、電流を流しすぎると、ダイオードがこわれてしますので、注意してください。電流を流し過ぎないように、回路に抵抗という、電流を減らす部品を組み込むのが普通です。 また、蛍光灯のしくみは、電球とも、発光ダイオードとも、別の仕組みです。 この節では、電気は、光に変えることができることを、分かってくれれば、じゅうぶんだと、思います。 また、光電池などを思い出せば分かるように、光から電気をつくることも、出来ます。 === 電気と音 === 電気は、機械を使って、音に変えることも出来ます。スピーカーやマイク、電子ピアノなどが、そうですね。 どういう仕組みかというと、製品によって、少しはちがいますが、おおむね、似たような仕組みです。 電気によって、振動を、起こしています。 音とは空気の振動です。 さて、回路に電気が流れると、電磁石になって磁力が発生するのですから、その磁力で、物を、振動させてしまえば、音を、出せるのです。 === 電気をためる・コンデンサー === [[ファイル:Photo-SMDcapacitors.jpg|thumb|250px|いろいろなコンデンサー]] [[ファイル:Condensador electrolitico 150 microF 400V.jpg|thumb|200px|コンデンサーの例]] 写真のような、電気をためることができる{{ruby|装置|そうち}}を '''コンデンサー''' といいます。 === センサーとプログラム === 照明の中には、部屋に入ると自動で電気がつくものもあります。どのような仕組みで電気がつくのでしょうか。 :これには、人がいることを感知する'''センサー'''が使われています。 :内部のコンピュータに動きを指示し、それに{{ruby|従|したが}}って動いています。 :このようなコンピュータへの指示を '''プログラム''' といい、プログラムを作ることを '''プログラミング''' といいます。 :このように、電気製品の中には、センサーとプログラムを使って動いているものがあります。 == 生き物と環境 == 人は、自然に多くのえいきょうをおよぼしています。 {{ruby|地球温暖化|ちきゅうおんだんか}}は、人間の活動によって二酸化炭素の量が増えたことがおもな原因と考えられています。また、森林のばっさいや海水面の{{ruby|上昇|じょうしょう}}も問題となっています。 {{Stub|小}} [[Category:小学校教育|理6]] [[Category:理科教育|小6]] 1thn95qkvaj748e61ax1g9jo5ifiukl 299522 299520 2026-05-14T05:34:43Z Tomzo 248 [[Special:Contributions/~2026-28896-46|~2026-28896-46]] ([[User talk:~2026-28896-46|会話]]) による編集を取り消し、Tomzo による直前の版へ差し戻す 292980 wikitext text/x-wiki {{Pathnav|メインページ|小学校・中学校・高等学校の学習|小学校の学習|小学校理科|frame=1}} 6年生の理科で学ぶ分野は、5年生までと比べて、より高度で難解な内容が多くなります。さらに、実験方法もより複雑であり、誤った手順を取ると非常に危険です。そのため、実験方法については、学校の教科書や授業を参考にすることをお勧めします。 小学生で学校の教科書を持っている場合は、まずはそれを読んでみてください。また、5年生以下の生徒の方は、上述の理由から、自分の学年に応じた内容から学ぶことをおすすめします。 == 物の燃え方 == === 物の燃え方と空気 === [[File:ろうそく理科実験 消えるsvg.svg|thumb|400px|ろうそくと空気の関係を調べる実験の説明図。 : 消える場合。びんに ふた をすると、すぐに火が消えてしまう。なぜなら、外から空気が入ってこられないので、つまり空気中の酸素が びん の中に入ってこられないので、火が燃えつづけることが出来ない。だから、すぐに火が消えてしまう。]] :※ この分野では、物を燃やすときの仕組みについて説明します。キケンですので、家庭では、けっして実験しないでください。燃やす実験については、学校の理科の授業で、行ってください。 学校で、ものを燃やす実験をするときは、{{ruby|窓|まど}}をあけるなどして、{{ruby|換気|かんき}}をしましょう。 :※注意 物を燃やす実験のとき、火のちかくには、紙などの燃えやすい物を、置いてはいけません。 ろうそくや木、紙などが燃える時について学習しましょう。 [[File:ろうそく理科実験 燃えるsvg.svg|thumb|400px|left|ろうそくと空気の関係を調べる実験。<br /> 燃え続ける場合。]] {{-}} <gallery widths="300px" heights="300px"> File:ろうそく理科実験 消える場合 半開き.png|ろうそくの実験。消える場合。ふたが半開き。<br />ふたが開いていても、口がせまいと、空気があまり入ってこないので、火は消える。 File:ろうそく 粘土に穴 理科実験.png|ろうそくの燃え方の実験。ねん土に{{Ruby|穴|あな}}を開け、口が半開きの場合。集気びんの底はない。燃え続ける。 </gallery> <gallery widths="300px" heights="300px"> File:ろうそく燃える理科実験 空気の動き.svg|ろうそくを燃やす理科実験での、空気の流れの説明図。 File:ろうそく 理科実験 線香.svg|空気の流れの向きを調べるには、{{ruby|線香|せんこう}}を近づけて、けむりの向きから、流れの向きが分かる。びんの下から、煙が入る。びんの上に近づけると、そのまま上に煙は上がっていく。このことから、びんの中の空気は、上に流れている事が分かる。 </gallery> 炭素が燃えるときには、空気中の{{ruby|酸素|さんそ}}と、炭素がむすびついて二酸化炭素が出来ます。 二酸化炭素は、物をもやすことが出来ません。 右の図のように、びん に ふた をしてしまうと、酸素は燃えるのに使われて二酸化炭素に変わってしまいます。酸素がなくなるまでは、燃え続けますが、びんの中の酸素はなくなってしまいます。そして酸素がないので、燃え続けることが出来ずに、火は消えてしまいます。 びん に ふた をしなければ、びんの口から、空気がいっぱい入ってくるので、空気中の酸素も入ってくるので、ろうそくは燃え続けることが出来ます。 炭素をふくんでいいない物質でも、燃えることがあります。鉄からつくられたスチールウールは炭素を、ふくんでいません。スチールウールは、火をつけると、燃えます。なお、ロウソクは、炭素をふくんでいます。 燃えるとは、燃える側の物質どうしの結びつきが切れて、かわりに 酸素 と くっつく ことです。 物が燃えると、酸素と くっついて 高温を発するため、熱によって、燃える側の物質が分解しやすくなり、ますます酸素と元の物質とがくっつきやすくなります。 木や紙が燃えるときなどのように、炭素と酸素が反応して燃えると、二酸化炭素が できます。 いっぽう、スチールウール(鉄)を燃やすと酸素はできません。 === 空気とものの燃え方 === 物が燃えるには、{{ruby|酸素|さんそ}}という気体が必要です。酸素が少なくなると、ものは燃えなくなります。 ろうそくが燃えると、{{ruby|二酸化炭素|にさんかたんそ}}という気体ができます。 空気中には、酸素が、気体で、ふくまれています。 [[Image:空気の比率 小学生用svg.svg|thumb|350px|空気の なりたち。]] 空気には、'''ちっ素'''という気体が多くふくまれています。残りのほとんどは '''{{ruby|酸素|さんそ}}''' です。 空気中の二酸化炭素の割合は、0.04パーセントと、とても小さいです。 ちなみに、他にもアルゴンという気体などもふくまれます。 酸素が少なくなると、ものは燃えません。 なので、燃えているものを{{ruby|密閉|みっぺい}}すると、酸素が{{ruby|供給|きょうきゅう}}されなくなるので、火が消えます。 燃えてるものに、酸素だけの気体を送ると、とても、はげしく光を出して燃えます。火花を発するぐらい、はげしく燃えます。 酸素は、ほかの物質と反応すると、はげしく燃えます。ですが、じつは、酸素そのものだけでは、燃えません。 酸素が燃えるには、他の物質が、必要になります。 === ものが燃えたあとの空気 === ろうそくが燃えたあとの空気には、二酸化炭素が多くふくまれています。二酸化炭素がふくまれているかどうかは、'''{{ruby|石灰水|せっかいすい}}'''を使って調べることができます。石灰水は無色の液体ですが、二酸化炭素を通すと'''白くにごります'''。 === 酸素のつくりかた === [[File:Manganese-dioxide-sample.jpg|thumb|二酸化マンガン]] [[File:酸素の合成実験.png|thumb|400px|酸素の生成実験での、装置の組み立て図。]] 実験で、酸素を作るには、 <span style="font-size: large">{{ruby|二酸化|にさんか}}マンガン</span> という黒っぽい固体に、 <span style="font-size: large">{{ruby|過酸化水素水|かさんか すいそすい}}</span>を加えます。過酸化水素水のことを オキシドール ということもあります。 くわしい実験のしかたについては、教科書や市販の参考書などを、参照してください。 「ろうと」や三角フラスコと、開閉のできる「コック」などが必要です。 実験スタンドも必要です。文字だけで説明しても、わかりづらいと思うので、詳しくは、教科書や市販の参考書などを参照してください。 なお、反応で、はじめに出てきた気体にはフラスコ内の空気が混じっているので、はじめの気体は集めないようにします。 {{clear}} === 二酸化炭素のつくりかた === [[File:二酸化炭素の合成実験.png|thumb|400px|化学実験における、二酸化炭素の合成実験での、装置の組立て図。]] *作り方の一例 :石灰石(せっかいせき)に、うすい塩酸をくわえると、二酸化炭素が発生すします。なお、石灰石のかわりに、貝がらや {{ruby|卵|たまご}}のから、{{ruby|大理石|だいりせき}}やチョークを用いても良い。 == 植物のからだのはたらき == 植物がどのようにして養分を作っていき、水を取り入れていくかを学びます。 === 葉と日光 === [[ファイル:Leaf 1 web.jpg|thumb|right|200px|光合成は、主に植物の葉で、おこなわれる。]] [[Image:Stomata_open_close.jpg|150px|thumb|シロイヌナズナの気孔。(上)開いた気孔、(下)閉じた気孔]] 葉の{{ruby|裏側|うらがわ}}には、{{ruby|気孔|きこう}}という穴が多数あいており、そこで{{ruby|呼吸|こきゅう}}しています。 植物は気孔から、二酸化炭素を取り入れ、日光による光のエネルギーを利用して、 <span style="font-size: large">デンプン</span> という栄養をつくっています。このことを{{Ruby|光合成|こうごうせい}}といいます。 <br /> :<span style="font-size: large">二酸化炭素 + 水 (+ 光)  →  デンプン + 酸素</span> <br /> 光合成の反応が行われる場所は、葉に多くある <span style="font-size: large">葉緑体</span>(ようりょくたい) という場所です。この葉緑体の色は、緑色です。だから、植物の葉は、緑色のものが多いのです。 そして、葉の大きさは、日光が当たりやすいように、広い形に、葉は、なっているのです。 また、光合成には、二酸化炭素が必要でしたが、その二酸化炭素は、葉にある気孔から取り入れられます。植物が、空気中の二酸化炭素を、気体のそのままの形で、必要とする場合は、光合成のときだけです。なので、葉から二酸化炭素を取り入れる仕組みは、光合成で必要な分を、取り入れられるので、過不足が無く、植物にとって都合が良いわけです。 植物の葉の配置を、茎の上から見下ろすと、互い違い(たがいちがい)に、なっています。これは日光を、当たりやすくするためです。 植物は、葉でデンプンを作っています。これを確認するには、ヨウ素デンプン反応を利用します。じつは、エチルアルコールをあたためた液体で葉を煮ると、緑色が脱色できるので、脱色します。 :※禁止事項 理科実験で用いるエチルアルコールを、飲んではいけません。 [[File:Beakers.svg|thumb|ビーカー。]] [[ファイル:Test tubes.jpg|thumb|250px|試験管]] なお、葉をエチルアルコールで煮る時は、まずビーカーに入れた水を、火で沸かして熱湯にして、その熱湯で、試験管(しけんかん)に入れたエチルアルコールを、60℃から70℃くらいにして熱します。エチルアルコールの沸点は、約80℃なので、これ以上あたためても、葉の脱色には、役立たちません。また、エチルアルコールを沸騰させる必要が、ありません。 :※注意 この葉の脱色の実験の場合は、けっして、直接、火では、アルコールの入った試験管を、熱しては、いけません。引火や発火の危険があります。 また、試験管の中の液体を温めているときは、試験管の口を、のぞき込んではいけません。もし、試験管の中の液体が急に沸騰すると、熱湯などが吹き出す場合もあり、とてもキケンです。 エチルアルコールに葉緑体が溶けて、葉から、葉緑体が、ぬけます。エチルアルコールの液体は、葉緑体が混ざるので、緑色の液体になります。 なお、エチルアルコールのことをエタノールともいいます。 :※注意 エチルアルコールとメチルアルコールとは、ちがう物質です。メチルアルコールには毒性があります。メチルアルコールは、アルコールランプなどで用いられます。けっして、まちがえてメチルアルコールで脱色しようとすることが無いように、注意してください。 アルコールランプを用いるときは、ランプ内にメチルアルコールがふくまれているので、注意してください。 :※注意 ぜったいに、メチルアルコールを飲んではいけません。