ウィキバーシティ jawikiversity https://ja.wikiversity.org/wiki/%E3%83%A1%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%82%B8 MediaWiki 1.45.0-wmf.6 first-letter メディア 特別 トーク 利用者 利用者・トーク Wikiversity Wikiversity・トーク ファイル ファイル・トーク MediaWiki MediaWiki・トーク テンプレート テンプレート・トーク ヘルプ ヘルプ・トーク カテゴリ カテゴリ・トーク School School‐ノート Portal Portal‐ノート Topic Topic‐ノート Transwiki Transwiki‐ノート TimedText TimedText talk モジュール モジュール・トーク YOYU論文ツアー 0 6615 21456 21452 2025-06-22T00:11:08Z みつひし 12388 リンク追加 21456 wikitext text/x-wiki *[[YOYU is not GNU]] *[[YOYUライブラリを用いた中間表現可視化と多段コンパイラ支援フレームワーク]] *[[YOYUにおけるスコープとクロージャの統一モデル]] *[[YOYUにおけるプログラムカウンタとスタックの表現]] *[[YOYU Stack:縮小共有・分岐拡張を持つ汎用スタック構造]] *[[YOYU Stackの改良:リファレンスカウンタの導入]] *[[YOYU地図:構文解析の地形モデル]] *[[コードより先に伝わるYOYUの思想]] *[[YOYUハッシュテーブルの最適化:mod前ハッシュ値の活用]] *[[Dequeue命名規則:PushIn / PopOut / PushOut / PopIn]] *[[YOYUとは数学の結果である]] *[[型付きLISPの再評価:ソース言語ではなく中間表現として]] *[[共通部分式最適化をしないという選択:明示的中間表現と責任の分離]] *[[構文木を構文木で書き換える:YOYUにおける自己記述的中間表現]] *[[意味のないScheme:構文木としてのS式LISP]] *[[YOYU Stackの改良:gspによるアセンブラレベルの採用]] *[[YOYU Stackを支える設計哲学:構文ではなく設計による分離]] *[[命名と設計哲学:YOYUにおける省略と明示のバランス]] *[[YOYU設計思想集]] *[[二段階ディスパッチによるトークン分類の最適化]] *[[YOYUとマイクロカーネル —— 理想の実行環境への憧憬]] *[[関数呼び出しの非同期実行のための汎用的なリクエストオブジェクトの構造]] *[[固定長リサイクルヒープと、それに紐づくスマートポインタ的オブジェクト(Cell)を、型証明と資源管理の両方に使うアイデア]] [[Category:計算機科学]] [[Category:プログラミング]] [[Category:YOYU]] q3x4hex2epobqnw8xxzs9hovpbzrnao 固定長リサイクルヒープと、それに紐づくスマートポインタ的オブジェクト(Cell)を、型証明と資源管理の両方に使うアイデア 0 6634 21457 2025-06-22T00:13:00Z みつひし 12388 起稿 21457 wikitext text/x-wiki === 概要 === 本稿では、固定長リサイクルヒープと、そこから確保されるスマートポインタ的なオブジェクト(以下、Cell と呼ぶ)を一体の構造として捉え、それを型安全かつ資源効率的なプログラミングの基盤とする概念を提示する。 この構造は、 型システムの中にメモリ管理の単位を埋め込む ことで型証明とリソース制御を同時に行い、 汎用的なスマートポインタ構文(Deref/DerefMut)と一致する操作性 を持ち、 メモリ確保と解放をリクエストとして抽象化することが可能 であり、 スレッドセーフな並列処理を自然に構成する下地 となる。 このような設計により、従来のガーベジコレクションや所有権制御とは異なる、新たなメモリ管理と型抽象の統一構造が実現できる。 === 構造の基本定義 === 以下の構造を提案する: CellHeap<T> — 固定長のブロックをリサイクルする型付きヒープ。 Cell<T> — 上記ヒープに属する確保済みオブジェクトへのスマートポインタ的な構造体。 使用例: let v = Cell::new(Vec3 { x: 1, y: 2, z: 3 }); println!("{}", v.x); 内部的には Cell<T> は *mut T と &'static CellHeap<T> を持ち、Drop実装により自動でヒープへ返却される。Deref/DerefMutにより通常の Box<T> と同様に扱える。 === 汎用Request構造との接続 === Cell のような構造は、より汎用的なリクエストモデル: struct Request<T> { function: fn(*mut T), data: *mut T, } の一例であると考えられる。この Request モデルでは、関数呼び出しそのものを構造化し、 1. リクエストをスレッド間のキューに積む。 2. 任意のスレッドが process_all() により逐次処理する。 3. 呼び出し元スレッドは完了を同期的に待つことができる。 