メチルアルコールを飲むと、最悪の場合、死にます。もし、まちがって、目や口の中にメチルアルコールが入った時には、実験を速やかに中断し、蛇口から出したばかりの水道水で、何回も、洗い流してください。<br>そのあと、すぐに担当の先生に連絡をして、処置(しょち)の方法を聞いてください。 葉の緑色を脱色してから、ヨウ素液を葉にたらすと、葉のヨウ素液のついた部分が青むらさき色に変色するので、葉にデンプンが存在することが、確認できます。 ちなみに、植物が光合成でデンプンをつくったときに、ついでに酸素もつくられます。 植物にとって、酸素は、光合成でデンプンをつくったときに、ついでにできる副産物(ふくさんぶつ)なのです。 植物は、デンプンを、植物内にためますが、酸素はためません。光合成で出きた酸素は、はきだしてしまいます。 私たち、人間が、すっている酸素は、じつは植物が光合成で、はき出した、酸素です。 人間に限らず、動物が、すっている酸素は、植物が光合成で作った酸素です。 デンプンは水には、溶けにくいです。植物が栄養を運ぶときは、水にとかして運んでいます。水に溶けていないと、運ぶことが出来ません。 いっぽう、糖は、水に溶けやすいです。 植物が、葉で作った糖分(とうぶん)の栄養を、植物の中で運ぶ時は、糖を水にとかして、その糖の水溶液を運んでいます。  この糖が、種子や実に、運ばれていきます。 {{コラム|※ 教員向け| デンプンの生成の仕組み(葉が日光に当たることで、植物は自分でデンプンを葉で作る、という仕組み)を解明するための実験は、意外と難しい。 たとえば、アルミニウム箔を葉にまいたものにヨウ素液を使う実験だけでは、「日光に養分が含まれているのでは?」という可能性を考える、思慮深い子どもの仮説を、棄却(ききゃく)できない<ref>田中耕治 著『よくわかる教育課程』、ミネルヴァ書房、2012年2月10日 初版 第5刷 発行、P77</ref>。 なので、授業などでは、思慮深い子どもにも配慮しつつも、しかし最終的には、うまくゴマカシつつ、法則性や用語などを覚えさせるしかない。 授業時間には限りがある。すべての実験は出来ない。 }} * 植物の呼吸 植物は、酸素をすって、二酸化炭素をはき出す 呼吸(こきゅう)も行っています。 植物の呼吸には、光は、つかいません。昼も夜も、一日中、植物は呼吸を行っています。 植物が呼吸ですいこむ気体と、はきだす気体は、光合成とは逆(ぎゃく)です。(光合成では、昼間のあいだ、二酸化炭素をすって、酸素をはきだしていました。) 植物が呼吸で吸い込む酸素の量よりも、植物が光合成で作り出す酸素の量のほうが多いので、植物は一日全体の合計では、酸素をつくる生物なのです。 === 葉のつくり === [[File:BrambleLeaf CrossPolarisedLight Diagram.jpg|thumb|300px|写真では、白いスジ状のものが葉脈。]] 葉にある <span style="font-size: large">葉脈</span>(ようみゃく) というスジ状の物は、じつは、水の通り道です。葉脈は、じつは、葉に有る師管や道管です。 葉は、気孔から水蒸気を出しています。この働きを <span style="font-size: large">蒸散</span>(じょうさん) と言います。「蒸発」(じょうはつ)ではなく、「蒸散」(じょうさん)です。なお、蒸発とは、液体の水が水蒸気になることです。 蒸散の存在をたしかめるには、葉にビニール袋をかぶせて、密閉すれば分かります。輪ゴムなどで、ふくろの口を閉じれば大丈夫です。 {{clear}} == 人のからだ == 人の体のしくみについて学習しましょう。 === 呼吸 === [[Image:Illu conducting passages日本語.jpg|250px|thumb]] 私たち人間は、空気を吸っています。 空気をすって、空気中の酸素を体に取り入れて、二酸化炭素を、はき出しています。 このように、酸素をすって二酸化炭素を吐くことを <span style="font-size: large">呼吸</span>(こきゅう) と言います。 吐き出す空気には、二酸化炭素がふくまれていることを確認するには、石灰水に、ストローなどを使って息を吹き込めば、白くにごることから分かります。 もしくは、ふくろの中に石灰水を入れたふくろに、息を吹き込めば、石灰水が白く、にごります。 人間は、'''{{ruby|肺|はい}}'''で酸素を体内にとり入れ、二酸化炭素を体外に出しています({{Ruby|呼吸|こきゅう}})。 [[Image:Lungs_diagram_simple.svg|thumb|left|200px|肺。]] <span style="font-size: large">消化</span> [[File:Digestive system diagram ja.svg|thumb|right|450px|ヒトの消化器]] 人間は、口の中が、「つば」で、しめっています。 口の中から出る「つば」を、 <span style="font-size: large">だ液</span>といいます。 このだ液には、デンプンを、別のものに変える働きがあります。 人が、食べ物を体に吸収しやすいように、体内で変えることを <span style="font-size: large">消化</span>(しょうか) と言います。 また、消化をすることができる液体を <span style="font-size: large">消化液</span>(しょうかえき) と言います。だ液も消化液です。 食べ物は、口から食道(しょくどう)を通って、つぎに胃(い)に降りてきて、胃で消化液(しょうかえき)によって細かく分解(ぶんかい)され、つぎに腸(ちょう)で栄養(えいよう)を吸収され、さいごに肛門(こうもん)で便として排出されます。 食べ物が通るこれらの管を、 <span style="font-size: large">消化管</span>(しょうかかん) と言います これら、消化に関わる身体の各部を <span style="font-size: large">消化器</span>(しょうかき) と言います。 * 胃(い) 胃(い)では、食べ物のタンパク質を、 <span style="font-size: large">胃液</span>(いえき) によって、消化する。タンパク質を消化し、タンパク質から ペプトン という物質へと、分解します。また、食べ物に胃液が混ざります。 胃液の中にふくまれるペプシンという物質が、タンパク質を消化をしています。ペプシンも消化こう素です。ペプシンとアミラーゼは、べつべつの物質です。 [[File:Magendarmkanal.JPG|300px|thumb|画像説明 1.食道。 2.胃。 3.十二指腸。 4.'''小腸'''。 5.盲腸。 6.虫垂。 7.大腸。 8.直腸。 9.こう門。]] * 小腸(しょうちょう) 食べ物は、胃の次には、小腸に、行きます。 小腸では、栄養が吸収されます。また、小腸でも、食べ物の消化は行われます。なお、小腸の中の消化液は、ほかの臓器から出ています。 胃から小腸へつながる、小腸の最初の部分は <span style="font-size: large">十二指腸</span>(じゅうに しちょう) と言います。 そして <span style="font-size: large">肝臓</span>(かんぞう) から出る <span style="font-size: large">たん汁</span>(たんじゅう、胆汁) と、 <span style="font-size: large">すい臓</span>(すいぞう、膵臓) から出るすい液が、小腸の消化液です。たん汁とすい液とが、十二指腸に流れこんで、食べ物とまざり、消化液の混ざった食べ物が、小腸の中を進みます。 * 大腸(だいちょう) 大腸では、消化は行われません。大腸は、食物の、水分を吸収します。大腸では、栄養は、吸収されません。 === 血液のはたらき === ==== 血管 ==== ==== 心臓 ==== [[画像:Diagram of the human heart (cropped) ja.svg|thumb|left|420px|図1.ヒトの心臓(しんぞう)。<br />血液の流れは、白い矢印で、かかれている。]] 心臓は、たえず動いており、血液を動かしています。私たちが、ねている間も、心筋は働きつづけて、心臓は動いています。心臓の大きさはにぎりこぶしくらいです。 ==== そのほかの内蔵 ==== ===== かん臓 ===== * グリコーゲンの貯蔵(ちょぞう) 肝臓(かんぞう、肝臓)は、小腸で吸収したブドウ糖を <span style="font-size: large">グリコーゲン</span> という炭水化物に、かえる。 グリコーゲンになることで、体内で保存がしやすくなる。体のエネルギーが不足する時は、このグリコーゲンが糖に分解され、体の各部におくられて、エネルギー源になる。 * アンモニアの処理(処理) タンパク質やアミノ酸が分解されると、そのままではアンモニアという有毒な物質ができてしまう。ほ乳類では、このアンモニアを、肝臓で、毒性のひくい <span style="font-size: large">にょう素</span> (にょうそ、尿素)という物質に変える。尿素は、水に溶ける。なお、最終的に、尿素は、尿(「にょう」・・・オシッコのこと。)とともに、体外へ排出される。尿については、肝臓の他にも、腎臓(じんぞう)が関わる。 * 有毒な物質の分解 血液に入った有毒な物質を分解する。 * 胆汁(たんじゅう)を作る 消化液の <span style="font-size: large">胆汁</span> (たんじゅう) は、肝臓で作られている。胆汁は、<span style="font-size: large">胆のう</span> (たんのう) へ送られ、胆のうから十二指腸へと送られている。胆のうは、肝臓とは別の臓器である。 ===== すい臓 ===== 消化の節で、説明してある。 ===== じん臓 ===== [[File:Kidney human diagram japanese.svg|thumb|300px|じん臓]] [[Image:Adrenal_gland_%28PSF%29.jpg|thumb|right|280px|ひにょう器系。<br>KIDNEY(キドニー)が腎臓(じんぞう)のこと。<br>BLADDER(ブラッダー)が ぼうこう のこと。]] じん臓(じんぞう、腎臓)の位置は、体内の背中側の、横隔膜(おうかくまく)の下の、腰(こし)のあたりにある。 じん臓は、血液から、不要な物を、こしとって、血液をきれいにする働きをしている。 尿素も、じん臓で、こしとられる。 こしとられた尿素や不要物は、余分な水分といっしょに、 <span style="font-size: large">ぼうこう</span> (膀胱) へと、送られる。このようにして、ぼうこうで、 <span style="font-size: large">にょう</span> (尿) が、たまる。 ちなみに、腎臓でこしとられてつくられる尿の量は、最終的には、1日で1リットルくらいの尿として排出する。じん臓では、いったん、1日あたり、なんと160リットル近くも、尿を作る。だが、べつに、この水量のほとんどは排出されず(もし、そんなに多くの水分を体外へ排出したら、死んでしまう)、尿の中にある水分や、ブドウ糖やミネラルなどの栄養を再吸収して、あらためて不要なものだけを排出するので、最終的に、体外へは1日あたり1リットルくらいの尿として排出する。 {{-}} == 生き物のつながり == 自然の環境と生物の生活とのつながりについて学習します。 === 食物連鎖 === [[image:FoodChain.svg|thumb|right|300px|陸上と海中での食物連鎖のイメージ。]] :(しょくもつ れんさ) 自然のニワトリは、こん虫などの小さな虫を食べます。そのニワトリの卵や肉を、私たち人間は、食べます。ニワトリに食べられるような小さな昆虫は、草などの植物を食べています。 :草 → コン虫 → ニワトリ → 人間 ウシは牧草を食べますが、そのウシの肉を、私たち人間は食べます。あるいは、ウシの牛乳を、私たち人間は、飲みます。 :牧草 → ウシ → 人間 このように、私たちが食べる動物も、また別の動物や植物などを食べてきています。 人間の食べ物のほかの生き物にも、食べたり、食べられたりは、あります。 バッタを、カエルは食べます。そのカエルを、ヘビが食べます。そのヘビをワシなどの大型の 肉食動物が、食べます。 バッタなどの小さな昆虫は、草などの植物を食べています。 :草 → バッタ → カエル → ヘビ → ワシ ヘビを食べる生き物は、ワシのほかにもいて、イタチなどもヘビを食べます。 カマキリも、バッタを食べます。 このように、すべての生き物は、食べる・食べられる の関係をとおして、つながっています。 このような、食べる・食べられる の関係のつながりのことを、<span style="font-size: large">'''{{ruby|食物連鎖|しょくもつ れんさ}}'''</span>といいます。 そして、食物連鎖のはじめに食べられる生き物は、植物です。自分で栄養をつくり出すことができる もし、ある地域で、草がなくなると、草を食べ物にするこん虫もいなくなります。こん虫がいないと、ニワトリの食べ物がなくなってしまいます。ニワトリがいないと、人間は、ニワトリのたまごを食べられません。 [[File:TrophicWeb.jpg|thumb|700px|食物連鎖の{{ruby|段階|だんかい}}と各段階の生物の個体数(多さ)を表した図]] 川では、ミジンコを、メダカなどの小さい魚が食べます。そのメダカを、もっと大きい魚が食べます。ミジンコは動物です。ミジンコは、川の中にうかんでいる、非常に小さい植物を、たべています。私たち人間の目には見えませんが、そういう小さな植物を、ミジンコが食べています。 川の中でも、食物連鎖で、さいしょに食べられる生き物は、植物なのです。 :とても小さな植物 → ミジンコ → メダカ → おおきな魚 === 水中の小さな生き物 === [[画像:Daphnia pulex.png|right|250px|thumb|ミジンコ。動物のとくちょうを持つ。]] [[image:Euglena sp.jpg|right|250px|thumb|ミドリムシ。動物のとくちょうと植物のとくちょうを持つ。]] 飼育しているメダカは、あたえたエサを食べます。では、自然のメダカは何を食べているのでしょうか。 自然の池や小川の水中には、小さな生物がすんでいます。自然の池や川の小魚が、人間がエサをあげなくても生きていけるのは、このような小さな生物を食べているからです。 * 動物のとくちょうを持つ小さな生き物(動ける) :池や川の水にすむもの: ミジンコ、ゾウリムシなど :海水にすむもの: カニの子ども、ウミボタルなど このような小さな生き物のことを'''プランクトン'''といいます。 プランクトンには、光合成をする'''植物性'''プランクトンと、 光合成をせず、もっと小さな生き物を食べる'''動物性'''プランクトンがいます。 <gallery> Image:Paramecium.jpg|ゾウリムシ </gallery> * 植物のとくちょうを持つ小さな生き物 :池や川の水にすむもの: アオミドロ、ミカヅキモなど :海水にすむもの: クモノスケイソウ、ツノモなど <gallery> ファイル:Spirogira zygote.jpg|アオミドロ ファイル:Closterium_sp.jpg|ミカヅキモ </gallery> * 動物と植物の両方の特ちょうをもつ小さな生き物 :ミドリムシ(池や川の水にすむ。) ミドリムシは光合成をするが、体を動かせるという、動物と植物の両方の特ちょうを持つ。 == {{ruby|水溶液|すいようえき}}の性質 == [[:w:水溶液|水よう液]]とは、水に何かが溶けているもののことです。 小学5年が終わるまでには、水溶液の、基本的なことは、教わっているはずです。 ;※ 注意(ちゅうい) :これから習う、酸(さん)とアルカリは、使い方をまちがえると、'''とてもキケン'''です。<br>なので、もしも読者の学年が、まだ6年生でない5年生や、4年以下の学年の読者が、本書を読んでいたら、まずは、小学5年までの理科の内容を、キチンと理解してください。<br>また、酸とアルカリの実験については、本書を参考にしての、実験は、'''しないでください'''。<br>実験は、学校の理科の授業で、学校の先生の指示にしたがって、実験をしてください。 === 水溶液にとけているもの === 水溶液には、食塩水や石灰水のように固体がとけているものがあります。しかし、{{ruby|塩酸|えんさん}}や{{ruby|炭酸水|たんさんすい}}、アンモニア水のように蒸発させると何も残らないものがありました。これらには何がとけているのでしょうか。これらには、気体がとけています。 塩酸は{{ruby|塩化水素|えんかすいそ}}、炭酸水には{{ruby|二酸化炭素|にさんかたんそ}}、アンモニア水にはアンモニアという気体がとけています。 学校での実験のさい、目を守るための安全眼鏡が実験室などに、あるはずなので、安全眼鏡をつけましょう。 === 水溶液の分類 === [[ファイル:1-Blue and red litmus paper.jpg|thumb|left|リトマス紙]] 水溶液は、'''リトマス{{ruby|紙|し}}'''を使って、'''酸性'''・'''中性'''・'''アルカリ性'''の3つに分類する(種類ごとに分ける)ことができます。 ;酸性の水溶液 酸性の水溶液は、青色リトマス紙の色を、赤色に変えます。赤色リトマス紙の色は変えません。塩酸・炭酸水・レモンのしるなどがあてはまります。 ;中性の水溶液 中性の水溶液は、どちらの色のリトマス紙の色も変えません。食塩水などがあてはまります。 <!--酸性・アルカリ性・中性についてです。--> ;アルカリ性の水溶液 アルカリ性の水溶液は、赤色リトマス紙の色を、青色に変えます。青色リトマス紙の色は変えません。石灰水・アンモニア水・重そう水などがあてはまります。 === 金属をとかす水溶液 === 塩酸は鉄やアルミニウムなどの金属をとかします。 塩酸にスチールウール(鉄)やアルミニウムを入れると、スチールウールが溶けて見えなくなり、あわが出てきます。なお、このあわは{{ruby|水素|すいそ}}という気体です。 鉄をとかした後の塩酸を{{ruby|蒸発|じょうはつ}}皿にとって、蒸発させると黄色い固体がのこります。アルミニウムでは白い固体が残ります。 これらは鉄やアルミニウムとはちがうものです。 このように、水溶液には金属をとかすものがあります。また、水溶液に金属がとける変化は、水に食塩がとけるような変化とは別の種類のものです。 == 大地の変化 == [[ファイル:Quebrada de Cafayate, Salta (Argentina).jpg|right|300px|thumb|アルゼンチンのサルタ州で。 サンカルロスに見られる地層]] 山の斜面などを切りくずすと、小石や砂、ねんどなどが、層(そう)になっていることがあります。このような地中から出てきた層を <span style="font-size: large">地層</span>(ちそう) とよびます。 === 地層のできかた === 地層は、川の流れによってできる。その地層は、いまでこそ、地上にあるが、大昔は、海などの底にあったのである。地層は、川の流れなど、水の流れによって、土砂がつもって出来たのである。 じっさいに、地層の中にある石を見ると、丸みをおびている石が多い。また、魚の骨や、貝のカラなどが見つかる場合もある。 これらのことから、地層が出来上がるには、水の流れが、関わっていることが、予想できるだろう。 では、水の中で、土砂(どしゃ)は、どのように積もっていくのだろうか。これは、実験すれば、答えは分かる。 実験した結果は、石や砂や粘土を混ぜたものを、とうめいなコップに入れた止まった水の中に入れると、まず、いちばん下に石が積もる。石の上に砂が積もる。さらに、その砂の上に粘土が積もる。 土砂が海中に流される場合は、陸側の近くの海中に、まず石が多く積もる。少し離れた場所に砂が多く積もる。粘土は、いちばん遠くまで、流されて積もることが知られている。 また、海中の土砂は、より古くに積もった土砂ほど、下に来る。なので、ふつうは、古い地層ほど、下に来る。 [[ファイル:Oceanic-continental convergence Fig21oceancont.gif|thumb|プレート]] では、もともと海中にあった土砂が、なぜ地上に出てきて、地層として、見られるのだろうか。 地層によって、いくつかの原因があります。 こうして、地面が盛り上がる場合が、あります。 === 化石 === [[Image:ElrathiakingiUtahWheelerCambrian.jpg|thumb|サンヨウチュウの化石]] 動物の肉は、死んでしまうと、すぐに分解されていく。しかし動物の骨は、分解されづらい。地上に骨がある場合は、壊れやすいが、地中にある場合は、骨が、かなり長く、のこる場合もある。 このようにして、大昔の生き物の骨やカラなどが残ったものを <span style="font-size: large">化石</span>(かせき) という。 骨だけでなく、大昔の貝が残った物も、化石である。 また、大昔の動物の「足あと」などの痕跡(こんせき)でも、大昔の動物の痕跡がキッチリと残っていれば、それらは化石として扱う。 動物にかぎらず、植物などでも、大昔の植物の痕跡(こんせき)なら、化石という。 化石によって、その地層が出きた時期のあたりの、環境が分かります。 たとえば、地層の、ある層の部分から、貝の化石が出てきたら、地層の、その層の部分が出きた時期には、その地層は、海底にあった可能性が高いことが分かります。貝のアサリの化石なら、アサリは、海の浅いところにすむので、そういった環境まで、知ることができます。 [[Image:ElrathiakingiUtahWheelerCambrian.jpg|thumb|200px|サンヨウチュウの化石]] === 大地の変化 === 地{{ruby|震|しん}}や火山活動について、学びましょう。 ==== 地震に関連する自然災害==== 地震が発生すると、次のような自然災害が起きる場合があります。 * {{ruby|津波|つなみ}} * {{ruby|液状化現象|えきじょうかげんしょう}} * がけ{{ruby|崩|くず}}れ ・・・など。 自然災害の他に、火災や停電、公共交通機関の停止や通信{{ruby|障害|しょうがい}}が起きる場合があります。 地震が起きたときは、学校のひなん訓練や、{{ruby|地域|ちいき}}の放送などに{{ruby|従|したが}}って、ひなんをしてください。テレビやラジオでは関係する情報が放送されることがあります。 ここでは、地震に関連する自然災害について説明します。 ==== 津波 ==== 大地震があると、海の近くでは、'''{{ruby|津波|つなみ}}''' とよばれる海水の流れが、陸におしよせます。 地震によって起こる津波は、地球表層のプレートが複数接している場所で、一つのプレート(海洋プレート)がもう一方のプレート(大陸プレート)の下に沈み込んでいくことが原因となります。沈み込みが進み、「ひずみ」が限界に達したときに大陸プレートが元に戻ろうとする衝撃で地震が発生し、その海底変動の影響で津波が発生します。津波は、海底で発生する地震に伴う海底地盤の隆起・沈降や海底における地滑りなどにより、その周辺の海水が上下に変動することによって引き起こされるものです。 {{clear}} ===== 液状化現象 ===== 液状化現象とは、地震の強い振動で地盤が液体状になる現象である。地盤は水分、砂、空気がバランスを保っているが、地震の強い振動で地盤にある砂と砂の間にある空気が抜けて砂が下に沈んでいき、水分が地面に上に噴出していく。このように液状化現象が起きると地盤が崩れていき、支えを失った建物が傾いたり、沈んだりしていく。 ===== がけくずれ ===== 大地震では、がけや、山のしゃ面が、くずれることがあります。がけなどには、近づかないようにしましょう。 また、くずれた場所が、川などの水を多くふくんでいると、水と{{ruby|土砂|どしゃ}}がまじったものが流れてくる {{ruby|土石流|どせきりゅう}} が発生し、大きな{{ruby|被害|ひがい}}を起こすばあいもあります。なお、がけ崩れや土石流は、地震のときだけでなく、大雨でも起こることがあります。 {{clear}} ==== 火山の活動 ==== 火山の地下深い場所には、岩石が高温で溶けた <span style="font-size: large">'''マグマ'''</span> がある。このマグマが、{{ruby|割|わ}}れ目や火口などからふきだすことを、火山の <span style="font-size: large">'''ふん火'''</span> といいます。火山がふん火すると、火山{{ruby|灰|ばい}}などが飛び散ります。 {{clear}} == てこの働き == [[Image:Lever Principle 3D.png|280px|thumb|left|「てこ」のおおよその図。三角形のところが支点にあたる。<br>じっさいに、この形だと、支点の上の板がすべってしまうので、実物のてこでは、すべらないように、固定してある。]] 図のようなものを '''てこ''' といいます。 てこを利用すると、小さい力で重い物を動かすことができます。 {{clear}} [[Image:Levier soulever commode.svg|thumb|300px|left|この図で、人間が持っているところが力点。ハコに接触してる場所が作用点。]] [[File:支点 力点 作用点.png|thumb|300px|てこの原理における、支点, 力点, 作用点の位置。]] てこで、人間が力を加えるために持つところを、 <span style="font-size: large">力点</span> (りきてん)と、いいます。 てこを支えている、回転軸(かいてんじく)の、中心の部分を、 <span style="font-size: large">支点</span> (してん)と、いいます。 そして、てこによって、持ちあげたい物に、力がくわえられる場所を <span style="font-size: large">作用点</span>(さようてん)という。 === てこのつりあい === てこがつりあっている時、「うでの長さ」と「物の重さ」の積が、支点の左右で同じ大きさになっています。 左の図で見れば、力 F1 と支点と力点との長さ d1 の、かけあわせの F1×d1 と、力 F2 と支点から作用点の長さ d2 の、かけあわせの F2×d2 との大きさは同じです。 つまり、式で書くと、 : F1×d1 = F2×d2 です。 なので、少ない力で、てこで重いものを持ち上げるには、支点と力点の距離を長くすれば、そのぶん、力点に加える力は小さくなります。 また、支点と作用点の長さを短くすれば、そのぶん、作用点に大きな力がくわえられるので、てこで持ち上げやすくなります。 {{clear}} [[Image:Tweezers-variety.jpg|thumb|350px|様々なピンセット]] [[File:ピンセットの支点力点作用点.png|thumb|350px|ピンセットでの、支点・力点・作用点の位置。]] なお、ピンセットに、てこの原理を当てはめて、考えてみると、ピンセットの支点は、はじっこにあります。ピンセットの作用点は、ピンセットの先の、物をつまむ部分です。 {{clear}} *くぎぬき [[File:Páčidlo.gif|thumb|200px|left|くぎぬき]] [[File:釘抜きの支点力点作用点.png|thumb|くぎぬきでの、支点・力点・作用点の位置。]] '''身の回りのてこ''' {{clear}} === 輪じく({{ruby|発展|はってん}}) === [[ファイル:Wheelaxle quackenbos.gif|thumb|left|輪じくの仕組みを活用した{{ruby|巻|ま}}き上げ機。ものの上げ下げなどに使われる。]] [[File:Wheel-and-axle diagram.svg|thumb|輪じくの原理図。力の関係を見やすくするため、ひもとおもり をつけてある。内側の輪から下がっているひもと、外側の輪から下がっているひもは、つながっていない。