という仕組みが成り立つ。これは alloc() や free() のような資源管理だけでなく、任意の関数呼び出しに対して適用できる。 === 型証明と資源管理の統合 === Cell<T> の型情報には、実行時メモリサイズだけでなく、対応する専用ヒープ(CellHeap<T>)の存在が含意されており、型 = 所属リソース という構造が成立する。これは従来の型理論とガーベジコレクションによる資源追跡を融合した新しい設計論である。 === 応用可能性 === この設計思想は、以下のような応用に発展し得る: 自作ランタイム/VM におけるセル構造 構文解析器・抽象構文木のノード管理 actor モデル、ゲームエンジンなどリアルタイム系資源制御 組み込み向けの明示的リソース管理 == 提案の開放性 == 本稿で提示された構造(Cell、およびその背後にある固定長リサイクルヒープの思想)は、特定の言語や実装技術に縛られず、広く適用可能な構造的アイデアである。 筆者はこの構造を命名し、その構成要素と理論的利点を記述したが、特定のライブラリや実装を所有する意図はない。 > '''実装や応用は誰が行ってもよい。''' ただし、この構造が明確にここに記述され、定義されたという事実だけは記録されている。 このような「構造の先行的提示」によって、後世の実装者が自由に展開・発展させられる土壌が形成されることを望む。 [[Category:計算機科学]] [[Category:プログラミング]] [[Category:YOYU]] cgw5qo59i9oq30z3cwfaubxnh7wo0xy 21458 21457 2025-06-22T03:37:11Z みつひし 12388 レイアウト修正 21458 wikitext text/x-wiki === 概要 === 本稿では、固定長リサイクルヒープと、そこから確保されるスマートポインタ的なオブジェクト(以下、Cell と呼ぶ)を一体の構造として捉え、それを型安全かつ資源効率的なプログラミングの基盤とする概念を提示する。 この構造は、 型システムの中にメモリ管理の単位を埋め込む ことで型証明とリソース制御を同時に行い、 汎用的なスマートポインタ構文(Deref/DerefMut)と一致する操作性 を持ち、 メモリ確保と解放をリクエストとして抽象化することが可能 であり、 スレッドセーフな並列処理を自然に構成する下地 となる。 このような設計により、従来のガーベジコレクションや所有権制御とは異なる、新たなメモリ管理と型抽象の統一構造が実現できる。 === 構造の基本定義 === 以下の構造を提案する: CellHeap<T> — 固定長のブロックをリサイクルする型付きヒープ。 Cell<T> — 上記ヒープに属する確保済みオブジェクトへのスマートポインタ的な構造体。 使用例: let v = Cell::new(Vec3 { x: 1, y: 2, z: 3 }); println!("{}", v.x); 内部的には Cell<T> は *mut T と &'static CellHeap<T> を持ち、Drop実装により自動でヒープへ返却される。Deref/DerefMutにより通常の Box<T> と同様に扱える。 === 汎用Request構造との接続 === Cell のような構造は、より汎用的なリクエストモデル: <syntaxhighlight lang="rust"> struct Request<T> { function: fn(*mut T), data: *mut T, } </syntaxhighlight> の一例であると考えられる。この Request モデルでは、関数呼び出しそのものを構造化し、 1. リクエストをスレッド間のキューに積む。 2. 任意のスレッドが process_all() により逐次処理する。 3. 呼び出し元スレッドは完了を同期的に待つことができる。 という仕組みが成り立つ。これは alloc() や free() のような資源管理だけでなく、任意の関数呼び出しに対して適用できる。 === 型証明と資源管理の統合 === Cell<T> の型情報には、実行時メモリサイズだけでなく、対応する専用ヒープ(CellHeap<T>)の存在が含意されており、型 = 所属リソース という構造が成立する。これは従来の型理論とガーベジコレクションによる資源追跡を融合した新しい設計論である。 === 応用可能性 === この設計思想は、以下のような応用に発展し得る: 自作ランタイム/VM におけるセル構造 構文解析器・抽象構文木のノード管理 actor モデル、ゲームエンジンなどリアルタイム系資源制御 組み込み向けの明示的リソース管理 == 提案の開放性 == 本稿で提示された構造(Cell、およびその背後にある固定長リサイクルヒープの思想)は、特定の言語や実装技術に縛られず、広く適用可能な構造的アイデアである。 筆者はこの構造を命名し、その構成要素と理論的利点を記述したが、特定のライブラリや実装を所有する意図はない。 > '''実装や応用は誰が行ってもよい。''' ただし、この構造が明確にここに記述され、定義されたという事実だけは記録されている。 このような「構造の先行的提示」によって、後世の実装者が自由に展開・発展させられる土壌が形成されることを望む。 [[Category:計算機科学]] [[Category:プログラミング]] [[Category:YOYU]] taarslqmottni0cm3b2xab94wyieuz1