図の場合、内側・外側のおもりは、じくをそれぞれ右回り・左回りに回そうとしている。また、右回りの力と左回りの力は、つりあっている。]] いくつかの大きさの輪を連動して回るようにしたものを '''{{ruby|輪|りん}}じく''' といいます。輪軸は、てことみなすことができます。 輪じくの力のつりあいは、図のようにてこの原理を使って考えることができます。 {{-}} [[File:Yellow-flathead-screwdriver.jpg|thumb|300px|left|]] ドライバーも 輪じく になっています。 {{-}} {{clear}} == 月と太陽 == === 太陽と月の形 === 月と太陽の表面の様子や月の形が変わる理由について学びます。 ==== 月の形の変化と太陽の位置 ==== [[File:月の見え方svg.svg|thumb|400px|月の見え方]] 月は日々形を変えていて、約30日で一周しています。これを月の満ち欠けといいます。月の満ち欠けが起きる理由は、地球から見た月の太陽からの光が当たる面が日ごとに変わってゆくためます。 月の満ち欠けは決まった周期となっているので、昔の人はこれをカレンダーのように使っていました。そして、それぞれの形に名前をつけて身近なものにしていました。みなさんは、すべては、おぼえなくてもよいですが、月の形と、その名前をしょうかいします。 {| rules=cols border=1 cellspacing=0 align=center |- style="background:silver" !陰暦(月の満ち欠けを基にした暦)と月の名前 ※新月を1日目と考えます。 |- | {| rules=cols border=0 cellspacing=0 align=center |- align=center width=100px |1日||3日||7日||11日||13日||14日||15日 |- align=center width=100px |{{ruby|新月|しんげつ}}||{{ruby|三日月|みかづき}}||半月({{ruby|上弦|じょうげん}}の月)||<small>{{ruby|十日余|とつきあま}}りの月</small>||{{ruby|十三夜|じゅうさんや}}<br>十三夜月||{{ruby|小望月|こもちづき}}||{{ruby|十五夜|じゅうごや}}<br>{{ruby|望月|もちづき}}・満月 |- |[[File:Crescent Moon.jpg|80px]]||[[File:Crescent Moon2.jpg|80px]]||[[File:Half Waxed Moon.jpg|80px]]||[[File:10 Nights Moon.jpg|80px]]||[[File:13 Nights Moon.jpg|80px]]||[[File:14 Nights Moon.jpg|80px]]||[[File:Full Moon.jpg|80px]] |- align=center width=100px |16日||17日||18日||19日||20日||22日||23日 |- align=center width=100px |{{ruby|十六夜|いざよい}}月||{{ruby|立待|たちまち}}月||{{ruby|居待|いまち}}月||{{ruby|臥待|ふしまち}}月<br>{{ruby|寝待|ねまち}}月||{{ruby|宵闇|よいやみ}}月<br>{{ruby|更待|ふけまち}}月||<small>{{ruby|二十日余|はつかあま}}りの月</small><br>半月({{ruby|下弦|かげん}}の月)||{{ruby|二十三夜月|にじゅうさんやづき}} |- |[[File:16 Nights Moon.jpg|80px]]||[[File:17 Nights Moon.jpg|80px]]||[[File:18 Nights Moon.jpg|80px]]||[[File:19 Nights Moon.jpg|80px]]||[[File:20 Nights moon.jpg|80px]]||[[File:Waning Moon.jpg|80px]]||[[File:23 Nights Moon.jpg|80px]] |} |} 月の見えかたは、右側からかわっていきます。 ==== 月の表面の様子 ==== [[ファイル:Lunar crater Daedalus.jpg|thumb|月のクレーター。]] 月の表面に見える、黒く見える丸いくぼみを'''クレーター'''と言います。(くわしくは[[:w:クレーター|クレーター]]。) クレーターができた理由は、いん石がぶつかったからだと考えられています。 クレーターとは別に、月の表面の、黒く見える部分を<span style="font-size: large">{{ruby|海|うみ}}</span>といいます。「海」と言っても、月の海には、水はありません。 月の表面には、海が多くありますが、{{Ruby|裏側|うらがわ}}には、ほとんどありません。 月の表面の、白く見える部分を<span style="font-size: large">{{ruby|陸|りく}}</span>(りく)と、言います。 ==== 月の大きさ ==== 月の直径は、約3500kmです。月の形は、ほぼ球形です。地球の直径と比べた場合、月の直径は、地球の直径の4分の1です。地球の方が大きいです。 月と地球の距離は、約38万kmです。 なお、太陽と地球との距離は、約1億5000万kmであり、月と地球の距離の約400倍です。 {{clear}} == 電気の利用 == * 電{{ruby|磁石|じしゃく}}のはたらき 鉄の{{ruby|棒|ぼう}}にエナメル線をまき付けると、電磁石というものになります。ここでは、電磁石について学びましょう。 電磁石については、小学5年の理科で、習います。わからない人は復習してください。[[小学校理科/5学年]] この節では、電磁石のほかの、利用を説明します。 === 電気による発熱 === '''電熱線''' などに電流を流すと、発熱します。どんな金属の線でも、電気をながすと、発熱はします。ニクロム線は、とくに、発熱が多くなるニクロムという材料でつくられた導線です。このように、電気を流すと熱が多く発する金属導線を {{ruby|電熱線|でんねつせん}}と言います。ここでは、電気の利用について学びましょう。 電熱線は、ヒーターなどに利用されることがあります。 === 電気を作る === 電気回路の導線の近くで、磁石を動かすと、電気が流れます。たとえば電磁石に、磁石を出しいれすると、磁石を出し入れで動かしている間は、電気が流れます。 このように、磁石を動かすことで、電気の流れを作れます。 「手回し発電機」は、この仕組みを利用しています。レバーを回すことで、中の磁石が回転するので、磁石の近くにある回路に電気が流れるのです。 === 光電池 === [[ファイル:Solar panels in Ogiinuur.jpg|thumb|right|300px|大きな光電池。ソーラーパネルともいう。]] '''光電池'''は光を電気に変える機械です。太陽電池とも、いいます。 光電池にも、+極とー極があります。 乾電池で、豆電球を明るくさせたり、モーターをまわせたのと同じように、光電池でも、豆電球をつけたり、モーターを回せたりします。 光電池での、電気をながすつよさは、電池にあてた光がつよいほど、光電池の電気もつよくなります。 そのため、鏡などを使って、光電池に光を集めると、集めた分だけ、光電池の電気も、強くなります。 光電池を、紙などで、かげにして、光をさえぎると、電気は、ながれなくなります。 紙をはずして、光電池に、また光にあてると、光電池は、電気を流せるようになります。 乾電池は、つかいつづけると、電気がながせなくなってしまいます。いっぽう、光電池は、ずっと、つかえます。このため、光電池のほうが、{{Ruby|資源|しげん}}を{{Ruby|節約|せつやく}}できると考えられています。 [[Image:Solar Vehicles - Winnipeg.jpg|thumb|left|ソーラー・カー。]] === 電気と明かり === 電球と発光ダイオード(はっこうダイオード)などの明かりは、電球とは仕組みがちがいます。 発光ダイオードは、半導体(はんどうたい)という物質の性質を使っています。 小学校では、半導体の説明は、むずかしいので、省略します。 なお、発光ダイオードの実験をする時は、電流を流しすぎると、ダイオードがこわれてしますので、注意してください。電流を流し過ぎないように、回路に抵抗という、電流を減らす部品を組み込むのが普通です。 また、蛍光灯のしくみは、電球とも、発光ダイオードとも、別の仕組みです。 この節では、電気は、光に変えることができることを、分かってくれれば、じゅうぶんだと、思います。 また、光電池などを思い出せば分かるように、光から電気をつくることも、出来ます。 === 電気と音 === 電気は、機械を使って、音に変えることも出来ます。スピーカーやマイク、電子ピアノなどが、そうですね。 どういう仕組みかというと、製品によって、少しはちがいますが、おおむね、似たような仕組みです。 電気によって、振動を、起こしています。 音とは空気の振動です。 さて、回路に電気が流れると、電磁石になって磁力が発生するのですから、その磁力で、物を、振動させてしまえば、音を、出せるのです。 === 電気をためる・コンデンサー === [[ファイル:Photo-SMDcapacitors.jpg|thumb|250px|いろいろなコンデンサー]] [[ファイル:Condensador electrolitico 150 microF 400V.jpg|thumb|200px|コンデンサーの例]] 写真のような、電気をためることができる{{ruby|装置|そうち}}を '''コンデンサー''' といいます。 === センサーとプログラム === 照明の中には、部屋に入ると自動で電気がつくものもあります。どのような仕組みで電気がつくのでしょうか。 :これには、人がいることを感知する'''センサー'''が使われています。 :内部のコンピュータに動きを指示し、それに{{ruby|従|したが}}って動いています。 :このようなコンピュータへの指示を '''プログラム''' といい、プログラムを作ることを '''プログラミング''' といいます。 :このように、電気製品の中には、センサーとプログラムを使って動いているものがあります。 == 生き物と環境 == 人は、自然に多くのえいきょうをおよぼしています。 {{ruby|地球温暖化|ちきゅうおんだんか}}は、人間の活動によって二酸化炭素の量が増えたことがおもな原因と考えられています。また、森林のばっさいや海水面の{{ruby|上昇|じょうしょう}}も問題となっています。 {{Stub|小}} [[Category:小学校教育|理6]] [[Category:理科教育|小6]] tk2xnj35e89oavldp790e2rkupnf2b7 中学校社会 歴史/中国文明 0 19184 299513 268176 2026-05-14T03:02:50Z ~2026-28979-27 91460 /* 課題 */ 299513 wikitext text/x-wiki === 課題 === 大陸の文明にはどのような特徴があるのだろか。 文明は時代によってどのように変化したのだろう == 中国文明 == 東アジアでは、中国にある<span style="font-size: large;">{{Ruby|黄河|こうが}}</span>や<span style="font-size: large;">{{Ruby|長江|ちょうこう}}</span>の流域で農業などの原始的な文明が紀元前4000年〜紀元前3000年ごろから始まっていて、土器なども作っていました。これらの中国文明は、東アジアでは、古くから発達した文明の代表例として扱われることも多いとされています。 黄河の流域では、水や肥えた土などを元に畑作が行われ、アワやキビ、ヒエなどの農産物が作られました。同じころ、長江の流域でも、稲作が行われ始めました。 農業により、食料が増えたことで、人口も増えた。磨製石器などの石器や、土器なども生産されていました。 紀元前1600年ごろから、黄河や長江の流域の土地には、都市や国家も形成されていきました。 中国で青銅器を生産しだしたのは、紀元前1600年より以降だと考えられています。中国でも紀元前3000年ごろのものと思われる青銅器も見つかっていますが、これらはメソポタミアなどの先進文明の地域から交易などによって中国に持ち込まれたものだろうと考えられています。 == {{Ruby|殷|いん}}の王朝 == [[File:Shang dynasty inscribed tortoise plastron.jpg|200px|left|thumb|亀の甲羅に書かれた甲骨文(北京 博物館)]] [[Image:HouMuWuDingFullView.jpg|thumb|right|{{Ruby|殷|いん}}の時代の{{Ruby|青銅器|せいどうき}}。]] [[File:Shang-Orakelknochen excerpt adjusted for contrast.jpg|thumb|200px|left|甲骨文字の例]] 紀元前1600年ごろに、いくつもの国をまとめた <span style="font-size: large;">{{Ruby|殷|いん}}</span>という王朝が成立しました。殷のことを「{{Ruby|商|しょう}}」ともいいます。 *{{Ruby|甲骨|こうこつ}}と{{Ruby|甲骨文字|こうこつもじ}} この殷は占いを重んじる政治を行いました。亀の甲などを焼くと、ひび割れができますが、このヒビ割れの方向をもとに、殷は政治の占いをしていたことが分かっています。 そして、占いの結果を亀の甲や牛の骨にきざんだものが'''甲骨文字'''です。この甲骨文字が後の時代の漢字のもとになっています。 *{{Ruby|青銅器|せいどうき}} この時代に{{Ruby|青銅器|せいどうき}}も使われていました。 :※ {{Ruby|青銅|せいどう}}とは、{{Ruby|銅|どう}}と すず との合金。青銅器とは、青銅で作られた器具。 青銅器は貴重品なので、王族や宗教的な儀式などで使われました。 {{clear}} == {{Ruby|周|しゅう}}の王朝 == [[File:Confucius Tang Dynasty.jpg|thumb|200px|{{Ruby|孔子|こうし}}]] {{Ruby|殷|いん}}は、紀元前1100年ごろに、{{Ruby|周|しゅう}}に、ほろぼされます。 こうして、{{Ruby|周|しゅう}}という王朝が出来ました。周の時代に、青銅製の貨幣が作られ、商業が発達していきました。 周の力は紀元前8世紀ごろから弱まり、中国全土が多くの国に分かれて争うようになります。 紀元前8世紀~紀元前3世紀ごろまで続いた争いの時代を春秋・戦国時代といいます。 紀元前8世紀ごろから、鉄製の道具が普及しはじめ、やがて農具や武器などに鉄が使われるようになります。鉄製の農具が普及したことで、農業は発達しました。 戦乱が長く続いたことやそれぞれの国が強力な国となるために、理想的な政治のありかたを考える思想家が多くあらわれました。 '''{{Ruby|孔子|こうし}}'''は、この春秋戦国時代の思想家です。 孔子は、親子などの家族関係をもとに、君臣の間の上下関係などの礼儀や、葬儀などの儀式などを重んじる思想を唱えました。孔子は、思いやりの大切さを説き、その思いやりの心を「{{Ruby|仁|じん}}」という言葉で表しました。 このような思想が受け入れられた背景として、この春秋・戦国時代は、反逆や戦乱などが絶えない時代でもありました。 孔子の教えを'''{{Ruby|儒教|じゅきょう}}'''といいます。孔子の教えを弟子たちがまとめた書物を『{{Ruby|論語|ろんご}}』といいます。のちの時代に、儒教の教えは我が国や朝鮮にも伝わり、その政治などに大きな影響を与えます。 == {{Ruby|秦|しん}}の時代 == [[画像:Xian museum.jpg|thumb|450px|left|{{Ruby|兵馬俑|へいばよう}} <br />始皇帝の墓から、東に約1.5kmほど離れた場所にある。{{Ruby|陶土|とうど}}でつくられ、兵士をかたどった等身大の人形が、いくつも(約7000体)あります。人形は東を向いて軍隊のように整列しています。<br />世界遺産になっています。]] [[File:Qinshihuang.jpg|thumb|200px|{{Ruby|秦|しん}}の{{Ruby|始皇帝|しこうてい}}]] 紀元前3世紀である紀元前221年に、'''{{Ruby|秦|しん}}'''が中国を統一しました。そして、秦王は、これまでつかわれていた「王」よりも上位の称号として「皇帝」という称号をつくりました。そして、秦王が最初の皇帝となり、自らを'''始皇帝'''と名乗りました。 秦は、北方の異民族の侵入を防ぐため、'''{{Ruby|万里|ばんり}}の{{Ruby|長城|ちょうじょう}}'''を作らせました。 また、それまで中国の各地方によって異なっていた貨幣や文字、長さ・重さ・体積 などの制度も統一しました。 しかし、始皇帝の死後、各地で反乱があいつぎ、秦の統一後から、わずか15年ばかりで、秦は滅びます。 <gallery widths=200px heights=200px> ファイル:S-106 W Han banliang, Wudi, 140-87 BC, lead, prob private mint, 22-23mm.jpg|秦の時代に同じものを使っていたと思われる、のちの{{Ruby|漢|かん}}の時代の貨幣。 ファイル:GreatWall 2004 Summer 4.jpg|{{Ruby|万里|ばんり}}の{{Ruby|長城|ちょうじょう}}。現代の万里の長城は、のちの時代の{{Ruby|明|みん}}の時代に修復された物です。<br />世界遺産になりました。 </gallery> {{clear}} == {{Ruby|漢|かん}}の時代 == [[ファイル:Transasia trade routes 1stC CE gr2.png|thumb|600px|西暦1世紀ごろのアジアの主な交易ルート。シルクロードとほぼ同じ。画面右の SINAE(中国) から、画面左上の EUROPE(ヨーロッパ)をつなぐ陸路が、シルクロード。]] 紀元前202年、秦にかわって、'''{{Ruby|漢|かん}}'''という王朝が中国を統一しました。漢は約400年ほど続きました。 漢は勢力を広げ、{{Ruby|武帝|ぶてい}}(皇帝の人名)の時代には朝鮮半島にも勢力を広げ、朝鮮半島に{{Ruby|楽浪郡|らくろうぐん}}を起きました。また、中央アジアにも支配を広げました。 漢の時代に、{{Ruby|紙|かみ}}の発明があり、歴史書なども多く書かれました。 *シルクロード 商業では、西アジアと中国の交易もさかんになった。のちの時代に、この貿易の経路が'''シルクロード'''(英語:Silk Road)といわれるようになります。「シルクロード」の意味は「{{Ruby|絹|きぬ}}の{{Ruby|道|みち}}」という意味です。ローマ帝国などのヨーロッパの生産物も、この'''シルクロード'''を伝って、中国に伝わっていったと考えられています。 中国からは、{{Ruby|絹織物|きぬおりもの}}などが輸出されました。漢では工芸も発達し絹織物などが生産されていました。一方、西方から中国には{{Ruby|仏教|ぶっきょう}}やブドウなどが伝わってきました。 [[Category:中学校歴史|ちゆうこくふんめい]] [[カテゴリ:中国の歴史]] [[カテゴリ:文明]] c34mec0mowajigqnelnv113z3ty2kqz 299521 299513 2026-05-14T05:32:21Z Tomzo 248 [[Special:Contributions/~2026-28979-27|~2026-28979-27]] ([[User talk:~2026-28979-27|会話]]) による編集を取り消し、Tomzo による直前の版へ差し戻す 250516 wikitext text/x-wiki === 課題 === 大陸の文明にはどのような特徴があるのだろか。 文明は時代によってどのように変化したのだろうか。 == 中国文明 == 東アジアでは、中国にある<span style="font-size: large;">{{Ruby|黄河|こうが}}</span>や<span style="font-size: large;">{{Ruby|長江|ちょうこう}}</span>の流域で農業などの原始的な文明が紀元前4000年〜紀元前3000年ごろから始まっていて、土器なども作っていました。これらの中国文明は、東アジアでは、古くから発達した文明の代表例として扱われることも多いとされています。 黄河の流域では、水や肥えた土などを元に畑作が行われ、アワやキビ、ヒエなどの農産物が作られました。同じころ、長江の流域でも、稲作が行われ始めました。 農業により、食料が増えたことで、人口も増えた。磨製石器などの石器や、土器なども生産されていました。 紀元前1600年ごろから、黄河や長江の流域の土地には、都市や国家も形成されていきました。 中国で青銅器を生産しだしたのは、紀元前1600年より以降だと考えられています。中国でも紀元前3000年ごろのものと思われる青銅器も見つかっていますが、これらはメソポタミアなどの先進文明の地域から交易などによって中国に持ち込まれたものだろうと考えられています。 == {{Ruby|殷|いん}}の王朝 == [[File:Shang dynasty inscribed tortoise plastron.jpg|200px|left|thumb|亀の甲羅に書かれた甲骨文(北京 博物館)]] [[Image:HouMuWuDingFullView.jpg|thumb|right|{{Ruby|殷|いん}}の時代の{{Ruby|青銅器|せいどうき}}。]] [[File:Shang-Orakelknochen excerpt adjusted for contrast.jpg|thumb|200px|left|甲骨文字の例]] 紀元前1600年ごろに、いくつもの国をまとめた <span style="font-size: large;">{{Ruby|殷|いん}}</span>という王朝が成立しました。殷のことを「{{Ruby|商|しょう}}」ともいいます。 *{{Ruby|甲骨|こうこつ}}と{{Ruby|甲骨文字|こうこつもじ}} この殷は占いを重んじる政治を行いました。亀の甲などを焼くと、ひび割れができますが、このヒビ割れの方向をもとに、殷は政治の占いをしていたことが分かっています。 そして、占いの結果を亀の甲や牛の骨にきざんだものが'''甲骨文字'''です。この甲骨文字が後の時代の漢字のもとになっています。 *{{Ruby|青銅器|せいどうき}} この時代に{{Ruby|青銅器|せいどうき}}も使われていました。 :※ {{Ruby|青銅|せいどう}}とは、{{Ruby|銅|どう}}と すず との合金。青銅器とは、青銅で作られた器具。 青銅器は貴重品なので、王族や宗教的な儀式などで使われました。 {{clear}} == {{Ruby|周|しゅう}}の王朝 == [[File:Confucius Tang Dynasty.jpg|thumb|200px|{{Ruby|孔子|こうし}}]] {{Ruby|殷|いん}}は、紀元前1100年ごろに、{{Ruby|周|しゅう}}に、ほろぼされます。 こうして、{{Ruby|周|しゅう}}という王朝が出来ました。周の時代に、青銅製の貨幣が作られ、商業が発達していきました。 周の力は紀元前8世紀ごろから弱まり、中国全土が多くの国に分かれて争うようになります。 紀元前8世紀~紀元前3世紀ごろまで続いた争いの時代を春秋・戦国時代といいます。 紀元前8世紀ごろから、鉄製の道具が普及しはじめ、やがて農具や武器などに鉄が使われるようになります。鉄製の農具が普及したことで、農業は発達しました。 戦乱が長く続いたことやそれぞれの国が強力な国となるために、理想的な政治のありかたを考える思想家が多くあらわれました。 '''{{Ruby|孔子|こうし}}'''は、この春秋戦国時代の思想家です。 孔子は、親子などの家族関係をもとに、君臣の間の上下関係などの礼儀や、葬儀などの儀式などを重んじる思想を唱えました。孔子は、思いやりの大切さを説き、その思いやりの心を「{{Ruby|仁|じん}}」という言葉で表しました。 このような思想が受け入れられた背景として、この春秋・戦国時代は、反逆や戦乱などが絶えない時代でもありました。 孔子の教えを'''{{Ruby|儒教|じゅきょう}}'''といいます。孔子の教えを弟子たちがまとめた書物を『{{Ruby|論語|ろんご}}』といいます。のちの時代に、儒教の教えは我が国や朝鮮にも伝わり、その政治などに大きな影響を与えます。 == {{Ruby|秦|しん}}の時代 == [[画像:Xian museum.jpg|thumb|450px|left|{{Ruby|兵馬俑|へいばよう}} <br />始皇帝の墓から、東に約1.5kmほど離れた場所にある。{{Ruby|陶土|とうど}}でつくられ、兵士をかたどった等身大の人形が、いくつも(約7000体)あります。人形は東を向いて軍隊のように整列しています。<br />世界遺産になっています。]] [[File:Qinshihuang.jpg|thumb|200px|{{Ruby|秦|しん}}の{{Ruby|始皇帝|しこうてい}}]] 紀元前3世紀である紀元前221年に、'''{{Ruby|秦|しん}}'''が中国を統一しました。そして、秦王は、これまでつかわれていた「王」よりも上位の称号として「皇帝」という称号をつくりました。そして、秦王が最初の皇帝となり、自らを'''始皇帝'''と名乗りました。 秦は、北方の異民族の侵入を防ぐため、'''{{Ruby|万里|ばんり}}の{{Ruby|長城|ちょうじょう}}'''を作らせました。 また、それまで中国の各地方によって異なっていた貨幣や文字、長さ・重さ・体積 などの制度も統一しました。 しかし、始皇帝の死後、各地で反乱があいつぎ、秦の統一後から、わずか15年ばかりで、秦は滅びます。 <gallery widths=200px heights=200px> ファイル:S-106 W Han banliang, Wudi, 140-87 BC, lead, prob private mint, 22-23mm.jpg|秦の時代に同じものを使っていたと思われる、のちの{{Ruby|漢|かん}}の時代の貨幣。 ファイル:GreatWall 2004 Summer 4.jpg|{{Ruby|万里|ばんり}}の{{Ruby|長城|ちょうじょう}}。現代の万里の長城は、のちの時代の{{Ruby|明|みん}}の時代に修復された物です。<br />世界遺産になりました。 </gallery> {{clear}} == {{Ruby|漢|かん}}の時代 == [[ファイル:Transasia trade routes 1stC CE gr2.png|thumb|600px|西暦1世紀ごろのアジアの主な交易ルート。シルクロードとほぼ同じ。画面右の SINAE(中国) から、画面左上の EUROPE(ヨーロッパ)をつなぐ陸路が、シルクロード。]] 紀元前202年、秦にかわって、'''{{Ruby|漢|かん}}'''という王朝が中国を統一しました。漢は約400年ほど続きました。 漢は勢力を広げ、{{Ruby|武帝|ぶてい}}(皇帝の人名)の時代には朝鮮半島にも勢力を広げ、朝鮮半島に{{Ruby|楽浪郡|らくろうぐん}}を起きました。また、中央アジアにも支配を広げました。 漢の時代に、{{Ruby|紙|かみ}}の発明があり、歴史書なども多く書かれました。 *シルクロード 商業では、西アジアと中国の交易もさかんになった。のちの時代に、この貿易の経路が'''シルクロード'''(英語:Silk Road)といわれるようになります。「シルクロード」の意味は「{{Ruby|絹|きぬ}}の{{Ruby|道|みち}}」という意味です。ローマ帝国などのヨーロッパの生産物も、この'''シルクロード'''を伝って、中国に伝わっていったと考えられています。 中国からは、{{Ruby|絹織物|きぬおりもの}}などが輸出されました。漢では工芸も発達し絹織物などが生産されていました。一方、西方から中国には{{Ruby|仏教|ぶっきょう}}やブドウなどが伝わってきました。 [[Category:中学校歴史|ちゆうこくふんめい]] [[カテゴリ:中国の歴史]] [[カテゴリ:文明]] iffwznjfu6s5wdwztq0jwe26m13srpt 高等学校古典B/漢文/四面楚歌 0 21223 299523 298389 2026-05-14T07:28:04Z ~2026-29082-82 91465 /* 本文 */ 299523 wikitext text/x-wiki 『鴻門之会』のあと、項羽は楚の王として即位し、沛公を漢王として当時は田舎であった蜀の地に追いやる。 その後、項羽は、反乱軍の盟主であった{{Ruby|懐王|かいおう}}と対立し、懐王を殺してしまう。 このことにより、項羽に不満のあった諸侯たちが反発し、その結果、それらの反発勢力を上手くまとめた沛公の陣営が強大化してしまう。 そして、{{Ruby|楚|そ}}と{{Ruby|漢|かん}}との戦争になる。 {{Ruby|楚|そ}}の王は項羽である。{{Ruby|漢|かん}}の王は劉邦(沛公・高祖)である。 なお、{{Ruby|范増|はんぞう}}は、すでに項羽のもとから去っている。 そして、項羽の軍勢は負け、つまり項羽の軍が負けており、項羽たちは{{Ruby|垓下|がいか}}に追い詰められた。 この戦場での楚軍は、項羽が直接、率いている。そのため、項羽は戦場にいる。 == 一 == === 本文 === {{#invoke:Kanbun|kanbun|col=15| \O項王ノ軍壁ス[二]垓下ニ[一]。兵少ナク、食尽ク。漢軍及ビ諸侯ノ兵、囲ムコト[レ]之ヲ数重ナリ。夜聞キ[二]漢軍ノ四面皆楚歌スルヲ[一]、項王乃チ大イニ驚キテ曰ハク、「漢皆已ニ得タル[レ]楚ヲ乎。是レ何ゾ楚人之多キ也ト。」項王則チ夜起たチテ飲ス[二]帳中ニ[一]。有リ[二]美人[一]、名ハ虞ぐ、常ニ幸セラレテ従フ。駿馬アリ、名ハ騅すゐ、常ニ騎きス[レ]之ニ。於イテ[レ]是ニ項王乃チ非歌忼慨シ、自ラ為つくリテ[レ]詩ヲ曰ハク、\\ \O力抜キ[レ]山ヲ兮気蓋おほフ[レ]世ヲ\\ \O時不[レ]利アラ兮騅不[レ]逝ゆカ\\ \O騅ノ不ル[レ]逝カ兮可ベキ[二]\R{奈何[一]}{いかんス}\\ \O虞ヤ兮虞ヤ兮奈[レ]若なんぢヲ何セント\\ \O歌フコト数闋、美人和ス[レ]之ニ。項王泣数行下ル。左右皆泣キ、莫シ[二]能ク仰ギ視ルモノ[一]。 }} === 書き下し文 === 項王の{{ruby|軍|ぐん}}{{ruby|垓下|がいか}}に{{ruby|壁|へき}}す。{{ruby|兵|へい}}少なく{{ruby|食|しょく}}{{ruby|尽|つ}}く。{{ruby|漢軍|かんぐん}}{{ruby|及|およ}}び諸侯の{{ruby|兵|へい}}{{ruby|之|これ}}を{{ruby|囲|かこ}}むこと{{ruby|数重|すうちょう}}なり。{{ruby|夜|よる}}{{ruby|漢軍|かんぐん}}の{{ruby|四面|しめん}}{{ruby|皆|みな}}{{ruby|楚歌|そか}}するを{{ruby|聞|き}}き、項王{{ruby|乃|すなわ}}ち{{ruby|大|おほ}}いに{{ruby|驚|おどろ}}きて曰はく、「{{ruby|漢|かん}}{{ruby|皆|みな}}{{ruby|已|すで}}に{{ruby|楚|そ}}を{{ruby|得|え}}たるか。{{ruby|是|こ}}れ{{ruby|何|なん}}ぞ{{ruby|楚人|そひと}}の{{ruby|多|おお}}きや。」と。 項王{{ruby|則|すなわ}}ち{{ruby|夜|よる}}{{ruby|起|た}}ちて{{ruby|帳中|ちょうちゅう}}に{{ruby|飲|いん}}す。美人{{ruby|有|あ}}り、{{ruby|名|な}}は{{ruby|虞|ぐ}}、{{ruby|常|つね}}に{{ruby|幸|こう}}せられて{{ruby|従|したが}}ふ。{{ruby|駿馬|しゅんめ}}あり、{{ruby|名|な}}は{{ruby|騅|すい}}、{{ruby|常|つね}}に{{ruby|之|これ}}に{{ruby|騎|き}}す。{{ruby|是|ここ}}に{{ruby|於|お}}いて項王{{ruby|乃|すなわ}}ち{{ruby|非歌忼慨|ひかこうがい}}し{{ruby|自|みづ}}ら{{ruby|詩|し}}を{{ruby|為|つく}}りて{{ruby|曰|いわ}}はく、 :{{ruby|力|ちから}}{{ruby|山|やま}}を{{ruby|抜|ぬ}}き{{ruby|気|き}}{{ruby|世|よ}}を{{ruby|蓋|おお}}ふ    :{{ruby|時|とき}}{{ruby|利|り}}あらず{{ruby|騅|すい}}{{ruby|逝|ゆ}}かず :{{ruby|騅|すい}}の逝かざる{{ruby|奈何|いかん}}すべき :{{ruby|虞|ぐ}}や{{ruby|虞|ぐ}}や{{ruby|若|なんぢ}}を{{ruby|奈何|いかん}}せんと 歌ふこと{{ruby|数闋|すうけつ}}、{{ruby|美人|びじん}}{{ruby|之|これ}}に{{ruby|和|わ}}す。項王、{{ruby|泣|なみだ}}{{ruby|数行|すうこう}}{{ruby|下|くだ}}る。{{ruby|左右|さゆう}}{{ruby|皆|みな}}{{ruby|泣|な}}き、{{ruby|能|よ}}く{{ruby|仰|あお}}ぎ{{ruby|視|み}}るもの{{ruby|莫|な}}し。 ==== 語釈 ==== :{{Ruby|垓下|がいか}}⸺今の{{Ruby|安徽省|あんきしょう}}{{Ruby|霊璧県|れいへきけん}} :{{Ruby|壁|へき}}⸺立てこもる。 :{{Ruby|楚歌|そか}}⸺その地方の歌。 :{{Ruby|帳中|ちょうちゅう}}⸺とばりの中。(※ とばりは漢字で「帳」と書く。) :{{Ruby|幸|こう}}⸺ここでは「{{Ruby|寵愛|ちょうあい}}」の意味。原文に受身の字は句法は無いが、ここでは文脈から「こうせられて」と受け身で訓読する。 :{{Ruby|忼慨|こうがい}}⸺{{Ruby|憤|いきどお}}り嘆く({{Ruby|嘆|なげ}}く)。 :{{Ruby|兮|けい}}⸺語調を整える助字。 :{{Ruby|逝|ゆ}}く⸺進む。 :{{Ruby|闋|けつ}}⸺歌が一曲終わること。 : - ==== 句法など ==== *何〜也 (なんゾ〜や) :何楚人之多也 (なんゾそひとのおおキや) :「何〜也」で「なんぞ〜や」と訓読して、「なんと 〜 なことよ」という'''{{Ruby|詠嘆|えいたん}}'''を表す。 :例文の訳: なんと楚の国の人の多いことよ。 === 現代語訳 === 項王の軍は、{{Ruby|垓下|がいか}}(の城壁)に立てこもった。(楚軍の)兵は残り少なく、食料も尽きはてた。{{Ruby|漢軍|かんぐん}}と、(漢の同盟国の)諸侯の軍が、これ(=楚軍のいる城)を包囲しているのが、{{Ruby|幾重|いくえ}}にもなっている。ある日の夜、(外側の)漢軍の東西南北の四方向から楚の{{Ruby|民謡|みんよう}}が聞こえてきて、なので項王はとても驚いて、言ったことは「漢はすでに楚を占領したのか。これは何とも楚人の多いことだ。」と。 項王はそこで夜に起きて、とばりの中で飲んだ。(そこに)美人がいた。(美人の)名前は{{Ruby|虞|ぐ}}である。いつも寵愛されており、項羽に付き従っていた。(また)名馬がいた。(馬の)名前は{{Ruby|騅|すい}}。項王は(戦場などでは)いつもこの馬(=騅)に乗っていた。 ここにおいて、項王は悲しげに歌い、{{Ruby|憤|いきどお}}り{{Ruby|嘆|なげ}}き、みずから詩を作って言うには、 :(わが)力は山を引きぬき  (わが)意気は世界を圧倒する :時勢は(われに)不利であり  {{Ruby|騅|すい}}は進まない :{{Ruby|騅|すい}}の進まないこと  どうすればよいだろうか(どうしようもない) :{{Ruby|虞|ぐ}}や{{Ruby|虞|ぐ}}や  おまえをどうしようか (項羽の)歌うこと数曲、美人(=虞)はこれに(項羽の曲に)唱和した。 項王は涙を幾筋か流した。左右(の側近たち)も皆泣き、顔を見上げて(項王を)見ることができるものはいなかった。 == 二 == === 本文 === {{#invoke:Kanbun|kanbun|col=15| \O於イテ[レ]是ニ、項王乃チ欲ス[三]東シテ渡ラント[二]烏う江かうヲ[一]。烏江ノ亭長檥ぎシテ[レ]船ヲ待ツ。謂ヒテ[二]項王ニ[一]曰ク、「江東雖モ[レ]小ナリト、地ハ方千里、衆ハ数十万人、亦タ足ル[レ]王タルニ也。願ハクハ大王急ギ渡レ。今独リ臣ノミ有リ[レ]船。漢軍至ルモ、無カラント[二]以テ渡ルコト[一]。」 項王笑ヒテ曰ク、「天之亡ボスニ[レ]我ヲ、我何ゾ渡ルヲ為なサン。且ツ籍せき与[二]江東ノ子弟八千人[一]、渡リテ[レ]江ヲ而西にしセシモ、今無シ[二]一人ノ還かへルモノ[一]。縦ヒ江東ノ父兄憐あはれミテ而王トストモ[レ]我ヲ、我何ノ面目アリテカ見ン[レ]之ヲ。縦ヒ彼不トモ[レ]言ハ、籍独リ不ラン[レ]愧はヂ[二]於心ニ[一]。乃チ請ヒテ[二]亭長ニ[一]曰ク、「吾知ル[二]公ノ長者タルヲ[一]。吾騎スルコト[二]此ノ馬ニ[一]五歳、所[レ]当タル無シ[レ]敵。嘗テ一日ニ行ケリ[二]千里ヲ[一]。不[レ]忍ビ[レ]殺ニ[レ]之ヲ、以テ賜ハント[レ]公ニ。」 }} === 書き下し文 === {{ruby|是|ここ}}に{{ruby|於|お}}いて{{ruby|項王|こうおう}}{{ruby|乃|すなわ}}ち{{ruby|東|ひがし}}して{{ruby|烏江|うこう}}を{{ruby|渡|わた}}らんと{{ruby|欲|ほ}}っす。{{ruby|烏江|うこう}}の{{ruby|亭長|ていちょう}}、船を{{ruby|檥|ぎ}}して{{ruby|待|ま}}つ。{{ruby|項王|こうおう}}に{{ruby|謂|い}}ひて{{ruby|曰|いわ}}はく、「{{ruby|江東|こうとう}}{{ruby|小|しょう}}なりと{{ruby|雖|いえど}}も、{{ruby|地|ち}}は{{ruby|方千里|ほうせんり}}、{{ruby|衆|しゅう}}は{{ruby|数十万人|すうじゅうまんにん}}、{{ruby|亦|また}}{{ruby|王|おう}}たるに{{ruby|足|た}}るなり。{{ruby|願|ねが}}わくは{{ruby|大王|だいおう}}{{ruby|急|いそ}}ぎ{{ruby|渡|わた}}れ。{{ruby|今|いま}}{{ruby|独|ひと}}り{{ruby|臣|しん}}のみ{{ruby|船|ふね}}{{ruby|有|あ}}り。{{ruby|漢軍|かんぐん}}{{ruby|至|いた}}るも{{ruby|以|も}}って渡る{{ruby|無|な}}からん。」と。 {{ruby|項王|こうおう}}{{ruby|笑|わら}}いて{{ruby|曰|いわ}}はく、「{{ruby|天|てん}}の{{ruby|我|われ}}を{{ruby|亡|ほろ}}ぼすに、{{ruby|我|われ}}{{ruby|何|なん}}ぞ{{ruby|渡|わた}}ることを{{ruby|為|な}}さん。{{ruby|且|か}}つ{{ruby|籍|せき}}{{ruby|江東|こうとう|}}の{{ruby|子弟|してい}}{{ruby|八千人|はっせんにん}}と、{{ruby|江|こう}}を渡りて{{ruby|西|にし}}せり。{{ruby|今|いま}}{{ruby|一人|いちにん}}の{{ruby|還|かえ}}るもの{{ruby|無|な}}し。{{ruby|縦|たと}}ひ{{ruby|江東|こうとう}}の{{ruby|父兄|ふけい}}{{ruby|憐|あわれ}}みて{{ruby|我|われ}}を{{ruby|王|おう}}とすとも、{{ruby|我|われ}}{{ruby|何|なん}}の{{ruby|面目|めんもく}}ありてか{{ruby|之|これ}}に{{ruby|見|まみ}}えん。{{ruby|縦|たと}}ひ{{ruby|彼|かれ}}{{ruby|言|い}}はずとも、{{ruby|籍|せき}}{{ruby|独|ひと}}り{{ruby|心|こころ}}に{{ruby|愧|は}}ぢざらんや」と。 {{ruby|乃|すなわ}}ち{{ruby|亭長|ていちょう}}に{{ruby|請|い}}ひて{{ruby|曰|いわ}}はく、「{{ruby|吾|われ}}{{ruby|公|こう}}の{{ruby|長者|ちょうじゃ}}たるを{{ruby|知|し}}る。{{ruby|吾|われ}}{{ruby|此|こ}}の{{ruby|馬|うま}}に{{ruby|騎|き}}すること{{ruby|五歳|ごさい}}、{{ruby|当|あた}}る{{ruby|所|ところ}}{{ruby|敵|てき}}{{ruby|無|な}}し。 {{ruby|嘗|かつ}}て{{ruby|一日|いちにち}}に{{ruby|千里|せんり}}を行けり。{{ruby|之|これ}}を{{ruby|殺|ころ}}すに{{ruby|忍|しの}}びず。{{ruby|以|も}}って{{ruby|公|こう}}に{{ruby|賜|たま}}はん。」と。 ==== 句法など ==== *独〜 (ひとり〜ノミ) :{{Ruby|今|いま}} {{Ruby|独|ひと}}り {{Ruby|臣|しん}}のみ {{Ruby|船|ふね}} {{Ruby|有|あ}}り - :今、私だけが船を持っています。 :'''限定'''の意味。 *縦(たとい〜) :「たとえ〜したとしても」の意味。'''逆接の仮定'''。 :縦江東父兄憐而王我 :訳: 「たとえ江東の父兄が私をあわれんで王とするとしても」の意味。 ==== 語釈 ==== :{{Ruby|烏江|うこう}}⸺{{Ruby|安徽省|あんきしょう}}{{Ruby|和県|わけん}}にある渡し場の地名。 :{{Ruby|亭長|ていちょう}}⸺{{Ruby|宿場|しゅくば}}の長。 :{{Ruby|願|ねが}}わくは{{Ruby|大王|だいおう}}{{Ruby|急|すみ}}やかに{{Ruby|渡|わた}}れ⸺「どうか大王さま、いそいで渡ってください」。「願〜」で「どうか〜してください」の意味。'''願望'''を表す。 :{{Ruby|江東|こうとう}}⸺{{Ruby|長江|ちょうこう}}下流の東南のあたりの地域。 :{{Ruby|子弟|してい}}⸺若者。 :{{Ruby|雖|いえど}}も⸺「たとえ〜としても」という逆接の仮定。あるいは「・・・であるけれども」という逆接の確定。この四面楚歌でも、教科書・参考書によって、どちらの訳の場合もある。 :{{Ruby|長者|ちょうじゃ}}⸺徳の高い人。 :- ==== 読解 ==== *{{Ruby|我|われ}}{{Ruby|何|なん}}ぞ{{Ruby|渡|わた}}ることを{{Ruby|為|な}}さん :(いまさら)どうして私が渡るだろうか。(私は渡らない。) :'''反語'''である。 *{{Ruby|籍|せき}}{{Ruby|独|ひと}}り{{Ruby|心|こころ}}に{{Ruby|愧|は}}ぢざらんや :この籍(=項羽)、一人(ひとり)心に、恥じぬことがあろうか。(恥ずべきである。) :'''反語'''である。 === 現代語訳 === そこで項王は東に進み、{{Ruby|烏江|うこう}}の渡し場から({{Ruby|長江|ちょうこう}}を)渡ろうとしていた。{{Ruby|烏江|うこう}}の{{Ruby|亭長|ていちょう}}は、船を準備して待機している。(亭長が)項王に面と向かって言うことは、「たとえ{{Ruby|江東|こうとう}}の地が小さいとしても、土地(の広さ)は千里四方、人口は数十万人、(あなた項王が)また王として君臨するのに充分な土地です。どうか大王さま、急いで(長江を)渡ってください。今、船を持っている者は、私だけです。漢軍がやってきても渡る手段は無いのです。」と。 項王は笑って言った。「天が私を滅ぼそうとしているのだよ。(いまさら)どうして私が渡るだろうか。(私は渡らない。もはや天命は変えられない。)その上、この{{Ruby|籍|せき}}(=項羽)は、(かつて){{Ruby|江東|こうとう}}の若者八千人と{{Ruby|長江|ちょうこう}}を渡って西に進んだのだ。(しかし)今は、一人も(ともに)帰る者がいない。たとえ{{Ruby|江東|こうとう}}の父兄が同情して私を王にさせてくれるとしても、私には何の面目があって、彼らと会えるだろうか。たとえ彼らが言わなくても、この{{Ruby|籍|せき}}(=項羽)、一人(ひとり)心に、恥じぬことがあろうか。(恥ずべきである。)」 そこで{{Ruby|亭長|ていちょう}}に向かって(項羽の)言うには、「あなたが徳の高い人であることが、私には分かった。私がこの馬(={{Ruby|騅|すい}})に乗ることは五年間だが、向かうところ敵なしだった。(そのような名馬です。)かつて一日に千里も走ったこともある。これ(=騅)を殺させるのは忍びない。そこで、あなたに差し上げます。」と。 === 問題 === *項王が烏江を渡らなかったのはなぜか。説明せよ。 主に、次の2つの理由である。 :* 天が自分を滅ぼしていると考えたため、たとえ逃げのびて再起しても、天下の情勢は変わらず、また自分は負けると思ったから。 :* 江東の若者をたくさん死なせてしまったので、その若者の家族などに顔向けできないし、自分もふがいなくて恥ずかしく、そのような自分は生きている価値が無いと思ったから。 == 三 == === 本文 === {{#invoke:Kanbun|kanbun|col=15| \O乃チ令メ[二]騎きヲシテ皆下リテ[レ]馬ヲ歩行セ[一]、持シテ[二]短兵ヲ[一]接戦ス。独リ項王ノ所ノ[レ]殺ス漢軍、数百人ナリ。項王ノ身モ亦タ被ル[二]十余創ヲ[一]。顧ミテ見テ[二]漢ノ騎司馬呂馬童ヲ[一]曰ク、「若ハ非ズ[二]吾ガ故人ニ[一]乎ト。」 馬童面シ[レ]之ニ、指シテ[二]王翳ニ[一]曰ク、「此レ項王也ト。」 項王乃チ曰ク、「吾聞ク漢購フト[二]我ガ頭ヲ千金邑いふ万戸ニ[一]。吾為ニ[レ]若ノ徳セシメント。」 乃チ自刎シテ而死シ、楚ノ地皆降ル[レ]漢ニ。 }} === 書き下し文 === {{ruby|乃|すなわ}}ち{{ruby|騎|き}}をして{{ruby|皆|みな}}{{ruby|馬|うま}}を{{ruby|下|お}}りて{{ruby|歩行|ほこう}}せしめ、{{ruby|短兵|たんぺい}}を{{ruby|持|じ}}して{{ruby|接戦|せっせん}}す。{{ruby|独|ひと}}り項王の殺すところの漢軍、数百人なり。項王の{{ruby|身|み}}も{{ruby|亦|また}}{{ruby|十余創|じゅうよそう}}を{{ruby|被|こうむ}}る。{{ruby|顧|かえり}}みて{{ruby|漢|かん}}の{{ruby|騎司馬|きしば}}{{ruby|呂馬童|りょばどう}}を{{ruby|見|み}}て曰はく、「{{ruby|若|なんぢ}}は{{ruby|吾|わ}}が{{ruby|故人|こじん}}に{{ruby|非|あら}}ずや。」と。{{ruby|馬童|ばどう}}{{ruby|之|これ}}に{{ruby|面|めん}}し、{{ruby|王翳|おうえい}}に{{ruby|指|ゆび}}さして曰はく、「{{ruby|此|これ}}れ項王なり。」と。 項王{{ruby|乃|すなわ}}ち曰はく、「{{ruby|吾|われ}}{{ruby|聞|き}}く{{ruby|漢|かん}}{{ruby|我|わ}}が{{ruby|頭|こうべ}}を{{ruby|千金|せんきん}}・{{ruby|邑万戸|ゆうばんこ}}に{{ruby|購|あがな}}ふと。{{ruby|吾|われ}}{{ruby|若|なんぢ}}が{{ruby|為|ため}}に{{ruby|徳|とく}}せしめん。」と。 {{ruby|乃|すなわ}}ち{{ruby|自刎|じふん}}して{{ruby|死|し}}し、{{ruby|楚|そ}}の{{ruby|地|ち}}、{{ruby|皆|みな}}{{ruby|漢|かん}}に{{ruby|降|くだ}}る。 ==== 語彙 ==== :{{Ruby|故人|こじん}}⸺昔なじみ。 :{{Ruby|自刎|じふん}}⸺みずから首をはねて死ぬこと。 ==== 語釈 ==== :{{Ruby|短兵|たんぺい}}⸺刀・剣などの短い武器。 :{{Ruby|騎司馬|きしば}}⸺騎兵の隊長。 :{{Ruby|面|めん}}シ/{{Ruby|面|そむ}}キ⸺面を「めん」と読むか「そむク、そむキ」と読むかで意味が変わる。「めん」と読む場合、馬童が、いったん項羽を見てから、応永に顔の向きを変えたという意味。「そむク」とした場合、項羽から顔をそむけたという意味。 :{{Ruby|邑万戸|ゆうばんこ}}⸺一万戸の町。 :- === 現代語訳 === そこで皆、馬から下ろさせて歩かせて、刀剣などの短い武器を持って(漢の軍と)接近して戦った。項王が一人で殺した漢軍の数は数百人であった。項王の身もまた、十数カ所も傷を負った。(項王が)振り返って見ると、漢の騎兵隊長である{{Ruby|呂馬童|りょばどう}}がいて、項王の言うには、「おまえは私の{{Ruby|昔なじみ|むかしなじみ}}ではないか。」と。 {{Ruby|馬童|ばどう}}はこれに(項羽に)顔を背け、(漢軍の){{Ruby|王翳|おうえい}}に(項王を)指差して言うには、「こいつが項王だ。」と。 項王はそこで言った。「私の聞いた話では、漢は私の首に千金・一万戸の町の賞金をかけたとな。私は、おまえのために、恩恵を施してやろう。」と。 そして(項羽は)自ら首をはねて自殺した。楚の領地(の者)はすべて、漢に{{Ruby|降伏|こうふく}}した。 == 「四面楚歌」の現在の意味 == 「まわりが敵ばかりで味方が存在しない状況」という意味で、「四面楚歌」は現在、用いられている。 == 項羽の性格の描写 == 検定教科書などに紹介される項羽についての描写では、『鴻門之会』でも『四面楚歌』でも、感情的であり冷静な判断ができないという欠点のある一方で、人情味があり、それなりに義理堅い人物として書かれている。 この『四面楚歌』の項羽の最期でも、かつての部下の{{Ruby|呂馬童|りょばどう}}に項羽の命を狙われても、項羽は、そのことをを{{Ruby|咎|とが}}めないのである。 『鴻門之会』の前での項羽の行動は、函谷関の関所を攻撃したりと、攻撃的であり、短気である。しかし、その一方で、『四面楚歌』では項羽は負けを悲観して自殺もする。 たとえば『鴻門之会』では、自分に謝罪しにきた{{Ruby|沛公|はいこう}}を許し、その沛公を助けにきた{{Ruby|樊噲|はんかい}}を高く評価したかのように記述されており、項羽は人情味がある人物として書かれている。 どちらにせよ、項羽の行動の方針は、「生き延びる」という観点では一貫しておらず、項羽は感情的な人物として描かれている。 ただし、このような、項羽の人物像は、実際の人物像とは異なる可能性がある。 *項羽と沛公の対比 一方、{{Ruby|沛公|はいこう}}の人物像は、史実などでの、この四面楚歌のあとの展開を知っていると分かるのだが、沛公は冷酷な人物である。 この四面楚歌の戦争で沛公の勝利のために功績を立てた部下である{{Ruby|韓信|かんしん}}を、沛公は、韓信の勢力が大きくなって自分が滅ぼされることを恐れ、韓信を{{Ruby|滅|ほろ}}ぼすのである。 なお、この韓信は、「{{Ruby|背水の陣|はいすいのじん}}」でも有名な戦闘で、勝利した男でもある。このように韓信は、沛公のために何度も戦闘を指揮して功績をおさめた、優れた部下である。だが、その韓信を、沛公は滅ぼすのである。 おそらく『史記』での項羽の人物像は、この冷酷な沛公とは対比的に項羽が描かれているため、項羽が人情深い人物かのように描かれているのであろう。 [[Category:高等学校教育_国語_漢文_歴史書_史記|しめんそか]] s5li8b8k6t0h6ovz7r2cy6v4bq4dgrs 利用者:AkiR27User 2 47561 299504 299416 2026-05-13T12:13:45Z AkiR27User 90873 トランプタワー追加 299504 wikitext text/x-wiki AkiR27Userです。主に趣味の'''[[トランプ|トランプゲーム]]'''に関したページを作成・編集を行っています。初心者で拙いところもありますが、どうぞよろしくお願いします。 作成・編集ページに関して気になることや、ご指摘がありましたら、ぜひ[[利用者・トーク:AkiR27User|'''トークページ''']]までお願いします。今後の改善に役立てたいと思います。 == '''作成・編集ページ''' == ※5/11時点 '''編集''' * [[トランプ]] * [[トランプ/クロンダイク|クロンダイク]] * [[トランプ/スピード|スピード]] * [[トランプ/ジンラミー|ジンラミー]] * [[トランプ/15点|15点]] * [[トランプ/ババ抜き|ババ抜き]] * [[トランプ/七並べ|七並べ]] * [[トランプ/神経衰弱|神経衰弱]] * [[トランプ/戦争|戦争]] * [[トランプ/ページワン|ページワン]] * [[トランプ/うすのろ|うすのろ]] * [[トランプ/ダウト|ダウト]] * [[トランプ/ぶたのしっぽ|ぶたのしっぽ]] * [[トランプ/たこ焼き|たこ焼き]] * [[トランプ/アメリカンページワン|アメリカンページワン]] * [[トランプ/セブンブリッジ|セブンブリッジ]] * [[トランプ/ハーツ|ハーツ]] * [[トランプ/ノー・カード|ノー・カード]] * [[トランプ/フォア・ジャックス|フォア・ジャックス]] * [[トランプ/29|29]] * [[トランプ/51|51]] * [[トランプ/ローリング・ストーン|ローリング・ストーン]] * [[トランプ/銀行|銀行]] * [[トランプ/お金|お金]] * [[トランプ/ホイスト|ホイスト]] * [[トランプ/大富豪|大富豪]] * [[トランプ/ナポレオン|ナポレオン]] * [[トランプ/ポーカー|ポーカー]] * [[トランプ/ブラックジャック|ブラックジャック]] * [[コントラクトブリッジ]] * [[トランプ/ニックネーム|ニックネーム]] * [[トランプ/ウインクキラー|ウインクキラー]] '''作成(トランプゲーム)''' * [[トランプ/クロック|クロック]] * [[スラップジャック]] * [[トランプ/かぶ|かぶ]] 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<s>2026/04/18:トランプゲームに関する沢山のページに、私が新しく作ったカテゴリ[3人以上で遊べるトランプゲーム]を追加します。編集履歴(あるのかはわかりませんが…)の同じ時間帯に編集したことが沢山出てくると思いますが、荒らしではないということをご了承ください。</s> <s>すみません。また新しいカテゴリを作成しましたのでよろしくお願いいたします。</s> 完了しました。 f46y94j0xev5alcsjhpjveh75s1s19f トーク:初等数学公式集/解析幾何 1 47851 299509 299247 2026-05-13T14:07:52Z Tkkn46tkkn46 89925 /* 今後の参考にして下さい。3次元の距離 l: と 直線l: の同じ記号。何とかならなかったものですか。 */ 新しい節 299509 wikitext text/x-wiki == wikibooksの方言ですか。事例を探しています。 == 事例を探しています。カテゴリー、ジャンルは何でも。法文でも。 >...厳密性は求められません。(コンメンタール執筆ガイドラインより) ①コロン:: 使い方について。 座標にコロンが多数あります。F:(,)不要に思いました。←←←多数 平面 2点間の関係 ・距離:AB= ←←← 距離AB: 又は 距離AB= ・m:nに内分する点P:( ←←← コロンが紛らわしい 双曲線: ←←← コロン不要 媒介変数:t ←←← コロン不要 ②セミコロン;の使い方について。 その他の; x軸対称移動 の行 他←←← : の意味ですか。多数 ③中点・ の使い方について。 3点A・B・Cを結んで →→→ カンマ、への意味です。 参考.2点(,)、(,)を通る式  参考 同一直線にない3点(.)... ④「捉えられる文」? 3箇所 と捉える →→→とする 捉えることができる →→→となる ⑤理解しても良い。→→→ となる。 ⑥?「ことが文」 と表すことができる。→→→ と表せる。又は となる。 双曲線であることがわかる。→→→ 双曲線である。 平面上にあることとなる。 得ることができる。 一意に決めることができる。 ⑦⑧?「なおである時またならば文」 平面の式の一般式 d≠の時...=1 ??? 1の意味がわかりました。 d=の時 ⑨「有さない文」 ⑩直行する。→→→直交する。--[[利用者:Tkkn46tkkn46|Tkkn46tkkn46]] ([[利用者・トーク:Tkkn46tkkn46|トーク]]) 2026年3月31日 (火) 10:54 (UTC) :変だと思ったら自分で直してください。それが編集に参加するということです。--[[利用者:Tomzo|Tomzo]] ([[利用者・トーク:Tomzo|トーク]]) 2026年3月31日 (火) 11:59 (UTC) :なお、誤字は直しますが、ご指摘は基本的に考えて編集したものなので強い根拠がなければ拒否します(多分AIに相談しましたね。あれは結構嘘をつきますよ)。--[[利用者:Tomzo|Tomzo]] ([[利用者・トーク:Tomzo|トーク]]) 2026年3月31日 (火) 12:08 (UTC) == 媒介変数表示の行頭の記号について、高校数学で、中点・でなく 中括弧の左?{でした。 == (状況・状態の報告) <math>\begin{cases} x = x_1 + at \\ y = y_1 + bt \end{cases}</math>と表せ、 (状況等の評価) 初等数学 と 高校数学  は異なる数学である。 (状況等の改善の提案) ページ最後に、関連項目の追加の検討をお願いします。 <nowiki>== 関連項目 ==</nowiki> <nowiki>*</nowiki> <nowiki>[[高等学校数学C/平面上の曲線#媒介変数表示]]</nowiki> (提案の理由) ページ最後に関連項目の追加が、わかりやすい。修正は不要です。 >...(中点は?)基本的に考えて編集したもの... 参考例 [[トランプ#関連項目]] >...論理的な問いかけをもらえれば、..(利用者・トーク:Tomzoより) でした。--[[利用者:Tkkn46tkkn46|Tkkn46tkkn46]] ([[利用者・トーク:Tkkn46tkkn46|トーク]]) 2026年4月5日 (日) 10:04 (UTC) :論理が一貫していません。 ::(状況・状態の報告)-現在ページの記述はこうなっている(A)と言う報告。 ::(状況等の評価)AはBという観点から不適当であるという評価 :::現在の記述では「報告」と「評価」は無関係です。 ::(状況等の改善の提案) :::Aに対する改善を言っていません。 ::(提案の理由) :::「関連項目」の追加を行っているのであれば、その理由として感覚にしかなっていません。 :いじょう、あなたの記述が論理的でないことを説明しました。--[[利用者:Tomzo|Tomzo]] ([[利用者・トーク:Tomzo|トーク]]) 2026年4月5日 (日) 12:43 (UTC) == 目次ページと条文ページ? の見出しの数が不揃い。 == 目次ページ [[初等数学公式集]] 条文ページ? [[初等数学公式集/解析幾何]] 判例ページ? [[初等数学公式集/解析幾何/コラム]] ①目次ページと条文ページ? の見出しの数が不揃い。  過不足があるのは、わかりにくい。レベルも一致して下さい。 ②条文ページ?は、条数?始まりが望ましい。目次の見出しに揃える。 ③判例ページ?(コラム)が目次ページに載っていない。  そのため、条文ページを思いつきで作成しているように見えます。 条文ページ内の構成:解析幾何 1. 平面 レベル2 1.1 2点間の関係 レベル3 1.2 関数のグラフの移動 レベル3 1.2.1 平行移動 レベル4 ??? その他 目次ページにない。 ??? 離心率 ??? コラム 目次ページのどこ >...感覚にしかなっていません。 でした。--[[利用者:Tkkn46tkkn46|Tkkn46tkkn46]] ([[利用者・トーク:Tkkn46tkkn46|トーク]]) 2026年4月11日 (土) 03:13 (UTC) == 表示の検討よろしくお願いします。 == ①その他 内で、 a b のフォント? 統一。異なった記号に見えます。 ②2平面の交線 内で、 1.平面1及び平面2 → 平面Π1及び平面Π2--[[利用者:Tkkn46tkkn46|Tkkn46tkkn46]] ([[利用者・トーク:Tkkn46tkkn46|トーク]]) 2026年4月13日 (月) 03:55 (UTC) :①について :字体の統一がとられていない意味がわかりました。申し訳ありませんでした。 :[[Wikibooks:スタイルマニュアル#数式の様式]] より :><math>タグ...多用するとページの表示を遅くする原因になる...--[[利用者:Tkkn46tkkn46|Tkkn46tkkn46]] ([[利用者・トーク:Tkkn46tkkn46|トーク]]) 2026年5月4日 (月) 21:38 (UTC) == 「における_文」「とき_時_文」「を表す_文」== における接線→の接線 における法線→の法線 のとき の時 グラフを表す式→グラフの式 直線の式 → ないです。直線を表す式 --[[利用者:Tkkn46tkkn46|Tkkn46tkkn46]] ([[利用者・トーク:Tkkn46tkkn46|トーク]]) 2026年4月13日 (月) 13:49 (UTC) == 「点と直線の関係」 内の 「点と直線がなす平面」 は、平面の定義だと思いました。 == :点 と 直線 と 平面。3つ。平面は、余計。 :検討よろしくお願いします。 --[[利用者:Tkkn46tkkn46|Tkkn46tkkn46]] ([[利用者・トーク:Tkkn46tkkn46|トーク]]) 2026年4月19日 (日) 03:18 (UTC) == 今後の参考にして下さい。球面の方程式 でした。高等学校数学C#ベクトルより == :[[高等学校数学C/ベクトル#球面の方程式]]を参考にしました。 :[[初等数学公式集/解析幾何#球面の式]] :①球面の式 →球面の方程式 :②球の方程式→球面の方程式 :③接する平面 だから字下げ。 :④接する平面の式。の式。 :⑤リンク または 関連項目で対応でも。 :⑥目次の[[初等数学公式集#解析幾何]]内にあります。 :今後の参考にして下さい。 :(参考)[[初等数学公式集/解析幾何#接線の方程式]] ::接線の式になっていませんでした。方程式でした。 --[[利用者:Tkkn46tkkn46|Tkkn46tkkn46]] ([[利用者・トーク:Tkkn46tkkn46|トーク]]) 2026年5月2日 (土) 11:12 (UTC) == 今後の参考にして下さい。「(?ただ)の関係」じゃなくて、「の位置関係」はどうですか。 == 10箇所。[[初等数学公式集/解析幾何#点と直線の関係]]--[[利用者:Tkkn46tkkn46|Tkkn46tkkn46]] ([[利用者・トーク:Tkkn46tkkn46|トーク]]) 2026年5月6日 (水) 09:53 (UTC) == 今後の参考にして下さい。3次元の距離 l: と 直線l: の同じ記号。何とかならなかったものですか。 == :[[初等数学公式集/解析幾何#点と平面の関係]] :距離 l: と 直線l: :(例1) :>...時、定点Fを焦点、直線Lを準線という。 :?距離dは、使いづらいです。 :?ページ後半は、直線l1,l2でした。 :(例2) :[[初等数学公式集/解析幾何#直線]] :>点Pと直線L :2次元の場合です。 :(例3) :[[初等数学公式集/解析幾何/証明]] :直線 L上で最短となる点 :(例4) :[[高等学校数学A/図形の性質#直線と平面の位置関係]] :高等学校数学A のal記号は小文字でした。 :節、目?が異なるから、意味が通じるケースです。 :今後の参考にして下さい。 --[[利用者:Tkkn46tkkn46|Tkkn46tkkn46]] ([[利用者・トーク:Tkkn46tkkn46|トーク]]) 2026年5月13日 (水) 14:07 (UTC) h3kks98j5dfyy3lxwiwfwmycuny2z02 トーク:初等数学公式集/解析幾何/証明 1 47852 299508 298324 2026-05-13T14:01:37Z Tkkn46tkkn46 89925 /* 今後の参考にして下さい。ドッチの?とおり 文。とおり→通り。 */ 新しい節 299508 wikitext text/x-wiki == wikibooksの方言ですか。事例を探しています。 == 事例を探しています。カテゴリー、ジャンルは何でも。法文でも。 ①「あるので文」 直線L上で最短となる点 の時であるので、→→→の時で、 ②「ことができて文」 払うことができて、→→→ 払えて、 公式を得ることができる。→→→ 公式を得る。 ③④「直行することがわかる文」 直行することがわかる。→→→ 直交する。ちょっこう ?ちょくこう ⑤「言うこと文」 であると言うことが証明された。→→→であると証明された。 求めると言う証明法もある。 →→→ 求める証明法もある。--[[利用者:Tkkn46tkkn46|Tkkn46tkkn46]] ([[利用者・トーク:Tkkn46tkkn46|トーク]]) 2026年3月31日 (火) 10:58 (UTC) :変だと思ったら自分で直してください。ただ言い回しは単に好みの問題です。--[[利用者:Tomzo|Tomzo]] ([[利用者・トーク:Tomzo|トーク]]) 2026年3月31日 (火) 12:00 (UTC) == 「ただ言い回し」(前話題より)解答で、部分点を筆記試験でもらえるかです。事例を探しています。 == ①初等数学と法文の筆記試験で分けて回答してもらうと助かります。 私は、出題した事がないので出題者採点者の気持ちがわかりません。解答で問題文の「ただ言い回し」見て、ナメトントノカ〜減点してるやるぞと思うか、頑張ってるね〜と思うか、スルーか、です。 ②「問題文のただ言い回し」の解答事例を教えて下さい。本試験で手も足もでない問題が出た。一生懸命ですから、言い回しは使えますか。部分点ネライです。wikibooks効果です。--[[利用者:Tkkn46tkkn46|Tkkn46tkkn46]] ([[利用者・トーク:Tkkn46tkkn46|トーク]]) 2026年4月13日 (月) 03:27 (UTC) == 今後の参考にして下さい。ドッチの?とおり_文。とおり→通り。 == :5箇所です。私は考えていませんでした。 :>ただ言い回しは単に好みの問題です。 :でした。 --[[利用者:Tkkn46tkkn46|Tkkn46tkkn46]] ([[利用者・トーク:Tkkn46tkkn46|トーク]]) 2026年5月13日 (水) 14:01 (UTC) 9gzmr88k3gxctg58bnq8263zs095kzq トーク:初等数学公式集/初等幾何 1 47934 299510 299464 2026-05-13T14:12:07Z Tkkn46tkkn46 89925 /* 今後の参考にして下さい。相互を削除です。 */ 新しい節 299510 wikitext text/x-wiki == ながさ を 長さ に置換をお願いします。 == 30箇所です。--[[利用者:Tkkn46tkkn46|Tkkn46tkkn46]] ([[利用者・トーク:Tkkn46tkkn46|トーク]]) 2026年4月17日 (金) 21:27 (UTC) == 今後の参考にして下さい。5心→五心。6箇所。 == :[[初等数学公式集/初等幾何#三角形の5心のベクトル表示]] :(参考) :>...三角形の五心(重心、内心、傍心、外心、垂心)の位置ベクトル... :差し戻しのご迷惑をかけないためトークにしました。 --[[利用者:Tkkn46tkkn46|Tkkn46tkkn46]] ([[利用者・トーク:Tkkn46tkkn46|トーク]]) 2026年5月12日 (火) 11:15 (UTC) == 今後の参考にして下さい。相互を削除です。 == :[[初等数学公式集/初等幾何#5心相互の関係]] :5心相互の関係→5心の関係 :(参考))[[初等数学公式集/解析幾何#点・直線・平面の関係]] :?点・直線・平面の位置関係 →点・直線・平面の相互関係 がよかったかも。 :差し戻しのご迷惑をかけないためトークにしました。 --[[利用者:Tkkn46tkkn46|Tkkn46tkkn46]] ([[利用者・トーク:Tkkn46tkkn46|トーク]]) 2026年5月13日 (水) 14:12 (UTC) d9mqo9teq1gs8lr70jihmq0jswae7n8 トランプ/トランプタワー 0 48077 299502 2026-05-13T12:12:35Z AkiR27User 90873 トランプタワーについてまとめました 299502 wikitext text/x-wiki [[ファイル:House of Cards (4457615801).jpg|代替文=トランプタワー|サムネイル|269x269ピクセル|トランプタワー]] トランプタワー(Trump Tower)は、トランプカードを使って立体的な建物を組み立てる遊びです。特別な道具を必要とせずに、バランス感覚と集中力を楽しむことができます。 == 所要 == '''概要''' * トランプカード * 平らで安定した机 * 風のない環境(出来れば) == ゲーム == [[ファイル:トランプタワーで使用する図.svg|中央|フレームなし|763x763ピクセル|トランプタワーの作り方を表した図]] トランプタワーは、“逆V字型”を積み重ねて作ります。 '''三角形の作り方''' # カードを2枚用意する # それぞれを「逆V字型」に立てます # 2枚の上端が軽く触れるようにして支え合います これがタワーの最小単位となります。 '''1階の作り方''' * 逆V字型を横に2~3個並べます * その上にカードを横向きに寝かせて橋のように置いて、1階が完成します '''2階以上の作り方''' * 1階の横向きのカードの上に、再び逆V字形をいくつか作り、その上に横向きのカードを置きます * これを繰り返すことで階層が増えます == コツ == * 新品は滑りやいので難易度が高いです * 横向きにカードを置くときは、中央に置くといいでs {{デフォルトソート:とらんふたわあ}} [[カテゴリ:トランプ]] [[カテゴリ:カードゲーム]] r016gvj9uipgcwqgajb137a3pvg34fn